完結済み作品を投稿します。全21話。文字数は合計55,000字です。
初日4話投稿、毎日AM7時に1話ずつ投稿します。
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主人公の庄助(しょうすけ)は、集落から少し離れた山際で暮らす貧乏な男。
春先に両親が相次
いで死に、隙間風の吹くボロボロの家に一人暮らしをしている。
仕事は薪売りだが、決して暮らし向きは良くない。常にすりれた着物を着て、食事も満足にとれていない。
ある日、身なりの変わった子供が訪ねてきた。
「助けてください、兄が死にそうなんです」
子供はユノーと名乗り、カイセルという兄が血を流して死にそうだと訴える。
面倒事を嫌う庄助はユノーを追い払う。ユノーは食い下がるが庄助の剣幕に怯み、諦めて他を当たることになった。
しかし、ユノーが向かったのは、集落への道ではなく危険な崖へと続く道だった。
庄助は無視しようと戸を閉めるが、結局はユノーを追いかけ、流れで兄のカイセルを助けることになった。
そこから庄助、ユノー、カイセルの共同生活が始まった。
庄助は二人のことを煩わしいと思いながらも、少しずつ受け入れていった。
――――そしてそれゆえに、血生臭い王位継承争いに巻き込まれてしまう。
妖艶の美女が、爪に付いた血を舐めて、うっとりした声で言った。
「あなたの血、おいしいわよ。今までたぁくさんの人間を食べたあたしが言うんだもの、間違いないわ」
※舞台設定は江戸後期ですが主人公の思考と語彙がかなり現代寄りになってしまいました。そこは少しだけ目をつぶってください。うっすらと雰囲気を感じていただけたらと思います。
※作中にある「嫁も子供もいないのなら生きていても仕方ない」という旨の発言は、世界観を演出するためのものであって作者の考えではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 07:00:00
56856文字
会話率:35%
まるで物語に出てくる「悪役令嬢」のようだと悪評のあるアリアは、魔法省局長で公爵の爵位を継いだフレディ・ローレンと契約結婚をした。フレディは潔癖で女嫌いと有名。煩わしい社交界シーズン中の虫除けとしてアリアが彼の義兄でもある宰相に依頼されたのだ
。
噂を知っていたフレディは、アリアを軽蔑しながらも違和感を抱く。そして初夜のベッドの上で待っていたのは、「悪役令嬢」のアリアではなく、フレディの初恋の人だった。
「私は悪役令嬢「役」を依頼されて来ました」
「「役」?! 役って何だ?!」
悪役令嬢になることでしか自分の価値を見出だせないアリアと、彼女にしか触れることの出来ない潔癖なフレディ。
溺愛したいフレディとそれをお仕事だと勘違いするアリアのすれ違いラブです!
※お砂糖(キス)多めなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 14:03:43
83876文字
会話率:48%
誰かのいつもの日常を切り抜いたショートストーリーです。
ああ、今日も煩わしい音が纏わりつく。
最終更新:2022-12-09 14:42:26
1124文字
会話率:29%
男は処刑される運命だった。
だが、男は後悔はなかった。妹を殺した、色狂い将軍をこの手で殺せたから。
ほんとうに?
煩わしい少女の声がした。
少女は世界を救う旅をしており、男の力が必要と手を差し伸べる。
世界を救う聖女と、元罪人だった男
の旅が始まる。
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2022.11.30 小説を直しました。
※残酷、暴力を含む表現が含まれます。
※直接的ではありませんが、性を彷彿する表現があります。
※アルファポリスにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 18:00:00
152318文字
会話率:35%
夏休みを控えたある日──ぼくの通う小学校では、全校生徒の六分の一ほどが一度に集団自殺を遂げてしまった。
きょうび自殺なんてありふれているけれど、さすがに六分の一、というのは行きすぎだった。
通称“自殺ブーム”。今この世界では、原因
不明の『自殺のパンデミック』が起きている。
夏の空気はこんなに煩わしいのに、世界は日に日に静かになっていく。
そして、“人はなぜ自殺をするのか”という、以前から抱えていたぼくの疑問が解消されることのないまま、夏休みは訪れた。
今年も、幼馴染みの牡丹と遊ぶ夏休みだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 02:37:28
15666文字
会話率:26%
ドン底に陥った僕を救ってくれたものは何だっただろうか?
友人? 家族? 偉い人?
何も僕を救ってくれなかった。唯一、『死』だけが僕を救ってくれる希望だった。
『死』だけが僕の心を乱す煩わしいすべてのことから解放してくれる希望だっ
たのだ。
真夜中、幹線道路の真ん中に立ち、『死』を待っているとき、頭の中で何か響いた。
それは酷く割れたスピーカーの音。
そして、甲高く聞き取りづらいボカロの歌声。
――死が友達。そんな人生もいいじゃない?
うろ覚えだがそんな歌詞だった気がする。ああ、もう一度聞きたかったな。
だが、それはありえない未来。
僕の意識は甲高いブレーキ音を最後に暗闇に落ちていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 06:19:51
92301文字
会話率:48%
都会の喧騒、辛い仕事、煩わしい人間関係。それらから逃げたい一心で購入したVRMMO『イルミス・アルテリア』。
主人公の斎藤光(ライト)はモンスターと仲良く暮らしたいという思いでゲームを始めるも、女神の思惑やら国の陰謀やらに巻き込まれて意
図せずして波乱万丈な冒険が幕を開けてしまう。
この物語はモンスターをこよなく愛する主人公が楽しくソロプレイをしていく、そんな物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 17:06:08
83748文字
会話率:42%
たった一つのトゥルーエンドを除き、どの攻略ルートであってもBADエンドが確定している乙女ゲーム「クラヴィスの華」。
そのゲームの本編にて、攻略対象である王子殿下の婚約者であった公爵令嬢に主人公は転生をしてしまう。
とは言っても、王子殿下の婚
約者とはいえ、「クラヴィスの華」では冒頭付近に婚約を破棄され、グラフィックは勿論、声すら割り当てられておらず、名前だけ登場するというモブの中のモブとも言えるご令嬢。
主人公は、己の不幸フラグを叩き折りつつ、BADエンドしかない未来を変えるべく頑張っていたのだが、何故か次第に雲行きが怪しくなって行き────?
「────婚約破棄? 何故俺がお前との婚約を破棄しなきゃいけないんだ? ああ、そうだ。この肩書きも煩わしいな。いっそもう式をあげてしまおうか。ああ、心配はいらない。必要な事は俺が全て────」
「…………(わ、私はどこで間違っちゃったんだろうか)」
これは、どうにかして己の悲惨な末路を変えたい主人公による生存戦略転生記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 20:01:36
35862文字
会話率:29%
前世の記憶があるが特に活用するつもりもない悪役令嬢・ヴィオレット。
前の生の記憶に振り回されるなんて煩わしい――そう思いながらも、どうにもそれは手強いらしく、なかなかどうしてうまく折り合いがつけられないでいる。
ガチめに性格が悪くて容赦の
ない弟と、ガチめに弟が嫌いな毒舌姉の、行き着く先とは。
※倫理観はないです。主軸は近親愛。R15は保険。
※話の構成上、現在と過去(あるいは幕間)を交互に投稿しているので、時系列にはお気を付けください。幕間の時系列は不透明で蛇足。
※全17話、20時更新予定。
※この作品はアルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 20:00:00
67763文字
会話率:42%
恋人にかなりこっ酷く振られたから死のうと思って自殺方法を調べた。
別れた際に言われた罵倒の二割程度は嘘だったのはわかってるし、オシゴトがヤのつく自由業な奴が私を危険なことに巻き込みたくなくてああいう言動をしていたのかもなと自分勝手な妄想
する余地は多少ある。
それでも精神的なダメージは深いので、もう死ぬしかない。
それで色々調べて、まずは一番くだらない方法である『寂しいと死ぬ』を実行。
昔のあだ名がたこだった私ならいけると思ったのだけど、ダメだった。
だから別の方法で死のうとしたけど、募らせてしまった『寂しい』という感情があまりにも煩わしいので、まずはそれをなんとかしようと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 01:08:06
5567文字
会話率:30%
俺の名前は城田健司。今年の春から高校生になる十五歳。高校入学の直前、両親が海外転勤することになった俺は、煩わしい両親がいなくなる今後の生活への期待に胸を膨らませていた。そんな俺の内心を察していたかの如く、母は一人の少女を住み込みでお世話係と
して我が家に住まわせる。
少女の名前は、高城栞子。お淑やかで才色兼備らしいその少女は、何故か俺と同じ学校に入学し今後男女ともに人気を博す存在になっていくわけだが、我が家では何故か塩対応。宿題を教えてくれと言えば、どうして直前までほったらかすのかと叱責し、掃除を手伝ってと言えば、日頃から整理をすれば他人の世話になる必要もないはずと正論ばかりを俺に突き付ける。
でも、なんだかんだ少女は俺のお願いを手伝ってくれる。そんな少女が優しいのか厳しいのか。
答えはわからない。初日の晩、寝たふりをしている俺にした彼女の行動が、俺の思考を惑わせるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 00:16:42
6679文字
会話率:47%
「クリフ、ただ今をもって、お前との婚約を破棄する!」
「――!」
華やかな夜会の最中。
僕の婚約者であり、我が国の第二王子殿下でもあらせられるトリスタン様が、にわかにそう言い放った。
炎を彷彿とさせる深紅の瞳が、妖しく揺れる。
そ
、そんな!?
「どういうことですかトリスタン様! 理由をご説明ください!」
僕は今まであなた様の夫となるべく、厳しい花婿修業にも耐え続けてきました。
それもこれも、あなた様を生涯お側で支えられる男になるため――。
だというのに、何故……!
「フン、みなまで言わせるな煩わしい。――オレはもう、自分の心に正直に生きると決めたのだ」
「……え」
それは、どういう……。
「――テリー、オレの夫となってくれるか?」
「はいトリスタン様! 喜んで! ボク今、最高に幸せです!」
「――!!」
男爵令息のテリーが、トリスタン様に甘えるように抱きつく。
少女のように可愛らしい容姿のテリーがそうすると、まるで男女のカップルのようだ……。
「……トリスタン様」
「見ての通りだクリフ。オレは今後は、テリーと共に真実の愛に生きる」
「えへへー、そういうことですクリフ様!」
「……」
仲睦まじくじゃれ合う二人の間には、僕の入る隙間は一分も見当たらない。
そうか。
そういうことだったのか……。
トリスタン様の心は、初めから僕には微塵も向けられていなかったのだ。
でもそれも、無理もないことなのかもしれない……。
所詮僕とトリスタン様は、政略結婚で結ばれた間柄。
心と心で結ばれている二人には、敵うはずがないじゃないか――。
「――だからクリフ、今後はお前も、自分の心に正直に生きろ」
「そうですよクリフ様」
「――!?」
な、何を……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 21:02:23
2929文字
会話率:41%
宝石の国として知らない者はないと言われるー
女神エル・ティアを主女神としたこの国エル・ティアは他国からの交易で栄えている。
エル・ティアの王国の大臣の娘であるティアは生まれながらにしてある能力があるーー
宝石の声を聞き、宝石に呪いがあ
れば解呪が出来るというものだ。
正直言って、煩わしい。
この能力のせいで聖女と呼ばれているが聖女等こっちからお断りなのだから…
こちらの作品は他サイトでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 00:21:41
4848文字
会話率:32%
これは人間と幽霊にまつわる、歪んだ愛の物語
私とユキくんは同じ学校に通うラブラブカップル!
煩わしいことは沢山あるけど、今日も私たちは楽しい日々を過ごしているんだ!
でもそんなある日、私とユキくんは怖い幽霊と遭遇しちゃって……
一体これか
ら私たち、どうなっちゃうのー!?
絶対に私は、彼の手を離さない
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 21:56:26
167122文字
会話率:49%
生きていくからには。
つきまとうのが、煩わしいあれやこれ。
避けて通れぬと、受け容れていやしないかい?
最終更新:2022-02-05 00:00:00
340文字
会話率:0%
黒ずくめの怪しい男達から逃げる途中で男の子と共に異世界に転移してしまった私、氷室絢音17歳。
目覚めるとなんと、子供になってた! なんで~?
一緒に異世界にきた男の子はどうやら勇者として召喚されたらしい。
獣鬼や悪鬼と呼ばれる化け物がい
る世界なんて、一般人にはハードすぎ。
帰りたいけど、帰れない!
こうなったら、この世界で幸せを掴んでやろうじゃないの。
そう思っていたら、事態は思わぬ方向へ?
設定はゆるふわです。
以前掲載していた作品の改稿版です。
他サイトにも掲載中ですが、なろうでは言い回しなど修正している箇所があります。
※のあるお話しにイメージ画をアップしてあります。
煩わしいと思う方は非表示設定でお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 21:15:32
324504文字
会話率:23%
毎回ここ必須で書かないといけないの煩わしいよね
キーワード:
最終更新:2021-06-12 21:55:57
1490文字
会話率:0%
ある町のゆるい日本茶カフェ。そこに集まる人の会話、日常。懐かしくも煩わしい人との交流。少し覗いてみませんか?
最終更新:2021-05-15 22:15:30
3951文字
会話率:40%
IT企業に務める社会人2年目の近藤邦近は協調性0、1人で居ることが大好きな人間。、毎日の煩わしい人間関係に嫌気が差して「ああ、1人になりたい」そう呟いた邦近のもとに神と名乗る人物が現れ邦近のことを透明人間にした。透明人間の生活は誰とも関わる
こと無く1人で生活することが出来て初めは楽しかった。しかし、その生活を続けた先に待っていたのは孤独だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 00:02:37
11282文字
会話率:38%
『お前の居場所ねぇからァアアアア!!!www』
と、出る杭として打たれ、ハメられて莫大な借金を背負わされ商会ギルドを追放された商人、アルゴはそれをむしろいい転機だと思った。
『組織の下につくのは煩わしい。だから、俺が作る。傭兵ギルドも
魔物狩りギルドも商会ギルドも全部一緒くたにしたバカデカい組織……〝冒険者ギルド〟をな』
腐敗したあらゆる組織をぶっ潰し、搾取され、貧乏で野垂れ死ぬ奴が少しでも減るように。
そう考えたアルゴは、まずは資金の融資とそれを集める名声を手に入れるために、仲間と共に動き出す。
インテリヤクザなオールバック、礼服を着た商人アルゴ。
超絶美形で貴族の息子、黒いローブをおしゃれに着こなす三下属性の魔導士イーサ。
食欲魔人で美男美女大好き、狼獣人の美少女ウルズ。
アルゴは、借金の担保と準備資金として、経済の動向を読んである程度の財産を作り。
富豪との交渉や、Sランク傭兵とのコネ作りをし。
『Fランク魔物狩りのまま、Sランク指定ダンジョンを踏破する』という目標を立て、これを実行。
あの手この手で、正々堂々商人としてのスキルを遺憾なく駆使しながら名声と金銭を溜め込み、ひたすら『冒険者ギルド設立』という目標に向かって突き進んでいく。
これはアルゴが、伝説として名を刻むために生きるお話。
『ーーー俺がアルゴだ。お前らが見る目のなさを後悔しても、もう遅い』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-25 12:00:00
134211文字
会話率:45%