尊敬してやまない兄『ルイス』を探し旅に出た見習い騎士『ローダ』
アドノスという悪い噂が絶えない島に居るらしい情報を
つきとめ渡る。
そこで彼は黒い剣士『マーダ』に乗っ取られていた兄と再会を果たす。
マーダはアドノスを支配する絶対的な存在であ
り、民衆の敵であった。
兄と戦う理不尽に苛立ちを感じながらも、戦いに身を投じてゆく。
神竜戦争 儚き愛の狭間に…心優しき暗黒神の青年と愛する少女達の物語
マーダ『森の護り人・ファウナ』-ローダ第零章-
の連載後、本編である当作をどうしても書き直したく
敢えて旧作を消さず始めてみます。
じっくりと楽しみながら書く予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 00:00:00
66354文字
会話率:24%
舞台はアドノス島と呼ばれるちょうどイタリアのシチリア島位の島国。
魔術師として天賦の才を持っていた『ヴァイロ』は
魔術師であり剣士でもある魔法剣士。
彼は黒き竜『ノヴァン』を錬成する事に成功。
彼はその力を欲望の為に使うのではなく、カノ
ンという
未開の地を守る事と、優秀な後継者を育てる為にだけに
尽力していた。
しかし同じアドノス島ではあるが、東の端にあるロッギオネでは
エディウスを名乗る女剣士が白き竜を錬成する事に成功。
エディウスはこの世にドラゴンを使役する人間は
2人も要らぬとカノンに戦争を仕掛ける。
ただ、これはエディウスの意志ではなかった。
エディウスの一番弟子・賢士ルオラ、司祭グラリトオーレ、
修道騎士レイシャ等が率いるエディウスを戦の女神と
慕う兵士達を相手にヴァイロが率いる『黒き竜牙』の
連中が受けて立つ。
最年少ながら炎系の魔法に長けたアズール
防御系魔法では右に出る者はいないミリア
ヴァイロと同じ魔法剣士であり、先読みのスキルが使えるアギド
そしてそれらを束ねるリンネ
彼女は音を自由に操る不思議な能力を
持っていた。
さらにヴァイロが唯一男女としての心を開いた存在。
彼等はとある黒い剣士の昔の姿の謀略によって
全て滅されてしまう……。
ただの魔法戦争ではないお話をアナタにお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 18:09:32
293502文字
会話率:36%
魔科──魔法と科学の融合学問。数百年前から提唱され始めた比較的新しい学問。数十年前のある出来事を境に急激に発展した。この魔科という学問によって時代は急速に発展し動いた。そして世界は現在混迷を極めている。
現在星神歴千三百三十二年──世界は
五大陸を中心として戦争の火蓋が切られようとしていた。そしてその戦争の始まりからの時代を『昏き世界』と呼んだ。
五大陸全てを統括し名目上管理する組織である世界連合、名称『|天照《アマテラス》』の直属の配下である『|十剣《カルディア》』の一人である主人公ゼノはこの不安定な世界に違和感を覚えて生きていた。
ある日世界の頂点に君臨する神と崇められる星世神『イザナギ』直々の勅令を受ける。その勅令はこの世界の滅亡と復活であった。
この日を境にゼノの運命の歯車は大きく動き出し始める。
これは『天剣』の称号を持つゼノが天剣魔導士として昏き世界に剣を突き刺す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 22:06:40
66810文字
会話率:58%
遥か昔、世界の終わりを招いた五つの大陸にまたがる壮絶な戦い、「終焉戦争」が勃発した。この戦争は、ある大陸の王の禁忌によって引き起こされ、神々の怒りを招いた結果、世界の均衡が崩れ、終焉の時を迎えた。その戦争の中で、五人の強者「終焉の五刃」とし
て知られるコウ、センセイ、千代、ケイ、悟は数々の戦いを繰り広げ、皆悲惨な運命を迎えた。その戦いの最中、最強の剣士と謳われた夏葉瀬コウは、謎の神による呪いを受け、力と記憶を失ったまま現代へと飛ばされる。
目を覚ましたコウは、自らの過去をほとんど覚えていないまま、柳田学園高等部の一年生として新たな生活を送っていた。そこで彼は、かつての戦友・千代を思わせる少女、千織。無骨ながらも頼れるケイの面影を持つ青年、ケン。しかし、似てはいるが他人の空似…2人ともコウのことは知らなかった。そして、学校生活を送る中で何よりも深い絆で結ばれていた「センセイ」と再会する。センセイは今や学園の理科教師であり、コウとの過去を覚えていなかった。
静かに過ぎていく日常の中で、コウの中に眠る戦士としての本能が目覚め始める。同時に、かつての敵が現代にも影を落とし、彼を狙い始める。追手の正体は、終焉戦争で倒したはずの者たち。その中には、再び世界の破滅をもくろむ存在が潜んでいた。
「何者にも縛られず、ただ生を味わい尽くす者」
かつてそう語ったコウは、失われた力を取り戻し、記憶の断片を手繰りながら戦いに身を投じる。果たして彼は、現代で何を選び、どのような運命を切り拓くのか。そして、センセイは何を思い、どんな役割を果たすのか。
過去と現在が交錯する中、再び世界を揺るがす戦いの幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 21:23:45
27979文字
会話率:37%
北の大地に、瘴気が満ち始めた。
それは、魔王復活の兆し──世界の破滅のはじまりだった。
かつて王国騎士団の一員として戦地に向かった父は、十五年経った今も戻らない。
残された少年・リオは、剣の柄だけを手に、日々を鍛錬に費やしていた。
そん
な彼に、ある夜、世界の管理者たる「大精霊アクウェリナ」から啓示が下る。
これは、“勇者”とは呼ばれなかった少年が、ただまっすぐに剣を振り続ける──
精霊と共に歩む、ひとつの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 20:00:00
90579文字
会話率:31%
辺境の地に現れた傭兵団――その名は《灰狼旅団》。
国に見捨てられ、騎士団に虐げられた民を守るため、彼らは剣を取り続けていた。
旅団の中核にいるのは、雷を纏う魔導大剣の使い手・レオン。
そして、彼に育てられた戦争孤児、若き剣士カイル・マクレ
ガー。
ある日、旅団は辺境の村を襲ったテロリスト集団との激戦を制し、命を守る。
だが、勝利の背後には、政府の不穏な影が忍び寄っていた。
「正義とは、誰のためのものか――」
焦土と希望の狭間で、若きカイルの信念が試されていく。
これは後に“死隠部隊”と呼ばれる影の組織に繋がる、英雄たちの知られざる前日譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 20:00:00
70356文字
会話率:29%
『追放』—聖騎士と魔王、交錯する宿命の戦記ファンタジー—
この物語は、王国と魔王軍の戦争を背景に、戦場で交錯する人々の生き様を描く戦記ファンタジーです。主人公レオン・アシュフォードは、自分が追放した元勇者・ゼノが魔王となり王国に襲いかかる
宿命に、仲間とともにと戦う道を選びました。レオンはかつての仲間、かつての誓い――それらを胸に抱きながらも、レオンは新たな運命へと歩みを進めます。
一方で、王国側では未曾有の危機が迫る。
王国軍の若き騎士マーリス・ヴァンアッシュ、剣の達人クラリス、戦場の聖女シルヴィアらがそれぞれの信念を抱えて戦いに身を投じる。レオンと彼らの関係は、敵か、それとも――?
魔王軍はコミカルな空気感を持ちながらも、戦略的に王国を追い詰めていく。
軍師リリスの策謀、戦闘狂ヴォルクの猛攻、ダイスで戦局を決める異端の指揮官ルシアンなど、個性豊かな面々が織り成す戦いは、シリアスでありながらも時にユーモラスに展開される。
この物語のテーマは「戦う理由」。
聖騎士は何のために剣を振るうのか? 彼を追う者たちは、その決断をどう受け止めるのか?
シリアスとコメディ、戦記と人間ドラマが交錯する物語が、ここに幕を開ける――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 17:00:00
369883文字
会話率:43%
御伽町。
そこは、本州でも端に位置する古き良き田舎町。
両親の都合でこの町に引っ越すことになった響里義矩は、突如異世界へと飛ばされてしまう。
目が覚めた先は、戦争真っ只中の中世漂う幻想的な世界。
しかし、そこで出会ったのは巫女の剣士――咲
夜。彼女もまた転移人だという。しかも、異界と称されるその世界を蹂躙している悪の根源もまた同じ日本人だった。
思いがけず戦火に巻き込まれる響里。当初は戦うことに臆病だったが、それは現世にも悪影響を及ぼしていて――。
現世と異界。
響里は英傑と呼ばれる者との魂と結合し、交錯する二つの世界を救う戦いに身を投じていく。
※この作品は他サイトでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 10:00:00
128251文字
会話率:46%
常時金欠な遊撃兵ラウドが、軍からの依頼に飛びつくのはいつものこと。
そして、貧相なボディが悩みのドジな女教師レイナに助けを求めるのもいつものことだ。
五年前。魔術戦争という大規模な戦争があった。魔術師による犯罪が横行し始めたからだ。魔
術を危険視した共和国軍は魔術師を一括りに弾圧。以降、仮初めの平和が訪れていた。
それでも魔術師関連の犯罪は後を絶たない。
今回も予言者が悪事を働いているという、どうにも胡散臭い依頼を受けたラウドは魔術に詳しいレイナを頼るも拒否。どうにか連れてやってきたのだが、あっさりと罠にはまってしまう。
ドジを踏んだ二人は無事、今回の依頼を解決できるのか?
デコボココンビが織りなす、非常にささやかな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 14:00:00
11948文字
会話率:54%
とある大陸が戦争により二分化された、王国と帝国は停戦協定を結び10年近くの平和が訪れた・・・主人公アルスは王国の剣聖試験に合格し職を見つける。なぜアルスは王国の剣聖になったか、このまま平和が続くのだろうか・・・。
最終更新:2025-07-15 02:11:53
195172文字
会話率:51%
かつて帝国の若き聖騎士ギルは、ある事件を機に剣を置き、辺境の森で静かに暮らしていた。
幼なじみの陽気なレオルトと、謎多き師匠アポストロスと共に、失われた古代遺跡の秘密に迫る旅が始まる。
深まる謎と迫る帝国の影。やがて彼らは、世界の命運を左
右する壮大な冒険へと巻き込まれていく。
これは、剣と希望の物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:27:04
1087文字
会話率:39%
四歳の時に組織によって囚われてしまった少女ユウナ。彼女は魔王に対抗するという名目のもと、完成体として覚醒するために、地獄のような実験、改造が行われていた。そんな中、剣聖がが組織に侵入し、その混乱の中ユウナは組織から脱出する。そしてそこからギ
ルドに加入し、国家間の戦争、組織との戦闘、魔王の復活などといった様々なことに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 19:01:46
279890文字
会話率:49%
突然剣と魔法の世界に次元漂流した普通“っぽい”少年・シンイチ。
そこで悲劇や戦争、陰謀策謀を経験しながら2年の旅路の末に自力で元の世界に帰還するが
故郷『地球』は科学技術が発達した別の異世界『ガレスト』と交流を始めていた!
ステータス主義や
進んだ技術が横行し始めてちょっとした現代ファンタジーと化しつつある地球。
数年の離別と世界の変化で変わってしまっていた家族や友人の環境。それらを知ったシンイチは
騒ぎの種となるのを嫌い、そして平穏無事な生活を送りたいと思って自らの“力”を隠す道を選ぶ。
それが叶えられない願望と理解しながら。だって彼は騒動を引き寄せる上にそれに慣れ過ぎていた。
何より彼は根本的な部分でどうしても「世話焼きなお兄ちゃん」だった。
これは彼が帰還してしまったために始まった物語。
※最初は時系列通りではないのでサブタイの数字を目安にしてください。
また作者が好き勝手に書いておりますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 17:58:42
2932124文字
会話率:27%
戦火に揺れるエスペランド大陸では、女神ルクスを崇める魔術と騎士の国アドラシオン皇国と、
魔獣を操る猛獣使い≪テイマー≫の国サンクリッド王国が激しく対立していた。
皇国の軍人ナイトは、魔術・武芸に才がなく、飄々と軟派な性格も相まって「最
弱」「無能」と蔑まれている。
彼が隊長として率いる小隊「ヴェイン」も、訳アリの隊員で構成された〝お荷物部隊〟と認知されているが──。
その実態は、蔑称を隠れみのとした、皇国の第一皇子スレイン旗下の特殊部隊。
そしてナイトは、復讐に燃えた過去を悔い、罪を背負いながらも「恒久和平」実現のため暗躍する軍師である。
そんな彼が、スレインと共に戦場で見つけたのは一輪の華。
王国への復讐心を燃え上がらせて狂い咲く、エリート女騎士エレノアだ。
「憎しみは憎しみを呼ぶ」と学び無能を装うナイトと、「両親の仇を討ち、弟を守る」と誓いひたすらに刃を振るうエレノア。
出会った二人は、相容れぬ思想ゆえに衝突を繰り返しながらも、次第にお互いを知り、心に踏み込んでゆく。
果たして二人の行き着く先は破滅か、それとも新たな光か──。
剣と魔術、知略の織り成す戦記ロマンスファンタジー、いざ開幕。
※毎日17時頃更新予定※
※ネオページさんで連載中の作品です。
最新話はネオページさんにて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 17:10:00
120527文字
会話率:27%
普通のサラリーマンの異世界転生の旅、まあ、よくあるテンプレの異世界作品ってことか?うん?
「勇者よ、我が国を託すぞ!」
「えっ、いや、俺はタピオカ屋をやりたいだけなんだけど?」
主人公:風間伊佐(かざま いさ)、英語名:Max。
小さな
会社でエンジニアとして働く普通のサラリーマン。
ある日、残業を終えて同僚と一緒にドリンクを買いに行った帰り——
突然雷に打たれ、目を開けると、そこは剣と魔法の世界だった。
人間族、魔族、亜人族の戦争が一触即発の異世界。
しかもこの世界は、彼が元々いた世界と何かしらの繋がりがあるようだ。
冒険と物語に満ちたこの伝説の中で、元々は普通の人間であった風間伊佐は、果たしてその使命を果たせるのか?
最終的に金や名誉、美人を手に入れることができるのか?
興味があれば、ぜひ「平凡者の異世界の旅」をご覧ください。
作者すら何が起こるか分からない状態で、一緒にワクワクドキドキの冒険に出かけましょう、へへ〜
翻譯成中文折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 15:02:49
225896文字
会話率:49%
それは想いで全てを切り拓く物語
現実世界にて、刀剣収集、刀剣鑑賞、刀装具鑑賞、そして真剣を用いた剣術を趣味として生きてきた初老の男性。
彼は退職間近に、ガンになったことで余命幾ばくもないことを宣告された。
しかし直ぐに死ぬことはなかったた
め、何とか職務を全うし、定年退職をした。
そんな彼が思ったことは、もっとも愛すべき刀に少しでも恩返しできれば……という思いだった。
そのため彼は、自分が購入した奉納刀を、再度その神社へと納めるために行動し……平行世界へと迷い込んでしまう。
自らが愛し、神へと納めようとした刀、愛用の稽古刀、稽古の木刀、もっとも美しいと思う刀。
これらを持って迷いこんだ世界で一番最初に降り立ったのは、荒れ果てた廃墟と荒野のただ中。
しかも平行世界に迷い込んだその時……彼は精神年齢はそのままに、健康な体と若返りという実に奇妙な状況へと陥った。
そしてそれよりもさらに奇妙なことが長年続いていた。
その平行世界は世界中で戦争が起こっていたのだ。
それも、人同士ではなく、異星起源生命体と……。
そんな奇想天外、驚天動地な状況へと陥った、見た目は若者、中身は初老のおっさんが……平行世界にて面妖たちを、撃ち、殴り、切り捨てて戦っていく、そんな物語である。
カクヨム に掲載している作品をなろうにも掲載を始めました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 00:00:00
525772文字
会話率:38%
平和とは、誰のためのものか。
国家とは、何を守るために存在するのか。
そして人は、いつそれを“自分の意志”と呼べるのか。
――革命戦争〈レンシャーヌ大戦〉を経て、世界は新たな秩序を求めていた。
中央集権と国民国家の形成が進む中、旧時代の影
を引きずるペルモニダ王国は、その境界に取り残されていた。
そんな国に、ひとつの“祝福”がもたらされる。
クラインシア王国から派遣された外交官ローレンツ・フリーデンと、
軍部出身の貴族令嬢アルセッタ・クラヴィツ。
二人は、国際的な和平の象徴として、政略結婚を命じられる。
だがその婚姻は、ただの序章に過ぎなかった。
王族、軍部、外交官、貴族、革命派──
それぞれの立場と思惑が、国家の名のもとに交差し、ぶつかり、離れていく。
そしてその中心で、ローレンツとアルセッタは、否応なく世界のうねりに巻き込まれていく。
これは、一組の夫婦の物語であり、
時代の淀みに取り残された小国と、そこに生きた人々の記録である。
虚構の祝福から始まる群青の叙事詩。
剣と理想が交錯するその果てに、彼らが選ぶ未来とは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 23:38:01
13178文字
会話率:36%
いくつもの魔法国家が領土争いを繰り広げる大陸で、魔法が使えない剣士の元へ嫁ぐことになった王女の物語。
※差別、戦争、水害、火災、疫病にまつわる表現が含まれております。ご不快な思いをさせてしまう恐れがございますので、お読みになる際は予めご了
承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 20:33:19
336984文字
会話率:47%
「やっぱり、もう無理かもな……」
望月レンは、シャッター通りと化した商店街の路地裏で、古びた看板を見上げていた。
“月光堂古書店”。祖父母が営んできた小さな本屋だ。今では来客もまばらで、書棚の埃の方が目立つ。
高校から帰宅したレ
ンが扉を開けると、鈴の音が静かに鳴った。
「おかえり、レン」
奥のカウンターに座る祖父が、新聞から目を上げずに微笑む。だが、その手元の帳簿には赤字の文字が並んでいた。
――何をどうやっても、商売はもうダメかもしれない。
けれど。
(いや、まだ道はある。場所が変わるだけだ)
レンは制服のまま、自室のPC前に腰を下ろした。ディスプレイには、ログイン画面が浮かんでいる。
《オルタナ・クロニクル》――全世界ユーザー数1億人突破の、超人気VRMMORPG。
派手なスキル、壮大な戦争、伝説の武器……普通なら、プレイヤーは「勇者」や「剣士」などの戦闘職を選ぶだろう。
でもレンは、違った。
【職業選択】
──戦士/魔法使い/盗賊/僧侶/行商人(?)←
「これでいい。いや、“これじゃないと”勝てない」
クリックとともに、世界が切り替わる。
仮想の大地。喧騒と熱気に包まれた市場の街。
その片隅、ひとりの少年が布を広げて、木箱を並べた。
「いらっしゃい、安くするよ! ダンジョン帰りの皆さん、ポーション補充どうですか!」
誰も見向きもしないその声が、やがて世界の富を動かすものとなるとは、まだ誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 17:00:00
82206文字
会話率:41%
遥か昔、人と魔族は争い、のちに人魔大戦と呼ばれる戦争を経験した
人や魔族の血肉で染め上げられた大地は変貌し、魔窟と呼ばれる物を生み出すようになり、冒険者と呼ばれる者たちが対等する世界になった
そんな世界で、『紫電のカムイ』と呼ばれる冒
険者の、カミサマと呼ばれる異質の存在を追い、教団『星なる者たち』を殲滅するお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 16:30:00
295580文字
会話率:53%
神を名乗る男が現れて自分が住んでいた世界が滅びたと知らされる主人公。そして天使に転生し、その神に仕えることに。
これはそんな主人公が仲間と共に異世界へ行き、『神のお告げ』を実現させる為、剣と魔法と策略(主人公がそう思っているだけ)で戦う物
語である。
日曜日と水曜日の15時に投稿します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 15:00:00
1939318文字
会話率:62%
サッカーは戦争だ
異世界転生したエースストライカー、血と魔法のフィールドで再び輝け!
――サッカーは戦争だ。
そんな言葉を、赤沢健斗(あかざわけんと)は日本の中学サッカー部のエースとして心の奥に刻んでいた。
だが、彼が転生したのは、剣
と魔法、血と骨、暴力と裏切りが渦巻く、戦場のようなファンタジー世界だった。
そこでは、サッカーこそがすべて。だが、それは健斗の知っているサッカーとは似ても似つかぬ、殺し合いに近い血みどろの競技だったのだ。
騎士、戦士、騎兵、重騎士、魔法使い、僧侶、盗賊、NINJA、精霊使い、ネクロマンサー、遊び人、賢者、像使い、弓兵……
ありとあらゆる戦士たちがフォーメーションを組み、鋼の剣と魔法を駆使して、ひとつのゴールを目指し、死闘を繰り広げる。
「これが……異世界の……サッカー……!」
王国期待の『転生者』として招かれ、栄光のサッカー部隊に入隊した健斗だったが――現実は非情だった。
試合中に幾度も死に、僧侶の蘇生魔法で生き返り、また死に、また生き返る。
結果を出せない『使えないストライカー』として烙印を押された彼は、ついに辺境へと捨てられてしまう。
だが、そこで健斗は運命の師と出会った。
かつて王国最強の選手と謳われた男――ローナルド。
「お前、サッカーを勘違いしているな。俺が教えてやる、本物を。」
ローナルドの元で修行を積むため、健斗はまず職業を『盗賊』に就いた。
スピードを最大限に活かすためだ。そして、辺境の中学校に通いながら、再び中学サッカー部に所属する。
しかし、異世界人というだけで部内では孤立。
それでも、ローナルド仕込みの技と、何度死んでも折れない心で、健斗は仲間に認められていく。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-13 14:00:00
45579文字
会話率:24%