室町 小説家になろう　作者検索

日本の古代、素朴な信仰とはどのようなものだったのでしょうか。学問の無い時代、今よりも自然を知ることは何よりも大切なものだったと思います。そんな風景をつたない知識で綴ってみました。

『終わり』を見届ける為に生きる占術士。その先に待つものは存亡か、滅亡か……◆顛末記・第一章◆

光彦は祖父の田舎で光る竹を見つける。そのなかに入っていた少女は…。

寿永三（1184）年。丹波国今田荘の、ひとりの陶工が見た源平合戦。源義経の平家追討前哨戦である「三草山の戦い」を庶民の立場から描き、「いくさ」とは何かを問い直した歴史中編。

平安後期、平家が栄華を極めた頃。平家打倒を狙い企てられた「鹿ケ谷の陰謀」に加担し、平清盛により鬼界ヶ島に流された僧「俊寛」。浄瑠璃や歌舞伎、古典に数多取り上げられた彼を題材に、先人の創作に取材し、三篇の短編をものしてみました。

京の図を引っ張りだす。いい加減、「彼」についても、慣れてきた所だ。

史料と対面して、思うこと。史料の「先」の人物との、対話。

歴史を勉強する大学生の、ふとした一コマ

体を自然と同化させる技術の存在する世界。風と同化する技術を持つ少女アサは、人と自然の中で徐々に成長していく。

琴中将と呼ばれる風流人は、類稀なる音を出す琴を持っていた。その琴には女の霊が憑いている。中将は夜毎にその琴を奏で、その美しさは都中の評判である。その琴の音に惹かれてやってきた一人の者と、女の霊と、中将をめぐる逸話。

散るからこそ花なのだと人は言うけれど、もう咲かないあの方のことを思い出すと、私はどうしても悲しく思ってしまうのです。……全ての花は冬には散っていく。その季節に終わる、一つのラブストーリー。

古典の長編「うつほ（宇津保）物語」。「源氏」に隠れてあまり読まれていない、だけど読むと非常に面白いこの作品。できるだけ判りやすく書こう！との思いにかられ、原作を重視しつつも、やや登場人物の行動や感情描写を補完しています。

フランシスコ・サビエルは、わが国にキりスト教を伝道したが、他にも伝えた物があったとしたら、それを復讐する者がいた。友美恵と浅井の行方は…。

時は平安。平安の意味とは裏腹に都は残忍な殺人鬼、満月鬼によって恐怖に突き落とされていた。この事件の解決に二人の男と、一人の陰陽師が立ち向かう。

何度生まれ変わっても、必ずお前を見つけて見せる。そう誓った男は、女とともに炎の中に消えた。そして千年後、その誓いは果たされたかに見えた。しかし……ソレデモアナタハ……

少年は授業中、退屈しのぎで日本史の中の物事や人物などにツッコミを入れてみる事にした。日本史の見方が大きく変わるショートストーリーである…

その村には梅雨が明けてから長い間、一滴の雨も降りませんでした。凶作は必至で、このままでは稲どころか人間まで全滅してしまいそうです。村人達は話し合い、生け贄を立てることにしました……。

時は室町。世間を騒がす盗賊がいた。その名は『黒風』。ある時彼は一人の姫と出会う。二人の運命は？

686年10月2日大津皇子は謀反の疑いをかけられ、自害させられた。その前日、大津皇子の皇子・粟津王は吉備の船乗りの手によって救い出されていた。10年後、粟津王・カイは養父・リキとともに帆船に乗り半島を行き来していた。旅の途中、児島の津で恐ろしい妖物に遭遇する。折りたたむ>>続きをよむ

村に棲まう鬼。祭りを汚す者を決して許さない。だが、それはよくあるお伽噺のはずだった。