鬱屈した男の祈り。
この作品は「破滅派」「カクヨム」にも掲載しています。859文字
最終更新:2022-03-28 07:00:00
859文字
会話率:0%
立ち枯れた木立ちと、荒涼たる大地がどこまでも広がる故郷を飛び出して、ルシオは幼い頃から憧れていた旅に出た
ーーの、だが。
ひょんな事から、大陸中を巻き込んだ魔族との大戦に巻き込まれてしまい、大陸中央三ヶ国が結成した同盟軍の総大将として人
間の国々を勝利に導き、戦後は大陸の若き英雄として、いつの間にかルシオは三カ国の一つであるアンヌーレシア王国の主将の座におさまっていた。
あからさまな好意を向けてくるお姫様や、
何かにつけて王位を譲ろうとしてくる王様、自分を英雄扱いする人々に囲まれて、退屈を絵に描いたような書類仕事に追われる日々...
「違う! 俺が憧れていたのはこんなのじゃない!」
遂に我慢の限界を迎えたルシオは、まだ見ぬ風景や、新しい出会い、あと屋台巡りとか、を求めて、王都を旅立つ(逃げ出す)ことを決意する。
それが彼の一族に課せられた使命、大いなる闇との戦いの幕開けになるとは思いもよらず。
人間、エルフ、ドワーフ、様々な種族が暮らす、幻想の海に浮かぶ大陸を巻き込んだ偉大なる物語が、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-15 15:00:00
310365文字
会話率:28%
理不尽な運命に疲れ、世界を呪い、自らの生を罪とし、進んだ道のない先。
―― 自殺 ――
しかし、その進んだ道のない先には、地獄が待っていた。
荒涼と悪意が溢れた世界では、自殺を選んだ者たちは、意識が崩壊し、何も感じなくなるまで
化け物たちに惨殺されつづけ、来世には感情を持たない生き物に生まれ変わる。
そんな輪廻の中に、新たに踏み込んだ高校1年生の鳴無 蓮(おとなし れん)。剣道部部長であった彼は、刀を手に、生きる意味を考えながら、死を選んだ闇を抱える仲間たちと戦いに明け暮れることになる。
ゴブリン、ミノタウロス、サイクロプスなどの化け物が死を教える。邪念を纏い圧倒的な強さで襲いくる黒の騎士。
苦難を乗り越え、心が折れながらも、人として生きていく意味を見つけていくための冒険譚。
命を蒼く燃やし、想いを刃に乗せ、一度受け入れた死に向き合え。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 15:00:00
31664文字
会話率:39%
腹が減ってるんだ。
ならば満たしましょう。
何も掴むことのできない因果を押し付けられた少年が運命に抗って手にした奇跡。
世界のコトワリを読み解くに至った血の通わない知性体は奇跡という名の矛盾と邂逅し、初めての選択をする。
すべての因果が行
き着く果ての世界にて、少年は知性体に導かれ、叶わなかった欲望を満たす。
『相手はホーンドラビット。鋭くとがった角には注意して。』
「で、うまいのか?」
『あら、私を食べログ代わりに扱うなんていい度胸ね、エヌ?』
「……行こう、アライメント。指示を頼んだ」
『あらあら、慌てちゃって。お可愛いこと』
荒涼とした大地。
文明崩壊の果て、一度は人類滅亡の危機に瀕したこの世界。
いまだ反撃の狼煙もあげられず、異形のモンスターに蹂躙される人類の生存圏。
うち、一つの片隅にあるゴミ捨て場から、少年エヌと知性体アライメントの世界を壊す物語が始まる。
※作中にこのような台詞は一切ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-10 00:00:00
83611文字
会話率:47%
私が子供の頃から愛してやまない一点の広大な風景画。そこに描かれているのは荒涼とした岩山に挟まれた、全く人けのない曲がりくねった寂しげな小路。蛇行する川に架けられた連続アーチ橋も、誰かを向こう岸へと渡す役目を果たすこともできず、ひっそりと静
かに佇んでいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 22:17:52
836文字
会話率:0%
世界が丸いことが証明され、すべての大陸が発見され、そして宇宙の存在にすら人々が気づき始めた時代。
神々の時代から続く長い歴史の果て、かつて秘儀とされた魔法の数々は技術として広く普及し、産業の発展をもたらした。世界は狭くなり、異なる文化が
繋がり、そしていくつかの悲劇を経て、人類は安定と発展の時を迎えようとしていた。
そんな中、世界各地で不思議な噂が流れる。霧とともに現れては消える巨大な城「島船」と、それを追う、奇妙な旅人。
……荒涼たる砂漠へ、果てなき森林へ、絢爛たる大都市へ。それは、ひとりの男が、愛と魂を取り戻そうと歩み続ける、長い長い旅の物語だった。
『海と炎のアマーリロ』
・世界暦196年 暗黒大陸中西部・チエロニア領アマーリロ
チエロニアの冒険者カルロスと、ツァン諸族の英雄フ・クェーンの同盟から200年。
先住民ツァン諸族とチエロニア移民が共栄するアマーリロ湾は分裂の危機にあった。『海の悪魔』が群れを成して暴れまわり、アマーリロの平和と繁栄を脅かしていたのだ。
「これはツァン族魔術師の仕業である」
噂は、ふたつの民族の結束に、静かに亀裂を走らせていく。
そんな中、突如海に現れた「島船」。幻のようにたどり着けない、霧をまとう城。
それからひと月。火の山を越え、荒野を抜け、大河を渡り、一人の旅人がアマーリロの地にたどり着く。
※これは、ある世界を旅する、ある旅人の物語を、一話完結型?で綴っていくものです。
※この「海と炎のアマーリロ」が最初の物語となります。一応書きあがっていますが、今現在でも「序」を含め、19万字ほどになっています。推敲・加筆・修正などをしつつ、少しずつ投稿する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 20:00:00
202090文字
会話率:42%
隔離だ レイジ... 嫌いだ これらは、Erza Seven Lycorisが覚えて以来ずっと抱いてきた心を突き刺す感情のほんの一部です。
彼の破壊点の先端に発見されたとき、Erzaは答えを探します。 確かに狂気の瀬戸際に彼を悩ませて心痛
む感情を廃止するキー、。
荒涼と凍結路地で終わった後、彼はひまりという名前の女の子を満たしています。 誰が、彼の知識ではなく、この世の力を振るう。
彼は愛と愛情に自信を置くのだろうか? 運命を無視し、彼の精神的健康問題の原因を明らかに? それとも、彼は未知の真実を明らかにしようとする試みで暗闇の中に深く掘り下げるのだろうか?
Isolation. Rage. Hate. These are but a few of the heart-piercing emotions that Erza Seven Lycoris has harbored ever since he could remember.
When found on the tip of his breaking point, Erza hunts for answers. A key, that would surely abolish the mind-wrenching emotions that haunt him to the brink of insanity.
After ending up in a bleak and freezing alleyway, he meets a girl named Himari. Who, not to his knowledge, wields unearthly powers.
Will he place his confidence in love and affection? Defy fate and uncover the causes of his mental health issues? Or will he delve deep into darkness in an attempt to uncover unknown truths?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 16:43:14
4337文字
会話率:0%
シンディオ王国。広大な国土と荒涼とした山間部に囲まれるこの国は、独自の文化を築いていた。
そのシンディオ王国で生まれた王族のシンは、人間の姿と獅子獣人の二つの姿を持つ、人ならざる存在ーーーーいわゆる獣人であった。
この世界では、生まれた時
から基本的な属性が振り分けられる。シンは基本的な属性には当てはまらず、かつ特殊属性の中でも異端中の異端である「模倣」属性を持っていた。この模倣属性は、この属性だけでは何も魔法は使えないが、一度自分が受けた魔法や、見た魔法を再現し、自分の中で昇華して使えるというもの。
人ならざる立場であり、かつ能力も異端な彼は、様々な仲間と共に、彼だけの誰も差別を受けず、平等に生きることが出来る国を作ろうと奮闘するーーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 09:31:01
24998文字
会話率:52%
この世界、セプトレーフは七つに分断されていた――
昔々の大昔。
神々がまだ地上にいた頃のこと。
善神ギリトワイスと邪神アレクバイド。強大な力を持つ二柱の神が人の処遇を巡って相互に争った。
アレクバイドの一撃で世界は七つに引き裂かれ、ギリ
トワイスの聖なる力で邪神が封印された後も、七つに分かたれたままとなった。
分断された欠片の世界の上で、それでも人々は生き続ける。
第一の欠片は世界のかつての世界の中心、ネセルテ
第二の欠片は水に愛されし群島の国々が集う、ラテウ
第三の欠片は火を噴く山と荒涼たる砂漠が広がる、イフレ
第四の欠片は峻嶮な峰が風舞い踊る草原に聳える、二ウド
第五の欠片は巨木多い茂る大森林、アレス
第六の欠片は太陽の沈まぬ白き大陸、カルド
第七の欠片は光知らぬ闇の大地、ギルス
それぞれの欠片の上で人々は世代を重ね、いつしか世界の元の姿は忘れ去られた。
もはや互いの欠片の存在を知る人間すら少なくなっていく中、
欠片の世界を隔てる狭間を越えて旅をする「旅人」と呼ばれる人々が欠片同士を細い糸で繋いでいた。
世界片を往き来する何でも屋、「旅人」の少女、アリアは、師であり兄弟分でもあるラクスと共に依頼をこなす日々を送っていた。
そして彼女はある日、旅人とは犬猿の仲であるはずの教会からの依頼を受けることに。
ーー神の目とも呼ばれる第三月の新月期、その節目の儀式が始まる前に、教会から盗まれた儀式の道具を取り返せ。
本来ならばあり得ないはずの、教会から依頼。
首を傾げながら盗品を取り戻しに向かったアリア達は、盗品に紛れるようにして眠る一人の少年と出会うーー
主人公がボクっ娘、おねショタ要素がありますが、ショタが成長する可能性がありますので純粋におねショタが好きな方には不向きかもしれません。
※pixiv・ノベルアップ+でも同作品を連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 21:38:28
61251文字
会話率:34%
セイラン国の「月の子」であるミナモは、月天宮の中で大事に囲われて育ってきた。
が、半年に一度の祭りの日、突然襲来した大岩鳥に捕まって空を運ばれてしまう。着いた先は首都から遠く離れた荒涼の地。正真正銘の箱入り娘であるミナモには何をどうすればい
いのかも判らないのに、次から次へと危険に遭遇する羽目に。
仕方なく、不愛想でおっかない若者・アカザネに用心棒を頼み、なんとか月天宮へ帰ろうとするのだが……
滅びへと向かう世界で、ミナモは自分だけの花を咲かせることが出来るのか。
十話~十五話くらい(たぶん)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 15:43:24
112047文字
会話率:34%
満月の夜に荒涼とした大地で出会った老人と壮年の二人の男性。
酒を酌み交わしながら語られるお互いのこと、そしてその最後に待ち受けていたものは――
pixiv初出作品です。一部加筆修正しております。私の趣味に突っ走って書きましたので短いですが
個人的にはとても気に入っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 14:14:43
2003文字
会話率:52%
乾いていて、生暖かくて。
最終更新:2021-02-17 01:14:52
221文字
会話率:0%
私とは何か君とは何か
最終更新:2021-01-12 10:32:04
1413文字
会話率:4%
日本海の荒波は波の花を舞いながら、灰色の空の下で哭いていた。汽車の窓から覗く疎らな家並みに心細くなりながらも、澄はその荒涼の地に降り立った。
最終更新:2020-11-09 11:48:04
10729文字
会話率:55%
荒涼としている……、遊びです。
実験?
なんか、マラルメってこんなんでしたっけ?
最終更新:2020-11-01 00:38:00
3841文字
会話率:29%
時に、2017年4月。
日本海側の片田舎、I市に住む高校3年生の白木起継は、ネトゲ落ち後に夜食を買いに出たところをトラックに轢かれてしまう。
彼の眼前に現れた荒涼とした荒野、破壊された文明の残骸、出会うはずがなかった少年と少女。交わるは
ずではなかった2つの時空が今交差し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 22:15:47
144014文字
会話率:50%
ほとんど全ての生物たちが一瞬にして消失する伝説の現象『泥界化』。それを幾度となく経ては、消失をまぬかれた少数の人々によって文明の再生を繰り返してきたこの世界にまた泥界化がやってきた。
消失をまぬかれ泥の世界に残された羊人メエユーシュカは、同
じく残された竜人の子を保護した。
食べ物もなければ服もない。ふたりは荒涼とした泥の世界を生き残り、文明を再生させることができるのか。
この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 16:26:16
62796文字
会話率:45%
「翠子さんの日常は何かおかしい」のスピンオフ作品。
時田翠子との激突で瀕死の重傷を負った玉藻前。
荒涼とした世界に帰還した部下の妖狐によって助け出された。
仮の住処を人間界に求め、ワンルームマンションを借りることに。
力の大半を失った玉
藻前は妖艶な美姫から幼い子供の姿となった。
部下の妖狐は現状を嘆き、憤る。散り散りとなった仲間を集め、
報復を誓って旅立つ。玉藻前にはカードとスマートフォンを渡す。
当面の一人暮らしに必要な金と定期連絡用ということだった。
玉藻前に復讐の気持ちは微塵もない。あまりに強大な相手なので、
妖狐には適当なことを言ってやんわりと話を流す。
新しい地で気軽なお一人生活が始まる、はずが事態は急変する。
――ワンルームマンションの隣には時田翠子が住んでいた。
KADOKAWA様が運営しているカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-07 19:02:57
46252文字
会話率:54%
伯爵令嬢リリーティア・ローレンシュタインに成り代わってしまった『わたくし』は、なんと魔界の導き手……"魔導の娘"になっていた。
魔界というのはとんでもなく荒涼とした不毛な大地で、本当に何もない。
魔界を豊かにするため、
魔王子レトゥハルトと一緒に尽力することとなったのです。
乙女ゲー【ピュアフル♡ラヴァー】無印版のナレ死という悲惨なイベントから、
リメイク版で魔界陣営ヒロインとして超出世した悪役令嬢、リリーティア。
魔王様から息子と良い感じになるよう圧を加えられ、時にレトゥハルトの魅力や愛の重さに耐えつつ、魔界ライフを満喫しているところに……実はリメイクで、無印版のメイン攻略者だったクリフ王子の婚約者という設定も追加されていた。
――ああ、もう。わたくし恋愛どころじゃないんですのよっ!
魔王様と王子を養うため(ここ重要)魔界を救い、頑張ってハッピーエンドを目指すお話。
※バトル要素も少しあるので、R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-07 08:00:00
466623文字
会話率:40%
かつてそこには荒涼とした虚無が広がっていのだが、今は浪費された嘘が見渡す限りに敷き詰められ、所々に積み上がっているだけであった。
神様がまだいた頃には、時間が「過去・現在・未来」へと流れていた、過去を蓄積し現在を持続すれば然るべき未
来に神様が導いてくれていたからだ。
しかし神様が死んでしまい、時間が「過去・未来・現在」へと流れるようになった、過去と対話し未来を想い描き現在を創造していかなくてはならなくなったのだ。
虚無に打ち建てた様々な実存は、これまでに比較的小規模な崩壊をあちらこちらで繰り返し続けていて、今まさに来るべき大崩壊を予感させている。
嘘は必ずばれる、虚構は必然的に崩壊する。それを認識しているにもかかわらず、習慣に支配された現代社会は嘘を大量に生産し、嘘を大量に消費させ続けている。
予測、計画、実行とその変更という工程の変更の時期に至ったのだ。新しい予測の季節がきたのだ。
実存は実存しなかったのだ、実存は嘘っぱちだったのだ、神様も虚無も実存も最初から気が狂っていたのだ。そう考えてみればリアリズムの崩壊なども、ただ単に神様の嘘がばれただけだったのかもしれない。
終わりが始まりであることをもって、人はそれを幸せと呼ぶ。ならばその渦中にいる我々は苦悩にまみれた果報者であると言えよう。
新しい世界、それを成すことが出来るか、出来ないか。恐らく出来ないという声が大多数であろう、なぜなら習慣や悪癖からは簡単に逃れられないということを皆自覚しているからだ。
偉大な先人の言葉を借りて応えたい。「それでも地球は回っている」ドヤァァァ!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 22:39:09
97569文字
会話率:31%