白シャツ、スコーン、海風に
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最終更新:2025-03-23 11:34:35
401文字
会話率:8%
振り返らない、背中越しの言葉に
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最終更新:2024-10-15 22:01:04
282文字
会話率:0%
背中越しの言葉に振り向けば、キミの涙を
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最終更新:2024-04-08 21:03:16
305文字
会話率:13%
高校2年生の真央は、クラスの人気者・修平に片想いをしている内気な少女。遠くから彼の背中を見つめるだけの毎日だったが、ふとしたきっかけで勇気を振り絞り、告白を決意する。少しずつ距離を縮めていく二人の間には、不器用ながらも温かな恋が芽生え始める
――。
初めて手を繋いだ日、遊園地デートの思い出、小さなハプニングで交わした笑い。そして、互いの想いを確かめ合った特別な夜。
やがて大学生となった二人は、新たな命を迎え入れ、共に未来を描き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 23:48:00
5201文字
会話率:49%
人の命のはかなさは、まるでカゲロウのようだ。
カゲロウは風に舞うかのように空中を浮遊する。
カゲロウという名前は空気がゆらめいて見える陽炎が語源らしい。
はかなく弱いカゲロウは、成虫になって数時間で死んでしまうらしい。
しかし、数
時間というのは成虫となってからの命だ。
意外にも、幼虫の期間は昆虫の中では長い方らしい。
幼虫の時は何度も脱皮する。私たちも脱皮して成長してきたような気がする。
成虫の姿は生ある時の一瞬の姿だ。
カゲロウの幼虫から羽化したものは、亜成虫と呼ばれているらしい。
|翅《はね》があって空を飛び、成虫と似ているのだが、まだ成虫となってはいない。
亜成虫は、まるで私たちみたいだ。
ゆらゆら揺れる心。大人になりかけているのに、大人ではない。
無色透明な翅。私たちは見えない翅を持っている。羽ばたく準備をしている。
「死ぬ前に、俺と友達にならない?」
優し気な声が背中越しに聞こえる。
声の主は同じクラスの同級生。
飛び降りようとしている同級生の私に向かって平然と笑顔で手を差し伸べてくれた。
彼は不思議な光に包まれて私るように見えた。天使のように救いをあたえてくれる存在に思えた。
温かなぬくもりを全身に纏ったような人。
こんな状況なのに驚くこともなく、笑顔で対応する同級生の名前は羽多野空。
華奢で透き通るような肌色で中性的な雰囲気の少年だった。
「今、死ぬ必要ある?」
彼はそう言った。
「なんか疲れちゃって」
「俺は生きたくても長生きできないから、人生の長さを選択できる人が羨ましいよ。生まれつき病弱で成人まで生きられないと言われている。いつ、人生が終わるかわからない毎日を過ごしていっる」
「人生の長さをある程度選べる私は幸せなのかもしれないね」
彼と話していて価値観が変わった。
「親の干渉が辛いんだ。価値観を押し付けられてさ。コミュ力がないから、友達もできないし。スマホは親が持ってはいけない悪いものだと洗脳されている。勉強も一日中しろと監視されている。自由がないの」
でも、その人は成人の年齢、十八歳になってすぐに亡くなってしまった。
まるでカゲロウのようだ。
亜成虫の時期を共に過ごしていたのかもしれないと思う。
まるでカゲロウのように、成虫になってすぐに死んでしまうかのように――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 23:21:29
12154文字
会話率:13%
冒頭より——
舌先三寸で駆け引きするような、男女特有の小賢しい語らいは、彼女にとって陳腐そのものであった。誘蛾灯のような色香に基づく、本能を刺激する彼女が醸す劣情は、男を虜にするだけの説得力が背中越しにも感じ取れた。肩甲骨まで伸びる黒髪
は、人工毛に引けを取らない真っ直ぐさと足並みの揃い方をし、時折吹き付ける風になびく度、コマーシャルに惹句がお似合いだ。身体の曲線を逃さない、肌と懇ろな服のおかげで、町を歩けば「耳目」の真髄を見た。澱に湧く虫が可愛く見えるほどの醜悪な眼差しが、彼女の全身をつぶさに捉え、外界であることを黙殺してそれぞれの趣味趣向をぶつける。他者を慮ることを棚に上げた衆目の醜さを承知しながら、私もまた彼女の動作に暑い視線を送っていた。拝んでも拝み切れない彼女の美しさを崇拝し、どれだけ稀有な存在であるかを語るに落ちた。
18時講習折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 18:00:00
14999文字
会話率:42%
幼馴染という壁を乗り越え高校最後の夏に互いの思いを確かめ合った宮川亮と水島唯。
その数ヵ月後、高校卒業と同時に亮は映画監督という夢を叶えるためにアメリカへ渡ることになる。一方の唯は大学へ進学するため、遠距離恋愛へ。
互いを思う気持ちがあれば
、なんでも乗り越えられる。そんな強い思いを二人は信じながら、亮はアメリカへ旅立つ。
それから三年。
亮は才能を認められ端正な顔立ちに加わって、一躍有名人に。一方の唯はごく普通の学生生活を送っていたのだが、亮の立場も考え身を引くことが最善だと考え始めていた。
そんな中、亮の女性アナウンサーとの熱愛が週刊紙に報じられて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 14:58:18
129979文字
会話率:42%
高校二年生の水島唯と宮川亮。
二人は幼稚園の頃からの幼なじみで、高校2年生になっても変わらずいつも一緒にいる二人。
二人は共に惹かれ合っているが、なかなか言い出せずにこれまで過ごしてきた。
亮は、有名映画監督の息子。
その上、スポーツ万能
、頭脳明晰、ものづくりも得意という多才な持ち主。
持ち前の明るさで、自然と人を惹き付ける魅力溢れる男の子。
一方の唯は、ごく普通の女の子。
何の取り柄もない唯がどうして、亮の傍にいるのかと亮に憧れる福島三咲からから妬まれていた。
唯自身も平凡な人間が亮の隣にいるべきではないと、分かっていたことだった。
小さい頃は、何も考えず二人一緒にいても許されたはずなのに。
成長すればするほど、息苦しくなっていく。
幼馴染みという関係は、お互いの温もりを感じるほど近いのに、恋というものに最も遠い。
近づく勇気が持てない二人。
悩みながら。
苦しみながら。
答えを導き出してゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 13:32:57
72607文字
会話率:20%
ロケ弁当は休憩中、なるべく人と離れて食べることになっているのだが…
背後から声が。
最終更新:2022-01-07 19:00:00
807文字
会話率:46%
起きたらある旅館に泊まっていた主人公。
しかし何も記憶がなく初めは名前もわからない状態だった。
記憶喪失の主人公は旅を決意する。
最終更新:2020-09-27 14:36:53
1007文字
会話率:9%
【読書会Vtuber】書三代ガクトさん(@sho3dai_gct)の 企画に合わせて書いてみたものです(第6作目)。
お題は
三題噺 「挫折」・「背中越し」・「金木犀の香り」
だいたい90分くらいで書いてます
最終更新:2020-09-23 21:20:07
1391文字
会話率:16%
数年前から懇意にしているモンキチの誘いを受けて、ウキタロウたちは山を目指した。
道中は笑いが絶えない一行は、久しぶりの里帰りに大いに胸を膨らませていた。
しかし言い出しっぺのモンキチは、ときどき暗い顔をする。
なぜだろうか、
それは彼が過去に受けた屈辱を忘れられないせいかも知れない。
山の向こうに聳える入道雲が、モンキチの背中越しに見えた夏の日の一ページ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-04 23:26:28
2643文字
会話率:44%
読書好きの主人公鈴音彩葉(すずねいろは)と彼、山川拓海の甘く切ない恋物語。
―――静かに時間(とき)が流れてゆく。もっといっぱい話したいことがあったのに、もうそんなことはどうでもいい。何も話さなくても、ただ一緒にこうしていられるだけでよかっ
た。すぐ傍に大切な人がいるという安心感。ただそれだけで―――
高校生って、半分大人で半分子供。自分たちの力ではどうにもできない出来事により、本人達の気づかないところで、少しずつ歯車が噛み合わなくなってゆく……。
途中心情を表した『詩』を挿入していきます。
ほのぼのと話は進んでゆきます。どうぞ最後までよろしくお願いします。
著作者:藤乃 澄乃
無断転載は固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-09 08:31:41
15935文字
会話率:50%
『ツバメこそ、私が背を任せられる唯一のパートナーなのだ――』
水泳部の部室で、卵から孵った彼女はそう言った。
その世界を救う戦いに巻き込まれた水泳部員――三条燕。中学生活最後の夏、その訪れは、白水着に小麦色の不穏な彼女とともに。
背中
越しに伝わる彼女の体温と戦場の空気。そう、間違いなくその背は任せられた。
世界を救うキーパーソンなのに、背中越しにしか感じられないから、一体全体なにがどうなっているのか分からないツバメの戦いが、いま始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-30 20:00:00
25713文字
会話率:28%