ドバデル・ユデンヌ・アルジャイーナIII世は、中東・クジャール国でも指折りの石油王にして、日本のアニメやサブカルチャーを好む趣味人であった。しかし──おめあてのフィギュアの予約に失敗したことにより、日本の闇に蠢く【転売屋】なる邪悪なる存在を
知る。人々から「買う機会」を奪い、不当な利益をあげる転売屋に対し、石油王の怒りが沸騰する…! (中略)しかし地球人類はまだ知らない。水の星に大いなる危機が迫っていることを…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 10:20:15
5995文字
会話率:46%
異世界の騎士バーニィ・リトーは、女神より日本ダービー制覇の使命を与えられて北海道に転移した。もしもダービーを制覇すれば、女神は元の世界に物品を持ち帰ることを許すという。
彼の類い希な馬術と、レアスキル【馬育成】があればダービー制覇は決して
不可能ではなかった。
彼にはこのバカげた誘いに乗る理由があった。彼は不当な理由で騎士団を除籍させられていた。あまつさえ友まで騎士団に殺され、その友に代わって滅亡寸前の遊牧民、マグダ族を守らなければならなかった。
北海道に降り立ったバーニィは、倒産寸前の馬牧場エナガファームを拠点にした。そこで彼は馬を育てながら、馬主との接触のチャンスを待っている。
現代日本の踊るべき文化力と技術力と飯とビールに、日々度肝を抜かされながら。
女性はお尻にご用心。バーニィ・リトーは頼れる男だったが、挨拶代わりに尻を触ってくる許されざるセクハラオヤジでもあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 19:24:27
146662文字
会話率:54%
合唱を趣味とする主人公は「上手くなりたい、上手い合唱団で歌いたい」という向上心の結果、セミプロの合唱団で歌うようになっていた。しかしそれは、高い技術水準の中で歌える喜びと共に、頑張り続けることに疲れたり、自分の限界を感じたりする日々でもあ
った。
仕事の都合で渡米が決まった時も「もうその合唱団で歌えない」と残念に感じるだけでなく「もう努力し続ける必要はない」という開放感を抱いてしまう。
渡米後は、合唱に関して完全燃焼したつもりで「もう二度と歌うことはない」と思っていた主人公。ところが、アメリカで知り合った友人から現地の市民合唱団に誘われて、その決意が揺らいで……。
プロレベルの合唱団で自分に出来うる最高の音楽を求めるのではなく、アマチュアの市民合唱団で音楽をゆるやかに楽しむ。再び歌い始めた主人公は、アマチュアなりの楽しみ方を思い出したり、また「同じアマチュアでもアメリカの市民合唱団は日本の市民合唱団とは違う」とカルチャーギャップを感じたりするのだった。
そして、アマチュアとして歌う中での、一つの到達点が……。
全11話(プロローグ含む)。
(この作品は「カクヨム」でも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 13:17:06
11998文字
会話率:5%
淡雪秀雄は、ごくありふれた大阪の中小企業の社長のおっちゃん。ある日目が覚めると、なんとアドルフ・ヒトラーと入れ替わっていた。「自殺は嫌やあ」おっちゃんの孤独な戦いが始まる。官僚主義、幹部間の確執、同盟国の利害と文化、総統権限をもってしても乗
り越えようのないカルチャーギャップが次から次へ襲ってくる。おっちゃんは無事に大戦を終わらせることが出来るか。
「なにわの総統一代記」は1998~1999年にNIFTY-Serve生まれました。当時、通信料金は非常に高く(電話代別1分10円)、投稿場所のリソースも貴重でした。自分だけの掲示板(PATIO)を持つ料金は、インターネットとの競争上どんどん下がっていきますが、当初は月額10000円を超えていた記憶があります。
当時は半角80字*25行がよくある環境。全角40字を使い切ると表示が乱れるので、37~38字で文節が切れようが切れまいが切ってしまうのがお作法。そんな時代に生まれたテキストデータでした。
SFフォーラム、特にRT(チャット)常連の皆様には本当にお世話になりました。あまり愛想のいいキャラクターでもないものですから、フォーラム運営ではあまりお役に立てず、せめて評判のいいコンテンツはFSF限定にしておこうと、1998年に「欧州戦記資料」を立ち上げたにもかかわらず、1999年末の完結まで創作系のコンテンツは有料のNIFTY-Serveに入らないと読めないようにしていました。その結果、この作品は最初から最後まで1行を惜しむNIFTYの流儀で書くことになりました。
現在では明らかになっている考証上の誤りを含め、脚注は増やしますが、「今ならこう書く」という類の書き直しは極力避けるつもりです。あのころの作者は、いまの作者とは別人ですから。
この小説はフィクションです。この小説の登場人物の多くには実在のモデルがいますが、それら人物の言動は架空の状況における架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-28 20:04:55
295748文字
会話率:38%
ある日、正体不明の黒服たちに拉致されたサラリーマン・多田野宅郎が辿り着いた先は――二三〇〇年の日本だった!?
もはや貿易の中核を成す日本固有の国家資産は「オタク・カルチャー」のみとなり、知識を有しない者はビジネスの世界で全く通用しない人材
として軽視される時代。拉致の目的は「オタク文化検定」通称「宅検」合格のため、唯一の汚点が「オタク知識」に絶望的に疎いという品行方正、成績優秀、ルックス抜群のお嬢様の家庭教師にすることだった。元の世界に戻してもらうことを条件に、純真無垢なお嬢様を立派なオタクに染め上げるため徹底的なトレーニングを開始することになったのだが……。
読んだらアナタも思わずツッコミたくなる!
ちょっぴりタメになる「オタク・カルチャー」家庭教師ラブコメのはじまりはじまりー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 20:00:00
106042文字
会話率:49%
デビューを目指して活動している二人組アイドルユニット〈ナイトドリームス〉の桜乃宵(さくらのよい)と七星夕(ななほしゆう)はある日、移動中に起きた事故によりプロデューサー共々死亡するという悲惨な最期を遂げてしまうのであった。その一方、神々は世
界間での文化的違いを利用し、その世界のアイデンティティを残した上で多様化を図るため、実験的にサブカルチャーの発展が目覚ましい地球から死亡した人間かつ文化に対する貢献を行え得る若い人材を探していた。そんなことで彼女らはそのまま成仏するか、神が行う「異世界間文化向上計画」の一環として異世界へ転生させてもらうかの選択を提示され、転生を選んだのだった。これにより彼女らは踊りといえば酒場で踊り子が行う扇情的なものか民族舞踊程度しかない世界でアイドルとして活動し、夢を届けるため、叶えるために奮闘する。少女たちが異世界の行く先々で起こる問題を努力と愛嬌でなんとかし、地道に活動をしながらトップアイドルを目指して行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 08:22:25
13425文字
会話率:56%
23首の連作短歌、及びそれについて「架空の他人」が綴った歌評。
◆評者1
セカンドカルチャーを第二芸術で歌ったごときライト・ポップな現代短歌について、真顔で適当なことを書く人。
◆評者2
DeepL翻訳を盲信し、DeepLの翻訳結
果に間違いがあるとは微塵も想像していない人。
◆評者3
他人の言葉を部分的に切り抜いて施した恣意的な解釈を、いつのまにか作者本人の意見だと思い込んでしまった人。
◆評者4
本当は怖い○○系の都市伝説に毒されて何を見ても悲しい真実を想像してしまうものの、想像力の方向がおかしい人。
◆評者5~
未定。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 18:00:00
32085文字
会話率:0%
西暦二千二十年の元旦、とある理由によって稲荷神様から天下統一を命じられ、並行世界の戦国時代に転生する。幸いだったのは織田家に生まれて、無病息災の体と未来の知識を授かったことだ。
しかし歴史を殆ど知らないだけでなく、成績は平凡。サブカルチャ
ーに詳しい以外は。頭が悪くて嘘がつけずに恋愛経験は乏しい。
ゴリ押ししかできない元女子高生がその場のノリと勢いで織田家をまとめ上げ、やがて天下統一を成し遂げて、戦乱の世を終わらせる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 06:00:00
292527文字
会話率:29%
「悪いが死んでくれ」そう言って勇者は俺に攻撃して来た。
その日、俺は突然家に押し入って来た勇者と戦うことになってしまった。
子爵級悪魔である俺は、死力を尽くして勇者と戦ったが、チートである勇者には敵わなかった。
理不尽な勇者に恨みを抱きなが
ら、意識を手放し目覚めると、そこは天界だった。
その瞬間、子爵級悪魔だった俺がなんと天使として生まれ変わってしまっていたのだ。
赤ん坊として生まれ変った俺は、カルチャーショックを受けながらも、努力と家族の過剰な愛で立派な天使として成長していく。
前世が子爵級悪魔である天使ファルエルが活躍するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 09:38:53
151645文字
会話率:51%
「巨大ロボ」がオワコンになりかけてる今こそ考えてもらいたいこと。
最終更新:2021-05-14 22:35:37
1130文字
会話率:0%
私、庵字がミステリ以外の趣味、エンタテインメントについて語るエッセイです。サブカルチャー系がメインになると思います。不定期更新です。
最終更新:2021-04-30 19:00:00
26704文字
会話率:8%
■無職転生
小説投稿サイト「小説家になろう」でオンライン小説として2012年9月から2015年4月まで連載。
34歳無職の日本人が、中世ヨーロッパ風の異世界に転生したという設定のファンタジー小説。「小説家になろう」の主流である、異世界に転生
した主人公が現代の知識や魔法を使って無双する設定のハイ・ファンタジーの先駆者的作品である。
■岡田斗司夫
1958年生まれ(62歳)
1984年にアニメ制作会社ガイナックスを設立。『王立宇宙軍 オネアミスの翼』、『トップをねらえ!』、『ふしぎの海のナディア』の制作に携わる。
ガイナックス退社後は東京大学教養学部、大阪芸術大学芸術学部で講師を務めた。
現在はネット配信の「岡田斗司夫ゼミ」でサブカルチャーを中心とした講義を発信している。
2021年の3月。岡田斗司夫が唐突に無職転生を語り出した件に迫る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 17:39:14
3877文字
会話率:7%
現世であまり良い経験をしなかったフツーのサラリーマン。
そんな主人公がデバフとともに異種族っ娘を求めて異世界をめぐる。
自身の欲を発散したいが、それができない。脳内下品な主人公が紳士に人と接する物語。
どこかのアブノーマリストに刺さってほ
しい、そんな作品です。
ジョークだと理解できる方のみご覧ください。
わからないネタがあったらググってみるとサブカルチャーの深淵を覗くことが出来るでしょう。深淵もそんなあなたを覗き返します。
カクヨム様でも連載させていただいております。
処女作になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 22:46:50
161389文字
会話率:40%
「どうやったら、あのキャラクターの心境が書ける?」
「そんなに恋愛経験多くないでよね?」
こんな質問をこれまで数多くいただいてきました。
日常生活をキャラクター目線で切り取るという手法は以前どこかでお話したかもしれません。
それに加え、
キャラクターの設定について、これまで公にしてこなかったことをお話します。
なお、今回はサブカルチャーに関する話題もたくさん出てきます。
どこかで学んだことでもなく、私自身が自分で編み出した世界観やキャラクターの作り方には、悲しい出来事もたくさんありました。
そんなことを書きたいように書いてみたら、思いがけない長文になってしましました。
執筆方法は人それぞれ。私の手法というものを公開してしまいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 12:00:00
6172文字
会話率:3%
19歳のプータローで一人暮らしをしているある男のアパートにハガイという見知らぬ風変わりな格好をした天界の男が訪問する。ハガイはやってもらいたい仕事があって、そしてそれをあなたは断れないと言う。その後、ハガイによって5つの異世界からそれぞれ王
の娘が招かれ、ある問題の修復が終わるまで面倒を見るよう言い渡される。
異能の力を持ちながら、世間知らずのプリンセスたちと人間界の常識や異世界間での駆け引きなどの互いのカルチャーギャップと戦いつつ、なんとか共に協力して日々立ち向かう主人公。また彼がこのような役割に抜擢される所以にかかわる大変なことが起こる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 09:00:00
222330文字
会話率:64%
2010年。
ごく普通の大学生である高丘和木は、姉の菫とともに西新宿の自宅で二人暮らしをしていた。
夏のある夜、和木が家に帰ると仏間に昔の侍姿の男が座っていた。
なんと男は、江戸時代の内藤新宿で、仇討ちの途中でこの地へと飛ばさ
れた侍・寺田友五郎行現だった!
友五郎は本懐を遂げることができるのか? 和木の運命は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 09:00:00
138245文字
会話率:36%
自称どこにでもいる平々凡々な高校二年生、小笠原優也。彼にとって唯一人とは違うことは、恐ろしいほど愛が重い、というか明らかに家族愛の範疇を越えた姉、樹理がいることだった。
そんな姉も三年間の全寮制女子高生活を終え、多少まともになってきたと安堵
していた最中、優也は友人から一つのカルチャーを紹介される。
VTuber。
友人の建士が薦めてきたその文化・存在は、どうにも姉に似た声で弟への愛を炸裂させる存在で、なにか途轍もなく優也にとって危険な香りを纏っていた。
この作品はカクヨム様、小説家になろう様、ハーメルン様に投稿しています。
※短編分類だと本当に一話しか投稿できないということを知り連載版として新しく投稿させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 02:30:48
45767文字
会話率:45%
自称どこにでもいる平々凡々な高校二年生、小笠原優也。彼にとって唯一人とは違うことは、恐ろしいほど愛が重い、というか明らかに家族愛の範疇を越えた姉、樹理がいることだった。
そんな姉も三年間の全寮制女子高生活を終え、多少まともになってきたと安堵
していた最中、優也は友人から一つのカルチャーを紹介される。
VTuber。
友人の建士が薦めてきたその文化・存在は、どうにも姉に似た声で弟への愛を炸裂させる存在で、なにか途轍もなく優也にとって危険な香りを纏っていた。
この作品はカクヨム様、小説家になろう様、ハーメルン様に投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-16 06:00:00
4588文字
会話率:35%
僕と彼女は図書委員。
いつも図書室で僕は本の整理を、彼女は私物の本を読み耽る日々を送る。
そんな或る日、僕は言った。
『僕に、ハイ・カルチャーの嗜みを教えてくれない?』
彼女が紹介してくれる文学の話、それぞれの解釈を、僕らは語り合う。
最終更新:2020-09-30 12:51:05
3533文字
会話率:40%
エッセイ的なエッセイです。つまりエッセイです。
キーワード:
最終更新:2020-09-30 11:48:55
3873文字
会話率:2%
ラップのライブのために私はカナダに赴いた。そこで出会った風変わりな青年Susarmo Manadouと私の、たった3日間の物語。「詩は人生を反映させ、それを音楽として昇華させるラップは自己表現以外の何物でもない」。私は表現者という在り方に魅
了されていくのだった。
<登場人物>
ノマド(NOMAD)…私のラッパー名義である。知人の主催するライブのために日本からカナダへ赴いた。21歳。
スーサルモ(Susarmo Manadou)…Susarmo: Elemental Theoryという名義でラップ活動を行っている。孤児だったところをエマニュエルに引き取られ養子となった。年齢不詳。
エマニュエル(Emanuel Manadou)…身寄りのない孤児や少年犯罪者などを引き取り、自身の趣味であるラップを通して更生を図っている。自称音楽プロモーターである。41歳。
ファン(Juan Almeida)…ラップのDJをしている。24歳。
ベアトリクス(Beatrix Moore)…スーサルモに拾われManadou家に暮らしているのであるが、なぜかファミリーネームはムーアである。14歳。
キマイラ(Chimaira)…本名はヘイデン(Hayden Gaveston)、キマイラはラッパー名義である。29歳。
※この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 22:28:52
10589文字
会話率:5%