世界最強の『剣聖』を排出してきたトリスタン家の長男として生まれたルーシェルは、将来を嘱望されながらも、身体が弱いという理由で山に捨てられてしまう。
魔獣がいる山に、たった4歳で放り出されたルーシェル。しかも病気が再発し朦朧とする中、自分を
食べようとしたスライムを思わず口にする。その瞬間、病気の症状が軽くなることを知ったルーシェルは、魔獣を食べることによって不思議な力を得ることを悟る。
その後ルーシェルは『魔獣食』の研究に没頭し、いつしか自分が何故山にいたのかすら忘れてしまった。
気が付けば300年……。ひ弱で病弱だった身体は頑丈で病気に強いどころか、ドラゴンの肉を食べて不死の身体になっていった。身体も若返り、子どもの姿で過ごしていたルーシェルの下に公爵貴族の騎士たちが現れる。
その生い立ちを知った騎士たちは、公爵家の養子として育てられ、溺愛されることになるのだが……。
「炎が全く効かないのだが……」
「火の鳥の料理を食べてもらいました」
「竜すら殺せる毒だぞ! 何故死なん?」
「毒? ちょっと強めの山椒かと思ってました」
「その落花生、見たことないんだけど……」
「体力の実です。食べますか?」
「そんな高価な実をおやつ感覚で食べないで!」
料理も、剣(包丁)の腕も規格外のルーシェルが巻き起こす無双『食』ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 00:00:00
689443文字
会話率:38%
名誉ある聖女として選ばれた元田舎令嬢テセラは、もう何年も勇者を召喚出来ていない。周囲からは「ポンコツ聖女」として虐げられ、満足な食事も与えてもらえない日々。
そんな時、ようやく召喚に成功したと喜ぶ彼女が目にしたのは、世にも恐ろしい風貌をした
悪魔のような男だった。
「ひいいぃ!止めて、私を食べないでぇ!!」
「あいにくだが、そんな趣味はねぇ」
勇者どころか、異世界からヤクザ(元)を召喚してしまったテセラは、もう駄目だと絶望するが…。
「見た目と違って、案外優しい。かも?」
ポンコツ聖女と元ヤクザ、勇者一行として魔王討伐の旅にでます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 20:38:57
22223文字
会話率:62%
私の前世はキノコ……を探したり、ちょっと変わったものを食べたりするのが大好きだった日本人。もちろん異世界転生先もキノコ……ではなく貴族の令嬢で想像とちょっと違ったけれど、婚約破棄と国外追放をされて魔物だらけの森に捨てられたようです。まあキノ
コと山菜と釣竿があればなんでもできますわ!え、毒草と毒蛙と毒キノコですか?毒を抜けば食べられますわ!前世の知識と強めのメンタルで生き抜いてみせます!……極限サバイブ令嬢が送る、ひと夏の冒険と毒とゲテモノと、ついでに恋した人のお話。※この作品は一部に両生類および爬虫類が含まれます※この作品はフィクションです。良い子は有毒な動植物を食べないでください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 13:10:08
18357文字
会話率:22%
「うーん、美味い! このローストビーフ絶品だよ! 君も食べてごらんよ」
「もう、ウィル、あまりがっつかないでよ。恥ずかしいわね」
今日は婚約者のウィルと二人で、名門ボールドウィン侯爵家が主催の夜会に来ていた。
周りの人たちは、皆貴族ら
しく厳かに時を過ごしているというのに、ウィルは今日も体面なんて気にもせず、食べたいだけ食べて飲みたいだけ飲むという、子どもみたいな振る舞いをしている。
本当に、ウィルは食いしん坊なんだから。
その割には大した運動もしてないのにスマートな体型を維持しているので、いったいそのカロリーはどこに消えているのか、甚だ疑問だ。
「でもさ、せっかく料理人たちが腕を奮って作ってくれた料理だよ? それを食べないで眺めてるだけなんて、そっちのほうが失礼だとは思わないかい?」
ウィルはいつものようにニッコリと、屈託なく微笑む。
「……まあ、それは確かに」
普段の言動は子どもっぽいのに、たまにこういう核心を突いてくるから侮れない。
どっちが本当のウィルなのかしら……。
「エスメラルダ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「「「――!!!」」」
その時だった。
ボールドウィン家の嫡男であるヒューバート様が、婚約者であるエスメラルダさんに対して、右手に持った短い鞭を向けながら、そう宣言した。
だが、この婚約破棄は、巷に溢れている婚約破棄と違って、どこか違和感があった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 21:03:08
3635文字
会話率:54%
これはオレが後に世直しミミックと呼ばれるようになった話だ!
――腹減った。
オレは魔王城配置のつよつよミミックだ。
かつては多くの冒険者を喰らい、その力を奪ってやったんだが、魔王のヤローがくたばって誰も来なくなりやがった。
ここ数十年何も食べていないオレの所に迷い込んできたよわよわの魔物、久々の餌だ
「食べないで下さい!」だと? その代わりあなたの僕になります……か。
それならもっとエサの多い場所に連れて行け、それなら食べないでいてやる。
そしてオレの手下になったレプラコーンが連れてきたのは最近異界と繋がったというダンジョンだった。
たしかにここは人間の気配を感じる。
いい餌場になりそうだ。
そこに入り込んできた冒険者共、早速いい餌が迷い込んできたな!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 03:18:31
184445文字
会話率:28%
酷暑厳しい夏の夕暮れに、彼女が帰ってきた。
赤いというより、寧ろ青い顔をして、風呂場に直行しようとする。何でも胃を冷やしてしまったらしい。
「傍に居てね、倒れても宜しく出来るように」
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
野菜食べないで、お冷飲んで、お腹壊しました。
キッツイです。
ラッシー美味しかったです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 18:05:34
976文字
会話率:53%
――私を殺したい誰かがいる――
向日葵(むかいあおい)が想いを寄せる先輩が弟の遺体と共に失踪した。
失踪理由は弟の死に目に会えなかったからだと噂され、その時一緒にいたのが葵だった。
まるで犯人扱いで陰口を叩かれ続け、葵は耐え切れず引きこも
ってしまう。
そんなある日、葵は『Lizette』というオーダーケーキの店を知る。
芸術的なオーダーケーキに魅了され半年ぶりに外へ出た葵。
そして葵はLizetteでミルクティのようなお姫様に出会う。
「オーダーの打ち合わせをしましょうか、向日葵(ひまわり)ちゃん」
先輩が付けてくれた愛称で呼ぶお姫様に引き寄せられ、葵はオーダーケーキの世界に足を踏み込んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 17:38:41
32103文字
会話率:60%
婚約破棄したのち、国外追放された両親から産まれたルシア・フォレスター。その身を隠し、まるで流浪の民のような生活を送る中、両親が母国に戻る事に。そのせいで人と関わる事のなかったルシアは、善と悪の心を学ぶフェアリーテイル魔法学校に入学する羽目に
なる。
そんなルシアが目指すのは、世界が震える悪役になること。そして両親を追放した王国に復讐を果たすことだ。しかしルシアは魔法学校に向かう道中、復讐相手の一人。両親を国外追放した者を親に持つ、ルーカスに出会ってしまう……。友達、恋、そして抗う事の許されない運命に立ち向かう、悪役を目指す女の子の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 18:36:58
488681文字
会話率:43%
粘土細工が趣味の俺はある日突然、家ごと見知らぬ世界に飛ばされる。
そこで自分が趣味で作る粘土のミニチュアが本物に実体化することを知る、しかもミニチュアフードは実体化後に食べると怪我が治ったり元気になったりする不思議な効果付き。
不思議な力を
使って異世界で大富豪に!!……なんて、俺には向かない。
ただひっそりと趣味の粘土を楽しんで生きて行ければそれで満足だからな。
魔法もチートスキルもない異世界でただひたすら趣味に生きる男、ニロのお話。
※作中ではミニチュアフードが実体化し、食べられるようになっていますが実際のミニチュアフードはどんなに美味しそうでも絶対に食べないで下さい.
他サイトでも更新中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 10:01:12
34435文字
会話率:32%
幼い頃の魔力共鳴事故で魔法が使えなくなったティナ。
目覚めると当時から前の記憶を失い、代わりに前世の記憶が戻ってしまった。
魔力がなくても働ける仕事に就きたい!
薬師になるため王都にある薬師養成機関に1年間通うことにしたティナ
は、母の知人の紹介で住み込みで偏食魔術師の家で家事を行うことになる。
「えっ、ご飯食べないで回復ポーション飲んでるんですか!?」
家主は王都でも人気の魔術師団副団長クラヴィス・ルドシエル。
料理好きのティナは食事に無頓着なクラヴィスに辟易しつつも、食べ物に興味をもってもらおうと画策するけど……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 18:15:00
454771文字
会話率:46%
異世界プロメテア、
辺境の村に住むエクレール、ティアスは
冒険者ギルドに登録しようと旅立った
その道中の洞窟にて
「ひえぇ!!ド、ドド、ドラゴン!!食べないでぇ!!」
『落ち着け人間、貴様を食らうつもりはないわ。』
いま始まる少女と龍
の冒険物語が
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 00:08:34
9491文字
会話率:73%
ある日のこと、羊飼いのメリーさんの目に映ったのは、ジンギスカンパーティーを繰り広げるゴブリン達だった。魔王軍はこともあろうかメリーさんの羊を襲ったのである。メリーさんは手塩にかけて育てた羊を食べられて激怒。魔王城に裏口から乗り込み、法律と証
拠写真を武器に黒塗りの魔王様に直談判する。
使用者責任を問われた魔王様にメリーさんが申し渡した示談条件とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 22:19:26
43827文字
会話率:39%
ボクを食べないで!
___ボクの名前は、『モー』だよ!
ボクのお母さんは、とっても優しんだ!
最終更新:2020-02-26 03:00:00
1870文字
会話率:23%
「食べないでください!」
「君の今後の態度次第じゃないかな」
「ひえっ……」
魔女に復讐したい新人軍人が、一ヶ月間だけ人食い魔法使いの世話係を押し付けられてしまった話。
人食い魔法使いを手懐けられれば英雄扱い、手懐けられなければ食べられて
死ぬのがこの世話係。新人軍人はせめて食べられないために人食い魔法使いと対話を試みる。
そしてきっとこの後に壮大な物語が始まる。多分。
※軽度ですがカニバリズム表現と、下品な表現があります。苦手な方はご注意ください
※カクヨムにも改稿版をタイトルを変えて投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-25 19:54:54
29422文字
会話率:39%
お餅って年末年始しか食べないですけど、めちゃくちゃおいしいなぁ
最終更新:2018-12-31 14:00:00
2571文字
会話率:5%
気を付けてくださいませ。
最終更新:2018-01-28 02:00:00
237文字
会話率:0%
※pixivからの転載、当作品はルイス・キャロル氏に因る「不思議の国のアリス」及び「鏡の国のアリス」には一切関係ありません。また、作中ベニテングダケ、スベスベマンジュウガニ、トラフグの肝臓は全て猛毒ですので決して食べないで下さい。決して、ア
リシュの真似だけはしないで下さい。
▼学生時代に書いたものが出てきたので多少手直ししつつうp。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-14 10:22:42
4254文字
会話率:91%
戦国時代のお姫様が洋風の世界に異世界トリップ!!
◇小さな領地の末姫として大切に育てられた笛姫はうっかり崖から落ちてしまい…たどり着いたのは金の髪の「陛下」が治める不思議な国だった!笛姫はその姿から「陛下」を鬼だと勘違いしてしまう。「うえー
ん。食べないでください!!」そんなおとぼけ末姫の異世界奇譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-05 20:00:00
14094文字
会話率:10%
朝、私はしゃべる魚に出会った。彼は私に食べないでくれと懇願するが・・・。
最終更新:2015-05-24 11:41:41
421文字
会話率:39%
此花さくや17歳。ジョギングしてたらいつの間にか迷宮に召喚されゴミクズ呼ばわりされました。状況を把握する間もなく気を失い、気がついたのは大迷宮の最下層。その上、寄って来るのは怖い顔した大きなケモノさん達ばかりって……一体これからどうなるの?
「ますたー、契約ヲ」分かってます。黙って判子捺かせて頂きます。「ますたー、撫デロ」はい喜んで。満足ゆくまで何度でも。「ますたー、俺ノ事、好キカ?」もちろんですとも。だからどうかお願いしますから食べないでくださいね? っていうか私が親分なんだから、少しくらい言う事聞いてくれても――あ、はい。生意気言ってすいませんでした。このお話は成り行きで親分に祭り上げられたヘッポコな私が、全然言う事聞いてくれない最強子分な彼らに振り回されつつも、迷宮を脱出したり、街で騒ぎを起こしたり、複雑な人間関係に翻弄されたりする物語である。※作品の傾向や、投稿のスケジュールにつきましては第一話「本作のもふもふポリシーのご紹介」をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-05 19:00:00
203675文字
会話率:40%