悪役令嬢は追放される、それはある種のお約束だ。しかし、それは悪役令嬢とレッテルを張られた女の子だけが悪いのだろうか?
「大きな犯罪の裏には、必ず金持ちの白人がいる」。前世紀のアメリカ映画で使用された台詞だ。
まったくその通りだ。彼
女たちを追い込むもっと悪い奴が他にいて、それは往々にして男なのだ。
現実をそのように比喩的に捉えるオタク気質の女の子が、ある乙女ゲームの世界に転生した。しかし、そこは彼女が1番のクソゲーと評した世界でもあった。現実と同様に男が構造的優位に立ち、愛を得るためには男女共に多くを偽らなければならない。そして、最後には女が悪いことにされる。「誠実」や「真実の愛」が失われた世界。彼女は攻略対象の男たちの欺瞞を論破することで、その世界の仕組みに反旗を翻していく……
※先月投稿した短編版と一部設定が変更されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 20:06:25
190911文字
会話率:37%
最新型VRMMOゲームのβテスターに当選した僕。
しかし、取扱い説明書は一部手書き、ガイド妖精は生意気で不安定、さらにアバターは、僕自身の写し身になるはずが……。
なぜか、和風美少女にTSした僕。
初期装備は巫女服。
ジョブは、
なぜか選べた特殊職。
スキルは一部使用不能。
それでも、βテスト、それはそれ。と気楽に始めた最新型VRゲーム。
運営に贔屓はされるし、妖精が生産スキルを使えるしで、現地人の少年とのんびりほのぼのやっていきます。
……しかし、その裏には多くの謎が見え隠れしていて、運営主導のあやしい計画が進行していた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 20:00:00
274448文字
会話率:28%
概要:舞台は山椒が特産の辻沢町。昔は遊里、今は新興ベッドタウンとして栄えていますが、その裏ではヴァンパイアやライカンスロープの「鬼子」が息づくディープな町です。
時代はメタバースが生活に根差している少しパラレルな現代。長時間没入が引き起こ
す精神障害が問題視され、政府による未成人保護プログラム(月1のカウンセリング、1時間までの使用制限)が施行されています。
主人公は、藤野家の二人の養女、藤野夏波(ナツナミ)と冬凪(フユナギ)の辻沢女子高等学校の三年生の義姉妹です。
夏波は辻女の園芸部に所属し、地元のコングロマリット、ヤオマンHD創業家のお嬢、前園十六夜(イザヨイ)とともにメタバース内に日本庭園をディストリビュート(配置)する活動をしていますが、ヤオマンHDの伊礼社長からの強力なサポートを受け業界でも評判が高まっていることから、高校卒業後は十六夜と二人で環境ディストリビュート会社を起業する予定でいます。
かたや冬凪は養母(ミユキ:N市立大学社会学科准教授)の影響から、辻沢のヴァンパイア伝承についてフィールドワークを行っています。最近の興味は十八年前に起きた辻沢要人連続死亡事案の調査です。その裏にはヴァンパイアの権力闘争があったと考えているのですが、それは伝承であるはずの辻沢ヴァンパイアの実在を冬凪が信じているからです。
周辺の女子の間で、たくさんの人が同じ夢を見たり、瀉血(ブラレ=ブラッドレッティング)という自傷行為が流行したりという日常。夏波と冬凪はそれぞれの道を歩みながら、知らず知らずのうちに辻沢の暗部へと引きずり込まれていきます。
また、辻沢ヴァンパイアの影に隠れるように息づく鬼子たち、伝説の夕霧太夫と伊左衛門の流れをくむ彼女たちが、迫り来る危機をどう乗り越えるのか? 夏波と冬凪たちとは次元の異なる存在の「ボク」の独白で綴ります。
構成:
夏波の一人称語り(第n話)の合間に、鬼子の「ボク」の心内話(No.n)を挟みながら辻沢ワールドを語り尽くします。
更新頻度:
毎日17時10分アップを予定しています。
完成は全50万字前後の長編作品になると思います。(22万字まで準備あり)
よろしくお願いします。
※死語構文:この世界のVゲーニンが流行らした、わざと死語を使う構文。使用時は指をエンガチョにする。言葉の生存確認と使いすぎに注意が必要。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 17:10:00
190416文字
会話率:31%
縁の下の力持ちで的な役割でPTを支える男。彼は小間使いのような仕事しかさせられない補助魔術師。
世間はシュートを決める人間ばかり注目するが、その裏には数々の人々の支えがあるもんだ。
点数を取る奴だけが偉いというわけじゃない。人は与えられ
た役割をまっとうし、大きな結果につなげられる唯一の生物であると思っている。
そんな男だから文句も言わずに頑張っていたが、いきなりのPT追放。そして無職転落。
意を決して転職したら、働きを評価されて最高待遇です。
元のPTは成績落としまくってるらしいですが、あんまり気にしません。
俺はやはり間違っていなかった。居場所が悪かっただけなんだ。ただ居場所が……
思いっきり見返してやった気分が良く毎日楽しい!!
はずだったが……??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 22:22:47
2832689文字
会話率:47%
吉川澄春は春が嫌いだ。
新たな出会いや環境、人間関係にドキドキ、はたまたワクワクする季節が。
はじめましての裏にはさようならが隠されているこの季節が大嫌いだ
君のいない記憶が、どんどん更新されていっても。
僕がいない記憶が、どんど
ん刻まれていっても
それでも君を、想いたい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 00:02:27
1513文字
会話率:13%
専門学校を卒業して入社した会社、創業者の先代社長が突然の不幸により後任の二代目社長の横暴な経営方針が原因でブラック企業へと変貌し左遷されて夢や希望を見失ったヲタクで万年平社員の男。
十数年後、偶然に出会った美人コスプレイヤーと清掃員の老
人を助けたことで地獄のような社会人生活が一変し転職サイトで最高評価のホワイト企業へ出向することに。
しかも、配属先は課長以外は年頃の若い女子社員が大半を占める部署。
それも、社内の噂以上の美人揃いで個性豊かな面々。
世の男なら羨ましいシチュエーションだが、女子とは無縁に近い学生生活と高校時代に受けた痴漢えん罪が原因で年頃の女性が苦手なヲタクな男にとっては地獄のような職場環境。
その中に、先日助けた美人コスプレイヤーを見掛けるが本人は初対面を主張するが、社員寮で偶然見掛けた美人コスプレイヤーによって同一人物だと知り二人だけの秘密に。
そんな、新たな部署での新生活は謎と違った意味でのトラブルの日々。
それでも、乗り越える度に部署の仲間達から信頼されるようになる。
ところが、来社した名家の御曹司によりヲタク男が所属する部署が事件の渦中に巻き込まれる。
そんな中、美人コスプレイヤーが会長の孫娘である事を偶然にも知ることになる。
名家の御曹司の目的、会長の孫娘と結婚して家督の後継者を勝ち取ること。
その裏には、ヲタク男の元上司が深く関わっていた。
親子の野望を阻止するために、デートの場所である高級リゾートホテルに潜入。
御曹司は、潜入することを想定して刺客などを用意し望海するなど大騒ぎ。
事件解決後、分断された部署は変温を取り戻すどころか孫娘と恋人関係に発展。
やがて、結婚して見失った夢を取り戻し切り開くことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 20:00:00
307188文字
会話率:22%
「得体の知れない力は脅威になる。
ならばいっそのこと飼ってしまえば良い。」
馬鹿なことを考える奴らは無計画な内容で任務を遂行する。勿論結果は散々だ。それを隠蔽するのにも、発表するのも自由だ。ただその自由の裏には責任が付き纏ってくる。
お前
らはこのことだけを覚えて生きていけば良い。
お別れだ俺たちの子供よ。
いつの話だったのだろうか。
名前も顔もうっすらとしか覚えてない。
気づいた頃には何もない土地に二人だけ。
俺が妹も守らなければ...。
血で染まった大地を見て、泣き崩れている妹を見てそう思った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 12:58:12
34548文字
会話率:48%
レムリア大陸には吸血鬼がいる。当然ながら、吸血鬼と人間のハーフであるダンピールだっている。
人間にも吸血鬼にもなれなかったダンピールは不遇な扱いを受けていた。人々を恐怖に陥れた吸血鬼の娘であるオリヴィアだって。
オリヴィアは突如姿を消した
恩人ロムを探しに出歩いたところ、同じくダンピールである女パスカルと出会う。彼女を信じられないながらも、協力する関係となったオリヴィアたちはロムを探さんと奔走する。そして、その裏には……
※この小説には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。
※特殊性癖が多数出てきます。愛や嗜好の形は人それぞれです。
※差別的な表現が出てきますが、作者は差別がなくなることを望んでおります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 22:08:32
745739文字
会話率:39%
あるゲームの世界に転生した男が、ゲームの知識を使って自分が生き残るため、家族や領地を守るために奮闘していき、ついでにある悪役令嬢の運命をも変える話である。
クリスはある貴族の子供として誕生し、幼少期の頃から才能を発揮し、学問に関してだ
けは大人にも負けないほどに賢かった。しかし、その裏にはある秘密が隠されていた。その秘密とは、クリスは転生者だったのだ。しかも……
「あれっ? もしかして、俺が転生したこの世界、ゲームの世界なんじゃね?」
クリスが前世、ハマっていたグレシアスと呼ばれるゲームの世界だった。しかし、そのゲームは鬼畜ゲームとして有名で……
「ちょっと待って、もうすぐ王国全体で大規模な戦争が起こるじゃん!」
クリスが気づいたころには、グレシアスのイベントである、戦争イベントが近づいており……
「このままじゃいられない! イベントに備えて行動しないと!」
まじかに迫った戦争イベントを乗り越えるため、そして家族や愛する者を守るために、前世で培ったゲームの知識を駆使し、クリスは誰もが成し得なかった偉業を達成することが出来るのか。
皆様、優しい目で作者を、そしてこの小説を応援してもらえると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 18:09:50
240827文字
会話率:33%
誰が掲げようと、正義の裏には正義が埋もれ、やがて忘れ去られていく。
だからこそ、誰もが自分のエゴの塊を掲げて正義だと振り翳し、認められるまで壊し合う。
それで敗れ廃れるならばそこまでだったと、また埋もれて忘れられいく。
今日もまた、新たな
エゴを正義と掲げる者が生まれる事だろう。
自分の守りたいモノの為にならば、残虐と謳われようが構わない。
どんなに足掻いてもつまらない未来が割り当てられたなら、退屈だと舞台から飛び降りてやる。
運命が決まった窮屈な枠組みの世界がお好みならば、私が壊してやろう。
平穏な別世界(地球)の侵略者(ゲームの運営)が差し向けたプレイヤー達が、その世界の原住民ーーNPCの少女と出会って始まり出す、不穏で歪な、反逆者達による物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 15:00:00
269353文字
会話率:57%
美しい四季折々の景色の裏には、私たちの知らない世界がある。
その世界に息づく誰それの小さなお話たち。
あなたが知らない、四季のお話。
***
一話完結型の連載小説です。
一話も短めにしておりますので、お気軽にどうぞ!
最終更新:2024-05-24 07:00:00
24861文字
会話率:35%
忙しい商社マンで独り暮らしの斉木は、夕飯を大抵外食で済ませる。男が独りで入っても違和感がないラーメン屋だとか定食屋が多いのだが、タウン誌でクーポンを探していた時に気になる店があった。「一樹一河の一皿に出逢うレストラン」という一風変わった店名
に、独り暮らしの寂しさも相まって目を留めたのだ。そのフレンチレストランは、名前の通り何から何まで常識を覆す店だったが、その裏には本物のフレンチを究めようとする思いがあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 18:19:45
7155文字
会話率:25%
2052年のNH国。
衰退著しい元富裕国であるこの国は、近年異様な頻度で災害や戦災、多くの事故に見舞われ、人々は貧しくなり、疲弊していた。
しかし、被害が相次ぐその裏には、パラレル世界における異能者の戦いで、全体主義陣営に対峙する共和主
義陣営の劣勢が続いている影響が有ったのだ。
約30年前。
NH国の行く末を危惧した人々により、パラレル世界での優勢を取り戻すことで、国の安寧を図る極秘プロジェクトが開始された。
それは、パラレル世界で行われる異能者の戦いで勝つ為、高いスキルを持った異能者の人為的創出を目指した計画であった。
その結果、生み出された6人の異能者のうちの一人が、18歳の戸次莉空。
何も知らない彼は、普通以下の厳しい境遇での高校生活を送っていたが、親友の高槁蒼空と共に、同級生の璃月詩音から突然、異能者の戦いへの参加を義務付けられる。
果たして、戦いを生き抜き、現実世界へ戻って来れるのか。
近未来を舞台にしたファンタジーバトルの物語が始まる......
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 19:25:02
323492文字
会話率:47%
王都では若年層がとても多く、数年前の王太子夫妻の結婚を機に、結婚ラッシュに溢れていた。
愛の女神メジェトの聖女として活動するエレンシアの元にはさまざまな問題が持ち込まれる日々。
王族から平民や奴隷、はたまた異種族にいたるまでの結婚相談
から婚約破棄、離婚調停まで引き受けて忙しい。
そんな中、第二王子が侯爵令嬢を学院で婚約破棄するという珍事が発生する。
王家と貴族連盟との間に大きな亀裂が入り、現王政への批判が殺到、このままでは王太子の王位継承も難しいという事態に。
王家が信仰する女神メジェトの神殿に、この問題を調停して欲しいと依頼が入った。
女神の神託があれば、第二王子の婚約破棄も正当化できると王家は考えたのだ。
しかし、エレンシアは知っていた。
この世界にもはや信仰すべき主、女神メジェトは存在していないことを。
聖女は「神託」という最終兵器を用いずに、第二王子カップルの離縁を成立させる任務を負ってしまう。
だが、婚約破棄の裏には王太子妃と第二王子の秘密の愛が隠されていて――。
他の投稿サイトでも掲載しております。
https://34451.mitemin.net/i829231/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:09:32
79661文字
会話率:42%
戦争、内戦、紛争。それは人と人とが争う愚かな行為。そう言う人もいた。
またある人は、
平和の裏には戦争が。平和を考えるということは同時に戦争の事も考える行為であり、戦争を愚弄することは同時に平和も愚弄していることになる。
とも言った。
じゃ
あこの対となるような意見のどちらが正しいかと言うと、実際戦争が起きてしまったらそんな話をしている場合ではなくなる。死なないこと。生きること。そしてなにより勝つこと。
それらが最優先事項として名乗りを上げ、その他の事項は除外される。そんな窮屈な世界ではまともな思考なんて出来やしない。できたとしても偏りに偏った鋭利な考えが生まれてくるだろう。
そう。俺が今いる世界のように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 16:59:15
8755文字
会話率:54%
2084年、2時間の映画を5分で観られる究極のファストムービー〈コードシネマ〉が開発されていた。
だが、その裏には時間の流れに干渉する薬品の恐るべき秘密があった。
世界中でコードシネマのユーザーの異常な行動が報告される中、「僕」の旧友、速水
もコードシネマを愛するあまり映画と現実の間を超えようとしていた。
僕は速水を現実に引き止めようとするが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 20:44:04
9552文字
会話率:35%
猿田彦百夜(さるたひこももよ)は、その珍しい名前以外に何の取り柄もないごく普通の女子高生である。そんな自分の取り柄の無さに嫌気がさしながら、悶々と日々を過ごしていた。
だが、ある日、百夜と瓜二つの分身が学校中で同時に見つかったという話
をいくつも聞く。さらに、その分身たちは何の取り柄もない百夜と違い、様々な類稀なる才能を持っていたと言う。
そして、この不思議な出来事は百年に一度、百夜の住む地域で起こることを知る。その出来事が起こった者は皆、歴史に名を遺すような才能に恵まれると言う。
だが、同時に、その出来事の裏には、才能を持った自分の分身が才能のないオリジナルの自分を殺して、入れ替わっているのではないかと言う噂があることを聞く。
百夜はその出来事に怯えていると、自分と瓜二つの分身が目の前に現れる。自分の分身と出会うと、百夜は気を失ってしまった。
そして、百夜が目を覚ますと、同じ現実世界であるが、何か異様な雰囲気が漂う世界だった。そこでは、自分の分身たちが殺し合っていた。
百夜とは違い、自分の分身たちは、自らの才能を用いながら、自分の分身を殺し合っていた。どうやら、最後の一人にならなければ、現実世界に戻ることができるらしい。
何の才能もない百夜はそんな世界で生き残ることができるのだろうか…
ドッペルゲンガー同士のバトルロワイアル作品となっています。なお、この作品は吸血フェチの方に満足してもらえるような描写を心がけているため、血を飲む、首に噛みつくなど出血を伴うシーンが多くありますので、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 21:20:50
41061文字
会話率:39%
※まずはじめにご一読下さい。
本作品は、過去「小説家になろう」にて2019年に連載開始した作品、また現在「ノクターン」に掲載されている「嫌われ勇者を演じた俺は、なぜかラスボスに好かれて一緒に生活してます!」の“リバイブ版”になります。
【あらすじ】
アレス・ブレイブは勇者である――
仲間への非道な行いの数々を繰り返していたアレス。結果、彼は最後の戦いに挑む直前に、仲間から離反されてしまう。
しかし、アレスの悪辣な行動の裏にはあったのは、仲間を死地から遠ざけたという思いで……
あえて嫌われ者を演じ、一人になったアレスは単身、敵の本拠地へと乗り込み、決戦の末に命を落とした……
はず、だったのだが……
「主よ……我と共に、生きてはくれぬか?」
なぜか生き残ったアレスは、戦ったはずのラスボスと一緒に生活することになってしまったのだった?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 17:05:42
156317文字
会話率:43%
ある日、“迷子が多い森”で暮らす少女レイの元に兄ギルが帰ってきた久々の再会を喜ぶレイとは反対に、ギルは顔色も悪く挙動不審。その理由とは───。
「今はその…えっと、王都で、騎士団長、とか、やってたり、します…」
まさかの騎士団長になった
からだった!?
あまりの告白に絶句するレイは、一緒に暮らそうと誘ってくるギルに憤りつつも頷いてしまう。
けれど、その裏には何かが隠されているようで…?
─ずばり、ストレスです!─
─今なんの薬飲んでるの?─
─記憶の覗き見とか禁術なのに年に何回も使ってるみたいなんだよ─
─それだけ優秀な間者が紛れ込んでるって事だ。この国は一体何を隠してるんだろうな─
─たぶん、お兄ちゃんも利用されてる─
「っ、おれ、おれさぁ…もぉやだ…」
家族をここまで追い詰めた相手に湧くのは怒りだけ。
「誰が何を隠してようが関係ない」
──大切な人達が傷つけられた、重要な事実はそれだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 16:00:00
16272文字
会話率:49%
「ケン……おまえは生きろ」
そう言ってセンは自身の喉を切り裂いた。すべては自身の愛すべき息子を助けるために。
そして一人残された獣人の少年 ケン。
父を、そして仲間たちを失って失意に沈むが、その裏に潜む裏切り者の存在に気が付き、その正体
を突き止めることを決意する。
しかし大切な人たちの死の裏には巨大な陰謀が渦巻いていて……?
これは最強の力を受け継ぎ、そして父の遺言に従って真実を知るべく魔女の塔を目指す一人の少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 17:32:09
49567文字
会話率:43%