一話
魂を天国に送り届ける列車の車掌である春仁は前車掌の基がいなくなった後に車掌になると誓った。ある日最後の乗客を待つ春仁だがなかなか現れずにいた乗客が本のツクモガミだと知った。アシドメリュウが足止めしていたツクモガミは、まだ天国に行くには
早いとみなされ駅から姿を消した。
二話
天国に送り届ける女性をみた春仁にある疑惑が芽生えた。一方地獄へ送り届ける女性をみた車掌の乃愛は『なりすまし』だと見抜いた。二人の車掌は互いの駅長に車両の切り換えを願う。見事切り換えた車両に乗り込んだそれぞれの女性は行くべき場所へ向かった。
三話
リストに記載されている乗客の名前が時おり消える現象が繰り返される。地獄のリストでも同じ現象が起きていて、乃愛は原因について気づいていた。乗客は生前春仁の憧れていた人物であり、同時に春仁を見放した人物でもある。地獄へ行くと決意した乗客は
春仁に深く謝罪した。
四話
乗客リストに記載されている『マリー』と言う鳩は駅に着く度、何度も戻る動きを繰り返していた。羽音にもう一つ音が隠されていると整備士の保はかんづく。隠された音が鈴の音色だと判明した春仁は、保が改造した業務電話でマリーの声として飼い主のシンを説得してマリーを解放させた。
五話目
春仁と乃愛は互いの列車で一日車掌体験を勤める。そこにはふたりにとっての因縁の人物が乗客として乗車していた。春仁を嫌っていた元学友。乃愛が美しさを奪った元客。互いの行動により蟠りが消えていった。
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最終更新:2024-10-23 16:37:53
30712文字
会話率:24%
辛島みくは、熊本市電のトラムガイド、いわゆる車掌に合格した。
初めてのトラムガイドの仕事に、みくは不安を抱えていた。
そんなみくに、辛島神社の宮司である祖父は神宝の一つを与え、困った時の祝詞を教えた。
みくはトラムガイドの仕事中に切羽詰まっ
て、祝詞を唱えると………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 19:30:52
9502文字
会話率:32%
チームLemoneの漫画合同誌「Lemone Express」に寄稿した短編です。
「目を覚ませば、誰もいない列車のボックス席に座っていた。
ここはどこかと車内を見回してみたが、見覚えのある車両ではない。
そもそも、自分のことすら覚え
がない。」
記憶の無い主人公。どこを走っているのかもわからない列車。
やがて現れる、兎の姿をした車掌。車掌が語る列車の正体。
そして主人公が選んだ未来は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 21:57:18
4995文字
会話率:51%
新米車掌のトオルはある日、駅のホームで非常停止ボタンを押して電車をとめて、転落した人の命を救った。そこで謎の女性から渡されたのは「人生非常停止巻き戻しボタン」。このボタンは相手の人生を一度止め、24時間だけ過去のその人のやり直したいときに一
緒に戻れる。そして、再びその選んだ先の未来である現代に戻ってこなくてはならないというルールだった。トオルはそのボタンを使って駅で飛び込もうとする人たちの人生のやり直しにつきあっていく。果たしてその人々の人生は豊かなものに変わっていったのか、それとも。様々な人生が交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 21:29:30
3317文字
会話率:29%
独身時代にバス車掌勤務していた女性の小話。恋愛要素はティースプーン一杯程度。
最終更新:2024-04-18 12:00:00
1306文字
会話率:0%
静かな列車の揺れる音が響き渡る。
ここは幽霊列車。
異空間の列車。
一度乗ったら出れないらしい。
向かいの彼女がそう言っていた。
他にも乗客がいるようで、私含め7名程度いた。
車掌さんもいた。一応。
この列車から私は出られるの
か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 14:47:48
2369文字
会話率:54%
悪夢の国の女王メアは、皆の嫌われ者。そのせいで友だちが一人もいないことを、メアは寂しく思っていました。
そこで、メアは人間の世界へ行って友だちを作る計画を立てます。そのためにメアが選んだ手段は、人間の世界へ向かう汽車のハイジャックでした。
落ちこぼれの気弱な車掌のヒュウを脅し、メアは旅を開始します。その道中、メアはヒュウも自分と同じで、ひとりぼっちだったと気付きました。
意気投合する二人。そんな中、ついに列車は人間の世界への入り口に到着して……?
****
※このお話は、『ドリーム・エクスプレスに乗って』と世界観を共有していますが、こちら単独でもお楽しみいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 12:13:27
18339文字
会話率:59%
夢の国に閉じ込められてしまった少年、ヤマト。起床時間までにこの国から出なければ、現実の世界で目覚めることができなくなってしまいます。
そんなヤマトの前に現れたのは「ドリーム・エクスプレス号」という汽車でした。これに乗れば、現実の世界に帰る
ことができると分かり、ヤマトは一安心します。
けれどヤマトの旅路に待ち構えていたのは、人間を誘拐しようとする悪夢の国の妖精や、一風変わったドラゴンなどなど。
ピンチの連続に、ヤマトは仲間たちと共に立ち向かうのですが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 13:14:06
18106文字
会話率:48%
普通の大学を卒業して、ブラックでもホワイトでもない普通の会社に勤めて、今まで普通に生きてきた、ゆめ。
会社に向かう朝。うっかり電車を寝過ごして、目が覚めたらそこには見知らぬ景色————どころか、もしかして世界も違う?
猫の車掌に追い出される
ままホームに降りたら、乗ってきた電車も消えてしまった。
もしかしてこれは、今流行りの異世界転生? でも死んだ記憶はない。それに呼び出した誰かも見当たらない。
誰もいないホームの目の前に広がるのは、真っ青な海と空。
ちょっと待って、え、これって一体どういうこと?
これからどうすればいいの?
でもまあ、とりあえずは日々の生活のため。
この世界での社会的自立も目指しつつ、異世界でスローライフ、始めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 19:14:57
62189文字
会話率:46%
転職して使うようになった電車の車掌さんに恋をしたお話。
最終更新:2023-12-15 10:00:00
11086文字
会話率:38%
秋。夏の暑さがしぶとく残っているものの快適な時期……なのは外での話。
満員電車。帰宅ラッシュ時だ。仕方のないこととはいえ早く次の駅へ、と思っていたところ、機械的な女の声の車内アナウンスが流れるとほぼ同時に電車が急停車した。
おいおいま
さか嘘だろ……と車両内に絶望的な空気が漂う中、今度は車掌のアナウンスが入った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 11:00:00
1518文字
会話率:12%
今日も、彼女たちは他人のために奔走する……。
今回は、その一端をお見せしましょう。
最終更新:2023-10-08 11:33:48
934文字
会話率:45%
少年が鉄道の中で眠って、起きたら不思議な世界にいた話です。
鉄道で寝過ごしたことがある方も、そうでない方も、ぜひ読んでください。
最終更新:2023-09-29 18:42:21
3502文字
会話率:13%
行き先も書かれず、アナウンスもされていない電車に乗り込んだ、
居眠りをしていたのか車掌の声で起こされる「行き先はどちらにしますか?」
最終更新:2023-08-26 15:06:48
1786文字
会話率:39%
神山 霏々季(かみやま ひびき)は母親と喧嘩別れする形で家を飛び出した。
何もかもが嫌になった彼女は、近所の廃駅・西田蔵(さいだくら)駅に向かう。
その駅には有名な都市伝説があって、時折別世界に通じる列車が停まるらしい。最初は暇潰し程
度にしか思わず、そこまで期待していなかったが、本当に列車を目の当たりにした霏々季は熊のぬいぐるみ・ヒューマに誘われ、後先考えずに乗車してしまう。
ところが、それは黄泉行きの列車だった。
なんとしてでも途中下車をしなければならない霏々季は、美しい車掌・ワタルに事情を説明する。途中下車はできないと断られたものの、生者の国に戻れるように協力してくれることになった。
しかし、帰るまで必ず生者であることを隠し通すこと、黄泉の食べ物を口にしてはいけないことを告げられる。生者であることが明るみになれば罪人として囚われ、黄泉のものを食べればその住人になってしまうのだという…。
果たして霏々季は無事もとの世界に帰ることができるのか。
(カクヨム様でも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 19:00:00
26037文字
会話率:42%
「ねえ知ってる? あの駅の話。」
「信じてないのよね私。ああいうの。どうせヤラセとかでしょ?」
「違うって! 絶対これは本当だよ!」
その駅の話は徐々に広まり、界隈では有名になりつつあった。
今日もまた、誰かが電車へ乗り込む。知ってか
知らずか、その駅へ向かって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 11:24:40
5427文字
会話率:39%
帰宅途中、乗っていた地下鉄の車両が大きく揺れた、地震か?
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-07-13 13:00:00
1105文字
会話率:24%
「電車ノート」——それは文字通り、電車に乗って日本各地を旅するノートである。運転室の前のスペースに、それを配置する場所はあった。
元はとあるインフルエンサーが鉄道会社とコラボして始まったもので、「電車ノートに何かを書きこんだ人は、降りた
駅の車掌室にそれを運び、指定の位置に置かなければならない」というルールの下、それは全国津々浦々を旅していた。
コラボが終わっても、そのノートの風習は終わることなく続いていた。
これは、そんな「電車ノート」が存在する世界の、少女のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 01:00:00
3109文字
会話率:28%
医者の立場を利用して、安楽死と称し人に死を与える。それは極楽行きの切符を切る車掌であると同時に、冷徹な薬局なのかもしれない。
最終更新:2023-07-03 21:00:00
4458文字
会話率:78%
『ソイレント』 Soyrent あらすじ
二〇五〇年頃から、日本は超高齢化に伴う人口減が進んでいた。
一方、世界をみると人口の予想を上回る増加現象と地球環境の悪化が引き金の異常気象も加わり、食糧不足とすべてに関わる水不足が危機的な問題とな
った。
日本では、高齢化社会が現実化し、高齢者への社会からの手を差し伸べることの限界が見え、未来の国民生活を守るため、『一〇〇歳尊厳死法案』による尊厳死が決行されていった。
深刻な食糧不足には、肉野菜を摂らなくても済む完全食『ソイレント』を本格的に使い出した。増え続ける『ソイレント』の必要量、維持の為、あらゆる方法で確保に邁進(まいしん)した。
国の定めた施設『安住の森ドーム』一〇〇歳を迎えた一人の男、有(あり)町(まち)征(せい)次(じ)が、入口扉へ進む・・・人生で感じたい・大切な出来事が、目の前を次々と映像に映り、通り過ぎる。全てに満ちたりて、心置きなく最後の使命を果たす旅にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 22:32:34
20881文字
会話率:5%
電車が大好きな男の子と車掌さんの心の交流。
最終更新:2023-04-10 13:00:00
1045文字
会話率:0%