境界線は曖昧になり、やがて交わる。そして全ては薄緑になってゆく。
何処までが僕で、何処までが私で、何処までがあの人なのか。
何処までが真実で、何処までが虚構で、何処までが創作なのか。
最終更新:2018-08-04 14:48:05
27588文字
会話率:14%
人通りの少ない坂道にぽつんとある自販機。品揃えが変わっていて、見る者の好奇心をそそるその自販機には、ある秘密があった。
「お釣、いただきますね」
そんな女声の声を聞いたなら、貴方はどうする?
これはお釣を求める不思議な「ア
クジキジハンキ」の物語。
ちなみに、キャラクターは去年の夏ホラー作品「四十四物語」から起用しています。興味のある方はそちらもどうぞ。
夏のホラー2018参加作品(ガラケーのため非公式)
余談
この話を作るとき、タイトルの「アクジキジハンキ」で検索したところヒットしたのが0件で、「アクジキジハンキ」という検索項目初出ということでちょっと喜んでます。(本当に余談だな)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 12:00:00
139793文字
会話率:35%
草木も眠る丑三つ時。それは怪異が現世に降り立つ時間。
一人の男が運転中、ふとつけたカーラジオから流れてきたのは夏の時期にふさわしい番組であった。
最終更新:2018-08-04 11:52:21
5305文字
会話率:9%
眼を無くした狐は彷徨う。
尾が九つになるまで生き、今も彷徨う。
しかし彼女は、過去にある村で定住していた。
その村には豊穣を齎らし、供物を捧げてもらうという生活に彼女は満足していた。
なぜならその供物には眼があったのだから。
しかし、そんな
安寧は長くは保たなかった。
彼女は己の危機を感じ村人に祠を作らせ、永遠の豊穣を約束してそこに眠りに着いた……………祠の巫女が死ぬまでは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 11:11:48
7210文字
会話率:37%
僕たち三人は、夏休みの課題で地元にまつわる民話を収集するため、県境の山にある、とある民家を目指してた。その山には昔から噂話があった。それは、名前を呼ばれても決して振り返ってはいけないというもの。もし、振り返ってしまえば、そこに……。
夏の
ホラー2018 参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 10:38:38
16815文字
会話率:34%
仕事をクビになった僕は、とある掲示板で詐欺紛いの一文を見つける。『100万円をあげます。誰でもいいので私の子供になって下さい』
怪しみながらも応募をした僕は、募集文の主に会いに行く。そこには御堂美矢と名乗る中年女性が居た。『あなたは今日か
ら私の赤ん坊よ』と告げる彼女に、僕は一ヶ月という期間の間、赤ん坊として過ごす事となった。絶対に喋ってはいけない。動く事も許さない。彼女のルールは次第に厳しくなっていく。
※この話にはグロテスク、精神的な不快感を催す表現がございます。気分が悪くなりましたら閲覧をお控え下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 10:03:16
16924文字
会話率:39%
私は亡くなった厳しい母の手が嫌いでした。
そして、孤独な幼い私の前に現れる、もうひとつの別な手があったのです・・・・・
夏のホラー2018参加作品です。
最終更新:2018-08-03 21:35:33
11535文字
会話率:6%
その日、帝王の弟、帝弟陛下の側近として中流貴族の屋敷を訪れた。帝弟陛下は巷で噂の美人令嬢を見初めたらしい。帝弟陛下は静かに、そして優雅に紅茶を飲みながら、ご令嬢が現れるのを待っていた。
ご令嬢は美麗な娘だった。ライラ・スチュアートはまさし
く絶世の美女。まだ、美少女と呼ぶかもしれない。真珠のような肌。豊かな亜麻色の巻き髪。大きな瞳に長い睫毛。瑞々しい果実のような唇に、桃色の頬。手足が長く、胸は豊満。この世には、美しい娘がいるものだと感心した。世は不平等で、生まれた時から優劣がはっきりしている。権力者が羨ましい。寵愛を受けるライラ・スチュアートは何て幸運なのか。
帝弟陛下は、そのライラ・スチュアートをサクリフィキウム令嬢と呼んだ。
サクリフィキウムとは生贄。生贄?
我が国には化物が住んでいる——……。
※この作品には【残酷描写 性的表現】 が含まれています。サイコホラーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-03 18:36:34
11771文字
会話率:32%
人気PCゲームで遊んでいたプレイヤー達の間で噂になっていたアカウント乗っ取り事件。
そんな噂が話題になっていた頃、連続怪奇殺人が起きて…。
最終更新:2018-08-03 13:34:03
3174文字
会話率:46%
死んだ人間が落ちる地獄。
数ある地獄の中で、主に殺人行為を行った者が落ちる地獄の、管理者の話。
最終更新:2018-07-25 14:08:11
13525文字
会話率:33%
社会人で釣り好きのコウジは、この日いつも誘っていた友人達と、なかなか時間が合わず、一人で行こうと思った矢先ふと、中学の時の友人であるタクロウを電話で釣りに誘って…。
最終更新:2018-07-02 14:12:36
5056文字
会話率:43%
双眼鏡に心惹かれていると・・・
最終更新:2018-08-03 12:19:51
3142文字
会話率:12%
俺は、英国北部にあるアマーダンのグッディ子爵から、吸血鬼伝説についての話を聞くことになった。
最終更新:2018-08-03 08:00:00
4336文字
会話率:10%
これは、俺の祖母のさらに祖母が話したっていう話。
最終更新:2018-08-01 00:00:00
3401文字
会話率:0%
僕は夏になると必ずこの話をする。
高校時代に味わった恐怖の体験を……
願わくは、僕と同じ過ちを君たちには味わってほしくないから……
最終更新:2018-08-03 01:45:26
3033文字
会話率:20%
この夏の陽射しの降り注ぐなか、俺は郊外まで城跡探索に行くことにした。
最終更新:2018-08-03 01:10:39
3009文字
会話率:12%
章子(ふみこ)は高等女学校の最上級生。
夢はメカリアの大学に留学すること。
祖父は章子にともにイスギリに留学した友人石田の身に起きた出来事を語り始めた。
石田が恋したヴァッケンローダー伯爵夫人の正体とは?
歴史上の出来事を下敷きにしています
が、人名、地名、事件等は架空のものです。
8月2日夜に完結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 22:16:47
38742文字
会話率:27%
物心ついた頃から視線をはっきりと感じることができた智は、臨海学校の宿舎でも奇妙な視線を感じ取る。視線の元へと目を向けるとそこには同年代の男の子の顔が。最初は特に気にもとめなかったのだが、次第にその視線に気づいていることが自分だけであること、
こちらを見ている場所が不自然であることに気づく。そしてその顔はとうとう智のいる部屋にまで入り込んできて、友人である真斗の体を使い、智に真斗の首を締めさせてきた。間一髪のところで教師を呼ぶことに成功し致命的なことは免れて臨海学校は終わる。
しかし帰ってからも男の子の顔は度々智の周囲に現れ見つめてくる。限界を感じた智は神社にお祓いに行き、ようやく静かな生活を取り戻す。
それから約一年後。新たに生まれた智の弟が浮かべた笑顔は、あの男の子の顔と似ており、智はお祓いでいなくなったのではなく、母親の中にいたのだと気づき愕然とする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 20:00:00
8011文字
会話率:30%
トイレの花子さんがでると噂のトイレで肝試しをするの。
私はその肝試しの脅かし要員なのよ。
さあ、気に入らないやつを片っ端から脅かしてやるわ!
最終更新:2018-08-02 19:00:00
4263文字
会話率:19%
高校教師の榊(さかき)サツキは、担当の女生徒、一ノ瀬(いちのせ)香(かおり)が長期に休んでいるため様子を伺うために自宅を訪問した。
母親と話をするがどうも様子がおかしい。
面会も拒絶され、長期で休んでいるため理由もはっきり教えてもらえない。
サツキは何か怪しげな理由を隠していると疑うが、確たる証拠もないためそれ以上追求するわけにはいかず、一旦帰る事にする。
その玄関先で、サツキは香の悲鳴らしきものを聞くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-24 00:00:00
36600文字
会話率:29%
夏のホラー2018の提出作品です。
駅を舞台にした怪談や都市伝説ってすごく怖いですよね。
きさらぎ駅や死者が乗る電車を参考に短編を書かせてもらいました。
学校や会社の帰りに電車で読んでもらえたら嬉しいです…
最終更新:2018-08-01 23:54:48
4945文字
会話率:35%
幼い息子が持ち帰った、一匹の不気味な金魚。
その金魚が引き金となって一家は、逃れられない死の連鎖へと、引きずり込まれていく。
最終更新:2018-08-01 23:11:54
5104文字
会話率:16%
画家として売れてきた松本に、小さな画廊の個展依頼。
受けてしまったものの、最近の作品が売れてしまい出展数が少なく味気ない。
ならば、話題作りも兼ねて若手とコラボしよう。
思い立った松本は、若手のクリエイターに声をかけた。
――避暑地が賑
わうまえに、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-01 22:53:19
11485文字
会話率:36%
山の中で、一人。上野灯里は困っていた。地図を見ても、自分がどこにいるのかわからない。「おねえちゃん、かくれんぼしよ」と言うなり走り出してしまった妹の行方も知れない。
川の流れを遡り、やがて一軒の家屋に辿り着く。そこにいたのは、掃除屋と名乗る
男と、それから――一人の少女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-01 21:18:13
13456文字
会話率:34%