弔いに行った平佐田は再び、御館様に出くわす。滋子は、御館様から姿を隠そうとして、平佐田の前にしゃがみ込んだ。子供らの話から、滋子は御館様の許婚だと知って平佐田は気落ちする。
ところが、滋子には御館家へと嫁ぐ気持ちはなく、医者の助手になるため
、平佐田に薬草の教授を依頼する。
急に道場が始まることになり、平佐田は島の役人、吉野から、守女について教えられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 21:00:00
10549文字
会話率:28%
――また、この人か……。
はぁっと、果歩は溜息を吐いた。
全く、この忙しいのに、余計な仕事を増やしてくれる。
「すみません、申しわけありません」
わたわたと巨体がしゃがみ込み、散らばった書類を集め出す。
この4月に民間会社から途中
採用された男――藤堂瑛士。
去年から導入された、いわゆる「社会人枠組」の一人である。
年齢は26歳、30歳の果歩より4つも若い。
なのに、ここでの役職は都市計画局総務課庶務係長――つまり、果歩の直属の上司なのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 07:00:00
1491722文字
会話率:43%
表には糸桜の。裏には山桜の樹がある。
はにかむ様な枝垂れ桜は座敷前の表の庭に。嫋々と柔らかく赤い葉と共に開く山桜は蔵の側。今は亡き先代の隠居道楽、山から居抜きで運ばれ植えられたそれぞれ。
――、ぷちり。ぷちり……。裏庭。
指先
で柔らかな草をちぎる、振り袖姿の娘。袂を膝の上に絡げしゃがみ込んでいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 20:52:03
4528文字
会話率:35%
魔女レイスと、老人から若返っていく呪いを負った龍人族の三百年の恋。
ある日、レイスが街で歩いていると、ホームレスらしき老人を見つける。真っ白な髪に痩せ細った手足。その老人は足が悪いようで、何度も何度も、立ち上がろうとしては転んでいた。とっく
の昔に悪くした足ならば、きっと動かそうなんて思いもしないだろう。まるで、いつか立てると信じているかのようで。彼の目に、年老いた人間の諦観は宿っていなかった。姿に似合わぬ強い意思を宿した瞳に惹かれて、気がついたらその場から動けなくなっていた。またも転んだ老人の前にしゃがみ込み、手を差し伸べる。「家がないなら、うちに来ませんか? ――貴方の名前は?」長い時間をかけてかろうじて聞き取れた言葉。それは、前世でプレイしていた乙女ゲームに出てくるキャラクター。リュカ・フォラントの名前だった。
Pixivに乗せた二次創作で使った若返りネタを一次創作として改変したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 14:18:37
39694文字
会話率:42%
私はどうやら世間一般的に言うところの恋に堕ちてしまったようだ。
私がそれに気付いた直後に真っ先に行ったモーションは顔を赤らめるのではなく、頭を抱えてしゃがみ込むというようなものだった。
他者との繋がりを面倒だと切り捨て、自分の楽しいこ
とだけを追求する享楽主義者のこの私が、恋とか聞いて呆れる。
ああ、なんて滑稽、実に馬鹿げている。それでも好きになってしまったのだから仕方ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-13 20:11:20
4747文字
会話率:16%
普通の高校生、柳司は雨の降る中傘もささずに公園でしゃがみ込む少女に遭遇する。
少女、猫宮雛は捨て猫を前に動けずにいた。見捨てることが出来ない司は、ネコを飼うことにする。
ネコを拾ったら、猫になつかれた。すべてはねこの幸せのために。
最終更新:2020-12-28 04:18:49
9271文字
会話率:78%
価値観の違いから友達と離れ、一人で下校していた小学4年生の少年ソウマ。
通学路を退屈に感じたソウマはある日少し遠回りをし、河川敷でしゃがみ泣いていた特別学級の少年ギンタと出会う。ギンタの特別な価値観にソウマは驚き、思考し、小学生にして人生観
を構築させ、障害にも立ち向かい成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 00:00:00
832文字
会話率:19%
俺は後輩の女を連れ、肝試しに向かった。
それには理由があって――
アルファポリス様、ノベルバ様、カクヨム様、エブリスタ様、NOVEL DAYS様でも公開させていただいております。
最終更新:2020-08-14 01:13:33
1846文字
会話率:19%
家も仕事もなくなった少年ジョンは城壁の街を出ていった。
歩いた先には、夜なのに明るくて豊かで大きな街。
そこでご飯を食べるも、持っていたお金は使えなかった。
困ってしゃがみこんでいると、そこに街を治める小さな羊神様メグミと神官ヴィタリーが
やってくる。羊神様はジョンの仕事探しを手伝ってくれると言ってくれた。
ドタバタした羊神様と神官の日常や仕事を見ながら、ジョンは羊神様に褒められたり頭を撫でられたり、神官と仲良くなったりちょっと嫉妬されたり、街を守るために全力疾走しながら自分にできることを見つけ、街と街を繋ぐ仕事を始めるお話。
羊神様を中心に起こるバタバタファンタジー日常系(?)ファンタジー!
本編投稿後は新人賞へ応募します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 12:00:00
105300文字
会話率:31%
その日、風邪をひいた。
朝から頭が重かったけど、家にいても一人だから学校に行った。結局二時間で早退して、病院の後にコンビニに寄ったんだった。
「って、雨ふっちゃったよー。もう朝から降りそうだったじゃん。ダメじゃん私ー」
しゃがみこむ
私を、なんと相合傘で送ってそのまま傘を貸していってくれたのは、同じ中学のおとなびた男の子『安積くん』
「ねーせんせ、1年1組に安積くんって子いる?」
「安積? さあどうかねー。いないみたいよ」
「いないねー」
「うちのクラスの安積のことじゃないんでしょ」
「…………は?」
そんな不登校のクラスメイト『安積くん』と偶然知り合ったお節介な『上野さん』のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 22:40:15
11099文字
会話率:47%
雨降る夜。
少年は一人で空き地にしゃがみ込んでいた。
そこに舞い降りた天使の少女。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/839459729/86284995
最終更新:2020-02-22 22:00:00
5151文字
会話率:24%
クラスメイトの片桐は、いかがわしい噂を立てられている、変わり者の女子である。ある日「俺」は、彼女がしゃがみ込んでいるのを見つけた。彼女が見ていたのは――。
最終更新:2019-10-19 07:00:00
3000文字
会話率:29%
花火大会
「ドン」の衝撃でおもらし
最終更新:2019-07-29 18:09:20
646文字
会話率:8%
1
小沢真琴が彼の名前である。彼は東京の大林学園高等部の2年生である。
郊外のK市に住んでいる。家は比較的閑静な住宅街にある。学校までは電車を使い、1時間ほどのものだ。
近くに古い大きな屋敷があり、長年空き家になっていたが、最近誰かが越
してきたらしい。
散歩のついでに近寄り、その家を見ることにした。
2階建てで、中はひっそりとしている様子。おそらく、出かけているのだろう。
家の周囲を1周すると、彼は次第に大胆になってきた。門に柵があるのだが、そのかんぬきが錆びていて中に侵入できる。
だが、さすがにそういった泥棒のような行為はさすがにはばかられ、庭をのぞきこむだけだった。
「君、私の家に何か用かね?」
背後で突然、男の声がした。驚いて振り返ると黒づくめの服装の初老の男が立っていた。
「メ、メモ用紙が風で飛ばされてこの家の中に入ったようやねん。
と、とっさにうそをついてしまった。
「私は、この家の主です。遠慮なく庭を探してみなさい。
と言うと、男はさっさと自宅に入ってしまった。小沢真琴はその場にしばらく、しゃがみこみ考えた。
しばらく失くしたメモをさがすふりをして、ここの住人にあいさつして帰ることにした。見つからなかったと言っておこう。
ふいにドアが開き、さきほどの男が手招きした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-16 11:36:20
532文字
会話率:7%
ひとりぼうっと雨の中、傘を差して歩いていると、地面にビニール傘が落ちていた。俺はその近くにしゃがみこんで、まるで子猫に話しかけるように、「そうか、お前もひとりなんだな……」なんて言ってみたが、バカじゃないのか、とすぐに我に返った。
最終更新:2019-04-11 17:36:26
6366文字
会話率:44%
雨の夜、家の前に女の子がしゃがみ込んでいた。
「ええと、このお話は、おとうさんが大好きな娘とおとうさんの、ちょっとピンク色の、かわいい感じのお話です」
「嘘をつかない」
最終更新:2018-09-24 23:46:30
9213文字
会話率:38%
私の彫刻作品にかけてあった埃よけのシーツがまた、はがされている。犯人はもちろんすぐ下の床で、それを抱きしめながら寝ている男子生徒だ。
私はしゃがみこみ、その子のほっぺをつつく。ううん、とうなりながら、その子はくるりと寝返りを打った。
(ど
うしてくれよう)
私、森(もり) 紗依(さより)。二十六歳。職業、「工芸」の授業だけを担当する非常勤講師。本業、彫刻家のたまご。
そんなふたりの、出会いのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-18 22:08:13
5713文字
会話率:19%
戦後の貧しかった頃の日本で起こった、ある少年の恥辱的な出来事を、遠回しに語ります。将来のことで父と口論になり、感情のまかせるままに家出をしてしまった少年は、町から離れ、山道をさまよいます。心も精神も疲れ切った少年は、道端でしゃがみ作業をす
る農家の女性に思わす引き寄せられます。癒しを求めていたはずが、生涯の黒歴史となる長くおぞましい一夜の幕があけることを、この時まだ少年は知らなかったのでした。
※上記が本作品の粗筋のすべてです。女性と少年の「生涯の黒歴史となる長くおぞましい一夜」の描写は皆無なので、そこを期待して読んでしまうと、思いっきり肩すかしをくらいますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 11:31:24
1801文字
会話率:0%
コンビニからの帰り道、俺は道路にしゃがみこむ少女と出会った。帰る所のない少女を、俺は連れて帰ることにした。お嬢様な彼女にとってはコンビニのおにぎりや、大手チェーン店のハンバーガーに牛丼…俺にとっては当たり前の食べ物が全て新鮮で、いちいち感動
するらしい。そんな少女と俺の過ごす日常物語。
※更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-22 10:44:25
3654文字
会話率:44%
かあ。
からすの声。
山の裾野で集まって遊んでいた子供たちが夕焼けを見て、帰る時間だと気づきます。
「おしまいにかくれんぼうだ」と一人の子が言い、みんなでオニをきめます。
オニはきまっていました。
オニが一人目隠しをしてしゃがみ、「もういい
かい?」ときくと、子供たちはみんな「まあだだよ」と言って、駆け出します。
そのうち、子供たちの声はきこえなくなりました。
オニはひとりぼっちだと気づきました。
オニはとても心細くなって、自分で「もういいーよ」とつぶやきます。
オニはずっとオニだったので、そのせりふは言ったことがなかったのでした。
すると、その声に、どこからか、「ちゃんとかくれて」。
新しいかくれんぼう遊びの始まり。
オニだった男の子は初めて隠れる役になったのでした。
うれしくなったオニは一所懸命隠れ場所を探します。
途中で、かくれんぼうする相手がかわります。その子はとてもきれいな声をした優しい子でした。
その子とのかくれんぼうで男の子は不思議な体験をします。
そして、男の子はその声のきれいな子に出会い、あまりの美しさに胸が一杯になります。
その子とずっと一緒にいたいとおもったのだけれど、遊びはまだ続いていました。
その間も男の子はずっとおんなの子と一緒にかわらずにいたいとおもうのですが、そうおもうほどまわりがかわってゆくのを目にするのでした。
最後は男の子にもわかりました。なみだの意味を知って。
そうして、もう一度かくれんぼうを。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-09-02 12:33:43
28089文字
会話率:51%