【トラブル続きで息つくヒマもありゃしねぇ!!】
元魔王討伐の英雄『ゲオル・リヒター』は新たに仕事を始めることにした。
その名も『何でも屋っぽいの』。
文字どおり屋根裏修理に荒事仲裁(物理)、凶悪犯罪者の捕縛と基本なんでもござれ!
開
業前祝いでキャバレーに訪れると、そこで働いていたバニーガールはかつての仲間にして聖女『ティアリカ』だった。
ゲオルと出会えたことで今まで抑えていたつらい感情を露わにする彼女。
教団のやり方に反対し、聖女の役目を降ろされるばかりか追放されて苦しい毎日を過ごしたティアリカ。
たどり着いたこの街で苦しいことを忘れるように必死になって働いてきたという事実。
ゲオルはそんな彼女のしたたかさとつらい思いに寄り添うことに決めた。
そしてティアリカもまたかつての感覚を思い出したように、ゲオルの仕事を手伝くことに。
日々の忙しさの中で、ときにティアリカの輝かしい笑顔に癒され、ともに戦い息を合わせてトラブルを解決していくことで、ゲオルの名はどんどん街に広まっていく。
魔術を越えた力も、街を暗躍する悪意も、ふたりの意志で打ち砕く! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 02:50:07
155290文字
会話率:60%
六つの世界が合わさり一つの世界を構成しているレスティア。
聖剣に選ばれし者は、世界に希望と光をもたらす剣聖となり悪しきを打ち砕く。しかし、そう伝承に謳われる聖剣は持ち主を失って以来、十二年間沈黙を保っていた。
そんな中、再び世界に迫る危機。
人々は剣聖の復活を望んでいた。
一方、そんな世界の情勢とは関係なく、日々を逞しく生きる一人の少年がいた。孤児であり、過酷な環境にありながら明るさと正しさを失わない少年は次第に周囲を変えていく。
だが、その少年の素性には世界を揺るがすほどの秘密があった。少年が人との繋がりの中で見つけた夢。その夢はやがて世界の希望となっていく。
剣と龍、精霊に神々や魔王、六つの世界に存在するあらゆるモノたちが混ざり合い紡がれる物語。
降りかかる苦難と成長の末、少年は何を見るのか。孤児から始まるサクセスストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 12:39:49
1838704文字
会話率:40%
オルムスウェル家の令嬢・シャルリアーナは、無垢な初恋に心を焦がしていた。
だが、憧れの〝王子様〟であるギルフォードと、隣国の姫リナリアとの婚約発表が、彼女の小さな夢を打ち砕く。
傍でそっと見守るのは、専属メイドのアデルレアンノ。
涙が頬を濡
らす夜に出会ったのは――ルドウィン国第二王子・フレデリックだった。
これは、幼き令嬢がほんの少しだけ大人になる物語。
桜咲く国の姫君シリーズ・『赤と黒の輪舞曲』スピンオフ短編(※この作品をご存知ではない場合でもお読みいただけます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 17:24:06
5703文字
会話率:17%
【その少女、最弱にして最強。E級没落令嬢、ダンジョンの底から運命をぶん殴る!】
かつて名門貴族の令嬢だったミシェル・ラウンデル。
今では家は没落し、婚約破棄され、両親を失い、弟妹を守るために杖を手に取った。日銭を稼ぐため、彼女が選んだのは
命の危険と隣り合わせの“ハンター”という過酷な職業。
だが、魔力量の低さと出自ゆえ“E級没落令嬢”とあざけられながらも、ミシェルは懸命に戦い、幼い弟妹を守るべく生き抜いてきた。
そんな彼女が、国家戦力級のS級ハンター部隊とともに突如現れた“未知のダンジョン”の調査に参加することに。しかし、そのダンジョンはS級すら苦戦する【神の領域】ともいえる超難易度だった。
混乱の末、ミシェルは最深部に、たったひとり取り残されてしまう。
絶望の淵で、彼女は叫んだ。
「この杖で、あいつらの脳天に鉄槌を下してやるわ!」
その叫びに応えるように、突如、脳裏に響いた謎の声。
『面白い叫びだ。ならば、私のところまで逃げてくるがいい』
それは試練の始まりか、奇跡の兆しか。
理不尽を喰らい、苦しみに立ち向かい、這い上がる少女の鉄杖が運命を打ち砕く!
“底辺”から始まる、痛快・鉄槌系逆転ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 19:00:00
58208文字
会話率:34%
天界と下界と夢の世界の中心で「てめえら人間じゃねえぇぇー叩き切ってやるぜー!」
と主人公が叫ぶ……かもしれない物語。
身勝手な人間の醜く歪んだ夢が大きくなれば、それは他の人々にとっての悪夢となる。
そんな醜い夢を『非望(悪夢)』へと育て上
げて平和な世界を破滅させようとする魔の者達“ナイトメアメーカー”。
対して、ナイトメアメーカーの企みを阻む天界からの使徒“ドリーム・クラッシャー”。
両者の戦いは下界の民が存在する限り、永遠なのだろうか.........。
主人公:サンタ・クルーズは、下界の人々に夢の贈り物やお告げを届ける“夢の運び屋”を生業としていた。
サンタは、素早さと超光速の脚力を生まれ持っていたことで“韋駄天”と異名をとっていた。
ある日、サンタは歪な夢を持った“非望因子”とナイトメアメーカーによって、自分の存在エネルギーの半分を
消滅させられてしまう。
あわや完全消滅寸前のところを天界より降臨した天使長ミカエルとSSランクのドリーム・クラッシャーによって
救われる。
その後、消された自分の存在を取り戻すため、サンタはドリーム・クラッシャーとなって、ナイトメアメーカーと
戦うことを決意する。
※この作品はタイトル違いで『カクヨム』にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 18:11:09
54618文字
会話率:39%
この作品はpixivにも掲載しています。
人類が生まれる遥か昔、華という名の神が終わらない夜という名の世界を呑み込み、無に変える闇と戦った。
華はその力で終わらない夜を打ち砕くも、力を使い切って消滅してしまった。
華が消滅したことにより神
と妖の楽園は崩れ、神刀華ノ夢によって二つに分断され、何とか完全消滅だけは避けた。
伝説の戦いから数百億年の間、華の力は華の子孫たちに宿ってきたが、途轍もなく長い時と共に変化した伝承によって華の力は恐怖と絶望をもたらす力として忌み嫌われるようになった。
そんな状態が続いていた七万一千年前のとある日にアヴァンヘスクという島で終わらない夜が蘇った。
だが、終わらない夜は忌み嫌われ、始祖神グローニアの末裔と言われる一族から追放された立華 香澄という華の力を覚醒させた者によって復活後すぐに打ち砕かれ、再度消え去った。
終わらない夜を打ち砕いた立華 香澄は伝説の剣士と呼ばれ、一族への帰還が許されるも、一族に戻らず、黄金の月煌月との戦いで共闘した者に感謝を伝えるため、南の海を越えた先にある大陸へ渡った。
伝説の剣士立華 香澄は黄金の月煌月との戦いで共闘した者に感謝を伝えると、その者から忠告や約束と共に土地を譲り受け、大陸に王国を築いた。
その忠告とは、この土地にはとある呪いがあり、一つ約束を守らなければいけないというもの。
その約束とは、この地で生まれた白髪の子を七歳まで覚醒した華の力を持つ者に預けなければいけないというもの。
預けることを怠れば、全て闇に消える。という忠告だった。
その約束が守られ続けたアーヴァン王国は、七万年という長い間、神に服従する人々が人を敵視する妖から守られ、共存を望む人と妖が膨大な富を得て幸せに暮らす妖と人の楽園として繁栄し続けた。
しかし、その楽園は一人の人間が約束を破ったことで、昼空に広がった夜空の中で消え去った。
「・・・」
白い剣を支えにする大人っぽい白髪ツインテール少女と黒鞘に納まった刀を持つ大人っぽい黒髪ツインテール少女は錆びた金属柱の頂上から灰色に染まる地平線を見ていた。
これは華という名の神の力を受け継いだ少女とグローニアという名の神の力を受け継いだ少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 13:26:57
409643文字
会話率:43%
田中ダイキと宮崎アラタは、平凡な日常を送る普通の少年たちだった。しかし、ある日、東京の路地裏で悲劇的な死を迎える。だが、彼らには安らぎは訪れなかった。代わりに、彼らは魔法と剣が交錯する異世界へと転生してしまった。
アラタはこの新たな世界に
順応しようと必死になるが、ダイキには重い運命が待ち受けていた。彼は「死の危機を避けるためなら、どんな代償も払う」という奇妙な能力を手に入れる。その力は、致命傷を負うたびに体を限界まで追い込み、彼を生き延びさせるが、その代償は計り知れない。
モンスターや敵との戦いだけではない。ダイキは自分自身の心の闇とも向き合わなければならない。能力を使うたびに精神は蝕まれ、転生の重荷は彼を苦しめる。「本当に生きる価値があるのか?」――そんな問いが彼を苛む。
傷つき、壊れそうになりながらも、ダイキはこの世界で生きる理由を見つけようとする。しかし、この世界は彼を打ち砕くためにあるかのようだ。果たして、彼は自分自身と向き合い、光を見つけることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 14:11:36
30195文字
会話率:38%
人を襲う、非道な存在、鬼、そんな鬼に刃を振るう者達、その名は傀動。
悪しき鬼を『無鬼』と呼び、感情無き狂気の影が六国の中心である、和国に迫る、五国の地より『傀動(くどう)』と呼ばれる異能の力を持つ者達が『無鬼』を無にせんと刃を抜く。
親
を鬼に奪われた大牙は師匠となった女剣士、氷雨と出会い、生きるために必要な知識を学んでいく。
そんな、大牙と氷雨を襲う異形の鬼達……
鬼とは何か、鬼は何故、生まれ……何故、世を乱すのか……一欠片の希望すら打ち砕く鬼逹との戦いの先に答えを求めし者逹の刃が今、振り下ろされる。
大切な者を失いし者逹の怒りと悲しみが刃に刻まれた瞬間、世界が紅く染まる。
◆2019年12月13日──総PV2000突破しました。(*´∇`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 03:20:55
165778文字
会話率:30%
※エロティシズムな要素は一文もありません。ほとんど書き終わっていて、あとは加筆修正とエピローグのみです。
それは快晴の空からふと降り注いできた通り雨の様な唐突さで訪れた空前絶後のカタストロフィだった。
怪人、物の怪、化け物と言った想
像上の異形が現し世を跋扈し世界を浸食し始めたその日から、人々が口にする"悪"と言う言葉は勝者が敗者を定義するための言葉ではなく、またある個人にとっての主観的な価値観でもなく、概ね人の生活を脅かす化け物たちの事を指すようになっていた。あらゆる国家、あらゆる人種に降りかかった平等なる悪の災いは人々から平穏と未来を瞬く奪い去り、人類の善悪に対する概念を一変してしまったのだ。 悲嘆、哀願、怒号、諦観……まともな抵抗の手段もなくただただ異形たちに蹂躙される絶望の中、人々が思い焦がれる一縷の希望は奇しくも異形の存在たちと同じ想像上の何かであった。悪に染まらず、悪を打ち滅ぼす何か。悪を滅ぼす超常的な力を持ったおとぎ話のような何か。損得勘定などなく、ただ善のために力を揮う何か。
即ち、正義の味方。
この世に悪の栄えたためしなし!悪たる異形のものたちの出現が前触れなく起こったものであったなら、その悪を打ち砕く強い力と高潔な精神を兼ね備えた者たちが人類の中から現れだしたのもまた突然だった。無数の力なき者たちの願いを受けて理ことわりを超越した何かが呼応したのか。それとも人類自体に備わっていた種としての力なのか。あるいは争いに愉悦する何かが気まぐれに糸を引いたのか。だが例え力を得ることに如何な理由があろうとも、正義の味方と呼ばれる彼らが異形たちと熾烈な戦いを始めたのは彼ら自身の心に強い意志を灯したが故だった。
そうして、始まりの日カタストロフィからから五十年。正義の味方たちの力と人々の団結によって人類は五十年前ほど平穏とはいかなくとも、新たな常識と秩序を一部で築き上げるまでに至ったのだ。
これはそんな世界の中でもうじき引退を向かえる、とある魔法少女の悪墜ちの序章である。
※プロローグままです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 14:04:33
85198文字
会話率:45%
ついに、折田 創真と悪の秘密結社ダークシザースの総統との最終決戦が始まった!総統の妨害にあい、伝説の折り紙用紙を買い占められ、今までの作品が作れなくなっている創真!彼はダークシザースの野望を打ち砕くことができるのか!?
最終更新:2025-02-08 20:01:55
1728文字
会話率:53%
妖精たちが飛び交う世界。
ここでは皆、運命石と呼ばれる石を持って生まれてくる。
この運命石は、名のとおり自分の運命の相手へと繋がっているのだという。
皆いずれ旅立つ。
対になる運命石を持つ、運命の相手を捜して。
―――しかし、そんなロ
マンチックな伝承に夢を見れない者がここに一人。
自分は生まれながらの欠陥品。
だからどうせ、運命の相手なんて……
生まれ持った体質ゆえに、周囲との価値観の差に壁を感じずにいられないシュルク。
そんな彼に、とある夜の出会いが波乱を巻き起こす。
「恨むなら、ルルーシェを恨みなさい。」
唐突に振り上げられる刃は、退屈でも平和だった日常を打ち砕く。
運命石を中心に繰り広げられる、妖精世界の冒険譚!!
運命の出会いを、あなたは信じますか…?
※第4幕更新に伴い、公開済みの話を一つの作品ページにまとめました。
※カクヨム・アルファポリスでも公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 00:00:00
497836文字
会話率:33%
家庭での暴力と否定の中、ひとり孤独に育った主人公。家族は表面上の絆でつながっているように見えるが、主人公の存在はただの道具に過ぎない。外の世界で出会った友人に依存し、心の拠り所を求めるが、裏切りと拒絶がその希望を打ち砕く。
孤独と絶望の狭
間で、主人公は心の中の影と向き合うことを選ぶ。それは逃げられない運命ではなく、共に生きるべきものだと気づくのだ。影と歩むその先に、かすかな光を見つけながら、主人公は新たな生き方を模索していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 17:36:01
1001文字
会話率:0%
前世で火刑に散ったはずの少女が、異世界で“聖槍の乙女”として転生する。
獣人族の王フィンブールは、雷の秘術を操り、メドラン皇国の大軍と対峙。
彼女は“史実”での悲劇を繰り返さぬため、聖槍の力を解放して炎を消し、皇王レオナルト二世の暴虐を打ち
砕く。
しかし、愛と復讐が交錯する戦乱の舞台には、黒騎士グリオ、銀髪の将軍アニェス、そして敬虔なる聖騎士ルシャールの因縁が絡み合い――。
「もう、二度と焚刑になんて沈ませない」
前世で得られなかった平和と愛を求め、獣王の雷と融合する聖槍が奇跡を起こす。
そして、異種族婚礼の果てに彼女が手に入れるのは、“新たな歴史”への希望。
ファンタジー恋愛の王道と、前世を超える激闘が交錯する愛と救済の物語がここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 18:00:00
166607文字
会話率:46%
ジナは死ぬことのできない男に過ぎず、断片的な記憶と完全には思い出せない喪失感を抱えながら世界を彷徨っている。
白朱帝国で、死にかけの少女が天から落ちてきて、彼女を救うことで、彼は力と裏切りの宇宙的なゲームに巻き込まれる。 その少女は、普通
の子供ではないようだ—彼女の時間を曲げる奇妙な能力は、彼の忘れられた過去に埋もれた恐ろしい真実をほのめかしている。 堕ちた神を名乗る炎のような孔雀の戦士が加わり、彼女はかろうじて砕けた力を振るうことしかできないが、ありえない三人組は危険に満ちた旅に出発する。
しかし、天の神光烏の復讐心に燃える使者が彼らに降り立つと、勝利への道がヒカラス自身によって設定された炎に包まれていることが明らかになります。彼女は降臨して、彼らに人間と神々の間にある絶望的な深淵を思い出させるのです。
彼を打ち砕くかもしれない記憶、彼らを救うか滅ぼすかもしれない真実、そして見捨てられた者たちの家族の中で、最後の不死者は決断しなければならない。神々の罪を見過ごすのか、それとも再び立ち上がり天を引き裂くのか?
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ヤホ!私はリンです、作家を目指しています。
母語は英語ですが、日本語を勉強中です。
各章を2回アップロードしています――日本語版と元の英語版です。
日本語版が不自然だったら申し訳ありません!機械翻訳を編集しています。
もし間違いを見つけたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです!
また、翻訳サービスを提供している方がいれば、ぜひその知識をお借りしたいです!
応援ありがとうございます!
チュ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 18:20:00
7706文字
会話率:54%
侯爵令嬢のエルは、幼い頃、王都にいた吟遊詩人の歌声を聞いてから、歌うことが大好きだった。
第三王子であるアルト殿下に、その歌が気に入られ、自然と婚約者となったが、とある日、エルはアルトの浮気現場を目撃してしまう。
エルの歌には、本人にも
気づかない『人々を惑わす力』があり、アルトはそれを利用するためだけに彼女に近づいていたのだ。
全てを知ったエルは、悲しみの淵に、かつて憧れた吟遊詩人と邂逅し、アルトの企みを打ち砕くことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 20:23:03
20156文字
会話率:36%
ある頃から、戦場に現れては戦死者の死体を連れ去る魔女の噂が流れるようになった。
曰く、激しい籠城戦が行われた日の翌朝城から死体が消えた。夜明け前に畑作業に出た農夫が、道を一人歩く女を見かけ不審に思い声を掛けたが笑い声を残し女は掻き消え、その
後をいくつもの死体が呻き声を上げながら連なり歩いていた。
曰く、平原で両軍が激突し何千人もの死者を出した翌朝死体が消えた。停戦協定を結び両軍の死者を回収に向かった部隊が、打ち捨てられた武具を残し連なり歩き去る死体を見た。追いかけたが日が昇り始めると女の笑い声と共に掻き消えた。
曰く、夜中に馬車を飛ばす商人が道なき道を歩く女を見かけその後に続く死者の大軍を見た。商人が死者の大軍に驚いていると背後から女の笑い声が聞こえ振り返ると誰もおらず、再び死者の大軍を見やると女と共に掻き消えていた。
噂である、しかし見た。と言い出す者が後を絶たず、ここ数年続く戦争の地で死体が消えるようになったのも事実であった。
茨の魔女である。誰が言い出したのかは不明だが、死者を引き連れ消える女は茨の魔女と呼ばれるようになっていた。
そして茨の魔女の噂に、新たに騎士が加わる事となった。
妖馬の背に乗り、魔剣を振るう騎士である。
かの魔女に仕える騎士が現れ、魔剣によって城を、砦を、大軍を打ち砕く。死者は茨の魔女が連れ去り、騎士は次の得物を求めて妖馬を進ませる。
骸の騎士である。
これは骸の騎士と呼ばれるようになった少女と、その従僕が茨の魔女と交わした契約の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 17:58:28
40434文字
会話率:36%
主人公の高橋は同じクラスの佐伯さんを心から恐れていた。佐伯さん、いや、彼女のことを名字で呼ぶものは少ない。みんな彼女を宇宙人と呼んだ。日本語を話さず、日常会話はすべて「ピポピポ」。そんな人間が隣の席にいるのだから、高橋にしてみればそりゃ怖
い。ピポピポとしか話さない彼女を、高橋は「もしや本当に宇宙人なんじゃないか」と疑うようになっていた。佐伯さんへの恐怖と疑惑を打ち砕くべく、その住処を暴き、彼女が人間であることを確認するため、放課後彼女の帰路を付けることに……。
とある理由から宇宙を目指す宇宙人こと佐伯さんと、ひょんなきっかけから佐伯さんを好きになってしまった高橋。
ある夏の日、花火大会の夜にふたりは自転車に乗って宇宙へ行く。
※カクヨムにも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 06:20:00
9743文字
会話率:28%
あと一日。
あと一時間。
あと一分。
あと一秒。
ほんの一瞬でもいいから、愛する人のそばで過ごしたい。
でもこの宇宙は、そんな希望を打ち砕くようにできているようだ。
何度も何度も、私は破滅の運命にある愛に苦しめられている。
ど
れだけ距離を置こうとしても、恋に落ちずにはいられない。
恋に落ちたら、本当に希望なんて残らない。
もし神様がいるなら、私は世界一の罪人なのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 05:19:16
34447文字
会話率:59%
世界征服を狙う悪の組織の陰謀を打ち砕く為、とある一人の青年に戦う力が託される!突如降りかかった使命に戸惑う青年…「これってどうやって使うんですか⁉」ーー青年は本当に戸惑っていた、変身アイテムの使い方に…自分を包む戦闘スーツの安全性に…!
最終更新:2024-08-22 16:30:00
5738文字
会話率:59%
丸耳なのに、ナダンが人生にはおおきな夢がある・・・
でも、アウトウォールに新たに現れた乱波は人生を打ち砕くな情報を伝え、かつてナダンのダーが持っていた剣に狙いを。
人殺しで逃亡中のナダンの不幸な出来事はまだまだ始まったばかりだったのだ!彼に
しか見えない少女との奇妙な出会いをきっかけに、トコー少年は騙されて王の軍に徴兵される。
果たしてナダンは夢を叶え、遠観《ファシー》で見たヒーローのみたいに、アウトウォールの勇者になれるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 19:07:42
17526文字
会話率:23%