雲霞の如く魔法使いで溢れるこの世界は、世界的規模の魔法戦争が絶えず勃発していた。
かつて世界最強と呼ばれ、唯一平和を願った魔女が、上空に巨大な大地を召喚し、世界は二つ分断された。
世に言う『世界大分裂騒動』である。
天空界に住ま
う子供たちは、地平線の彼方まで広がる海を知らない。
地底界に住まう子供たちは、水平線の彼方まで広がる空を太陽を知らない。
海が、光が、空が、太陽が、平和が、軍事力が、魔力が、欲しい。
欲に欲を重ねた、両世界が行き着く先は結局――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 01:44:11
29808文字
会話率:33%
八月最後の週末に、私は一人息子の湊斗と寂れた港町を訪れた。
離婚後、年に数回こうして面会していたが、思春期に入りつつある湊斗との関わり方に戸惑う私はある提案をするがーー
灯台の下で、水平線に浮かぶ漁灯の美しさを目にした私と湊斗が出した答
えとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 20:01:25
5699文字
会話率:34%
大人ってなんだっけ
クールってなんだっけ
色々履き違えた人間になってきた気がする
最終更新:2021-05-12 14:15:00
413文字
会話率:0%
この世界に神様なんていない。
少年がそのことに気がついたのは死んだあとのことだった。
目覚めた少年が立っていたのは天国でも地獄でもない魔物が蠢く見知らぬ世界。その世界に連れてきた天使は少年へと告げる。
「あなたは前世で大罪を
犯しました。また人間として生まれ変わりたいならこの世界で善行を積むのです」
そんな言葉だけを残し、少年はたった一人で見知らぬ世界に放りだされてしまう。
それから十年の時が流れ──
少年はやがて、世界中の魔物を配下にする魔王になっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 20:48:55
807790文字
会話率:61%
現実世界と同じような世界。だけど一つだけ、違うところがある。それは、人間がこれまで辿ってきた歴史。普通の高校生、島原天晴が見た夢、そして謎の教育実習の先生、両親や家系そこから増えていく記憶の欠片。
実は人は人でも、少し違ったりした。
最終更新:2021-04-30 19:00:00
2333文字
会話率:50%
満月は遥か彼方、その水平線に沈みゆく。海面に光り輝く永遠の旋律を伸ばしながら。眠りから醒めんとする魂に最大の光を与えながら。
透明となった自らは、月と海と……贈る調べと一体となる。自らの魂を込めたこの箏奏は最愛の、その魂を呼び覚ます。
呼び覚まされし魂は、眩い月を揺らすほどに透明な歌声を響かせる。その歌声は贈る調べと調和して、果てなく広がる海を永遠に青白く輝かせる。
月は海は、この調べは、彼女に永遠の生を与えるであろう。たとえ、自らの生が消えてなくなる日が来たとしても。
この作品は「ノベルアッププラス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 19:42:11
21073文字
会話率:33%
海岸に面した鉄道の駅、その駅に校名を冠する片蔵高校に通う黒髪の少年「柊 想真」成績は中の上、多少体格に恵まれている以外は普通の高校生だ。
いや、強いて言えば、一つだけ人よりも少し変わった体質があるのかもしれないが…
ある日想真は学校帰
りの駅のホーム、いつもなら綺麗な夕焼けが見える海を眺めていると、水平線が歪んで行くのを見た。
しかし歪んでいるのは水平線では無く、その手前の空間であった。
まるでそこに透き通る水の像が現れたかの様に空間は歪になっていく。
その異様な光景に、周りの様子を伺おうとすると気付く、自分一人が先程までいた駅ではなく砂浜まで移動していた事に…
最早眼前にそびえるその歪な空間が光の粒子を放って霧散し、そこに存在していたのは、特撮巨大ヒーローに出てくる怪獣の様な十メートル程の巨大生物だった。
驚愕するソウマの前に一人の女性が突如現れ、怪獣に向かって指をさしだすと、どこから出たのか稲妻が迸る。
もはやソウマは何が起きているかわからない
ーーーこれは夢か、幻かーーー
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ノベルアップ+
カクヨム
以上のサイトでも同じ作品を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 19:00:00
59559文字
会話率:62%
水の音、そよ風、土の匂い、草の影、水平線上に広がる朝の空―――――
不思議な空間に佇む記憶喪失の青年。
これは、少し不思議で、ちょっぴり切ない、青年の記憶を取り戻すための冒険のお話。
最終更新:2021-04-05 21:00:00
14796文字
会話率:41%
遠くの彼方の水平線。白き地面の本当の姿。
最終更新:2021-03-27 00:40:23
3274文字
会話率:68%
書き始めです。
短編2話構成。連載不明。
最終更新:2021-03-26 23:46:05
808文字
会話率:41%
中学一年生の木花纏は誰よりも走ることが大好きだった。
最終更新:2021-01-06 23:09:03
1670文字
会話率:25%
戦争が産み出したモノは、あくまでも悲惨なモノばかりではない。
ただ、そこに純愛はあった。
最終更新:2020-09-15 02:37:06
200文字
会話率:0%
目を覚ますとそこは舟の上だった。360度水平線を眺めることが出来るその海上で、出会った一人と一隻。
最終更新:2020-08-27 16:04:46
5770文字
会話率:75%
宍倉恵吾(ししくらけいご)は、父親と二人暮らしの専門学校生。平穏な暮らしを送っていたが、ある日突然父親が急死する。
父親意外の身内がいない恵吾が途方に暮れていると、父親の遺品の中に、龍頭の金印を発見する。
生活の足しになるかとそれを売ろうと
してみるが、なぜかどこにも買い取ってもらえない。確かに金無垢の品であるという判定はもらえるのだが、理由なく買い取りは拒否されてしまうのだ。
困り果てている矢先。恵吾は不思議な夢を見た。
大海原を走る帆船の甲板に立って水平線を見つめる知らない男に、自分の心が乗り移っていた。
彼の後ろには屈強な男たちが従い、船は目的地へ向かって疾走している。
水平線の彼方に見えた大きな虹を超えると、辺りの景色は一変し、彼と従者たちは、鬱蒼とした密林の中を歩いていた。
そして、密林を抜けた先にあったのは、巨大な玉座とそこに鎮座する黄金の龍の姿。
彼らが龍の前にたどり着くと、その口から、この世界の瀕している危機が告げられる。
恵吾がその夢を見てから、彼の住む世界から現実だと信じていたものが、ひとつずつ消えていった。
まず、親友の幸次(こうじ)が。それから、自分の父親の生存していた証拠が。
そしてある日。恵吾が帰宅してマンションのドアを開けると、そこには、あの夢と同じ光景が広がっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 14:47:47
13932文字
会話率:33%
〜〜〜ストーリーあらすじ〜〜〜
嵐の夜、荒れる海より流れ着いた人形の少女を見つけたところから、運命の歯車は廻り出した。
島にひそかに迫る"終わり"からかけがえのない日常を守るため、二人の青年は漕ぎ出す。
《偽りの水平線》
を越えて、まだ見ぬ外の世界へ。《永遠の理想郷》を求めて。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※※※※
この小説は、架空のアニメ「ユートピアに花束はいらない」のノベライズ(という設定で書かれた)作品です。
元の企画は、10/28の2019秋M3にて東京大学作曲研究会GCTから頒布されるコンピレーションアルバム
「架空アニメ『ユートピアに花束はいらない』ORIGINAL SOUNDTRACK」
となっております。イベント以外ではbandcampで後日購入できるようになる予定です。
https://gct-utokyo.bandcamp.com
ストーリー原案・本文:ネミミミミズ ( https://twitter.com/nemimimimizzZ )
挿絵・キャラクターデザイン・設定協力:E-Note ( https://twitter.com/The_E_Note ) さん
音楽・スペシャルサンクス:東京大学作曲研究会GCT ( https://twitter.com/GCT_UTokyo ) の部員の皆さん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 19:50:00
19110文字
会話率:56%
18歳の女子高の卒業式、就職先も決まっていた。マミはふと思いだした。中学生のころ親からくれぐれも魔法を人前で使うなと教えらる。そして高校卒業後は魔女の務めを兼ねて大手事務員として働く。やがてその持ち前の明るさと色気のため社長秘書になるが人の
心が読めるため人間不信になり結局辞めてしまう。そしてその後も職場を点々とする。
また困っている人を助けるときに禁じ手の魔法を使っていたところ偶然サトシに目撃される。事無きを得たがマミはすぐその場を立ち去る。またその一部始終を影から見ていた兄がいた。
目の前で子供が交通事故に合いそうな場面を目撃してとっさに助けようと魔法を使いそうになるがその前に偶然近くにいたサトシによって間一髪でその子供を助けるが怪我を負ってしまう。マミはすぐ魔法で病院に連れて行こうとするがサトシは自分で救急車を呼ぶ。その日の夜なんと病院の窓から侵入したマミは見舞いに来た。サトシは薄々は気付いていたが、マミは自分が魔女であることを明かす。そして魔法を使ってサトシの骨折をすぐに治す。ここから異性として見るようになっていく。
ある日、マミはサトシをデートに誘う。ある見晴らしの良い断崖絶壁でマミはサトシに別れを告げる。私はもうこの街は嫌だ。ついて行けない。田舎に帰ると言い出す。サトシは二人で一緒なら大丈夫だと言う。またお前の居ない生活なんて耐えられない。そして飛び降りると言い、命がけの説得にも呆気なく断られる。そしてサトシはついに飛び降りるがマミはすぐさま助ける。魔法なんか無くても二人一緒なら頑張れる。そして二人は再び見つめ合い、夕方の水平線の彼方に消えて行くのだった。それを見ていた兄はいつでも見送るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-31 00:12:50
3860文字
会話率:0%
空を見上げれば広がっているのは青い海と緑色の大地。不思議なことにこの世界は球体の内側のような空間に存在しているのだ。
この宇宙もなければ水平線もない、そして空間の中心には光の玉があり、強く輝けば昼間の太陽それが弱まると夜の月となる。
これはそんな不思議な世界へと来てしまった日本の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-12 00:40:58
13297文字
会話率:33%
西堂朱百合は九年振りに故郷へ戻ってきた。
大嫌いな海の見えるこの街に転校して、幼馴染との再会を経て、少しずつ人生をやり直そうとする。
だけど、些細な事でクラスメイトと距離をおいてしまい、夏休みに一人、思い出の山に向かう。
思い出を頼りに懐か
しい祠の前に行くと、ふと感情が溢れてしまった。
――海なんてなくなっちゃえばいいのに。
そう願ってしまう。
次の日には海が消えていた。
そして、ひと夏の不思議な物語が始まる。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 21:03:11
100488文字
会話率:44%
涙を流して産卵する海亀から想起される思いを綴った親心のお話。
最終更新:2020-01-03 08:00:00
564文字
会話率:0%
現実の片割れによる、滑空なる水平線上の生き物
キーワード:
最終更新:2019-12-31 16:31:08
298文字
会話率:0%