過去に起きた謎の大規模な地殻変動により、その形を大きく変えてしまった日本。地殻変動がもたらしたのは地図の書き換えのみならず、気候や文明さえも闇に葬り去るに至った。
その日本の北方”オツシュウ”にある町に住む少女”阿佐美カナ”は、夢で見た生き
別れの少年”天舞クロス”の存在を信じて、唯一過去の日本について記された古本と地図を手に、不毛の大地へ小さな一歩を踏み出す。
少年との再会と、世界の真実へ近づくにつれ、幼い少女は曖昧な記憶に隠されたカラクリと日本に眠る不思議な力の存在に気づいていく―。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-23 01:49:39
51434文字
会話率:44%
八月の暑い日、約二十年ぶりに訪れる小学校。一人娘の転校手続のために母校に戻って来た私には、かつて級友が行方不明になった記憶があった。児童の気配の消えた夏休みの校舎では、赤いビニールバッグを持った少女が待っていた。過去からの呼び声と曖昧な記憶
が私を翻弄する――。「あたしはまだここにいるよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-02 17:00:00
17540文字
会話率:28%
歌鳥。それは不思議な唄の力で番(つが)い、永遠の愛と共にパートナーを守る種族の者たち。平穏を好む彼らだが、その唄の力を利用したがる歌鳥でない人間達によって、長年虐げられていた。そんな歌鳥の血を引くある娘は茫然としていた。首から下がるのは見
慣れぬペンダント。そして周りを取り囲むのは冷たい岩壁と頑丈な鉄の柵。曖昧な記憶を繋ぎ合わせてようやく、彼女は自分が人間に囚われたのを悟った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-01 18:00:00
98755文字
会話率:22%
記憶の断片をかき集めた。
曖昧な記憶。
この作品は星空文庫にも投稿しています。
最終更新:2015-04-25 16:18:40
1009文字
会話率:0%
大学生二人のもとに、夜になると現れる二匹の猫。その一匹がいなくなったのをきっかけに、主人公は同居人に引っ張り回されます。それと同時に今まで忘れていた昔の姉を思い出します。昼は周囲の人を頼りに町の中で猫を探し、夜は曖昧な記憶を頼りに頭の中で
姉を探す、なんとなく慌ただしい一週間。本当はみつからないのかもしれない。そう思いながらもつい探してしまう日々を綴ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-31 01:12:07
3978文字
会話率:53%
――彼は不思議な林檎の木を育てていました。
死後の世界、生きていた頃を彼女は語る。曖昧な記憶を繋げ合わせながら・・・。
最終更新:2014-12-28 00:13:43
17508文字
会話率:50%
筆者本人の懺悔録。
幼少期から現在迄の回顧録となっており、曖昧な記憶を掘り起こしながら連載して行きます。
*かなり悪影響を及ぼす可能性があるので、未成年の方は可能な限り閲覧を控えて下さい。
18歳未満の方は絶対に閲覧しないで下さい。
*記載されている内容はノンフィクションですが、保安上の理由から、一部を脚色する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-14 15:00:46
8965文字
会話率:4%
黒島家の風習。
先祖代々受け継がれる寺と山の地主。
年に1回、親戚一同に会して山の祭りを行う。
8年前、母方の親戚である黒島家の集まりに有川玲奈も参加していた。
親戚、といってもこの山の周りは黒島一族ばっかりでそれは100名にも及ぶ大規模
なものだった。
山で迷子になった3人の子供
探しに来ない親戚
曖昧な記憶と母親の死
以降、父の実家で育てられることになり黒島家との縁がなくなってしまった玲奈。
遭難した記憶も記憶の片隅にしまわれていた。
あるとき、街中の大型スクリーンから流れてきたメロディー。
思い起こしたのは、あの日、確かに一緒にいた少女の歌声。
曖昧だった記憶が曲と共に紡がれていく。
黒島本家、母親の遺品、語り継がれる伝説
あの日の記憶は、この日を迎えるための鍵だったんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-27 11:00:00
28970文字
会話率:39%
自称旅人の少年、林檎(りんご)。曖昧な記憶に、ただ覚えていることは自分が何者なのかということだ。すべてを思い出すために、林檎は単独で放浪していた。
世界には光の民と闇の民が存在し、昔からふたつの民は争いごとの絶えない民であった。そんなな
か、闇の家系をもつ悪しきものたちは光の民を支配下におさめようとたくらんでいた。林檎の知られざる苦悩とは!?多くの謎を生んだあの事件から数年――再び戦いの渦が巻き起ころうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-01 21:38:03
75688文字
会話率:46%
曖昧な記憶。繋がらないそれに翻弄され、沈む。
最終更新:2013-02-12 02:23:45
688文字
会話率:23%
気がつくと僕は弟の黒と一緒に空にいた。
おかしいな。僕は中学校に通っている普通の中学生のはずで……
記憶が酷く曖昧だ。弟が一緒にいるし、空の生活は悪くはないんだけど、曖昧な記憶と言うのはなんだか気持ちが悪い。
空に来て十年目、ぼやけた記憶が
気になった僕は地上に降りてみることにした。
そこで、なくしていた記憶が次々と思い出されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-03 22:00:00
1593文字
会話率:22%
曖昧な記憶の中で、二人はまた逢おうと約束する。
キーワード:
最終更新:2012-07-29 03:47:57
994文字
会話率:30%
夏休みの暑い日に、高校生の光一と小学生の遼一が母親の生まれ故郷へとやってきた。そこはとても山深い田舎の村で、光一は夏が来るたびに幼い頃から何度も訪れている村だった。
村の高台には鎮守の祠があり、五百年ほど前に村を治めていた篠田一族が奉られ
ている。名を玉姫神社といった。
二人は村に到着すると一番にその祠にお参りに行ったのだが、その道々遼一は一緒に山道を歩く人の姿を見かけたと言う。光一には誰の姿も見えなかったのだが、遼一の話を聞いて自分も遼一くらいの年頃には見えたことがあったことを思い出していた。
光一には幾つかの失われた記憶があった。とぎれとぎれには思い出すのだが、もうひとつはっきりしなかった。ただそれらは全てが幼い頃の記憶であり、この村での出来事ばかりであることは分かっていた。
村には幼なじみのような付き合いをしてきた中学生、鏡子が住んでいる。小学生の頃には村に来るたびに鏡子と二人で山の中を駆け回り遊んでいたのだが、光一の曖昧な記憶はその頃の想い出が殆どだった。
村の夜は早い。日が沈むとすぐに森の中は深い闇に包まれる。すると、その闇には様々な魑魅魍魎(ちみもうりょう)と沢山の記憶たちが寄ってくる。夜がふけると幾つかの記憶を持って光一たちを迎えに来る。
鎮守の裏手にある断崖から、真っ逆さまに落ちていった幼い日の記憶。夜の清流に飛び交うホタルのイルミネーション。森の中で会った妖怪堂々巡りなど、今回の夏休みは今までとは違い、子供の頃に鏡子と遊んだ鎮守の森に、忘れていた記憶が次々とよみがえってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 13:35:16
81481文字
会話率:27%