しんしんと降り積もる雪の中…。
大切なものを失い、あてもなく彷徨う青年が虚ろな瞳で迷い込んだ雪深い森は"魂の墓場"。
人生に翻弄され、不遇な最後を迎えた魂が迷い込む【悪魔伯爵】の領域だ。
もう全てがどうでも
良いと自暴自棄に思考を放棄して、ただただ雪深い森の奥に進んで行こうとする小洒落た眼鏡の青年。ロン・フォーブス。
………しかし彼を呼び止めたのは、道の脇の切り株にちょこんと座っていた、長髪でボサボサ頭の薄汚れた少女の人形だった。
「引き返しなさい」
冷たく切り捨て警告するボロボロ姿の小さな人形に、ロン・フォーブス"は人形が当然の様に自分に向かって話す姿に疑問を抱くよりも先に…。
気づけばその人形を両手でガッチリ。逃がすものかと"捕獲"していた。
にっこりと笑顔をかまし、まだ間に合うと【伯爵の人形(ドール)コレクション】にされる前に警告しようと独断で出てきていた人形(彼女自身も伯爵のコレクション)をその場で強奪し、これは運命だとそのままその足で自分の家兼仕立て屋の店舗に持ち帰るメガネ。ロン・フォーブス。
青年と悪魔伯爵のコレクション。ボロボロ人形の少女とおりなす、てんやわんやの不思議な大スペクタクルコメディ………。ラブロマンス?
老舗連なる職人街。紳士服専門仕立て屋「カフス」にて巻き起こる、店主の小洒落た眼鏡の青年と、悪魔伯爵のコレクション。ボロボロ人形令嬢レイチェルとの不思議で奇妙なそれぞれの物語…。
※これは、ピッコマの小説大賞に応募済みの作品で完結済み&落選した作品を手直ししながら、新たに内容も充実させて更新&書いていこうと思っている作品です。
温かいメッセージや的確なご指摘を元に、締切まで何とかギリギリに書き上げた作品をより読者様の期待に応え楽しんでもらえる様にと思っています。
(本当に拙い作品を最後まで読んで下さりありがとうございました(T人T))
本当に感謝ばかりです。
更新の後も、多少手直しが後から入る可能性も含め、温かい目で見守って応援して頂けると嬉しいです。
楽しんで読んで下さった方の為に、続きもお届けできればと考えてます。
新たに生まれ変わる、より良い作品になれるよう頑張ります!よろしくお願い致します♪ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 03:21:08
16754文字
会話率:23%
大国コロルの傭兵であるコダは、国を襲う「害獣」有翼人とその使い魔、有翼人亜種の討伐に日々明け暮れていた。
ある日、討伐を終え帰路につく乗り合い馬車の中から、一人の薄汚れた少女を見かける。
傭兵と、作られた命である有翼人亜種との、儚い
恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 14:12:40
48502文字
会話率:30%
現世で孤独死したひとりの男が、異世界に転生しその世界で孤独を癒そうとするお話。
◇
主人公はその死因ゆえ独りであることを極度に恐れる。
仲間を作り、孤独を癒そうとする。
しかし異形の怪物として異世界に転生し、精神までも歪に変容してしまっ
た彼にとって仲間作りは容易ではない。
◇
擬態の能力を有する主人公は、まず手始めにエルフに扮して彼らの里に潜り込んだ。
そうしてエルフの輪に加わり、仲間として迎えられ孤独を癒そうとする算段である。
しかし感情の起伏に乏しく排他的なエルフは、主人公の思った通りに彼を愛してはくれない。
結局上手く里に溶け込むことの出来なかった彼は、最後にはエルフをすべて殺し尽くして里を滅ぼしてしまった。
◇
孤独を癒す試みは続く。
今度は幸せな人間の母子に目をつけた主人公は、少女を殺し、擬態をもってその子に成り代わった。
労せず母の愛を掠め取ろういう魂胆だ。
しかし完璧な似姿と振る舞いをもって接しても母親に正体を見抜かれた主人公は、結局この母も殺してしまった。
◇
試みは悉く失敗に終わった。
彼は考えた。
なぜ自分は失敗するのだろう。
ただ愛されたいだけなのに。
誰かに愛され、この身を苛む孤独を癒したいだけなのに。
ふと思う。
そう言えば『愛』とはなんだろうか。
今更ながら主人公は、常に愛されたいと願いながらも肝心のその愛というものを自らが理解していないことに気付いた。
愛を知りたい。
しかしどうすれば愛を知ることが出来るのだろう。
愛を得ることが出来るのだろう。
これまで彼は他人から愛を奪うことだけを考えていた。
しかしそれは正解だったのだろうか。
もしかすると愛とは奪うものではなく、育むものなのでは……?
……わからない。
◇
悩む主人公に転機が訪れる。
たまたま訪れた人間の街で、公衆の面前で酷く虐待され痩せこけた幼い奴隷の少女に出会ったのだ。
そうだ。
この死にかけの少女を飼育してみよう。
愛を奪うのではなく、愛を育んでみよう。
思い立った主人公は、その場で奴隷商を惨殺する。
そしていずれ愛娘へと成長を遂げるかもしれない薄汚れた少女を奪いとり、胸に抱いてその場を離れたのだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 18:43:16
120839文字
会話率:19%
陸の孤島、辺境の地にて、人々から魔女と噂される、薄汚れた少女があった。
少女レイラに対する冷遇の様は酷く、街中などを歩けば陰口ばかりではなく、石を投げられることさえあった。理由無き冷遇である。
ボロ小屋に住み、いつも変らぬ質素な生活を営み
続けるレイラだったが、ある日彼女は、住処であるそのボロ小屋までも、開発という名目の理不尽で奪われることになる。
陸の孤島――レイラがどこにも行けぬことを知っていた街人たちは彼女にただ冷笑を向けたが、レイラはその後、誰にも知られずその地を去ることになる。
その結果――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 17:00:23
4552文字
会話率:22%
冒険者マイルは夕暮れ時に、薄汚れた少女を拾う。この少女は、少し変わったお願いをしてきたのだ。
そのころ冒険者ギルドでは、ダンジョン第一層での冒険者行方不明に頭を悩ませていた。
時間の進みは遅いかもしれません。
6/22より連日更新を目指し
ています。全10話の予定です。
タイトルとあらすじを更新しました。旧タイトル「呪われ少女の冒険者」
感想や評価をいただけますと、作者がとても喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-29 00:00:00
21596文字
会話率:25%
ヘルフは、アルバイトの帰り、豪雨に見舞われた。あまりの豪雨に雨宿りをすることにしたヘルフは、雨宿りした小屋で白のワンピースを着た薄汚れた少女と出会う。ヘルフが声をかけると少女はパニックを起こしてしまう。ヘルフはそんな少女をほっとけないと
思い、自分の家に少女を招待した。
それから、2人は似た境遇ということを知ることとなり、共に歩んでいくこととなった。
※思いついたのを書いただけの作品です。もしよければ適当に感想もらえれば嬉しいです。息抜きに書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-05 00:30:32
14077文字
会話率:58%
森の奥深くには、人間嫌いの魔法使いが住んでいました。彼は過去に大切に思っていた人間に裏切られたことがあるのです。そんな彼のもとに訪れたのは、瞳を爛々と輝かせた、薄汚れた少女でした。
最終更新:2014-09-06 20:24:30
7121文字
会話率:14%
地下で繕い物をする少女は姉を待っている。一定のルールに従って書く『お題はランダム』シリーズその3です。
最終更新:2011-06-16 21:41:32
506文字
会話率:25%
ある日、忍は学校の帰り道に行き倒れの少女を見つける。
薄汚れた少女は、見るからに妖しい雰囲気を漂わせていた。
忍は不本意ながら彼女にかかわることになるのだが――――
時を同じくして、街には全身に棘を纏った謎の怪人が出現する
忍は少女を救
えるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-08 00:18:46
21313文字
会話率:39%