人間――亜人――そして多様な魔物たち。
様々な生物があふれるこの世界。人間と魔物はどの時代も常に対立しあっていた……。
しかし、どの世界にも手を出してはいけない存在というものはいる。彼らは、世界のどの生物たちにも恐れられ、そして後世に伝え
られてきた。
時間、空間を操る神々の頂点に立つ絶対神……
全てを蹂躙し、破壊する白銀の龍……
全てを覆いつくす夜の支配者……
彼らは時に国を消し、時に大陸すべてをも蹂躙しつくしてきた。それらはすべて彼らを怒らせた結果である。こうして、長い時を経て――世界は彼らを手を出してはならないものとして後世に伝えてきた。
こうして、人間と魔物の対立――というある意味での均衡へと終着した世界がそこにはあった。
ある少女は孤独の中、目覚めた。周囲に広がっていたのは、生き物の気配を感じられない洞窟。記憶を失っていた彼女はとにかく外を目指し、洞窟を進んで行くのであった。
外の世界の見慣れない景色。洞窟で出会った不思議な白い蝙蝠とともに、彼女は世界を知り……そして自分自身を知っていく。彼女の行動の背後に、確かに存在する知りもしない過去の自分の記憶。過去の記憶は今の彼女に干渉し――そして抜け落ちた記憶を埋めていく。
そして、彼女は知ることになる。忘れていた自身の大切な存在……そして、自分の失ったもう一つのものに――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 00:44:51
772299文字
会話率:44%
2040年、近未来の日本は『魔獣』と呼ばれる謎の怪物が各地で跋扈していた。
ストレスをためこんだ人間が、額に水晶を埋め込んだ異形『魔獣』と化し、暴走してはあらゆる災害を引き起こす。
魔獣の大量発生により国は荒れ、混乱に陥っていた。
そこで
政府は『地域守備局』と呼ばれる超法規的組織を設立。魔獣を撃退可能な血を持つ人間を集め、魔獣討伐に乗り出していた――
巴由自はそんな『地域守備局心療課』に配属されたばかりの16歳。
配属と同時に『神器』を持たされ、くる日も戦闘に励んでいた巴。その同期には少々冴えない眼鏡男子・八重瀬真言がいた。
気は優しく聡明ではあったものの、神器である大剣をうまく扱えず、課ではほぼお荷物扱いの八重瀬。
そんな彼を、巴は常日頃から馬鹿にしがちだった。
だが、とある島の魔獣情報が飛び込んできたことで、彼らの運命は大きく動き始める。
奄美諸島近辺に位置するその島の名は『白龍島』。
500年以上も前に強大な魔獣『晶龍』が暴れ、幾多の犠牲を払った末に封印された曰くつきの島。何故か現代まで存在が隠匿されていた島である。
2040年の今になって晶龍が覚醒し、島民から『人柱』を奪い島を実質支配しているとの情報から、巴と八重瀬は島へ乗り込んでいく。
だが二人が島で目にしたものは、朴訥とした島民たちの、昔ながらののどかな生活だった。
現代のストレスとは無縁で、これといった災害もなく、資源豊かな島でのんびりと暮らす人々。そして何故か彼らは、魔獣であるはずの晶龍を心から信奉していた。
そんな彼らに、巴と八重瀬は少しずつ違和感を抱いていく。
調査を進めていくうちに二人は、島の中心部たる「晶龍の祭殿」に、人柱たる少女が捧げられていることを突き止める。
やがてそんな二人を導くかのように姿を現す、銀の龍。
何故か龍に対して異様な反応を見せる八重瀬と、その神器。
そして龍の力と人柱の少女を巡り、激しい戦いの火ぶたが切られ――!?
島民に崇められる龍神の謎とは。
時代に取り残された島の未来は。
血みどろの戦いの果てに、巴と八重瀬は何を見る?
※本作は「カクヨム」にも投稿予定です。
※「こちら地域守備局メンタルケア課~配属されたばかりですが、結構可愛いスーツの眼鏡君が大剣担いで戦ってました~」の前日譚にあたる物語ですが、単体でお読みいただいても全く問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 22:07:22
143528文字
会話率:17%
魔術がまだ世界にあふれていた時代。
大陸の北で栄華を誇るシュタイン王国で、千年を超える寿命を持つといわれる白銀の龍が生まれ変わりの時期を迎えていた。
偶然、龍が命を繋ぐ場に居合わせた伯爵令嬢ヒルデガルトは龍と血の契約を結び、龍の力を持つこと
に。
その強大な力を持て余しながら、ヒルデガルトは己の運命を探す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 14:42:12
389832文字
会話率:37%
不思議な博物館で出会った
小さな銀の龍♪その龍がくれたメッセージとは?
最終更新:2023-12-30 20:35:08
692文字
会話率:12%
前田健太、34歳の一流企業サラリーマン。彼の日常は安定しているが、その中には小さな虚しさと満たされない気持ちがずっと渦巻いていた。そんなある日、彼は突如として異世界へと転生。新しい名前は「間原勇三郎」。侍の時代とも似たこの世界で、勇三郎は自
らを特別な力を持つ11人のうちの1人として知る。
彼の魂は、銀の龍とリンクしており、この力が彼に何をもたらすのか、そして彼がこの新しい世界でどのような運命を歩むのか。恩讐の中、彼は真実と向き合い、現代の知識と新たな力を武器に、この世界の不条理と戦っていく。
仲間たちとの絆、古代の秘密、そして戦と恋。晴天の下、勇三郎の冒険が今、始まる。
※処女作です、よろしくっぴ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 23:31:26
4139文字
会話率:21%
「龍は宝珠に乞いし恋焦がれる」外伝1
銀の龍・イザヤ中心の過去編~その後の物語。カサルアとの運命の出会い~そして弟ルカドがイザヤの宝珠になるまでの苦難の道のりに~生まれた時から許嫁だった州公サーラとの恋の行方~
最終更新:2023-02-01 22:37:43
75628文字
会話率:51%
辰帝国の魔術師だったユーリックは死を求め、神の住む山に登っていた。
吹き荒ぶ吹雪の中を歩き続けるも、願いは叶わず彷徨うだけ。
だが、ある時、その山に住む神と出会った。
白銀の龍の姿をしたそれは、静かにそこにいた。
ユーリックが願うは、『死』
だったが、龍も又、その願いを叶える事は無かった。
龍が姿を消した事により、諦め立ち去ろうとするも、突如視界は歪んだ。
深い眠りから覚め、気づけば、ユーリックは小さな村に居た。
見慣れない景色に、聞いた事のない国の名。
果たして、ユーリックが辿り着いた地は、異界か神の国か。
※幻想の異邦人の改訂版です。
主に、最初に部分の修正や、文章の訂正が主になっております。
内容としては、大きく変えてはいませんが、一話から四話あたりは、変化が大きいかもしれません。
後は、祝炎の英雄に合わせて省の名前が変更されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 22:16:54
141446文字
会話率:44%
これは、ある日龍姫となってしまった滅龍者(ドラゴンスレイヤー)と、自身の槍術を世間に知らしめるために旅をする槍使いの物語。
異世界から召喚された勇者、またの名を滅龍者と呼ばれる者の一人である少年――石狩奈穂はある日山に空いている穴に落ちて
しまう。そこには、傷付き、憔悴している白龍が眠らされていた。
穴に落ちてしまった奈穂も怪我を負っており、このままでは穴から上がれないと諦めていた奈穂であったけれど、目が覚めれば白龍は消えており、奈穂は白髪で金と銀の龍の目を持つ美しい少女へと変貌していた。
無事に穴から這い上がれた奈穂だったけれど、奈穂を見た仲間達は奈穂と同じ服を着る龍の目を持った少女を見て刃を向けた。
刃を向けられた事にショックを受けながらも仲間達から逃げた奈穂は不注意で渓谷へと落ちてしまう。
そして、流れついた先で出会ったのは赤髪の槍使い、アルクだった。
龍姫と最強の槍使いが織りなす、滅龍ファンタジー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 21:42:50
296241文字
会話率:45%
とある街に光村 雄介は住んでいた。彼は陰陽師や巫女の家系でその子孫であった。
龍である嵐月と協力して悪霊と戦う毎日を送っている。そんな彼にある日、出逢いが訪れた。
はとこの怜とよく似た少女--夕凪(ゆうな)。夕凪は雄介の祖先である弓月を知っ
ていた。
彼女には前世の記憶があるらしい。弓月は自身の婚約者だったと夕凪は語る。
そして弓月と雄介はそっくりだという。顔も性格も。夕凪と共に悪霊と戦う事になったが。
これからどうするどうなる?雄介と夕凪、嵐月の三角関係にもなり賑やかになった光村家である--。
(これは「水の巫女と青銀の龍」のスピンオフです。こちらを読んでいなくても大丈夫にはなっています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 18:02:23
76393文字
会話率:63%
代々、巫女の役目を受け継いできた水之江家。その家に生まれた怜(れい)は高校三年生だ。
とある日、祖母の命日だからと集まった親族たちの前で父から当代の水の巫女だと怜は告げられた。
その日から怜の周囲は一変する。守護龍だと自称する蒼月が現れ、怜
は振り回される事に。
いとこのつぐみも怜の通う高校に転校してきたりで賑やかになった。そんな中で怜はつぐみに忠告された。
「龍の蒼月に恋情を持ってはいけない」と。そうしてわかった過去の悲劇。怜は嫌が応にもその事実と向き合う事になるが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-17 15:20:20
13390文字
会話率:68%
大陸の西の涯、道のない険しい山脈のさらに先。海を臨む断崖の上に、切り株のような形のちいさな館がありました。
今日は龍の背に乗って王都へお買い物に出掛けます。
人が足を踏み入れられない地に住む、人でない兄妹の日常のお話。
最終更新:2020-07-04 13:31:45
8271文字
会話率:50%
レージは愛馬と共に馬術大会の決勝を戦っていた。
その最中、愛馬に異変が起こり人馬転をして障害物へ突っ込んでしまう。
目覚めると、そこは見知らぬ牧場で、しかも……全裸!?
さらに間が悪いことに見知らぬ少女がそこへ――
「キャーーーーーー!!
!!!」
ちょっと待てよ、これは展開として男女逆だろ普通……!
実直(?)でマジメ(?)な少年レージが、
剣と魔法とドラゴンの異世界に転生!
馬術の経験と知識を活かして、
ドラゴンと共に成長していく!
努力と友情と色々なアレで、
竜騎士となって白銀のドラゴンと共に大空を翔ける物語!
※カクヨムでも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 16:13:34
112626文字
会話率:37%
戦いの影響で荒れ地となった場所。そんな場所で気絶していた少女は目を覚ます。
会わなきゃ。たったそれだけの思いで、ボロボロになった体をどうにか動かし立ち上がる。
見える範囲に探す人はいない。戦火を免れ残った森の中へと足を踏み入れる。
森の中、
やっとの思いで探し求めた人へと辿り着いた少女。
その人から今までの話を聞かせて欲しいと頼まれ、自身の事を話していく。
それは深い森の奥で生きていた少女が、森へと迷い込んだ三人組を助けた日からの話。
その日から変わっていった少女の世界観と、その身の秘密を明かしていく冒険譚。
※大まかなプロットしか考えてなく(←オイ)始めの内は投稿後も編集を重ねると思いますが、ご了承ください。
※タイトル、サブタイトルも仮で付けて書き始めたのでふらふらすると思います←折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-11 17:14:55
24723文字
会話率:24%
魔物。
人類に明確な敵意を持つそれらが世界中で見られるようになり、世界中には彼らを生み出す『ダンジョン』と呼ばれる塔が出現し始めてから、約二世紀。
彼らに対抗できるのは『探索者』と呼ばれる者たちのみ。
春、二世紀以上もの間、形を変え
ることなく訪れ続けた新入生の季節。
才能のあるもののみを集めた『探索者』を育成するための学校、その日本支部に一人の少年が入学する。
誰にも知られてはならない事情を抱えた彼が学校の門をくぐった時、世界は動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-21 21:02:43
719文字
会話率:0%
銀の龍に乗った人に恋をした海。。龍に笑っていてほしい。いつも幸せを願って海は生きているよ。
キーワード:
最終更新:2017-12-13 16:16:34
2072文字
会話率:13%
命龍を神と頂く国、ディルカメネス。神子は彼の国の最高位にあった。
神子候補に選定された少女ハルミヤは、しかし双子の妹にその座を奪われる。
雪原を這う彼女に力を与えたのは、死を望んだ銀の龍。
奪われた全てを奪い返すため、双星の片割れは地を駆け
る――。
(サイトでも同作品を掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-09 02:44:03
269805文字
会話率:41%
それは冬のとある一日。
澄み渡るような冬空に、銀色の虹がかかった。
今は昔。
古きイキモノたちが、まだ地上に残っていた時代。
神隠しと称された少女が、自分の幸せを知るまでの物語。
最終更新:2015-01-01 10:12:45
12032文字
会話率:11%
精霊の力を借りて魔法を生み出す世界。星の魔女アイリスは人間にしては珍しく精霊を見ることができ、精霊の加護を受けながらも精霊を従えることができずにいた。唯一の家族である兄を失ったアイリスが出会ったのは、封印されし水の精霊王ルスティア。ルスティ
アとの出会いをきっかけに、アイリスは星の魔女としての才能を取り戻していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-15 22:56:43
4480文字
会話率:15%
何が起きたのか、分からない。目が覚めた時にはこうなっていたんだ。ただ目の前にある巨大な存在に俺は……
最終更新:2012-12-21 21:48:36
5900文字
会話率:19%
ここは、この世界に似たどこか別の世界。大都市『トーキョー』に住む医師の娘・紫苑ルイは、母の足跡を辿るようにして少しずつ封じられた禁忌へと近づいていく。暗躍する狩人、若き王の陰謀、姉弟の絆。そして銀の龍が吼えるとき、全ては終焉への道を歩みだす
――――――第一章『トーキョーの魔術師たち』、始動。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-01 00:00:00
1717文字
会話率:22%
追っ手に追われていた黒の少年と何故かその少年を助けてしまった白銀の少女。
二人が出会ったのは偶然かはたまた運命か。
自分の国の伝承にある白銀の龍が出てくる悲恋の御伽噺を少年は少女に話す。
その時少女は何を想うのか。
これは命を狙われている少
年と、ヒトを嫌悪する不思議な少女の二人が織り成すファンタジーストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-31 23:12:27
33468文字
会話率:23%