藤宮周(あまね)の住むマンションの隣には、学校でも一番の人気を誇る愛らしい天使が居る。
天使と呼ばれる程の美貌を持った優秀な少女――椎名真昼と、特に目立つこともない普通の生徒である周は、隣人といえど今までもこれからも関わる事もないと、思
っていた。
雨の中、ずぶ濡れになった天使と出会うまでは。
「借りは返します。ところで、お部屋片付けた方がいいですよ。ひどい有り様でした」
「余計なお世話だ」
傘を押し付けたことから始まる、ちょっと言葉がきびしい天使様との関係。
風邪を引いてしまい看病してもらったり、不摂生をとがめられご飯を作ってもらったり、共同作業(部屋のお掃除)をしたり、二人でお出かけしてしまったり。
最初は素っ気なかったものの次第に甘えるようになる真昼と、最初はめんどくさがりの事なかれ主義だったのにいつしか懐に入れてしまうようになった周。
これは、素直ではない二人の歩み寄りのお話。
※GA文庫様より第3巻9/15発売頃予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 22:00:00
967953文字
会話率:50%
法術装甲隊ダグフェロン 第四部
『特殊な部隊』はいつものように『特殊』な休日を過ごしていた。そこに現れたのは『駄目人間』を更生させようと月三万円の小遣いで生活させている娘で、司法局法術特捜主席捜査官、嵯峨茜だった。彼女は誠をはじめとする
『特殊な部隊』の隊員達に奇妙な死体の写真を見せた。
その法術暴走と思われる写真と東都警察に保管されていた資料から何者かがあの『近藤事件』により法術が公にされて以降に違法に法術の研究をしていると言う事実があることが分かった。
誠、かなめ、カウラ、アメリアの法術特捜に協力者として登録されている司法局実働部隊員の他にたまたま居合わせた、ヤンキーの整備班長島田正人准尉と彼女のサラ・グリファン中尉がその事件を追うことになる。
茜達の捜査で、研究を行っているのは同じ同盟機構の役所である厚生局であることと、その違法研究の実験台の供給源が今は無き『遼南共和国』の亡命者が暮らす『租界』と呼ばれる魔窟であることにはすぐにたどり着いた。
しかし、実際にどこでどのような目的で何の為にその研究が行われているのか、その事実を掴むことはなかなかできないで時間ばかりが流れた。
そんな中、租界を訪れた誠、カウラ、ランはかなめの過去を知る男志村三郎に出会う。志村は租界で人材派遣業を営んでいると言うが、その実態は人身売買組織だった。租界とは人間の命が毛埃より軽い、まさに『魔窟』だった。
厚生局が研究を行っていると言う確たる証拠が取れず焦る誠達。そんな誠達をあざ笑うようにあの海で誠を自分の組織に勧誘しようとした自称『革命家』の北川公平が陰で暗躍を始めていた。
誠達は厚生局の研究の真実にたどり着くことが出来るか……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 10:57:56
297868文字
会話率:49%
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第二部
遼州人の青年『神
前誠(しんぜんまこと)』が発動した『干渉空間』と『光の剣(つるぎ)により貴族主義者のクーデターを未然に防止することが出来た『近藤事件』が終わってから1か月がたった。
宇宙は誠をはじめとする『法術師』の存在を公表することで混乱に陥っていたが、誠の所属する司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』は相変わらずおバカな生活を送っていた。
そんな『特殊な部隊』の運用艦『ふさ』艦長アメリア・クラウゼ中佐と誠の所属するシュツルム・パンツァーパイロット部隊『機動部隊第一小隊』のパイロットでサイボーグの西園寺かなめは『特殊な部隊』の野球部の夏合宿を企画した。
どうせろくな事が怒らないと思いながら仕事をさぼって参加する誠。
そこではかなめがいかに自分とはかけ離れたお嬢様で、貴族主義の国『甲武国』がどれほど自分の暮らす永遠に続く20世紀末の東和共和国と違うのかを誠は知ることになった。
しかし、彼を待っていたのは『法術』を持つ遼州人を地球人から解放しようとする『革命家』の襲撃だった。
この事件をきっかけに誠の身辺警護の必要性から誠の警護にアメリア、かなめ、そして無表情な人造人間『ラスト・バタリオン』の第一小隊小隊長カウラ・ベルガー大尉がつくことになる。
これにより誠の暮らす『男子下士官寮』は有名無実化することになった。
そんなおバカな連中を『駄目人間』嵯峨惟基特務大佐と機動部隊隊長クバルカ・ラン中佐は生暖かい目で見守っていた。
そんな『特殊な部隊』の意図とは関係なく着々と『力ある者の支配する宇宙』の実現を目指す『廃帝ハド』の野望はゆっくりと動き出しつつあった。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 19:20:32
299029文字
会話率:49%
青年は出会いを通じて真の『漢(おとこ)』へと成長する
『特殊な部隊』への配属を運命づけられた青年の驚きと葛藤の物語
地球人が初めて出会った地球外生命体『リャオ』の住む惑星遼州。
理系脳の多趣味で気弱な『リャオ』の若者、神前(しんぜん)
誠(まこと)がどう考えても罠としか思えない経緯を経て機動兵器『シュツルム・パンツァー』のパイロットに任命された。彼はパイロットになったもののその素質の無さから自宅待機を命じられる。
そんな彼がようやく配属されたのは遼州同盟司法局実働部隊と呼ばれる武装警察風味の『特殊な部隊』だった。
そこに案内するのはどう見ても八歳女児にしか見えない敗戦国のエースパイロット、クバルカ・ラン中佐だった。さらに部隊長は誠を嵌(は)めた駄目人間の中年男、嵯峨惟基の駄目っぷりに絶望する誠。しかも、そこにこれまで配属になった五人の先輩はすべて一週間で尻尾を撒いて逃げ帰ったという。
司法局実動部隊にはパイロットとして銃を愛するサイボーグ西園寺かなめ、無表情な戦闘用人造人間カウラ・ベルガーの二人が居た。運用艦のブリッジクルーは全員女性の戦闘用人造人間『ラスト・バタリオン』で構成され、彼女達を率いるのはでかい糸目の多趣味なアメリア・クラウゼだった。そして技術担当の気のいいヤンキー島田正人に医務室にはぽわぽわな詩を愛する看護師神前ひよこ等の個性的な面々で構成されていた。
その個性的な面々に戸惑う誠だが妙になじんでくる先輩達に次第に心を開いていく。
そんな誠だったが、嵯峨の策謀により彼の持つ『異能力』に目を付けたマフィアに拉致された。戦闘用サイボーグであるかなめに救出されるが、誠はその時の恐怖から隊をやめたいと言い出す。
去ろうとする誠だが、かなめの強引な説得と人型兵器へのあこがれから翻意して部隊に居つくことを決めた。
そんな誠の前に強大な敵が立ちはだかることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 07:50:43
331452文字
会話率:47%
俺、陰山司の幼馴染である天女神奈を知るものは、誰もが彼女を『完璧』だと賞賛する。
勉学、スポーツ、武道に芸術。全ての分野で素晴らしい成績を残し、県内屈指の名門学園で生徒会長を務める人望を持ち、さらに女神様とさえ言われる性格の良さ。
まるで物
語の中から飛び出してきた存在の彼女を、『完璧』だと讃えるのは、当然のことである。
……だが。
「うええぇぇぇー、助けてください、司様ーー!!!」
天女神奈が実は駄目人間で、幼馴染の俺を頼りに泣きつくことが日常茶飯事であることを、俺だけが知っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 23:00:00
67356文字
会話率:37%
私の知人に物凄く過保護な親を持つ子がいる。
着る服、食事、交友関係に至るまで、徹底的に口出しをする。
はっきり言えば、過干渉で束縛気味な一面のある人だった。
「環境の、親のせいにするのはとても簡単だけどね。
其れは思考停止。もう少し考えて
」
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
完璧な親が居ないように、完璧な人間もいませんよ。
みんながみんな何かしら不満を持っていると思います。
それだけで終わっちゃいけない。
とも思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 11:52:08
993文字
会話率:30%
才色兼備を体現したようでありながら自分に自信が持てず、駄目人間だと思っている少女。
興味を持ったことに一直線な、自由奔放な少年。
この物語は、正反対とも言える2人が織りなす青春の1ページ。
最終更新:2024-09-17 08:31:33
21412文字
会話率:54%
重複ではない「 85作品目( 93投稿作品 ) 」です。
基本的にオツムの弱い阿呆な人間なので、エッセイなんて大層なものは書けませんが──、日々の生活の中で “ チラッ ” と思った事や頭を過った考えを何と無く書き残してみようと思います
。
その内に書くかも知れない物語のネタ帳としても使えたら──なんて下心もあったりして…。
黒歴史的なモノになりそうな気がしなくもないですが──、現在「 なろう 」に投稿させていただいている作品自体が既に “ 黒歴史の産物 ” のようなモノだと思っていますので、開き直って投稿しようと思います。
阿呆ボンの戯れ言に少しでも興味をもっていただけたなら、“ 黒歴史の産物 ” も暇潰しに読んでいただけると嬉しいです。
過去に投稿した【 活動報告 】に書いた文章も此方に投稿し直す予定です。
基本的に物語を書く,漫画を読む,ピッコマを読む,録画番組を見る…事を優先している駄目人間なので、仮にコメントを頂けても直ぐには返信する事が出来ません。
「 放置上等だぉ★ 」とか「 返信なんて期待してないよ~ 」という寛大な心をお持ちの読者さんは、コメントしてくださって構いません。
コメントをくださった読者さんが忘れた頃に返信させていただく事もあるかも知れませんけど、期待しないでください。
* 毎日投稿はしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 22:46:41
122373文字
会話率:1%
性格に問題のある男女ふたりが付き合うきっかけの小話。
最終更新:2024-09-06 17:39:01
5954文字
会話率:69%
作者の自己満足。
作者の「実際に体験したことを書く」ものになります。
最終更新:2024-06-07 03:36:17
4838文字
会話率:37%
|巫山戯《ふざけ》た名前のエルフは自身の夢を叶えて念願のドラゴンの生態を調べる職に就くもドラゴンにしか目が無く他の事や生活力がゼロで興味は無く駄目人間と言われるも、コト、ドラゴンに関しては天才的で学会でも一目置かれるドラゴン学の第一人者にし
て作家としても有名となる。
これはそんなエルフが記したドラゴンの生態調査と観察風景の現場のホンの1ページの、お話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 14:30:29
7733文字
会話率:0%
全うな方法で創作意欲をひねり出すのが難しくなってきた、やる気への中毒患者みたいな作者が用いる
ネガティブなモチベーション復活法とは……?
最終更新:2024-02-21 01:19:21
1067文字
会話率:8%
実家暮らしが嫌で一人暮らしを始めた斎藤真澄。だけどお金がなくて生活が……。
そんなときネット世界の友人に声をかけるとシェアハウスを紹介してもらう。
意気揚々と引っ越したシェアハウスは廃人たちの巣窟だった。
この作品は「カクヨム」にも掲載して
います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 20:10:55
6167文字
会話率:43%
私が考案した じゃがいも料理をレポートします。
本エッセイは白夜いくと樣主催『じゃがレポ企画』に参加するものです。
最終更新:2023-10-31 14:00:00
2000文字
会話率:2%
※この作品は、別サイトにも投稿している重複投稿作品です。
私は、どうやら転生したようだ。
前世の名前は、憶えていない。
なんだろう、このくだりに覚えが?猫?夏?枕?まあ、そんな事はどうでもいい。
私の今の名前は、アウエリア・レン・フォール
ド、8歳。フォールド家の一人娘であり、伯爵令嬢だ。
前世では、多分、バンビーだったと思う。
よく思い出せぬ。
しかし、アウエリア・レン・フォールドの名前は憶えている。
乙女ゲーム「黄昏のソネア」の登場人物だ。
まさか、乙女ゲームの世界に転生するなんて・・・、いや某駄目ろうでは、ありきたりだけど。
駄目ろうとは、小説家になろうというサイトで、通称が駄目ろう。駄目人間になろうっていう揶揄らしいのだが。
有名な面接系の本には、趣味に読書はいいけど、決して小説家になろうの名前は出さない事と書かれている。
まあ、仕事中に読んだり、家で読み過ぎて寝不足になったりと社会的には、害のあるサイトとして認定されつつあるからね。
それは、どうでもいいんだけど。
アウエリア・レン・フォールドは、悪役令嬢である。
それも殆どのルートで処刑されるという製作スタッフに恨まれているとしか思えないような設定だ。
でもね、悪役令嬢とはいえ、伯爵令嬢だよ?普通は処刑なんてされないよね?
アウエリア・レン・フォールドさん、つまり私だけど、私が処刑されるのは、貴族学院卒業前に家が取り潰しになったからだ。何の後ろ盾もない悪役令嬢なら、処刑されても仕方がない。
という事で、私は、ゲームが始まる前、つまり貴族学院に入学する前に、実家を潰す事にした。
よく言うでしょ?
ゲームはスタートする前から始まってるってね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 06:00:00
180966文字
会話率:46%
親の脛をかじって生きている駄目人間。無職童貞おまけに体型もだらしない。そんな男が珍しく外に出てコンビニに行った帰り道、交差点でトラックに撥ねられ死亡した。
しかし目を覚ますと知らない人、知らない場所、知らない世界に転生していた。
そこ
で男は以前からの夢である世界一の魔法使いを目指そうとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 22:39:13
16276文字
会話率:23%
生ゴミが臭いのは、なにも元々が臭い訳じゃない。
腐ったから臭くなったのだ。
最終更新:2023-06-30 08:31:56
11665文字
会話率:18%
大空真尋は真面目な小学5年生。毎日勉強に励み、友達との関係も良好。ただ、その友達が少し個性的で苦労していた。よく食べる犬みたいな元気っ子の菜々美。妄想して暴走する少しえっちな金髪少女の礼子。友達が多くみんなの人気者だけど実はブラコンの愛海。
愛海の兄で甘やかすことが大好きな駄目人間製造機の勇海。そして……真尋を苦労させる1番の存在であるぐうたらで遊んでばかりで勉強せず現実逃避を繰り返し変な鳴き声を出す双子の姉の真彩。個性が強すぎるメンバーに囲まれ、真尋は常に疲れ気味。それでもなんだかんだ友達と一緒に楽しく過ごす、ごく普通な日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 00:06:48
11529文字
会話率:51%
普通の高校生男子のもとにメイドさんがやってきた!
彼女に頼ることを極力避けたい彼は一体どうなる?
彼女を頼ってしまう駄目人間にならずに済むのだろうか
最終更新:2023-02-07 23:00:00
3248文字
会話率:60%
今の自分が嫌い。いつの間にこんな駄目人間になってしまったのだろうか。
キーワード:
最終更新:2023-02-03 22:56:22
238文字
会話率:0%
掌編小説集第68話
遅咲き
最終更新:2019-04-21 12:21:09
268文字
会話率:0%
高2の春、新しいクラスになり、オレは、同じマンションに住むの隣引きこもり少女の柚木の更正を生活指導の塚本先生から頼まれる。
断ることが出来なく嫌々引き受け、
ファーストコンタクトを図るが盛大に拒絶される。それでもめげることなく
柚木宅をに
訪れ登校を促していく。
無理やり部屋
押し入ろうとするオレをと、柚木が、「変態!」
防犯ブザーを構えて罵倒される。
「違う!オレは、変態じゃない!」
「だから、そのブザーは鳴らさないでくれ!」
必死に懇願して訴えかける。
食生活が乱れて不摂生な柚木の為に
お弁当を作ったりして藤也は彼女の食生活の見直しをしたりする。
そんな柚木の私生活はゲーム三昧な怠惰な駄目人間だけど実は、イラストに関しては
神絵師で女子高生でありながら
プロのイラストレーターとして
活動する。イラストレーターのYUIだった。
基本的に学校へは行かないで部屋に引きこもってイラストばかり描いている
学校生活に苦手意識を抱いていて私生活共に、日常生活が欠落している。スマホゲームやPCゲーム、アニメが大好きで
仕事のイラストや、ゲーム三昧の日々を送る。
それでも引きこもり続ける柚木にリモート授業を
受けてみないかと頼んだところ、お願いを聞いてくれたら受けてもいいと言われる。
そのお願いとは、自分の代わりにオタクサークルのオフ会に代行として行ってきて欲しいとゆうものだった。
柚木のお願いを完遂して戻ってきたオレに柚木は、
コミニティの繋がりを与えてくれて次第に、藤也に対して心を開いてくる柚木は、
藤也のお節介も受け入れて嫌ではない態度を見せてくる。
そんな引きこもり少女を更正に導く話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 16:11:26
158030文字
会話率:49%
コンビニ強盗に殺されて転生した駄目人間、流転優生。今世ではまともな人を目指して努力するが... ※作者はハッピーエンド厨です。
最終更新:2023-01-04 11:29:22
6195文字
会話率:39%