私は教会で祈る。その祈りは人々を癒すけれど、神父様には感謝されることはない。ある日、その悲惨な暮らしにも終わりが見えた。
最終更新:2024-08-16 17:40:59
4197文字
会話率:22%
隣の市に引っ越して来た姉の家に、子供を連れて遊びに行く私。その日は姉の家で夕食の準備をしていたのだけれど、バタバタと駆け回る足音が聞こえてくる。子供たちは静かにゲームをして遊んでいるのに、何故、足音だけがバタバタと聞こえたの?夜になると、今
度はぺたりぺたりと足音が響きだす。目には見えない誰かの足音が、確かにリビングの中を歩いていく。姉と私、二人が聞いた足音は、姉の夫である貴文さんが連れてきたものみたい。貴文さんは、死んだ両親に会うために何処に出かけたの?そうして何を連れ帰ってきたの?ゾッとするような怪談話。姉はどの選択を選べば良いのだろうか?カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 09:07:41
5723文字
会話率:52%
現実世界で死んでしまった主人公 ヒカル。
誰かの声に導かれ、目覚めるとそこは異世界だった。
姿も見えない誰かから、童貞だったことを知られるヒカル。
生前の強い希望だった女性に触れたい、童貞を卒業したいという願いをこの異世界で叶えられたら、現
実世界にヒカルの望む条件で復活させると言われ、その条件を呑むヒカル。
しかし、それはヒカルの思いもよらない歪んだ形で達成せねばならないのだった……!?
こんなはずじゃなかったのに……!!!
果たしてヒカルは現実世界で復活できるのか?
今、異世界での試練が始まる………!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 00:00:00
8120文字
会話率:8%
私は裕福な家に生まれた。しかし、父はいつも母と私に冷たかった。
その原因は母と父が結婚した経緯にある。
家同士の利害の一致により双方の親から強引に決められた、いわゆる政略結婚だったのだ。
それでも母は良い妻になる努力を続けた。
しかし、父の態度が変わる事はなく、私は父と目が合った事もなければ笑った顔もみた事はない。私達を存在しないもののように扱い続けた父はある日、突然失踪した。原因は分からない。
その日から生活の全てが変わった。
嫁いだ家から生家に戻された母は、母の継母によって追い返さる。他に頼る当てのない私達は帰る場所を失った。大人達の非常な対応に落胆する私を見た母はある提案をする。
『旅をしながら穏やかに暮らせる場所を探そう』
母のその言葉に希望を抱いた私はすぐに賛成した。
長い旅を経て、ようやく落ち着ける場所も見つかり、平穏に暮らす私達はとても幸せだった。
しかしそんな幸せは、ある時見知らぬ誰かから届けられた一冊の本によって壊されていく。
その本には『悪役令嬢は地獄に落ちろ』そう殴り書きで書かれたメモが挟まっていた。
父の名前で書かれたその本の内容は、父自身の体験を元に書かれた恋愛小説だったのだ。感動のラブストーリーとして世間で話題の人気小説になっているようだった。
母はその小説の中で、二人の純愛を引き裂く悪役令嬢として登場していた。まったくの事実無根のひどい内容だった。
本の最後には幼い子供を抱く見知らぬ女性とその横で幸せそうな笑顔を向ける父の姿が載っていたのだ。
その瞬間、失踪の理由はその女性との駆け落ちだと理解した。同時に心の底から父を恨んだ。
それ以来私はその小説の存在を母に隠し続けた。
しかし、ある時見知らぬ誰かの手であの暴言が書かれたメモと共に、その本は母の元に届けられてしまう。
その日から顔の見えない誰かからの嫌がらせが続く。執拗な嫌がらせに母はしだいに壊れていく。
そんなある日ついに決定的な出来事が起こってしまう。
私は母の幸せを取り戻す為にある決断をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 23:09:44
117587文字
会話率:41%
>投稿者:坂本さん(仮名) 男性 大学生。
二十歳も過ぎてバイトで金が貯まり、そろそろ実家を出て、大学から電車一本で行けるアパートに引っ越して、一人暮しを満喫しようと楽しみにしてたんです。
引っ越した先は築30年くらいの3階建
て、住む部屋は3階。
3階の窓の真下を覗くとアパート1階の出入口、スチール性の柵門が構えてあって、海外の様式を真似てるのか鋭い槍が何本も並べられたような形の柵門なんです。
前のめりになって、うっかり3階から落ちたら串刺しになるのが頭に浮かんで、身震いしました。
まぁ、その柵門が不気味で……。
あれは12月の早朝でした。
頬に霜ができそうなくらい寒かったんですよね。
大学へ行く為、身支度を終えて部屋を出ました。
それで1階へ降りてスチール性の柵門を開いて道路へ出た後に門を閉じました。
アパートを背にして駅の方面へ歩き出した時なんです。
キィィ……っと蝶番が錆びて鉄同士が擦り合わさる音が聞こえてきました。
振り向くと鉄柵の扉が勝手に開いていました。
ちゃんと閉まってなかったようで、柵門に近寄り改めて閉めました。
それなのに、キィィ……と、耳を引っ掻くように物音が聞こえ振り向くと、柵の扉が開いていたんです。
瞬間の行動を思い返して「確かに扉をロックしたよな?」と自問しましたよ。
早朝で眠いのか混乱なのか思考が停まって、しばらく鉄柵の扉に目が釘付けになりました。
すると、
ガチャンっ!
と、勢いよく扉が閉まって思わず後退りしました。
それだけじゃないんです。
扉はゆっくり開いたり閉まったり、開いたり閉まったりを、一人でに繰り返して。
冷えこんでましたけど風なんて吹いていないんです。
なんだか、見えない誰かが扉を開け閉めしてるように繰り返し、開いたり閉じたりを繰り返すんです。
もう気味が悪くて
余計、不気味になってきて、たった数週間住んで引っ越しを考え始めたくらいです。
それから数日。
クリスマスも近くなり大学の友達とパーティーをやる話が持ち上がったんです。
一人暮らしで心細さもあったので、僕のアパートでやることになって、前夜に来てくれました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 15:14:41
4252文字
会話率:8%
春から大学生活を始めた「私」はある日突然、知らない男から声をかけられる。
印象の薄い、見たとしても覚えていないだろう影の薄い男。
たった数日の恐怖体験が、私と親友の一生に影を落とすことになった。
「夏のホラー2021」参加作品で
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 22:35:50
21254文字
会話率:48%
『アイリーンの冒険譚』
それはごくごく平凡な女子高生、楓が図書館で見つけた一冊の本だった。
ラノベコーナーの一角に置いてあった、少し古びた普通の本。……それが、突如として光を放ち始めた。
気がついたときには、青い満月の光だけが降り注ぐ真夜
中の廃墟にいた。
楓が困惑していると…姿の見えない誰かが楓の事を殺そうと弓を放ってきた。
いくも絶え絶えに逃げ切った先で、楓は保護される事となった。
何気ない日常から一変、恐ろしくも素敵な『非日常』が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 16:27:51
16852文字
会話率:32%
事故物件にすみはじめた主人公。
独り暮らしのはずなのに、そこには誰かが常に存在していた。
『私』と『見えない誰か』による、日常ストーリー。
最終更新:2019-11-19 11:03:33
2288文字
会話率:22%
色んな人が働く会社に、訪問する見えない誰か。私小説です。恐怖感はありません。
最終更新:2019-02-06 04:47:03
1620文字
会話率:0%
少し前から、私の家に見えない誰かが来る。
その人は決まって、15:00に私の家の和室に現れる。
唯一、その人が見える私の娘、優里(ゆり)はその人を「おねぇちゃん」と呼んで、15分程おしゃべりをする。
その「おねぇちゃん」とは一体誰な
のか。私の家に何をしに来ているのか……―。
それが全て分かった時、きっとあなたも心が揺れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-14 21:44:51
8059文字
会話率:47%
天雲真赭は、安倍晴明の孫だ。祖父譲りの式神、十二月将を従えて後宮の物の怪を祓っている。いつのころからか真赭は、花畑の中で姿の見えない誰かに攻撃される夢を見る。真赭の庇護者は藤壺中宮で、中宮もまた花畑の夢を見るという。
不吉な流れ星が、都の空
を流れた。中宮は祓いのための御法を行う。現れた死霊を真赭は祓うけれど、阿闍梨の面目を失わせたと非難の的になる。そんな中、春宮の清彰に求婚される。心弱っていた真赭は、それを受け入れてしまった。
春宮妃としての、窮屈な生活。真赭が後悔する中、中宮に異変が起こる。花畑の物の怪は殺された中宮の姉だった。真赭は十二月将とともに姉を封じ、内裏は火事になってしまう。
火事での死者は、春宮妃だとされた。自由の身になった真赭は、民間陰陽師として都で働いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 17:35:27
141295文字
会話率:44%
付き合っていた女に捨てられた主人公。傷心の彼の身の回りで、目に見えない誰かが世話をしてくれる? いったい誰が、何のために?
最終更新:2013-09-16 17:54:42
23911文字
会話率:44%
見えない誰かと少年のお話。
キーワード:
最終更新:2013-02-12 00:00:00
1504文字
会話率:52%
自分のために、と
貯めていたものを
見えない誰かのために、と
手渡すとき
溢れた涙は止まらない
優しさを詰め込んだそれは
宝箱となって
温かな心となり貴方に届けられるでしょう
最終更新:2011-03-30 10:55:49
698文字
会話率:17%