私はここに記そう。
私の旅の記録を。出会いと別れ。生と死。この広大な異世界の全てをここに記す。
この記録がもし元の世界の誰かの手に渡れば……この日記はきっと嘲笑されるだろう。荒唐無稽な笑い話だと。
絵空事だと、そう思うに違いない。
だ
が、私は知っている。
死が息吹く森、広大な紅い砂漠、空に浮かぶ神々の城、永遠の闇に閉ざされた地底都市、煙燻る炎の連峰、星の輝く王宮、極寒の冷風吹き荒れる氷の海……
私はたしかにそこにいたのだ。
だから私は記す。
形あるものに。誰かの目にとまるものに。
たとえ私のこの体が朽ちようとも、私の遺したものはこの世界に残り続ける。
私の足跡は消えてもそこを歩いたということは消えることはない。私がそこで暮らし、歩んだことが変わることはない。
私がどうなったか。世界がどうなったか。貴方が何者でどちらの世界の住人かはわからない。
だが、この日記を手に取り中を見たということは私の旅は無意味ではなかったということだ。
私の見てきた全てを記そう。
私の知っている全てを記そう。
私の記憶を筆に乗せ、足跡を文字にしよう。
街を、森を、山を、海を、人を、ここに残そう。
これは世界を旅し巡った私の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 04:46:57
65352文字
会話率:36%
「意味はわからないけど、気持ちは分かるかも」と思って頂けたら幸いです。
捻くれ、仄暗いながら前へ歩き続ける、生きづらい誰かのために書けたらなと思います。
最終更新:2019-03-18 01:00:00
6126文字
会話率:4%
垂(シズリ)は冷たさを好んでいた。ひび割れて血が出ようが体調を崩そうが、雪よ降れと、思っている───
不本意ながら外の世界に出た、内も外側もデリケートな少年は、ちょいと愉快な思考でプライドと意地任せに身を削る。(生まれは)マトモで、イカ
れた最初のパーティーメンバー、四人で目指すは絵空事なり。
12のギルド『十二支』を廻る、あれやこれのファンタジー。
※テーマは『ギルド』『背反』的な。
見えてるものとホントの所、違うよーずれるよーみたいなのをちまちま出したい。冒険しよう。ファンタジーしよう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 19:18:36
53249文字
会話率:39%
現実、空想、妄想問わず。人は理想を抱く旅人である。
手放さなければ誰もがその場所へと辿り着けるであろう。
理想世界ネクストワールド。
そこは生前に不屈の理想を抱きながら、ついぞ叶わず現実に果てた者たちが、その夢と理想を叶える機会と能力を得
られる舞台。
日々さまざまな理想を叶えようとする者たちが切磋琢磨する世界に、新たに少女が転生する。
少女の名はイリス。
夢見る理想は<夢のような人々と夢のような世界を創ること>。つまりはメルヒェン世界の創造。
少女は信じる妄想と理想のために、多くの御伽噺と関わり、強い絵空事と競い合い、たくさんの夢物語を築き上げていく。
時に、人知れず世界の危機をも救いながら、少女は夢の住人を集める。
これは夢見る少女の、夢見る少女による、夢見る少女達の魔法世界、メルヒェンワールドを築くまでの、夢と希望の物語。
理想世界シリーズ第二弾。
魔法あり、バトルあり、色気あり、シリアスあり、百合恋愛ありの非日常系バトル恋愛ファンタジー。
少女達の夢、理想。心ゆくまでごらんあれ
※不定期更新
※夢見る乙女の戯言なので、現実と混同してはいけません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-28 15:19:24
530228文字
会話率:44%
以前、書いていた小説を書き捨てました。
以上です
最終更新:2018-08-14 12:33:11
5402文字
会話率:25%
空即是色色即是空絵空事など気力のない視点
初めて書きました!
文章を書いていると言うか恥を欠いている様なものかもしれません。
最終更新:2018-05-31 09:44:22
628文字
会話率:0%
時は戦国時代、二人の同じ夢を持った戦士は違う道を自然と辿ることとなる。
方や幼き頃と同じ明るき明日を、方や幼き頃とは真逆の暗い明日を目指し互いの妖術をぶつける!!
夢は何処へ?夢の行方とは!?
異世界『戦国』物語。
最終更新:2018-05-28 22:34:49
3904文字
会話率:44%
24世紀――そこは人類から『神』の役目を押しつけられた人工知能が管理する、ありとあらゆる問題が解消された、なんでも叶う、絵空事のように『みんなが幸せに生きられる』世界。
激動の21世紀を謳歌し、天寿をまっとうしたはずの『貴方』は、そんな
24世紀の日本に蘇ることになる。
『貴方』を復元したのは『21世紀こそ人類知能のピーク』と信じる女性弁護士。
殺人容疑が掛けられた親友を救うため、『貴方』の力を借りようと考えたのだ。
わざわざ『貴方』を召喚するくらいである。状況は芳しくない。
堅牢なセキュリティによって被疑者は数名に絞られ、さらに、そのうち1名を除いた全員が『絶対に間違えないウソ発見器』により『無実』が確定している状況。もちろんその1名が救うべき依頼人なのだが、彼女は『ウソ発見器』に掛かる直前に、24世紀地球に重ねられた体感ゲーム空間『剣と魔法のバトルワールド』へと逃亡している。「親友は無実か? ならば、なぜ逃げているのか? そして真犯人は?」果たして『貴方』は真相にたどり着けるか?
(一応『本格ミステリ』を標榜しております……)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 14:00:00
259616文字
会話率:35%
何をするにも、見るにも、力が沸かず、すべてが絵空事に見え、ひどく冷めてしまう。その理由を探し、裡に潜り、綴った。
出来たものは、どうしようもない酔っ払い、壊れ、イカレた文章。これ以上は精神が死ぬ。文才があれば、もっとわかりやすく、上手く
書けたのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-22 12:00:00
4440文字
会話率:15%
時は2001年、夏も終わりに差し掛かる頃。関東北進会系列・的場組組員・北原修二は、10年間の服役を経て再び極道社会に舞い戻った。しかし修二がそこで目にした現実は、彼が服役中に執行された“暴力団新法”により疲弊しきった極道達の憐れな姿だった
。現役時代は抗争時の陣頭指揮、もしくはそれらの争い事の仲裁役を請け負う“喧嘩師”として日々躍動していた修二だが、しかしこの状況は、彼自身の生き場所が限られている事も意味していた。
そんな修二だったが、とある日、些細な事がきっかけで勃発した他組織との抗争の火種を打ち消した事により、組内外で存在感を発揮する。そしてこの働きの功労者として称えられた修二、及び彼の外兄弟である“権田隆史”と供に自分達の存在意義を改めて感じ、安堵を覚えた。
そんな折、隆史の親友“許周明”を通じて、暴対法で弱体化した日本の極道達の様子に、これを勝機と見た海外からの第三勢力マフィア“揚羽蝶”が、日本裏社会制圧計画を秘密裏に目論んでいる事を修二は耳にする。まるで絵空事のようなこの計画を当初は組織の誰もが信用しなかった。しかしこの計画は予告通りに実行され、下部組織が一つ、また一つと壊滅されると供に、この状況に危機感と怒りを露にした全国の北進会系組織からはすぐに反撃の狼煙が上げられる。
だが、隠密性を重視し、一般人とまるで見分けが付かない装いで行動する彼等に北進会は手を出せなかった。また、日本の極道達の生き様に魅せられて彼等と共存する道を選んだ“許周明”の支援を受け、彼の率いるマフィア組織“芍薬”の力を借りて反撃に出るものの、しかし頼みの綱のその芍薬自身も手痛い被害を受け、この抗争はまさに泥沼の長期戦へ向かう事を誰しもが覚悟した。
そんな時、抗争相手の揚羽蝶のボス“金総林”からある提案が投げ掛けられる。その提案とは、各組織から腕自慢の喧嘩師達を三名づつ募り、その彼等を代表者として戦わせた上で、勝敗の結果に互いの組織の要求を全て託そうと言う、いわゆる手打ち試合の提案だった。
全国の極道達からの期待を一心に背負い、これまで体験した事の無い命懸けの戦いが、いま修二達に訪れようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-07 21:50:46
200679文字
会話率:54%
『ファントムレイジ』
願いは横溢し顕現する。
無慈悲に願いが叶う世界で、異能となった人間達の物語。
『深夜一時の奇奇怪怪』
逆廻真凛の住む日月市では、深夜一時の化け物と題される都市伝説が流行していた。親友である東雲鎖子は、そんなモノは在
り得ないと言うが、不気味さは拭えない。
真凛は、噂に怯える自分を子供扱いする鎖子に嫌気が差していた。そんな中、流行の都市伝説に準えたかの様な連続殺人が起きる。
真凛は、鎖子を見返す為に真相を追い始める。
『赤い宗家の白と黒』
十一片は、群馬の名家である赤雪の依頼を受け、宗家襲名式の警護を請け負う。
家族を守りたいという依頼人の言葉を胸に、現場へ向かう一片。その道すがら、一片は一人の少女と出会う。
血で血を洗うお家騒動に巻き込まれた一片は、少女と共に修羅場を駆け抜ける。
『七個ないのが七不思議』
東雲鎖子は、日本最強と目される冷然院家当主の冷然院緋奈巳から依頼を受ける。
緋奈巳の妹である冷然院緋鎖乃が通う古野野江学園で起きた、学園長殺人事件。
真相を究明するべく、鎖子と妹の東雲桜は、緋鎖乃が通う古野野江学園へと潜入する。
二人を待ち構えていたのは、古野野江学園にある七個の七不思議。鎖子と桜、そして緋鎖乃。三人は、学園に潜む謎に挑む。
『リビングデッド・ラヴァーズ』
小さな山村に住む朝霧深は、夏休みを前に憂鬱な日々を過ごしていた。村に伝わる、鬼の話。鬼が憑りつく夜の伝説。その絵空事が、深の只管の懸念だった。
そんな中、深の通う学校に一人の少女が転校してくる。
『神出鬼没の商店街』
異能者達が集う五大マーケット、その一つである鬼束商店街に興味津々の玉子と真凛を連れ、鎖子は商店街へと向かう。馴染みの店が建ち並ぶ夕暮れの街で、鎖子達は騒動に巻き込まれてしまう。
カクヨムとの併載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-25 19:00:00
349075文字
会話率:50%
『それはきっと、絵空事。』『それはきっと、蜃気楼。』のシリーズ番外編です。
カップルになった彼等や、まだカップルになっていない彼等のその後をそれぞれの目線で綴っていきます。糖度高めを目指しています。
1ページ完結形式。本編を読んでいなくて
も空気感が伝わる様なものにしたいと思っています。が、本編の事も時折出て来てしまいます。ご了承下さい。更新は不定期です。
※全てにおいてフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-05 15:42:25
122472文字
会話率:42%
愛の告白に返した私の言葉。貴方の出した答え。この先、あなたの気持ちに応えられる日なんて来るのでしょうか。
純愛系オフィスラブ。
※この作品は「それはきっと、絵空事。」のヒロイン、菅野湖陽目線の物語です。また、全てにおいてフィクションです。
最終更新:2014-12-11 16:41:23
178239文字
会話率:40%
思い悩んで紡いだ言葉。君の答え。
この先、君と恋人になれる日なんて来るのだろうか。
純愛系オフィスラブ。
※この作品は、全てにおいてフィクションです。
最終更新:2014-08-19 13:11:22
148927文字
会話率:40%
だれにも読まれないよう、千年のあいだ封印されつづけている源氏物語の新帖。それにこめた紫式部の思いとは?
絵空事を書いたために地獄におちたと噂される式部の真実を求めて、孫娘が新帖の行方をさぐります。
最終更新:2017-07-09 00:09:26
613126文字
会話率:37%
全てを諦めていたボクは彼等と言う光のために闇を打ち砕こうと奮闘する
最終更新:2017-04-30 11:29:17
704文字
会話率:34%
つまらない絵空事さ。
キーワード:
最終更新:2017-03-06 11:07:02
1017文字
会話率:0%
小説家を目指しているフリーター・誠は、大学卒業後就職せずに執筆活動に勤しむもパッとしない日々を送っていた。ある日、誠は友達と飲んでいたとき話に上がった、「糸電話」を押し入れから見つけ出す。実は、この「糸電話」には不思議な秘密があった……。(
2012年6月執筆)
***
主人公の誠が友達や入院中の祖母とのかかわりの中で、自分が何を書くべきかを見つけていく物語。疎遠になった家族への思いや、心が持つ力について伝えたいメッセージがたくさんあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 14:41:22
27186文字
会話率:48%
その日、私の日常は死んだ。刺激の無い空虚な生活を送る人生は一夜にして終わりを告げたのだ。私の目の前に現れた魔法使いを名乗る男。私の頭の中に住む「誰か」。子供の絵空事に過ぎない出来事が現実として繰り広げられる。能力を持つ者達の争いに否応無く巻
き込まれていく人々、数多の犠牲の上に何が待っているというのだ。東京は今夜、人知れず戦場となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 22:22:13
4056文字
会話率:36%
世界の支配、そんな絵空事を現実にせんとす覇王の物語。
異世界オルケディアに転移させられた者たちの生と死のファンタジー。
最終更新:2016-11-20 22:14:16
1310文字
会話率:38%
物語を書く人には色々な人がいるのでしょう。
訴えたい何かがある人とない人。
人の心の機微を描きたい人と描く意味を持ない人。
現実を物語に反映したい人と絵空事で充分という人。
文化として多くの言葉を後世に伝えたい人と映像や音
を表す道具でいいという人。
他の人が書かない何かを書きたい人とアレンジで目新しさを演出すれば充分という人。
読んだ人の心に何かを残したい人と一時の娯楽を与えればいいだろうという人。
多くに拘れば芸術として敬遠され、何の想いも持たないのなら、そもそも書く意味がない。
意味などなくていい。仕事として選んだだけで売れればいい。
そういう人もいるかもしれませんが、余程の子供でない限り、小説家など割のいい仕事でない事は考えれば解ります。
一発当てればデカイんだからなどと、真面目に働く事が損だと考えるヤクザな人間なら別ですが、大抵の人は書く事を金儲けの道具とは考えていないでしょう。
このエッセイは、そういった人達に、世代の違う人間の視点を知って役立てて貰えれば、そう考えて書いたものです。
当時と今では学問の定説なども色々と変り、常識も変化しています。
ですので、昨今の常識で育った方には奇妙に思える心情などもあるかもしれません。
物語を書く人が伝えたいものは、自分の常識から紡ぎ出されます。
その常識を疑うのは怖ろしい事です。
それでも常識を疑い、自分を疑う。
その怖ろしさに向かい合いたいと望む方へ向けた
「隠居老人の遺すべきと考えた言葉」
よければ読んでやってください。
この作品は著作権フリーとさせて頂きます
この話をネタとして使うことに制限はありません
また感想により内容を改変していきたいと思います
感想の文章の著作権を主張する方は、転載不可と書いて貰えれば感想の文章を本文には使いませんので明記ください折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-11-03 21:00:00
26003文字
会話率:5%
人生のどん底に落ちたとある詩人。
東京のバラアパートで寝ては詩を書き、その生活の繰り返しだった。
誰にも会わない生活。そして見え隠れするもう一人の自分。
ある日、自分が二重人格である事に気がついてしまう。自分の中の感情がぶつかり合い、思いも
よらぬ行動に出てしまう。
生きる意味、出会いが齎した変わるきっかけ、1からでも。いや、1がダメなら0からでもやり直せる。詩人の人生はどう変わるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-23 23:09:14
581文字
会話率:22%