藁にもすがる思いで、空耳にもとれる声に助けを求めた。願いが通じたのか、電車に轢かれる寸前で俺の意識は暗転するのだが、目覚めた先で行われていたのは、直後に死ぬ運命を背負った人間達による、生還を賭けた心理ゲームだった。
最終更新:2011-07-02 16:04:03
70989文字
会話率:30%
とある世界、ここには「人」とは別に「獣人」と呼ばれる「ヒト」がいる。
獣人は人と比べて、圧倒的にその人数は少ない。それ故に、よからぬことを考える輩に狙われていた……
――そんな中、獣人である少女と、本屋を経営している青年が出会った
最終更新:2011-06-29 00:00:00
12146文字
会話率:20%
裏世界を牛耳るお嬢様[傲慢]。金さえ払えば誰であろうと殺してみせる殺し屋[強欲]。夢見がちな放火魔[憤怒]。脳みそからつま先まで完璧に擬態する道化師[嫉妬]。血肉を喰らって骨を残す殺人鬼[暴食]。そして、まじめにハーレムを考える高校生[色欲
]。
そんな君と彼女と彼と、[怠惰]な僕の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-22 22:31:40
20270文字
会話率:20%
今日は何て良い日だろう。
だが、青い空、美しい花々、軽快な鳥のさえずり・・・美しいもの目にし、耳にしても、俺の心は一向に晴れない。
こんな日は自由に気ままに・・・そう、あの鳥達のように好きなようにしていたかった。
・・・なのに。
せっかく
の宴の誘いを断って、供を一人連れただけで馬に揺られること1日。
どうしてあんな場所に行かねばならないのか・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-19 10:00:00
20483文字
会話率:29%
「聞いてみて?波の音がするから」
と、僕は何度か波の音を聞かされたものだ。巻貝の口の部分に耳を当てると確かにサーッと波の音がした。彼女は本当に波の音が閉じ込められていると信じていたし、それ以外の理由など、どうでも良かったのだ。
キーワード:
最終更新:2011-06-17 23:23:58
757文字
会話率:24%
私立足出ヶ原学園高等学校。
全生徒数一万五千人。国内最大にして最高の私立高校。国立を含む名だたる大学への指定校枠を多数保有し、生徒会執行部、風紀委員会になれば将来が約束される。この学校が人気な三つの理由の内の一つである。
二つ目は
入学制度が他とは一線を画しているということ。入学試験自体の難易度は一般的な進学校レベルであり、それに加え、独自の入学選定を行っている。IQテストや、身体能力テスト、面接試験、学術選定、芸術選定、ゲーム選定等で、受験者の特殊技能などの判断材料とし、大学側の独断と偏見により総合力を判断し、入学選定としている。よって、勉学に励んでいないネットゲーム廃人のような生活を送っていた中学生にもチャンスがあるのだ。
三つ目、そして、一番の人気の理由は、イベント。文化祭等の学校行事も行われるが、そんなちゃちなものではなく、イベントにおいて好成績を残す事が出来れば、賞金が出る、生徒会執行部への入部資格が得られる、学内での生活のあらゆる場面において優遇される(食堂の料金免除、私服登校の許可、遅刻欠席の容認、授業の免除等)、就職・進学の優遇などの特典がある大々的なイベントである。これらの理由から国内だけでなく、海外からの生徒も多い。校是は「切磋琢磨」。各方面に優秀な人材を輩出しているが、良くも悪くも実力至上主義の学校である。経営は国内外問わず、世界の経済を牛耳る数々の大手企業からの寄付で成り立っている。(高校データベースより、一部抜粋)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-15 01:51:48
11661文字
会話率:44%
祖母が亡くなり、天涯孤独になった物書きの柳風助。夏を賑わす虫の音で寂しさを紛らせる日々だったが、やがて虫の鳴き声に似た耳鳴りに悩まされるようになる。そして、ついには頭の中に虫の存在を感じるように……。
最終更新:2011-06-12 18:45:24
6467文字
会話率:21%
目を閉じれば、耳で緑を感じ、肌で風を感じる。
「僕」は何を求め、いったい何のために生きているのだろう。
自分の感じるままに動く自由人、彼が苦しむ自身の罪性、心に鎖した悲しい熱情を蛇行運転で描きます。
最終更新:2011-06-11 02:11:23
208文字
会話率:0%
異世界ラブコメディ + 一応ファンタジー + 時々シリアス。
長いものには巻かれろ。
権力には逆らわず、とりあえず跪いとけ。
……が信条な王宮図書館所属 写字生、椿(つばき)。
国家公務員ではあるものの、そこにもある、格差という壁。
まぁそ
れも仕方ない。
そんな傍観主義者な椿は、うっかり犬(仮)を拾ってしまった。
決して、とめどなく犬が好きだから!――ではない。
犬(仮)をど突き、人身(?)事故にあわせてしまったから拾ったにすぎなかったのだ。
犬(仮)は、実は犬耳犬尻尾を持つ超絶美形男子だった……。
そんな彼は、この国の第二王子様だった……。
ああ、そんなフラグ、求めてなかった――。
そんなこんなな、項垂れる椿と拾われた犬(仮)のお話。
<完結済み><※HPからの転載です>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-08 00:48:16
74873文字
会話率:20%
この話は黒猫を助けた高校生の多田祐馬がある日突然やってきた猫耳少女に死の宣告をされるのだが・・・。
キーワード:
最終更新:2011-06-03 22:13:28
1595文字
会話率:52%
タカハシさんの耳袋的な不思議体験。
最終更新:2011-06-02 23:59:45
3169文字
会話率:33%
気づいたら犬耳とふさふさの尻尾がついて、しかも美少女っぽくなっちゃったんですけど、どうすればいいですか。 異世界へトリップした途端、獣人になってしまった主人公、松井理沙。 そんな彼女の、同族っぽいイケメンたちを嵌め・・・じゃなくて虜にする逆
ハー物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-30 01:01:56
4323文字
会話率:23%
私はメリー、18歳。9年前のあの日から姉さんは私の部屋を毎日掃除する。まるで私がいた形跡を残すかのように。姉さんはいくら私が呼びかけてもそれに応えることはなかった。姉さんは決して振り返ってはいけないし、ほんの少しも私の言葉に耳を傾けてはいけ
なかった。姉さんは私を愛していたけれど憎しみをも抱いていた。私もそんな姉さんを愛し、そして憎んだ。ある日私の『神聖なる川』に一人の青年が侵入したことで、『いつも通り』の日常が消え去る。私の呪文がきかない男。憐れで醜い姉さん。変わらない部屋と変わらない、私。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-29 09:56:10
67493文字
会話率:27%
甘い音がする。
甘いオルゴールの音が。
雪くんが持っていたオルゴールの音と同じ音がある日宮川の耳に聞こえてきた。
でも雪くんは引っ越したはずなのに……
最終更新:2011-05-24 17:48:17
1620文字
会話率:34%
(場面展開はほとんど無し。じわじわ系。でも、作者は王道のミステリーだと思っています。最後の結末に「そうか……」と言ってくださることを期待します。でも、初めてノブシリーズをお読みくださる方は、もう少しテンポのいい「ノブ、ずるいやん」か「ニュー
キーツ」をお勧めします)
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豪華なペントハウスで行われたあるパーティ。参加者は、成功を収めた税理士、建築家、不動産ブローカー、おでん屋の女将、コンビニエンスストア経営者、イベントプロデューサー、税理士の愛人、そしてピアニストになる夢を捨てざるを得なかった女性などの面々。
そこで交わされた会話の数々と「音の世界」を紐解いていくと、何が見えてくるのか。
多くの出会いが明らかになるにつれ、小さな記憶が次々と蘇り、三十年前のある事件へと収斂していく。
悲しく驚くべき結末の中に、新しく芽ばえた情。
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「ノブシリーズ=生駒&優 長編ミステリー小説シリーズ2」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-23 23:55:46
158537文字
会話率:38%
(場面転換はそれなりにあります。でも前半三分の一は「だるい」かもしれません。途中からぐんぐんテンポがよくなります。ノブシリーズお勧めNO2の作品です)
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伝承に彩られた隠れ里に起きた連続殺人。聞き耳頭巾の継承者
の少女が語った言葉とは。
建築家とその若い恋人がおぞましい事件を解こうと奮闘します。それぞれの思惑を持って集まった都会人と、村人との攻防の根底にあるものを突き止め、新たな事件を未然に防ぐことができるのでしょうか。
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「ノブシリーズ=生駒&優 長編ミステリー小説シリーズ3」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-21 22:37:35
237461文字
会話率:44%
基本的に一話完結型のファンタジー小説。シリアスとギャグの混合を目指したストーリー。詳しいあらすじは次話更新後書きます。
最終更新:2011-05-20 03:53:19
3813文字
会話率:14%
○月△日 空から女の子が降ってきた。白いウサ耳が生えてた。 普通の世界にアリスがご光臨??一般高校生男子と愉快な仲間達が、アリスと名乗るウサ耳っ子となんやかんやな話。基本コメディー多分恋愛は入らないシリアス
も多分無理。 いつの間にか終わってたり更新されなくなってることが多そうだよっ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-16 23:57:20
526文字
会話率:37%
Judah―ユダ―の番外編です
幼き日の話、まだユダがエールと名乗っていた時の話。
地下へ行ったエールの耳に入ってきたのは、空気を震わせずに彼女の頭に響いてきた不思議な声だった
最終更新:2011-05-16 11:22:10
1428文字
会話率:50%
俺、菊田龍太郎は楚歌学園高校に通う極普通の1年生。・・・だったのに。幼馴染は妙にハイテンションだし陸上部は厳しいし・・・そして一番は。猫耳少女の、あいつに会ったせいだ。おかげで俺の人生は、めちゃめちゃだよ、全く。
最終更新:2011-05-13 21:24:49
823文字
会話率:41%
高校進学を機会に渋谷へと上京してきた湊美鶴は平穏な高校生活が送れることを祈っていた。
しかし、それは儚い願望だったと思い知らされる。
――東京タワーから落ちても死なない男。
――億単位の金を動かす仲介屋。
――フリーライターを自称する謎の中
国人。
――生徒会長兼ネコ耳メイド。
――どこか裏のある天才バイオリニスト。
そして、渋谷を裏で掌握する組織『ケルビム』。歪な人間が揃いも揃って、バカみたいにバカ騒ぎする渋谷。そんな世界で平穏な高校生活が送れるはずもなかった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-07 23:18:34
12297文字
会話率:34%