「二人とも結婚おめでと~」
二人を祝福する声。鳴り響く祝意を込めた音。きっと、多くの女性が一度は夢見るであろう純白のドレスに身を包んだ花嫁とこれからの生活に不安と期待を膨らませ、着慣れないタキシードを着た花婿の姿。二人の感情は今までで
一番わかりやすく外にあふれ出している。周りで祝福している私にも伝わってくる。それでも、そこには二人だけの世界があって、そこには入り込むことが出来ない。どれだけ仲が良くても、信頼していてもそこに入る扉の鍵は私は持っていなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-13 10:54:58
229文字
会話率:50%
「犯人はあなたです。」
名探偵に指をさされたらあなたはどうしますか?
*
シャーロキアンである女子大生の渡 蓮眠(わたらい はすみ)は東日本ミステリー協会からミステリーツアーの探偵役の一人に選ばれ、N県の田舎に来ていた。
ミステリーツア
ーへの道中、彼女はタキシード姿に金髪の恰好をした身長140㎝ほどの小さな探偵と出会う。
「ホームズなどという似非探偵と一緒にしないでくれたまえ。」
会って、早々、探偵から放たれた言葉は痛烈だった。
シャーロック・ホームズを敬愛する蓮眠と、ホームズを馬鹿にする探偵。
奇妙な二人の出会いは怒鳴り合いで始まる。
それでも、目の当たりにした探偵の推理力に探偵の力をほんの少しだけ認め始める。
だが、蓮眠が認め始めた直後
その探偵は、
「君が死なないことを祈るよ。」といって忽然と姿を消した。
探偵から言われた言葉。探偵の消失。
二つの奇妙な出来事に怖くなり、家に帰りたくなった蓮眠だが、その時には帰りのバスはもうなかった。
そして、ミステリーツアーでは巷で話題の推理小説になぞらえて次々と本当の殺人が起こっていく。
蓮眠がみる予知夢。
彼女が患う夢遊病。
彼女は段々と夢と現実の区別が分からなくなっていき自分すら信じられなくなっていく。
「探偵も私が殺してしまったんじゃ。」
ついには彼女はそう呟いた。
*トリックとかは、本格的なものを用意しています。(超能力で殺しましたとかはないです。)
*R指定はしていませんが、殺人的なことは起こります。ご了承ください。
*ペンネームは、某ホームズの登場人物から頂いております。
あなたにとって、この物語の旅がいいものであることを祈っています。
I hope you enjoy this story折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 19:57:52
16789文字
会話率:28%
究極の方向音痴が災いして、スカーレットは奇妙な森に迷い込んでいた。
そこは仄暗く、生暖かく、湿っぽい風が絶えず吹いている。
これまでの世界とは根本から違うようだった。
土に根を張れなかったのか、根を剥き出しにした花が前を横切った。
そこ
の低い枝では、片翼しかない番の鳥が抱き合って飛ぶ練習をしているが、毎回墜落している。
そこへ胡散臭い猫がやってきた。
「おい、そこの赤髪、罪の象徴。
どうやってここに来た?」
彼女はそれが一番分からなくて困っている。
猫は着いて来いと合図しているが、何者かに引き止められた。
「そっちは、奥まで続いてて更なるカオスです」
彼女を引き止めた少年だ。
手足が折れそうな程に細い。
「カオスへ行けばもう帰れないですよ」
「私は帰れるのかしら?」
少年はタキシードにシルクハットという出で立ちで、どうしてそんな礼装を着込んでいるのかが気になるが、その疑問は後回しにする事にした。
「うん、僕と一緒なら」
いいかな?
と俯き加減で自信がなさそうに言う。
「そう」
スカーレットは踵を返し、来た道を戻ろうとしている。
「勝手にすれば」
少年はパッと明るい笑顔を灯してスカーレットの隣を歩く。
「道案内してくれない?方向音痴なの」
「知ってる。全然違う方向に向かってるよ」
「…そう」
この奇妙な森を抜けて、その先にはスカーレットが生きる世界が広がっていた。
朝日に透けた彼女の髪は、より一層鮮やかに輝いた。
色褪せた森で生きてきた少年にとって、衝撃の色彩だった。
「名前、教えて」
「…スカーレット。あんたは?」
「僕に名前はないんだ。
ずっと昔あったかも知れないけど、忘れた」
「ふーん、変なやつね」
「この世界には、あなたの赤い髪より美しいものはある?」
「もちろん、たくさん、ね」
スカーレットは笑った。
逆光を受けたその姿は、女神と見紛う程で、少年はスカーレットに神秘を見た。
これが、世界を慈しむ旅に出た2人が織り成す、冒険譚の始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 14:47:55
15696文字
会話率:25%
魔法使いになりたいと思っただけなんだ!!
なんでマジシャンなんだよ!!
ポンコツ神のワンミスで魔法使いになりたかった俺は、なんか微妙に違うマジシャンになってしまった。
しかも衣装も変えられない!装備も変えられない!!
え、タネもシカケも魔
法で出来るの!?あれ、意外と強い……?
設定ガバガバのユニークジョブの穴をついて、目指すはタキシードでドラゴン退治!
※書き手はちゃんとマジシャンをしていますが、種やネタには一切触れません。
※マジックが本当に好きな方の気分を害す恐れがあります。お気をつけて
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-17 18:05:00
2727文字
会話率:40%
ある年のクリスマスイヴ。
天涯孤独の少女が、クリスマスに盛り上がるカップル達に憎悪を向けている。クリスマスは彼女にとって『不快な日』だった。
そんな時、少女が願った『カップルが居なくなる世界』を実現してくれると言うタキシードを着た金髪の小
さな男が現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 20:26:50
8153文字
会話率:42%
茅ヶ崎(ちがさき)真白(ましろ)はどこにでもいる中学二年生。活発で明るい性格の彼女はそれなりに平穏な日常を送っていた。ある時、友人の鈴(すず)森(もり)知(ち)夏(なつ)と登校していた時、奇妙な現象を目撃してしまう。タキシードを着た男性が通
った後には花が咲いているのだ。気になった真白は知夏を置いて興味本位でその男性の後を追うことになる。花を目印に懸命に後を追う真白であったが、男性の姿を見失ってしまった。しかし、その見失った先には大きな鏡があった。工場の跡地でその鏡の周りには何もない。二メートルを超える大きな鏡で淵の中心部には髑髏があり、淵には古代文字で何かが掘られている。奇妙なその鏡を調べていた真白は目の前が真っ白になり、学校に飛ばされていた。納得がいかない真白は放課後、知夏を連れて再度鏡を見つけた場所まで行くが鏡はどこにもなかった。その日の夜、真白の母が勤めている工場で爆発があったとニュースに流れる。警察からの電話で我を失った真白は現場まで駆けつけるが火の海となっていた。その瞬間、真白の前にあの鏡が姿を現す。真白はその鏡に手を伸ばした瞬間、鏡の中に引き込まれてしまった。
ミラーゲートという魔女の鏡を潜った時、一人の少女の物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 22:23:21
104844文字
会話率:53%
とある雨の日に店にやってきた、タキシード姿の男性。
どう見ても買い物に訪れた訳ではなさそうなその男と、若い店主は束の間の雨宿りをする。
暑苦しい夏に似合わず、雨で重たくなったジャケットを脱げばどうかと店主は進めるが男は断った。
「ジャケット
を脱いだら、お前もその俺が嫌いになるから」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-19 15:42:55
5600文字
会話率:37%
現代とは違う時代、違う世界。
一人の年老いた男が客も少ない場末の酒場で安酒を飲んでいた。
彼は怪盗。今日も金持ちの屋敷から黄金の杖を頂戴し、一人で祝杯をあげていた。
そんな彼の後をつけるかのようにタキシード姿の若い男が酒場に入る。男は
この店でも一番高価なワインを注文していた。
これから行う盗みの前祝いに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-02 21:43:27
983文字
会話率:40%
恋と青春の音が弾ける―― 切なく美しいラブストーリー
どこかで聞いたことのある音だ。ある日、立花由香は、ショッピングモールの広場でのピアノの演奏に足を止めた。演奏をしていたのは、タキシード姿の男子。その姿を見た、由香の胸はふいに高鳴る。そ
の演奏に聞き入っていると、どうしてか懐かしさが込み上げてきた。胸の奥に詰まる思いの正体の理由を分からぬまま、由香はその場を離れるのだった‥‥
懐かしい音楽の記憶、漠然と胸に広がったその気持ちの正体は‥‥。
これは、淡く切ない、恋と友情と青春の物語。
※すでに書き終えている作品なので、毎日更新していくつもりです!
このサイトに他の作品を投稿する前に書いていた処女作です。ぜひ、読んでください。
「カクヨム」にても連載しております(同時進行)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 23:06:16
119832文字
会話率:44%
「よし、今年こそ言うぞ!」
真っ白なタキシードに身を包んだウォルターは100本の赤薔薇の花束を抱え、空へと宣言する。
最終更新:2019-05-02 18:00:00
1825文字
会話率:13%
イギリスの時計台守りのおじいさんと時計台に暮らすネズミが織り成す心あたたまる物語りが始まります
最終更新:2018-10-02 13:00:20
5214文字
会話率:0%
絶体絶命の危機に陥ったごく普通の女子高生・羽崎みなも。
そんな彼女の前に現れたのは、魔法少女のような姿をしたチンパンジーだった!
果たして彼女は変態タキシード男の魔の手を逃れることができるのか!?
最終更新:2018-09-01 12:24:13
10085文字
会話率:18%
好きな事が上手くいかない葛藤。
将来への漠然とした不安。
当たり前だった存在との死別。
伝わらない思いと伝えられない苦しみ。
現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。
邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。
※他投稿サイトへ多重
投稿を行なっております。
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小説家として暮らす羽柴の下に一通の結婚式の招待状が届く。淡い片思いを抱いた、大学の先輩からだった。
招待状をコンロで燃やしながら、締切開けの疲労した頭で彼は考える。いまだに親にカミングアウトもできず、孫や結婚を迫る言葉をのらくらとかわし生きてきた。自分の性的指向に違和感はもっていない。だが、女として生まれていたらもう少し生きやすかっただろうかと自嘲する。
鬱屈する気持ちを抱えて携帯を持つ。セフレとして関係を持つ|紀希《かずき》に連絡を取り、他人を使って自嘲を隠す自分は呪い死ねと内心呟いた。
紀希はそんな羽柴の行為を悟り、そして嗜める。結婚式に出て落ち込んだ羽柴を慰める美味しい役ができると他人事のように言われ、一瞬羽柴は苛立つ。だが、紀希に対してセフレ留まりの関係を強要しているのは自分だと思い出す。恋人ではない立場を守る紀希に取ってそれは、他人事以外何物でもないのだった。
携帯に先輩から連絡が来る。淡い期待と欲望を胸に電話を取り、参加して欲しいという先輩からの蜜のような言葉。羽柴は結果として結婚式に参列すると伝えてしまう。結婚式場で声をかけられるまで、わざわざ電話で参加を促されるのだから期待せずにはいられなかった。だが白いタキシード姿に身を包む先輩の姿と「幸せか?」という羽柴の問いに肯定の返事を返されると、絶望に包まれ、羽柴は気づけば紀希の部屋に。
大人げなく泣く羽柴を、紀希は何も聞かずに抱きしめる。失恋に傷つく羽柴に向かって、紀希は届かぬ愛を歌った。
※他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 00:54:31
9255文字
会話率:50%
明日結婚式を迎える彼は一張羅のタキシードを汚してしまい、
何とか洗ってもらおうと夜中にやっていたクリーニング屋へと駆け込んだ。
出迎えてくれたのは美人の店主。
助かったと思ったのもつかの間、彼女は彼へ銃を突きつけて言った。
「さあ言え。何が
目的だ」
真夜中のビル、その地下一階にある怪しげなクリーニング屋で起きる、
ありえない出来事の数々。
狂ってしまった彼の運命はどこへ向かうのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 00:08:07
73680文字
会話率:46%
藤堂は活発で運動神経抜群の男子高校生。私立A学園に入学してまだ間もない一年生だ。世間を騒がせている怪盗「赤の男爵」の大ファンでもある。
赤の男爵とは、日本中で知らない人はいない、日本で最も有名な泥棒で、男性という以外、年齢、国籍、活動目的に
至るまで一切不詳、狙った獲物は逃がした事のない大泥棒である。名前の由来は身に付けている物全て__シャツ以外__シルクハット、タキシード、マント、靴、手袋から覆面に至るまで赤い事から来ている。ある日偶然赤の男爵に出くわした藤堂は、名前通りの彼の紳士的な態度に憧れを深めるが__。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-13 21:12:03
19964文字
会話率:31%
黒いシルクハットに黒いタキシード──夏の日射しに似合わない、ホラー定番の黒い格好をした男……。井戸端会議中の奥様方に近づいて、笑顔で問いかけた。「この辺に遊園地があると聞いていたんですが、何かご存知ありませんか?」
美形の男に、噂好きな
奥様方は、食いついた。
(昼ドラ風(?)、大人テイスト作品)
(11話で完結。13000文字位。奥様と書いてあっても、奥様にはおすすめしません。品なし?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 09:42:05
13350文字
会話率:40%
タキシードキャットのセバスを追いかけていった先で待ち受けていたのは、赤・青・黄金・ピンクの猫達!
夕陽が沈むと同時に現れた光に呑まれて、気づけばタキシードを着たイケメンにお姫様抱っこされていた…!?
もふもふたっぷり、猫耳たっぷり、夢と魔
法のもふもふ猫王国に転移したお話です。
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-22 06:00:00
3653文字
会話率:31%
不満もなく満足もしない生活を淡々と歩く速水栞の前に現れたのは、純白のタキシードで神を自称する馬頭の男【ヨコヤマ】。
「君、ゲームは好きかな?」
馬頭の詐欺師ヨコヤマに笑われ騙され、異世界召喚イベントすらままならない!?
裏切り嘘つ
き恨み羨み、まぁとりあえず、絶体絶命!!
自分は主人公だって思いたい! 特別だって信じたい!
そんなありがちなファンタジー冒険物語です。
※いわゆる王道ファンタジーでは初めての執筆になるので、都合によってあらすじの文章を大きく追加・修正する可能性が(大いに)あります。申し訳ありません。
※案の定ストーリーの大幅な変更により題名、キーワード、ジャンルを変更しました。大変申し訳ありません。
題名:「(きっと)僕しかできない、創造主入門。」→「B4_異世界/ボクが召喚されるまで、」
キーワード:「異能力バトル」を追加
ジャンル:「ハイファンタジー」→「ローファンタジー」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-01 07:04:49
18166文字
会話率:32%
人気のない公園の片隅に佇む、一人の少女。そんな彼女の元に、一人の青年が姿を現した。タキシードにトップハット、胸元には赤い薔薇。鮮明な赤髪を持つその青年が、彼女に気付き声をかける。
最終更新:2017-02-05 00:23:31
1825文字
会話率:39%
誰もいない公園で、一人ふさぎ込む少女。そんな彼女の前に現れたのは、飄々とした一人の青年。タキシードにトップハットという格好をしたその青年は、瞳も髪も見事な赤色をしていた。その胸元には、髪色と同じ赤色の薔薇が一本刺さっていた。
最終更新:2017-02-04 23:35:41
1369文字
会話率:40%
浜田ジョー、『TOP OF YOKOSUKA』の支配人
そして、横須賀の夜を仕切る男。
彼に似合うもの――
それは、流行らないデカい米車と、タキシードと。
心を覆う、夜の闇――
だけど、そんな男にも、弱みはある・・・
*『ネイビーブルー』の
サイドストーリーです。先にそちらを読まれることをお勧め致します。また、この主人公の浜田ジョーの若かりし頃のお話が、『TOP OF YOKOSUKA』で描かれています。宜しかったらそちらもどうぞ。
*このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は全て存在いたしません。なお、舞台となる横須賀は完全に想像の街ですのでご了承ください。
*『魔法のiらんど』に投稿中の作品に、加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-04 17:00:00
12060文字
会話率:26%