北の大国ヴォルフガング帝国に嫁ぐことになった、弱小国ユーフェミアの姫ミスティア。
ヴォルフガング帝国、皇帝ジークフリードからの申し出──というよりも命令だった。
ジークフリードといえば、血も涙もない氷の覇王と呼ばれる皇帝陛下。
皇太子であ
ったときに帝国の内乱を軍を率いておさめ、武力でもって周辺諸国を平定した武王である。
ユーフィミア王国もいつ属国に加えられるかとびくびくしていた矢先のことだ。
それは妃とは名ばかりの、人質のようなもの。おそらく大勢いる妃のうちの末端に加えられて、捨て置かれるのだろう。
気弱な父と母はお前がヘマをすると国が滅ぶと怯えており、野心家の姉たちは皇帝を手玉に取れとうるさく言う。
「わかっているのでしょうねミスティア、あなたが失敗すれば国が滅ぶ」
「あなたが皇帝を手玉にとれば、我が国は安泰」
今まで目立つ存在でもなかったミスティアは、皇帝を手玉に取る悪女にならなくてはいけない。民を属国の憂き目から救うために。
そう決意して帝国に向かったその日の夜、ミスティアは突然現れた仮面の女によって、呪いをかけられてしまう。
その呪いとは──夜だけ猫になる呪いであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 08:26:09
40489文字
会話率:35%
※タイトルを【基本(残酷な)死亡エンドしかない悪役の姉に転生~魔王の娘の持って生まれたチート能力で将来安泰を目指す~】→【基本残酷な死亡エンドしかない魔王の娘になってしまったワケ】に変更しました。
「昼寝してただけで何で別人になってるの!
?しかも、寝る前までプレイしてた乙女ゲームの世界?で、主人公の姉?死ねってこと!?」
卒業待ちな普通の高校生の主人公は、好きな乙女ゲームの最後の攻略対象キャラをクリアした後、昼寝をした。しかし、次に目を覚ましたのは寝る前までプレイしていた乙女ゲームの世界。鏡を見ると主人公の姉の姿になっていて…。
よりにもよって、基本(残酷な)死亡エンドしかない悪役の姉になるなんて…!!と悲観。だってこのゲーム、元大人向けから全年齢版に移植されたゲームなんだもの。全年齢になっても結構赤面するとこ一杯でしたよ、悪役の死に方も中々に吃驚なんだよ!?
取り敢えず、何で悪役の姉になっているのかの考えは後回しにし、必死に老後安泰のルートとあわよくば主人公と攻略対象達の恋愛イベントを見れればという考えで魔王の娘として生きていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 18:21:31
440007文字
会話率:57%
家族のために公爵との婚約を決めたわたくし、セレスティア・イヴァンローズ。
ところが突然の事件で思い出したのは——これ、前世でプレイしていた乙女ゲームの世界じゃなくって!?
しかもわたくし、ヒロインに蹴散らされて破滅エンド一直線の“悪役令嬢”
ポジションですって? 冗談じゃありませんわ!
ならば病弱(らしい)公爵・ルーファス様とサクッと結ばれて、安全かつ安泰な人生を目指すまで。ついでに社交界で暗躍する皇太子やら、魔力に苦しむディオンやら、面倒な人々をまとめて華麗にざまぁしてさしあげますわ!
友人のリリアやシャルロットをはじめとする学友たちを手駒(いえ、心強い味方)に加え、幼馴染のカイと一緒に大暴れしながら破滅フラグを踏み潰し! 魔力の秘密だろうが誘拐計画だろうが、わたくしの未来を邪魔するものは何であれ、返り討ちにしてみせましょう。
ついでに「悪役令嬢が何をしても失敗する」なんて固定観念、根こそぎ覆して差し上げます。だって“悪役令嬢に転生した私tueeee”物語ですもの。さあ皆さま、セレスティア・イヴァンローズの優雅で無双な波乱万丈婚姻録を、存分にお楽しみくださいませ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 22:40:00
746852文字
会話率:46%
「アリアレイン、そなたを追放刑に処す!」
ひとりの侯爵令嬢が、王太子に追放を宣告された。
「なぜあっさりと受け入れられたのですか」
それに憤る者。
「――は?」
驚く者。
「姉様、本気なの?」
疑問を抱く者。
「お願
いでございます殿下、どうかお考え直しください!」
慈悲を願う者。
「教会から王太子殿下に取りなすこともできます、ハーゼン様」
助力を申し出る者。
「――侯爵閣下によろしくお伝えください」
見送る者。
「つまり皆々安泰、万事めでたし、ということでしょうな」
喜ぶ者。
追放の事実を聞いた者の反応は様々だ。
「行きましょう」
しかし、交錯する思惑をよそに、侯爵令嬢は揺るがない。
そして彼女が放った一手は――
「まことに、かの侯爵令嬢の周到さには驚かされるばかりよな」
「しばらく王太子の命令もなにも届きますまい」
「――どういう、ことなのだ?」
――王国そのものを揺るがした。
追放を宣告された侯爵令嬢の逆襲が、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 12:00:00
120809文字
会話率:30%
ブラック企業に就職し、社会人になって三年目の高瀬悠也(たかせ・ゆうや)は仕事で多忙な日々を過ごしていた。
プライベートの時間もない仕事だけの毎日に疲れ果てたクリスマスイブの夜。その日の仕事帰り、人生に疲れて自殺しようした悠也は、10
年前に突然転校してしまった腐れ縁の幼馴染だった涼風咲茉(すずかぜ・えま)と偶然再会する。
高校一年生の時、咲茉は誰もが見惚れる美人でスタイルも抜群と将来は安泰だと思っていたのに――なぜか今はコンビニでバイトしてる実家暮らしの生活を送っていた。
久々に会って話が弾んだ後、悠也が咲茉を心配して家まで送り届けてると突如通り魔に襲われてしまい、二人は殺されてしまう。
だが次に悠也が目を覚ますと、なぜか咲茉と二人で高校生だった頃にタイムリープしていた。
突然の出来事に困惑する悠也だったが、夢でも現実でも構わないと言った咲茉が“ある提案”する。
「折角なら……私達で青春とか恋とか、一緒にやり直してみない?」
咲茉の唐突な提案によって、悠也は彼女と二人で失ってしまった時間をやり直すことになる。
咲茉と一緒に楽しい時間を過ごす悠也だったが、高校一年生の夏に彼女が転校することになった事情を知ることになり――
これは大人になって再会して昔好きだったことを伝え合った二人が過去に戻って、もう一度互いを好きになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 20:22:21
635942文字
会話率:38%
星は、そこはかとなく散らばった星屑であり、安泰に浮かんだ惑星でもある。
最終更新:2025-01-27 00:00:00
311文字
会話率:0%
少し慎重であることが特徴の青年『藤ヶ崎 戒』。気がつくと彼は異世界に転移してしまう。自身に『絶大な力』が宿っていることに気付いた彼は、その力を使い、『生涯安泰のスローライフ異世界生活』を歩む計画を立てる……つもりであったが、そうはいかなかっ
た。ギルドでの活躍などにより、一部の強者や有力者達から注目を浴びた結果、最高ランクパーティーに勧誘されたり、ギルド最強の探索者の少女から尊敬されたり、教会のサボリ魔シスターと一緒に怠惰に過ごしたり、国で最高峰の聖女からも興味を持たれたり、挙句の果てには権力者たちに追いかけられたり、世界の至宝たる天才アーティファクト職人に告白されたりと、波風絶たぬ平穏生活から少しずつ離れていき――「いや、貴重品の採取ならいくらでもできるけど、戦闘力はないから、ちょっと困るというか……」そんなことを思いつつも、今日もまた計画を立て、慎重に少しずつ『ほのぼの生活』を目指す努力をしていく。定期的ほのぼの非定期的シリアス物語(非定期的ほのぼの定期的シリアス物語)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 15:13:47
957183文字
会話率:43%
高校1年生の府董惰太(ふつう だた)は死んでしまった。男神に導かれてチートをもらい、異世界に転生でき、冒険者になれて新たに始まる人生が安泰に…………なるわけねえだろうが!死に方はしょうもなかったし、チートは全然いいのをもらえてないしで……!
……これだけならまだいい。問題は俺のなった職業だ!俺の職業、ニートだってよ!ふざけてんのか?ムカついてきた。どうにかまともな冒険ができないものだろうか?
果たして、府董はまともな冒険ができるのか!ヘンテコな異世界コメディーここにあり!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:22:31
58790文字
会話率:62%
『いや~ん、ラフィったら、そっけなぁい~!でも、そのクールなとこが、またすてきぃ~~』
この、徹頭徹尾、頭が悪そうなのが、女神の発言だ。
僕はこの国の王太子だ。
この、うるさいのは、頭の中に直接話しかけてくる。
この国を守護する女神だそう
な。
たまたま僕が王太子だから、国も平和で荒れない。
貴族も、数多の国民も、皆が口を揃えて「王太子が女神の愛し子なら安泰だ」という。
ちなみに、婚約者は十歳の時に決まった。
女神様が『この子になさいなぁ~』と、言った、リリアンヌ・パマスという、1つ下の侯爵家の長女だった。時おりその美しさを讃えて「女神のようだ」と言われている。
なんでも、女神様ご自身の考える『わたくし』に似ているらしい。
目下の僕の悩みは、婚約者であるリリアンヌとの関係だ。
リリアンヌが学園を卒業したら、盛大な結婚式が執り行われることになっている。
あと一年を切った、といったところだろうか。
だというのに、未だに何とも言えない距離がある。
女神の愛し子の僕と、女神のような婚約者と、そして女神様。
三つ巴で挑む今日のお茶会の行方は?!
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 16:07:38
7564文字
会話率:24%
少し気味の悪い夢をある日見た少年:朔夜。何か悪いことのの予兆ではないかと心配すると突如、国の安泰を表しているとされていた星が消えてしまった。
幸いな事に星は何もなかったかのように姿を現した。だが、その事を彼以外は誰も認知していなかった。
そして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 07:31:57
3110文字
会話率:6%
「戦国時代に転生⁉でも北条って聞いたことないし、徳川家康も見当たらないし…もしかしてパラレルワールド?」歴史知識がほとんどない女性が、聞き覚えのない大大名の娘、結(ゆい)に転生してしまった。何不自由ない暮らしに名門への嫁入り。一生安泰かと思
いきや…。「え、義父様ってもしかして今川義元?桶狭間で死ぬ?」「松平元信殿が改名した?徳川家康?」あれよあれよと転落人生!結はかつての優雅な生活を取り戻せるのか?それ以前に生き残れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 23:50:00
659092文字
会話率:40%
男性だけ美醜逆転した世界に転生した超絶美少女伯爵令嬢ことこの私。人生安泰勝ち組万歳!
と思っていたけどこの世界の人たち外見至上主義すぎない?!美少女の苦労が多すぎる…そうだ!男装をしよう!
美形にも不細工にも生き辛い異世界で男装した自分の
姿にときめきながら我が道をすすむ最強美少女の転生譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 21:17:21
79942文字
会話率:42%
高校生活1年を何事もなく終え、日々目的も無く生活をする所謂陰キャボッチの柳橋克実。これといった特技も無く容姿は平凡、勉強は少しばかり出来るので進学における不安は無い。
このまま安泰に高校生活を終わらせようとしていた高校2年の春、クラス担任
の女性教師田辺先生からどこか部活に入るよう促される。
断る術もなく言われるがままに案内された部活は彼にとって最も的外れとも言える生徒会下部組織、それは形ばかりの雑用係だった。
流されるままに始まった部活動で孤独でつまらない筈の生活が徐々に変わり始める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 12:18:04
407005文字
会話率:50%
【まきぶろ様・琴子様企画 ヤンデレ推進委員会 参加作品】
生まれた時に「聖女」の器であると認定されたリーズロッテ。
強い魔力を持つ魔導士が生まれにくい時代に、先祖返りのその能力は大いに注目を集めたが……。
魔法が全く使えないばかりか、1
0歳を迎える前に体は成長を止めてしまった。
やがて輝く美貌の持ち主と言われ続けてきたものの、見た目は幼女のまま。
由緒正しき伯爵家の令嬢で「聖女」でありながらも、縁談はなく、婚約は妹に先を越されてしまう。
体が成長しないのは「魔法ではなく病気」と言われ、実家で幽閉される危険を感じるに至り、心機一転王都の寄宿学校に入学することに。
体は成長を止めても、心は15歳。外の世界に興味津々。
お目付役の目をかいくぐり、食事のためにとあるカフェを訪れる。
そのカウンターの隅で、「聖獣」と出会う。
「見た目は猫」でよくなついてくるので、仲を深めていくが……?
猫? 聖獣?
一方、「結婚した暁には何不自由なく過ごせる、生涯安泰優良物件」とまで言われていた妹の婚約相手が、なぜかリーズロッテにかまってきて……!?
※「王子様カフェにようこそ!〜秘密の姫君は腹黒王子に溺愛されています〜」のサイドストーリーですが、独立した作品としてお読み頂けます。本編では第二章で聖獣の正体が出てきます。
※他サイトにも掲載あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:00:00
101273文字
会話率:29%
TS主人公が幼馴染を揶揄いながらメス堕ちさせられるお話。
小野寺菫は考える。小さい頃から理想のパートナーを育て上げれば将来は安泰なのではないかと。そう、つまりは逆光源氏計画である。そんな中で出会ったのは気弱そうな少年、島田蓮。彼を理想の
パートナーとすべく幼馴染として近づくことを決意する。
ハーメルンとのマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 21:02:31
133657文字
会話率:32%
「お兄ちゃんが、世界で一番!」
「亜美は、世界で一番かわいい妹だ!」
巷で有名な、超ブラコン、超シスコン兄妹の佐藤一家。それを指摘されようが、そんなこと、お構いなし。
熱々、ラブラブ(?)で、二人の日常は、佐藤兄妹だけで安泰なのだ。
それなのに、亜美の大事な大事な兄が帰ってこない!?
心配で夜も眠れない亜美の前に現れた謎の金髪青年。勝手に家に忍び込んできて、亜美に告げる事実が、兄の晃一がAnti-terrorist(アンチ・テロリスト)のエージェント?!
一体、どうなっているの?!
秘密結社のエージェント。テロリストに誘拐・監禁。身の危険が迫っていて。
そんなの亜美には関係ない。
誰も助けてくれないのなら、亜美が絶対に大好きな兄を救出する!
真冬のアラスカ、ロシアにドイツ。世界を跨いで、兄の救出に大活躍(ドタバタ劇)。亜美の行く場所全てで、事件発生。亜美の機転と、負けずのど根性で、テロリストもなんのその。
お兄ちゃん、待っててね! 亜美が必ず助けるから
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 12:00:00
149331文字
会話率:37%
――青春なんて必要無い。
不登校を経験した主人公・蒼紀(そうき)は、友達を作らず勉強にだけ励むと決意し、全寮制の高校へ入学する。
そこで出会ったのは、水が飲めない美少女や作り笑いするクラスメイトたち。
ある日、蒼紀は「飲むだけで頭が
よくなる」という、不思議な水の噂を耳にする……。
約13万字の長編です。
青春。ほんのりラブコメ要素があります。
舞台は現代日本で、魔法やタイムリープ等のファンタジー要素一切無し。
テスト勉強に使えるかもしれない豆知識を紹介しています。
主人公は佐藤蒼紀ですが、群像劇風になっており、章タイトルの人物名がその章での視点です。(例:「第2章 野沢心」→野沢心の視点)
「舞台」
●昇山高校…主人公たちが入学する全寮制の高校。
●星盟学園…中等部から大学までの名門校。ここに入れば将来は安泰とされているが、超難関。
「登場人物」
●佐藤蒼紀(さとうそうき)…男。高1。平々凡々な容姿。中学受験に失敗したことが一因となり、不登校を経験している。高校では友達を作らず勉強に励もうと決めている。
○野沢心(のざわこころ)…女。高1。美人で頭が良いのだが、はっきりした物言いのせいで、周囲から浮いてしまう。心理学をかじっている。ペットボトル入りの水が飲めない。
○木戸愛華(きどあいか)…女。高1。女の子らしく明るいのだが、どこか無理をしているような……? 彼女には勉強よりも大切なことがあるらしい。
○山添六実(やまぞえむつみ)…女。?歳。主人公たちの通う昇山高校のスクールカウンセラーであり、学生寮A棟のスタッフ。(酒飲みで、寮内でこっそり飲酒している。)
●野沢優丞(のざわゆうすけ)…男。高3。昇山高校の生徒会長。眼鏡のイケメン。学費・寮費が免除されるほど成績優秀。野沢心と苗字が同じだが、血縁関係は無いらしい?
●遠藤翔太(えんどうしょうた)…男。高1。お調子者。陸上部のエース。
●大隅健一(おおすみけんいち)…男。高1。遠藤の友だち。食べることが大好き。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 19:29:41
134212文字
会話率:43%
王国近衛騎士団 副団長 宮川丈太郎。
常に戦場で第一線を駆け抜け、王国最強の神剣を相棒とし、その圧倒的な剣術で350戦無敗。 ハシビロ王国最強と言われた男。
しかし、魔王との直接対決で敗北し、利き腕である右腕と、神剣を失ってしまう。
相手が
魔王とはいえ、はじめての異世界での敗北。まわりからは、お前が勝っていれば国は将来安泰だったのになぁ、と戦犯扱いされ丈太郎は、王国からひどい扱いを受けるようになった。丈太郎の右腕には、剣力創造という、凄まじい能力が宿っていて、それとハシビロ王国の神剣の相性が抜群で、丈太郎は一時代を築いた。その両方失った今、丈太郎はただの凡人。
そしてついに、丈太郎の王国近衛騎士団副団長という肩書きがなくなった。つまり、丈太郎は、近衛騎士団に捨てられたのだ。輝かしい成績も、一瞬で全てなくなる。完全な実力主義王国。
そこから左腕一本で、ハシビロ王国を飛び出した丈太郎の物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 20:06:11
5355文字
会話率:33%
現代日本における怪死、変死の多くを担う化け物、【妖魔】。ただ人には見えず、異界の向こうからただ人を襲うべく魔の手を伸ばすその化け物と人知れず命を懸けて戦い続ける【倶利伽羅】と言う特別な存在がこの世には居る。
強き想いに応える力でもって妖
魔を滅する倶利伽羅の血。妖魔との血に塗れた歴史の上で成り立つ一時の安泰。その歴史と、積み重ねられた血を何よりも重んじる倶利伽羅。そんな倶利伽羅の中でも名家と呼ばれる子供達。彼らは一人前の倶利伽羅になるべく、今日も学園で学びを深める。
だが、その特別な環境にそぐわない人物が、一人。
その名は燼月永新。彼は名家のみが通う事を許された空間に押し込められた落ちこぼれ。永新は誰よりも心優しく、誰よりも純粋でありながら、その心は次第に砕けていく。不幸が不幸を呼ぶ中で、彼に手を差し伸べたのは――。
神童と呼ばれた落ちこぼれは、才児にもなれず、ただの人にもなれない。そんな彼を認めてくれたのは、たった一人だけだった。
これは、落胤を押された永新が――を殺すまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 18:00:00
876929文字
会話率:41%
安泰な人生を送っていたマーク・フォーヴィー(50)は、いつもと変わらない今日を送るはずだった。
飛び立ってゆく彼は、なにを想う。
人生疲れて、迷うばかり。
そんなあなたに贈る。
ボン・ジョヴィ
「It's my life」
マーク
・フォースター
「Sowieso」
↑聞くと、なんか落ち着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 19:52:30
15418文字
会話率:23%