何もかもが白の世界。シロクマは退屈な日々を過ごしていた。
そんなある日、シロクマは一人の少女と出会う。
最終更新:2021-11-15 07:20:49
1990文字
会話率:20%
『ツバメこそ、私が背を任せられる唯一のパートナーなのだ――』
水泳部の部室で、卵から孵った彼女はそう言った。
その世界を救う戦いに巻き込まれた水泳部員――三条燕。中学生活最後の夏、その訪れは、白水着に小麦色の不穏な彼女とともに。
背中
越しに伝わる彼女の体温と戦場の空気。そう、間違いなくその背は任せられた。
世界を救うキーパーソンなのに、背中越しにしか感じられないから、一体全体なにがどうなっているのか分からないツバメの戦いが、いま始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-30 20:00:00
25713文字
会話率:28%