何かを強く願うなら 賀珠沼町にお行きなさいな
幸せ笑顔を求めるならば 〈喫茶月影〉に行ってごらんなさいな
まことしやかに囁かれる、不思議な不思議な喫茶店のうわさ。
満月の夜にしか訪れることのできないその喫茶店では、さまざまな事情を抱
えてやって来たワケありのお客様に〈特別なひと皿〉を振る舞うのだという。
宝石のように美しいグミ、飲むだけで思い出を垣間見ることができるハーブティー、星空を映したようなフルーツパンチ――そんな、魔法のような一品がお客様にもたらすのは〈心からの笑顔〉と癒やし。
涙あり笑顔ありの不思議グルメファンタジー。あなたもワケありのお客様と一緒に、どうぞ〈喫茶月影の幸せひと皿〉を召し上がれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 23:29:18
94750文字
会話率:52%
前島三春は孤独を愛する……わけではないけれど、ワケあって一匹狼を気取る女子高生だ。友達なんかできない。できたとしても、うまくいくわけない。それならば初めから友達なんて作らない方が合理的じゃないか。案外一匹狼気取りの生活は気楽だし、美味しいお
菓子があれば他は何にもいらない。放課後に公園で一人、お菓子を食べてから帰るのが三春の日常だった。
そう思っていた三春の生活は、一人(?)のおばけと出会ったことから一変してしまう。
えっなに、おばけじゃない?いや、どっからどう見てもおばけだよあんた。えっなに、その菓子はうまい?ひとつよこせ?もうこのおばけうるさい!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 23:08:16
94991文字
会話率:40%
ある田舎町に住んでいる女子高生:神崎 富子は、「お寺の孫娘」と言う理由から、夏休みに肝試しに参加することになってしまった。
「お寺の孫娘」って言っても、私には、みんなが期待するような「霊感」なんて持ってないのに!
ドキドキした肝試しは何事
もなく終わって安心。しかし、後日、今まで関わったことがない、寡黙なクラスメイト:坂本 真に呼び出しをされて…
他人には理解されにくい能力を持つことは、良いことなのか、悪いことなのか。
閉鎖的で開放的な今の時代を生きる、高校生の夏休みに起きるチョット不思議な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 23:00:00
45446文字
会話率:33%
小学生からの腐れ縁である主人公と風太と昴の三人の人間模様を描く。
一話「プレアデス」は高校生時代の話。
格闘技に長けている昴が、ある日、顔に大怪我を負って登校する。主人公と風太は昴が誰かに弱みを握られていると思い、昴を助けるために動き出し、
昴の元彼女が鍵を握っていると知って……
二話「風の形」は大学生時代の話。
恋人ができない風太は、出会い系アプリで奈良出身の22歳の女性と知り合う、主人公と昴は付き添いで奈良についていくと待ち合わせ場所には、十歳の女の子が現れて……
三話「いまはもういない」は社会人時代の話。
社会人になった主人公は、結婚し出産を迎え、忙しい毎日を送り、昴と風太と会う頻度が少なくなっていた。そんななか、昴の結婚式で三人は再会するも、その後三人は、主人公の息子の死をきっかけに疎遠になってしまうが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 22:59:02
99681文字
会話率:48%
離婚し一人息子と共に実家に暮らしている勢多統太は、元妻の悪口を言う母に耐え兼ね、息子の為にも実家を出たいと考えていた。そんな時に同居人を募集するアヤシイ貼り紙を見つける。光熱費込みの破格な家賃に釣られ、家主に連絡を取る統太。家主は大隅という
、やや癖のある人物のようだか、すぐにでも実家を出たい統太は、家を下見に行く事に決める。訪れたのはコレクティブハウスという住居形体で、現代版の長屋のような場所。それから個性的な住人たち。思いのほか温かく迎え入れられ、統太は入居を決意する。統太とコレクティブハウスの住居人たち。親と子の関係をメインに、住居たちの人間模様を描くヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 21:00:00
130213文字
会話率:39%
美千留の母は教育ママゴンだった。おかげで偏差値的に到底ムリな高校を受けて受験に失敗、高校浪人することになった。母とケンカし家を出ようとした美千留は、父になだめられ、気晴らしに熊本の大叔父の家に行くことにした。大叔父の店を手伝いながら観光して
過ごそう、と熊本を訪れた美千留は、そこで遠縁の青年、賢哉と出会う。賢哉は、お祖父さんの古家を自分の手で修繕する計画をたてていた。賢哉の手伝いをすることになった美千留は、日干しレンガやミミズの住処を作りながら、いつも一生懸命でデリカシーのない賢哉と親しくなっていく。美千留は、賢哉に「熊本の高校に通いなよ」と誘われ、迷いながら、今度は自分の意思で進路を決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 21:00:00
96256文字
会話率:22%
◆ピュアフル小説大賞への応募条件に基づき、物語の大筋を記載しております。予めご了承ください。
◆また、作中には学校におけるイジメの描写があります。苦手な方はご注意ください。
高校でイジメをうける門原明莉。彼女は誕生日の放課後、ある事をき
っかけに家へ帰れずにいた。
通学路を外れた路地で遭遇した不思議な黒猫に導かれた明莉は、喫茶店「黒猫」に保護される。そこでは、彼女と同じ高校に通う木野内梢が働いていた。
奇妙な縁をもった二人は友情を育み、明莉はイジメへ対抗する心の強さを持とうとする。
しかし、イジメの対象は梢を中心としたものに変わっていく。この事態に梢の抱えていた家庭の問題も浮上し、彼女は明莉を遠ざけようとする。
「黒猫」のスタッフから事情を聞いた明莉は、彼等の協力を得て梢を救うことを決意。
イジメが鎮静化した後、梢は明莉と共に別居中の父に会いに行き、虐待によるトラウマを克服して前向きに生きることを誓う。
翌年度、同じクラスに進級した二人は「黒猫」で共に働くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 19:00:00
120894文字
会話率:51%
天雲真赭は、安倍晴明の孫だ。祖父譲りの式神、十二月将を従えて後宮の物の怪を祓っている。いつのころからか真赭は、花畑の中で姿の見えない誰かに攻撃される夢を見る。真赭の庇護者は藤壺中宮で、中宮もまた花畑の夢を見るという。
不吉な流れ星が、都の空
を流れた。中宮は祓いのための御法を行う。現れた死霊を真赭は祓うけれど、阿闍梨の面目を失わせたと非難の的になる。そんな中、春宮の清彰に求婚される。心弱っていた真赭は、それを受け入れてしまった。
春宮妃としての、窮屈な生活。真赭が後悔する中、中宮に異変が起こる。花畑の物の怪は殺された中宮の姉だった。真赭は十二月将とともに姉を封じ、内裏は火事になってしまう。
火事での死者は、春宮妃だとされた。自由の身になった真赭は、民間陰陽師として都で働いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 17:35:27
141295文字
会話率:44%
西田由紀はどこにでもいる、普通の地味な女子高生だ。ただし、人が色を纏って見えるという体質以外は。
この体質を利用して相性診断をしていたら、いつの間にか「お告げの西田」という異名持ちになっていた。
そんな由紀が猫と戯れる不良男子の近藤を目
撃した日から、平穏だった生活がおかしな方向へ転換し始める。
「おめぇ、バイトしねぇ?」
「それは、夜のいかがわしいお店だったり、露出の激しい衣装で誰かを勧誘したりするバイトで?」
近藤にバイトに誘われて以来、毎日が慌ただしい。それでもマイペースに生きる由紀に、近藤が振り回されることとなる。
由紀の目の前に広がる世界は果たして虹色か、あるいは最低なドブ色?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 17:00:00
101095文字
会話率:30%
2015年。鎌倉市図書館のツイートが話題になった年の二学期。
コンビニでバイトをしている大学生、奏田伸(かなだしん)は、
図書館で絵本に落書きをしようとする中学生、楓に出会う。
伸は、図書館を逃げ場にしようとしている楓を昔の自分に重ね、気に
なっていく。
楓の出現により、誰もが羨む完璧な彼女の愛加との関係も変わっていく。
二学期が終わる頃、伸は自分に何ができるのかを考え、オリジナルの絵本を作る。
絵本、読み聞かせ、本を通して育まれるコミュニケーションの話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 14:41:42
95259文字
会話率:38%
◆◇「小説家になろう×ポプラ社 ピュアフル小説大賞」金賞受賞◇◆
◆◇書名「彼女の気持ちはわかっても、それが恋とはかぎらない」に転生し発売中です。大幅に加筆修正しております。どうぞよろしくお願いいたします。◇◆
シンヤは他人の感情を
自らの感情と錯覚してしまう共感能力という体質だった。他人の感情に翻弄され続けてきた彼はいつしか心を閉ざし、極力人との接触を避け続けてきたが、自分とは真逆の明るい少女まひるに愛を告げられる。彼女から伝わるストレートな想いに戸惑いつつも、少しずつ彼と取り巻く環境が変わっていく。
一方、まひるは変わりつつあるシンヤを喜ばしく思っていたが、それと同時に恋とは別の、ある感情が芽生えてしまい、彼女は深く悩まされることになる。この感情を彼に悟られるわけにはいかない。嫉妬という、醜い感情を――
見た目も性格も真逆な男女とその周囲で繰り広げられる、おバカで不器用で暖かく、ちょっぴりビターな青春群像。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 12:00:00
105529文字
会話率:49%
主人公長澤剛は重大な事故に巻き込まれ、身動き取れなくなる。
剛の魂は生死の境を行き来し「生きるか? 死ぬか?」自ら選択する事を迫られる。
瀕死の現世、苦しむ肉体から解放されるあの世。
その狭間で揺れ動く剛にはあまり時間はなかった。そして、こ
の究極の問いかけに悩んだ末に結論をだす。
その鍵となる出来事が、忘れていた少年時代にあった。
あの世とこの世とその狭間で紡がれるサスペンスヒューマンドラマ。
「生きる意味」を追求した、生きとし生きるもの全ての魂にエールを贈る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 10:43:23
89176文字
会話率:31%
自分が何をしたいのかわからず、日々を周囲に言われるがままに生きてきた青年・優輝。
しかし、彼はそんな日々に疲れ果て、ある日会社をサボってしまう。
そして、逃げるようにしてたどり着いたのは古都奈良だった。
彼はその地でひょんな事から、天真爛漫
な謎の美少女・夏希に出会う。
夏希に振り回され、それでも楽しみながら、風情ある奈良の街を巡る二人。
そんな中で優輝は徐々に自分が何に悩んでいたのか、何がしたかったのかを次第に思い出して行く。
一方、普段は笑顔を浮かべている夏希にも日を追うごとに変化があって?
これは、自分の価値を見出せなかった青年が、一人の少女に出会って、成長してゆく、「想い」が宿る地を巡る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 09:00:00
109778文字
会話率:28%
台頭しはじめた極端な保守主義が先進諸国を内向きな経済政策に走らせ、世界経済は極限まで縮小した。これに端を発した世界規模の不況は、その後、考えられないほどに深刻度を増していく。それは、アジアの某新興大国に環境問題を発端とした内乱が勃発し、経済
成長がマイナスに陥ってしまったからだ。他の新興国も同じような状況となり、世界中がかつて経験したことのない恐慌へと突入する。
日本もその影響を受け、経済的な理由で、黒孩子と呼ばれる無籍の子供達が次々と生まれてしまう。
アジアの某新興大国の内乱勃発から十数年後、人類は常温固体核融合技術の実用化に成功し、その経済効果により恐慌は終息する。
ある日、喫茶店で働くかつて黒孩子であった少女が、不毛な日々を送ることに疲れ切っていたエリートサラリーマンの青年と出会う。
少女は出会いを重ねていくうちに青年に淡い思いを抱き始め、青年は少女という存在そのものの中に、殺伐とした日常への束の間の安らぎを見出していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 06:23:34
124789文字
会話率:10%
内定先が倒産し途方に暮れた僕は、祖父の写真と遺品を手に、旅に出ることにした。
大好きだった祖父が、また行きたいと願った地は、時が止まったかのような山奥の田舎村。
そこには、昔ながらの暮らしを続ける、少し不思議な人たちがいた。
赤鬼、青鬼、三
つ目に山姥――。
恐ろしいはずの妖怪たちは、助け合いながらゆったりとした日々を過ごしていた。
ただなんとなくで、これまでソツなく生きてきた僕の心に、村の皆とのやり取りや暮らしが、じんわりと染み込んでいく。
※田舎の生活はその土地土地で様々。
この物語は、架空の田舎村を舞台に、創作したフィクションです。
こんな村もあるかもな、というお気持ちで読んでいただければ幸いです。(モデルは東北です)
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 02:12:58
32542文字
会話率:50%
ここは、人通り溢れる繁華街。
――から、路地裏に入り込んでしばらく行ったところ。
暖簾がかけられ、赤提灯がつられ。
どこからどう見てもわかりやすく居酒屋な店。
ダメ押しに「呑ん処」という文字が暖簾にある。
気だるい声のが
特徴的な、気のいい店主が構えるそんな店には。
美味い飯と旨い酒と。個性豊かな常連客と。
飲み物だけが書かれたちょっとばかし不思議な品書きと?
そんなことだから、注文は毎日大荒れ、今日の注文はいったいなにが来るのでしょうか?
和食? 洋食? なんでもござれ!
ここは居酒屋「呑ん処」、今日も今日とて、開店するようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-15 18:00:00
88677文字
会話率:47%
ひなに鷹乃に紀子の三人の幼馴染。中学時代にならした野球の実力を、高校に入ってからも試し、鍛え上げようと思い入学した強豪校だったが、それも今は昔。野球部は廃部になっていた。その原因になった姉を持つ生徒会長と副会長に出会い、彼女たちはもちろん
、クラスメートや他校の生徒も巻き込んで、なんとかメンバーの数を増やしていく三人。しかし、手狭なグラウンドでは練習もままならず、あげく、メンバーは揃うも公式戦前にできた練習試合は一試合だけ。それでも時間は止まらない。まさかの人物が顧問に就任し、実戦経験がまだまだ足りてないながらも、全国大会へ続く県予選が、開幕の日を迎えるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-15 13:36:45
106918文字
会話率:32%
同じ日に同じ病院で産まれ、生後六カ月から同じ保育園で生活を共にし、小学校、中学校、高校二年の今までもずっと一緒だった幼馴染の靖人と陽菜。
二人には恋愛感情というものが分からなかった。
恋愛とは縁遠かった靖人。
何人に告白されるも、そのす
べてを断ってきた陽菜。
両極端な環境の二人だったが、そんなある日、靖人は陽菜の親友の冬華に告白をされる。
靖人は恋愛感情を知るために、冬華と行動する事にした。
その一方で、靖人の親友の涼も陽菜に近づく動きをみせる。
いつからか『何』かを失くしてしまった彼らが、それを取り戻す『親友』と『幼馴染』の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-15 07:28:22
110834文字
会話率:45%
2008年4月。一年前に弟を亡くした主人公【井上和弘】は、所属する高校の研究会【桜花奇譚研究会】の会長である【水無瀬小夜】より、この辺りの七不思議とその一つである「巨大な男が気に入った子供を連れ去ってしまう」という「ハルカミサマ」の噂を聞く
。興味を持った和弘は、友人である【ライライ】や同じく七不思議を追っている少女【有村志穂】と共に七不思議の調査に軽い気持ちで乗り出した。しかし噂のある裏山の麓にて4人は実際に【ハルカミサマ】が子供を連れ去る場面に遭遇してしまう。連れ去られた子供を助けるため、連れ去られた子供が失われた弟の遺品を身に着けていた理由を確かめるため、桜花奇譚研究会は七不思議へと挑む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-15 00:55:53
97628文字
会話率:45%
「僕は、変わらない」
小説家になりたい癖に、画家に弟子入りして、軽音部に所属するチグハグな高校2年生、坂口 藍立。そんな彼の元に2通の手紙が届く。
ラブレターと殺人予告。
しかし、でも、そんなものは物語の些末でしか無
い。彼と彼の周囲が取り巻く、生暖かい青春がより色を増すだけ。彼の想いも、誰の想いも無視して、世界は回る。色にならない彩りを描く、青春ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-15 00:14:00
98217文字
会話率:59%