人類が宇宙に拠点を設けてから既に千年が経過していた。
地球の衛星軌道上から始まった宇宙開発も火星圏、木星圏を経て今や土星圏にまで及んでいる。
ミハル・エアハルトは木星圏に住む十八歳の専門学校生。彼女の学び舎はセントグラード航宙士学校とい
い、その名の通りパイロットとなるための学校である。
ミハルは実技こそ学年トップであったものの座学成績の方は芳しくない。また卒業を間近に控えていたけれど彼女はまだ就職先が決まっていなかった。かといって別に学科成績のせいではない。実技成績トップである彼女は引く手数多であり、内定がもらえていないのは単に就職活動を始めていなかったからだ。
そんなミハルに転機が訪れる。就職指導のグレン教員から航宙機レースへの出場を勧められたのだ。
このレースがミハルの人生を左右するとは提案したグレンにも予想できなかった。彼が望むような展開になることはなく、ミハルは想定外の道を選ぶ。
ありきたりな生き方を選択することはなくミハルはパイロットの高みを目指していた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 09:26:47
566267文字
会話率:48%
世の中は宇宙開発が進む時代。
タイムスリップ旅行が気軽に出来るのが流行っている。
それは男女の恋愛にも変化をもたらし、恋の駆け引きにはタイムスリップを利用して過去と未来をコントロールしたものが勝者だという風潮になりつつある。
そんな世の中を
生きる彼女には大好きな彼がいるが果たしてその恋は成就するのか?
タイムスリップに翻弄されていく人間の恋愛模様を彼女を中心に描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 10:00:00
9063文字
会話率:17%
フィフスディメンションとは5次元世界のこと。
西暦2123年、GDP世界一位を中国とインドが激しく競い合う時代、急速に発展した宇宙開発は4次元空間の発見に成功し、超長距離間の物体移動を可能にするワープ飛行を実現化させ、人類を銀河系探索の甚大
な欲求へと駆り立てた。しかし、太陽系の存在は確認できず、知的生命体との遭遇、並びに化石燃料などの資源の発見にはいまだ至っていない。地球から最も離れた日本の国有小惑星ソリュージュは、銀河系において地球以外で唯一海と酸素を有する惑星と認識され、日本は、巨大な中国の資本を借りてこの星を一大観光惑星へと変貌させた。地球からソリュージュへ向かう航路であるワープ空間は日本が管理する4次元空間であり、このソリュージュ専用のワープ空間はコスモロードと名付けられた。そのコスモロードの一部に重力地点があることをフランスの旅客船が偶然発見。フランスは、この地点が、発見を待たれる5次元空間への入口であり、その先の5次元空間には太陽系や知的生命体や化石燃料があるかもしれないとの仮説を立て、開発案を密かに中国に売り込む。この情報を察知した日本宇宙軍諜報局はこの計画を阻止しようと対抗する。中国は日本のスター卓球選手とCM契約を結び、そのCM撮影と称してソリュージュへのイベント航海を決行、重力地点の発見に成功、そのまま5次元空間への突入を目論むが日本宇宙軍諜報局に察知され紛争が勃発、撃破されてしまう。スパイを使い中国の計画を奪取した日本軍はついに5次元空間に到達。そこにはレアメタル、太陽系、そして第2の地球が存在していた。しかし、そこはもうすでにインドが秘密裏に実効支配していたのであった。このインドの独占行為は国連安保理によって審議されたが、紛糾、結論は出ず、依然インドの実効支配が続くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 00:36:37
27422文字
会話率:37%
時は宇宙開発歴289年。世界は宇宙に散らばる恒星には沢山の惑星と衛星、そしてその衛星の周りを周回する伴星が見つかり、その星には様々な資源が見つかった。世界各国はスペースコロニーを送り込み資源採取を行い始めた。資源は瞬間移動装置。俗称テレポ
ーターで資源を輸送し、AIが工場を取り扱う。出来た製品の近距離輸送は異次元収納が担っている。
しかしその年高校生になった雨宮圭介の登校風景は西暦の当時と何ら変わらない。大き目な学校指定かばんをぶら下げ、45分かけて自転車を飛ばして通学する。
そんな彼は勇者の響きに憧れて『宇宙外来生命体駆除資格』俗名勇者資格を取りに行く。西暦年間との大きな違いは、巷に愛玩動物として連れてきた宇宙生命体や品物に付いてきた有害生命体だ。
そんな宇宙外来生命体を敵に仲間を集め(⁉)少年のご近所冒険が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 22:22:55
77747文字
会話率:46%
遠い未来、だが、地球から見たらせいぜい数百年後程度の未来。
人類は天の川銀河全域に入植し、アルクビエレドライブの箱舟に乗って他の生命などいなかった虚空の星空に核融合ロケットの噴射炎で繁栄の灯を灯していた。
技術的進歩は宇宙開発のみにとどまら
ず健康寿命はほぼ無限になり、ほとんど不死になった市民は宇宙の熱的死まで続く永遠の日常を享受していた。永遠に日常は続くなどと勘違いしていたのだ。
技術的進歩を遂げたのは、戦争も...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 22:44:47
2014文字
会話率:37%
宇宙開発局の仕事で、開発を進めても良いかどうかの判断材料の一つとして、
その星に住む原生生物の「知能」を調査する必要がある。
俺の仕事は、それだ。しがない捜査官だが、気持ちだけは誰にも負けないぜ。
今回は綺麗なお姉さんの護衛付き。
しかし、
何だこの星は。随分特殊な生態系を持つ生き物がいたもんだ。
うん?彼らには、特別な「休日」がある?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 22:56:45
16283文字
会話率:37%
宇宙開発全盛のこの時代。
惑星開拓のために産み出された数多技術を用いて作られた
最新ゲームで、ひたすら楽しみ続ける廃人ゲーマーのSF
ファンタジー。
最終更新:2023-05-01 01:31:37
4719文字
会話率:14%
ガガーリンが宇宙に飛び出て以来、有人宇宙船の歴史も60年近く経過する。だが、そこには宇宙飛行士達の大いなる苦悩があった。宇宙の彼方に今ブラウニーな夜明けが…!涙なくしては読めないということはまったくない。
最終更新:2023-01-12 18:56:34
4413文字
会話率:61%
事象を書き加える場合は日本語を用いてください
最終更新:2022-12-14 19:06:38
514文字
会話率:0%
本稿はSFを題材とした“エッセイ/評論”でして、
2020年に『カクヨム』サイトに投稿した内容の再録です。
*
月旅行がまだ夢物語だった1950年頃。
英国のクラークと、米国のハインライン、
のちにSF界の巨匠として君臨する新
進作家が上梓した
二つの作品がありました。
『宇宙への序曲』(1951)と『月を売った男』(1950)、
そこに描かれた月旅行計画は……
読み比べてビックリそっくりのクリソツ。
作品の設定年代も、ぴったり同じ1978年。
同じ条件でスタートし、同時に遥かなる月にゴールインを目指した?
華麗にして古典的な宇宙開発レース、今改めて、ここに開幕!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 21:17:41
20862文字
会話率:0%
究極のメタバースはデジタルツインの世界。でこの世界では、近未来を垣間見ることが出来る。宇宙開発の進捗を確かめるためにメタバースをたどっていくケンジに勝手についてきてしまったディナのドタバタ大冒険。
最終更新:2022-11-18 10:00:00
10652文字
会話率:10%
遂に人類の悲願であった宇宙開発の最中、異星人との接触に成功した少年。
宇宙を旅して回る事が夢だった少年にとって、地球とは違う文化を持った多数の異星を見て回る事が出来る様になったのは喜ばしい事であった。
それはそれとして。
少年はそ
の後なんやかんやで多額の借金を背負ってしまい、借金を返す為に治安組織から仕事を貰う日々を送る事となる。
そして借金を完済するまで、仕事以外では宇宙に出る事すら出来ない身となってしまった。
そんな少年と仲間達の特に起伏の無いダラダラとした日常風景や、借金完済を夢見て仕事をこなしていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 16:00:00
1613489文字
会話率:40%
もしも総理大臣が
「科学的な必要性は無いけど、政治的・経済的な理由で有人宇宙飛行船買うことになったから。
あとは君たちで運用してちょうだいね」
と無茶ブリして来たなら、貧乏・人手不足の日本の宇宙機関が
どのようにデスマーチに突入していくか
を描いたシミュレーションである…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 19:00:00
1180971文字
会話率:24%
巨大宇宙船とか、銀河を超えるテクノロジーとか、出ません(笑)
どちらかと言うと、地道な宇宙開発(主にロケット開発)を地味に描いていきます。
時には人命を失い、侵略行為もやる。
そんな太陽系の宇宙開発のダークな面を主流にする予定のシリーズで
す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 15:59:52
13788文字
会話率:33%
【STAYHOME】外出しなくても小説家になろうには面白い作品が沢山あります。
本作を含め毎週連載が途切れないよう作者の皆さん頑張ってます。
作者さんも読者さんもこの難局を共に乗り越えていこうではありませんか。
【第3回なろうコン大賞受賞
】ぽにきゃんBOOKSから発売中。
『すべては愛する娘の将来と大切な従業員のために』
山田トムは100円ショップの脱サラオーナー。
信頼する部下に妻鈴江を寝取られ、悲しむ暇も無く業務に忙殺される日々。
――そんな彼にひとつの幸運が舞い込んだ。
召喚された彼を待っていたのは、従兄弟を名乗る国王セイヤと王妃エトランジュ。
そう、トムの父親は異世界を追われた王子だったのだ!
剣と魔法の異世界と現代日本の商材を使って成り上がる。
寝取られ男の大逆転サクセス・ストーリー!?
異世界と日本を行き来する物語です。両方の世界が交互に描かれています。
第5節「宇宙開発編」が始まりました。
なお、寝取り・寝取られといったエロが続く話ではありません。少しはありますが・・・。
毎週日曜日更新中。
※あらすじを書籍版に合わせました。
★書籍未収録分誤字報告受付中です。但し、同じ意味で別漢字を宛てている場合もありますので事前に辞書で調べた上でお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 12:00:00
1234739文字
会話率:49%
世界は東和 神華 ガゼル を中心に宇宙開発競争を行っていた
その中の東和連邦で初の火星への有人探査へと向かった最初の探査船の悲劇である
最終更新:2022-05-26 23:01:08
1570文字
会話率:79%
地球の宇宙開発に貢献した大発明、アンプリファイア。
生命体の感情を増幅しエネルギーに変える装置である。
善の感情に作用すれば、平和で安泰な社会へ導く一方、負の感情に作用するとたちまち人間を悪の道へ進めてしまう諸刃の剣。
故にアンプリファイア
専門の電気技術主任者によって厳重に管理されていた。
ある日、主任者ケイトの部下のエドが、3つのアンプリファイアを盗み逃亡した。
逃亡先は妖精達が暮らす星フェイス。
ケイトは偶然出会った風の妖精の寒風(さむかぜ)や東風(こち)の協力を得て、アンプリファイアを探す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 06:43:34
74740文字
会話率:23%
王国でも屈指の天才魔術士と名高い公爵令嬢ユリアーナは、社交界を無視して研究に没頭する日々を過ごしていた。彼女の夢は大気圏を突き抜け、星空を自由に飛び回ること。そんなある日、幼なじみであり相思相愛であったはずの婚約者から「今夜の舞踏会に参加し
なければ婚約は白紙にする」と告げられてしまう。これはさすがにサボれないと思ったユリアーナだが、不意に訪れた妖艶な美女に大気圏突破に必要な素材「ヒドラの血」の在り処を教えられて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 20:03:16
15938文字
会話率:42%
西暦二XXX年。緻密なAIの"人格診断"が齎したさまざまな事柄の最適化により、人類の生活における満足度は高まり、大いに恩恵を享受していた。だがそんなある日、AIは人類滅亡の可能性を示唆したのである。
――――
宇宙開
発部隊の隊長であるわたしは、AIにやや不信感を覚えながらも日々を過ごしていた。ある日、とある惑星の偵察隊にわたしの補佐をしている補佐官が選出された。AIは安全だというが、わたしはその言葉に一抹の不安を覚える。しかし、出発の日が訪れて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 19:04:10
8009文字
会話率:46%
「人類後継者プロジェクト」で最終週成績を収めたAIである主人公は人間性の欠如を指摘され、第一希望の国立宇宙開発研究所への配備を認められず、国立味覚研究所に配備された……。
この作品は他サイトへの重複投稿を行っています。
最終更新:2022-01-28 23:51:15
7571文字
会話率:23%