少し慎重であることが特徴の青年『藤ヶ崎 戒』。気がつくと彼は異世界に転移してしまう。自身に『絶大な力』が宿っていることに気付いた彼は、その力を使い、『生涯安泰のスローライフ異世界生活』を歩む計画を立てる……つもりであったが、そうはいかなかっ
た。ギルドでの活躍などにより、一部の強者や有力者達から注目を浴びた結果、最高ランクパーティーに勧誘されたり、ギルド最強の探索者の少女から尊敬されたり、教会のサボリ魔シスターと一緒に怠惰に過ごしたり、国で最高峰の聖女からも興味を持たれたり、挙句の果てには権力者たちに追いかけられたり、世界の至宝たる天才アーティファクト職人に告白されたりと、波風絶たぬ平穏生活から少しずつ離れていき――「いや、貴重品の採取ならいくらでもできるけど、戦闘力はないから、ちょっと困るというか……」そんなことを思いつつも、今日もまた計画を立て、慎重に少しずつ『ほのぼの生活』を目指す努力をしていく。定期的ほのぼの非定期的シリアス物語(非定期的ほのぼの定期的シリアス物語)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 14:09:50
925693文字
会話率:43%
イイダモトコは、中世ヨーロッパ風の世界に転生し伯爵令嬢マルタになった。マルタは寝たきりになって明日をも知れぬ容態になったていた。が、セドリック侯爵家はマルタとその次男トマスの婚約を決め、早く結婚させうとしていた。しかしマルタが元気を取り戻す
と、マルタは不健康だと王家に申し立でて婚約を破棄した。セドリック侯爵家の狙いはマルタが死んだ後に、伯爵家の財産を奪う事だったのだ。ある日マルタはセドリック侯爵家の馬車に轢かれたお針子のフラウとその子のヘルメルを助けた。婚約破棄という辱めを受け、轢き逃げしたセドリック侯爵家に対してマルタは復讐を誓うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 10:20:10
12385文字
会話率:62%
これは作者が活動報告に載せていた欄外コラムの再録です。
活動報告が三百件近くなり、掘り起こすのが大変になってきたので、こちらにまとめて改稿、再録します。
主に『中世ヨーロッパについて』をメインに拾っていきます。
最終更新:2021-09-09 18:30:52
10756文字
会話率:10%
いずれはこうなることがわかっていた。
第二王子ロレンツォと政略的な婚約をしていた侯爵令嬢であり王立騎士団、第三師団長のレオノーラは自分が彼に望まれていないことを薄々感じていた。
そしてとうとうある夜会で隣に自分とは違って可愛らしい少
女を侍らせた彼から婚約破棄を言い渡された。
その帰り道、偶然会った同期の第一師団長であるコジモから暴言を吐かれる。
こんな男なんてごめんだ。
翌日、むしゃくしゃして部下たちに八つ当たりしたレオノーラだが、その日から彼の様子がおかしい。
なんでだ。
※『この度“女性”が嫌いだという公爵様と組むことになりましたが、なぜか私にだけ優しくしてくれます!?』と同一世界観…どころか、作中で語られている騎士団長と第一師団長の話です(当時の職位で書いてるので、この部分での誤字報告は受け付けません)。
※こちら単品でも読める仕様になっております。
※他サイトでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 20:21:22
30729文字
会話率:38%
母親が侍女ということから、長女といえども不遇の生活を送ってきたルチア。
そんな彼女に義理の母親であり、父親の妻の娘であるカロリーナの身代わりとなって“番犬騎士”と結婚するよう命じられる。
どうやら王命での結婚らしいが、彼は身代わりで
嫁いだルチアのことを知っていた。
なんで私のことを知っているんですか?
それに私に恋していたって、本当ですか?
※鳴田るな様「純愛企画」参加作品です。
※他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 21:32:11
10977文字
会話率:40%
つくづく男運のない女性騎士パメラ。
婚約破棄された直後、上司から告げられたのは“女性”嫌いの公爵・レオンと組むよう命じられる。
“女性”嫌いということは絶対に私と組むのなんて嫌じゃないのか!?
そう思ったパメラだが、意外とレオンは
優しい。
それは私に対してだけですか?
※秋月忍様主催「男女バディ祭」参加作品です。
※他サイトでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 20:13:04
26671文字
会話率:42%
片田舎で生まれ育った男爵令嬢は、過去の記憶を夢として頭に流しこまれた。
しかもその夢は悪夢としか言いようのない酷いもの。
前々世では、公爵家の次男として権力を笠に着て女を食い物にし、最期は刺殺されてしまう。
前世では、孤児として生まれながら
も高級娼婦となって男を手玉に取った挙げ句、今度は絞殺死。
性別も生まれた立場も間逆ながら、どちらも非業の死を遂げた主人公。
しかも質の悪いことに、どちらも死の間際だけは鮮明な記憶が残っているのに、それ以外の記憶がひどく曖昧でなんの役にも立たない。
少女は『今世も最期は殺されるのね』と絶望する。
だが少女は、簡単に人生を諦めない。
『愛など要らない。とにかく平穏無事な人生を』
三度目の人生を、ただただ穏やかに暮らすことだけを望む少女であったが、運命は彼女に優しくなかった……。
※ループ等の、同じ時間のやり直しではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-09 12:21:24
145531文字
会話率:33%
人生に悲観したわけでも、トラックに轢かれたわけでも、ましてや神様に頼まれたわけでもなく。少し早死ながら、日本でそれなりに幸せな人生を送った老人は、ファンタジーのような世界で、貴族に転生した。
大きな目標もなく、自分のやりたいことをして過
ごしていたが、自分の住む国の現状を知り、自分のすべきことを見つける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-29 07:00:00
134918文字
会話率:47%