鏡よ鏡、鏡さん。なぜ世界を滅ぼすのですか?
***
いつもの朝。
男子高校生、涼真が身支度の仕上げとして全身鏡の前に立ち、不意に右手を上げると、鏡の中の自分も右手を上げた。
現実の自分と鏡の中の自分の左右が揃うことは、鏡の世界が反転し
ていることを意味する。
涼真は不思議な現象の楽しさを伝えようと、後輩彼女の風花へ連絡すると、彼女も同じ現象を経験していた。
それとは別に日本を含めた世界で交通事故が一斉に起き、地球の交通は全て停止。
原因は鏡の反転。
次第に世界は鏡の反転により文明を維持出来なくなり崩壊し始める。
鏡の異常はあらゆる場面に及び、眼球の病気、スポーツと娯楽の衰退、超集中豪雨、空に街の蜃気楼、放射線による被爆を起こさせる。
激変する社会でも、小さな幸せを育んでいく涼真と風花。
変わる世界で主人公の涼真は何を見つけるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 20:00:00
5979文字
会話率:10%
「怖いよ。でも、友達だから」
平成三十五年、科学が発達した近未来の日本。
最凶の霊媒体質に悩まされる神代飛鳥は、神社で鬼のアカリと出逢う。彼は飛鳥を『ナスカさん』と呼び、小学生時代の恩を返したいと怪異から守ってくれるが、正直ナスカは彼のこ
とを覚えておらず……?
妖怪、怪異、都市伝説。ありとあらゆる”おかしな奴ら”が集う綾巳町。
ナスカ以外の人間にまるで興味のないアカリと、度の過ぎた正義感をもつナスカ。
そして彼らを利用しようとする、自己中悪霊の西条、インドの精霊である灘、人間マニア蜃気楼の伏見。
彼らが綾巳へ妖怪たちを引き入れる理由とは?アカリは企みを潰せるのか?
平成を舞台に繰り広げられる妖怪譚、ここに始動。
※表紙絵はみかげつ様(https://skima.jp/profile?id=17498)に依頼して描いていただいたものです。
エブリスタにも同作を連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 23:07:59
2282文字
会話率:21%
インドから突然やってきた義妹・サラ、英国全寮制パブリックスクールで出会った日本人留学生・飛鳥、この類まれなる才能を持つ二人との出会いが、義務と規律に縛られ生きて来た英国貴族嫡男ヘンリーの、意識と生きる意味を変えた。世界を舞台に青年企業家とし
ての道を歩み始めるヘンリーの熾烈な戦いが今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 15:00:00
1835939文字
会話率:48%
「僕」の垣間見た大人の世界は、かくも美しく、残酷だった。
全寮制寄宿学校から夏季休暇でマナーハウスに戻った「僕」は、祖母の開いた夜会で美しい年上の女性に出会う。英国の美しい田園風景の中、「僕」とその兄、異国の彼女との間に繰り広げられる少年
のひと夏の恋の物話。 「胡桃の中の蜃気楼」番外編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-05 07:02:07
58615文字
会話率:27%
『胡桃の中の蜃気楼』番外編 ヘンリーとフランクの出会い編です。
英国全寮制パブリックスクールを舞台に、度重なる嫌がらせに、苦虫を噛み潰したような顔をして日々を過ごしてきた少年ヘンリーの日常を、偶然話しかけてきた馴れ馴れしい少年が変えていく
、そんなお話です。
突然降り出した雨が、強く石畳を叩いた。
「そんなに濡れて。そこで雨宿りして行けよ。コーヒーを御馳走するよ」
「きみ、泣いているのかと思った」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-25 11:00:00
22432文字
会話率:49%
砂漠の旅はしたことないですけど。
最終更新:2022-02-25 20:08:53
205文字
会話率:0%
『内閣情報調査室付特別調査部保安管理室』
それは公式には存在していない政府直下の組織であり、日本の中枢である霞が関の地下にまるで不確かな蜃気楼のように静かに存在していた。常人離れした力を持つ非公式な職員、エージェントたちの日常と事件簿。※単
独でも読めますが、前作の設定を理解いただいた方がよりお楽しみいただけます。
☆連作は週1更新、それ以外は不定期更新予定。
☆拍手設置しております。お気軽にぽちっといただけると励みになります❤️。◕‿◕。
☆前作「Lost Limit ロスト・リミット」はこちら↓
https://ncode.syosetu.com/n8134eg/
(前作は主人公二人のBL要素を多く含みますので、苦手な方はご注意ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 13:00:00
45246文字
会話率:70%
水面に映るは、想い出と面影。
誰もが、おのれの船の船頭ならば。
舳先に抱いた女神と、今宵、月の下で踊るがいい。
最終更新:2022-01-18 00:00:00
283文字
会話率:0%
水の魔法使いであるラッティはSランク水魔石を完成させる間近に殺された。犯人は第二妃。彼女はラッティがアラージフ陛下から寵愛を受けていると勘違いしていたようだ。だが寵愛以前にアラージフとはほとんど顔を合わせていない。やりとりだって手紙を介して
業務的な連絡を行うのみである。勘違いもいいところだが、それを訴える余裕さえない。完全に意識が途切れる直前、ラッティは今後こそは普通の生活が送れますようにと強く願った。そう、彼女が殺されるのはこれがはじめてのことではない。殺される度に十六の誕生日に戻り、何度もループを繰り返しているのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 20:47:09
24626文字
会話率:24%
匿名ミラージュに加入したラヒ姫。
人間の歴史が、終わろうとしていた時。
人類の終末時計は、100秒前となっていた。
希望の光。
光の女神。
アイドルとしての教育指導を受けるラヒ姫。
教育指導する『女神の指導者達』!
『お嬢。』
『水果』
『むーみん』
『あや』
『まりり』
集団ノ神(むらノかみ)
観音菩薩(ブンナワー)
悪魔天神(八重歯の堕天使)
偶像学者(アイドル研究所長)
魅惑伝道(顔面天才)
ミラージュの教え。
セルフプロデュース。
自分の命が、真理であり道。
人類どもを駆逐する最終宗教。
少女達が、女神になるための教え。
蜃気楼(みらーじゅ)教。
人類の歴史上、最後の宗教。
下剋上を、なさんとする『下剋嬢。』。
破天荒ツンデレラが、世界を変える。
人類どもを一匹残らず駆逐するために。
少女達が、安心して幸せに暮らせる世界!
笑顔を届ける秘密の偶像集団(ヒーロー)。
全宇宙最高アイドルグループ。
究極にして至高の偶像集団(アイドルグループ)。
その名は、『匿名ミラージュ』。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 12:23:23
47162文字
会話率:17%
シュミット伯爵視点で甦る、ハーレルイと伯爵の出会いと別れ。
『上映はまだか』
『苦情なら失恋しすぎのハーレルイに言え。ピンポイントで探し出すのはひと苦労なのだぞ。』
『ベルダ。がんば。終わったらピカピカに磨いてあげます!』
最終更新:2021-11-26 00:31:43
8452文字
会話率:46%
初めての下宿生活。
この一年間は陽一にとって未知へのスタートと言えた。
先々で交錯する得体の知れないそのキャンバスに描かれる色彩とは…
最終更新:2021-10-24 10:37:39
6958文字
会話率:12%
結末のない、絵のない絵本
キーワード:
最終更新:2021-10-14 20:51:05
821文字
会話率:0%
入道雲を追いかけて何処までも走る
川には夏の魚が綺羅綺羅と鱗を翻し、
真夏の道には人の子ひとりおりませぬ。
死に絶えた道に蜃気楼が油を塗る
蝉だけがワンワンと頭の中を痛めつけて
神社の奥にはなにかの神様や亡者がいて、
悪い遊びでまぐわってい
る、妄想。
永遠に終わらない、失われた夏休み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 20:11:53
552文字
会話率:0%
入道雲、夕立、蜃気楼、陽炎、りんご飴、金魚すくい。
夏の幻は、色々見せてくれる。
君の大事なものだったね、と、手のひらに小さな青いビー玉。
済んだ眼差し。蔵の裏の人魚の鱗。
敷き詰められた玉砂利が、全部蛍石なのだ。
そういう、真夏の蜉蝣みた
いな夢。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-19 17:21:14
611文字
会話率:0%
入道雲、夕立、蜃気楼、陽炎。
飲んでいたサイダーは、美味しかったかい?
刹那の夏は、今でもなお、君を待って、遠い夏で待ちわびている。
それを飲み終えたら、カキ氷屋さんにでも行こう。
夢のまにまに。
最終更新:2021-02-10 01:56:11
606文字
会話率:0%
社会人3年目の夏季休暇、退屈に潰されそうになった僕は、一人の幼馴染のことを思い出す。
彼女――奈津希さんは、まさに夏そのもののような存在だった。
いつしか疎遠になっていた彼女と久しぶりに連絡を取った僕は、奈津希さんと久しぶりの再会を果たす。
奈津希さんに会えば、もう一度楽しかった夏に戻れると信じていた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 16:34:04
22015文字
会話率:28%
奇妙な天気雨の向こうには蜃気楼、
その先にあるという茶屋「あだふく亭」。
そこは訪れた者の願いをひとつだけ叶えてくれるという、不思議なところ。
ただし、叶えられるのは2つだけ。
「仇」を討つか
「福」を待つか。
今宵の客はどちらを選ぶの
でしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 01:51:08
17785文字
会話率:29%
普通の人には見えない「何か」が見える人の話。
キーワード:
最終更新:2021-07-07 03:18:14
1804文字
会話率:28%
バツイチの40代男、ゴローのただの真面目な恋愛物語。
一目惚れした美しい女性、聖美〈せいみ〉と偶然の再会を経て交際へ。幸せの絶頂に突然聖美が姿を消した。少しの手がかりをもとに蜃気楼の町 魚見 へ。
キーワード:
最終更新:2021-07-05 21:10:35
51283文字
会話率:46%
『蜃気楼的、解体文章考察』
考察を前にして、小説家は、生きる糧を見出す。そんな姿勢は、蜃気楼的である。云わば、小説家による、思想論、政治論、文学論が、其処には散見されるとする、連作の評論的小説。
最終更新:2021-06-26 16:10:30
5566文字
会話率:25%
『瓦解する蜃気楼』
蜃気楼を、一種の壁として認識する。その壁を壊さなかった時、蜃気楼は瓦解し、自己か蜃気楼が嘲笑うという、非現実的小説。
最終更新:2019-11-13 04:06:53
375文字
会話率:25%
今日も、誰か、がどこかで愛を知るかもしれません。
最終更新:2021-06-17 20:37:35
3164文字
会話率:45%
蜃気楼のようにゆらゆらと揺れる彼女は呟いた。
「 今回は会える 」
交わることがない彼女達の少し不思議な夏の話。
最終更新:2021-06-06 21:27:42
1322文字
会話率:53%
学生時代の夏休み。
ジョギング帰りの私の前に狸が現れた。
私が住む地域にしてはあまりにも珍しい存在に私は浮かれるが、
母にそんなわけないだろと一蹴される。
だから私は狸の証拠写真を撮影しようと奮闘する。
最終更新:2021-03-17 00:12:41
1964文字
会話率:0%