それは何度か見た光景だった。
『私は…諦めない。必ずあなたを、倒す!』
僕は彼女にとって敵で、宿敵だ。
「みんな、私に力をちょうだい!」
彼女が言うと、星々の光が彼女の力となり終結した。集結した力は彼女の持つ剣へと集められる
。
そして。
「ノヴァ・ブレイクッ!!」
その剣が振り下ろされた瞬間、周囲は眩い光で覆われた。彼女の必殺技だ。エネルギーを最大限に高め、周囲に小さな流星爆発を起こし敵を吹き飛ばす。
「そ、そんな…このブッタ様が、こんな小娘にぃい!!!」
闇の結社ダークエクスプレス。その幹部である僕の仲間は三流の悪役っぽいセルフを吐くと消し炭になった。
うん、いつもの光景だ。最初は良かった。もしかしたらこのまま勝てるんじゃないかって思った。
けどやっぱり最後はこうして負けてしまう。
まったく…ブッタのやつ。俺は絶対に負けませんっタ!とか言ってたくせに簡単にやられてるじゃないか。なんだよあのセリフ。
「最後はあなたよゼノン!! 今日こそ決着をつける!」
ブタの死を惜しむ間もなく、シャインスターは僕を睨んだ。その目には希望と勝利の色が見える。
僕は高みの見物をやめてビルから降りた。
「みんな! 分かってるわね!?」
「ええ」
「もちろん!」
彼女らは頷き合った。
「今の私たちなた必ず勝てる! 想いを一つに戦おう!」
そうして僕に体を向けるシャインスター。
それに僕はちょっとした苛立ちを覚えた。
「想い…か…」
想い。協力。力を合わせれば。みんながいれば。想いを一つに。頑張れば。いい言葉だ。
それで敵を倒せるのなら、存分に使えばいい。
「来い。勇敢なる戦士どもよ。我を倒し、そして魔王を殺して見せろ」
僕が彼女等に剣を向けると戦いは始まった。
そう。僕は敵で、彼女等は魔法少女。相反する存在である僕らの世界は、遠いようで実は近い。
なんせ、彼女等と僕は同じ学校に通っているのだから。
これはそんな僕と彼女らの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 20:03:12
57529文字
会話率:37%
「なんであいつらに追われてたんだよ?」
1匹狼の魔族の青年は、仲間に追われている羽の生えた少女を森で助けた。追われていた理由を尋ねるが、返事はない。怒鳴りつける青年だが、少女は誰にも言えない秘密を抱えていた。
※ ※ ※
この世界
では長い間戦争を続ける2つの種族がいる。
魔の力を借り魔術を行使する「魔族」
神の力を借り法術を行使する「天族」
2つの種族は分かりあうことの出来ない相反する存在であった。
だが、魔族の青年が天族の少女を助けた時から、宿命の歯車が変わり始めた。
※ ※ ※
王道ファンタジーを目指してます!戦い、魔法、恋愛ありのファンタジーな世界を楽しんで頂ければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 08:39:04
26624文字
会話率:42%
世に蔓延り人間を襲う吸血鬼を狩るのが祓魔師の役目であり、お互いがお互いに決して相反する存在である。
お互いが憎むべき相手であるが、とある国、とある街で、吸血鬼と祓魔師手を取り合いバディを組んでいるらしいのだが。
「どうやら私は君に恋
をしているらしい」
「…………はぁ!?」
祓魔師の少女と吸血鬼の青年の恋の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 00:00:00
53248文字
会話率:47%
誰よりも愛しているとあなたに伝えたい。
遂にベガス解禁となったシリウス。シリウスの中で相反する存在の目的はベガスを、アンタレスを変えていく。
※この物語は
『ZEROミッシングリンクⅤ』の続きになり、Ⅳに続きます。
小説の流れはⅠ、Ⅱ、
Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵの順です。作者ページからお入りください。
※この物語は第三者視点に加え、その時の場面ごとのメインキャラで視点が変わることがあります。
※主人公たち以外の描写が多い、群像劇です。
※ストーリーの大半は人間関係です。バトルなどではありません。
※聖書や聖書物語を読んでいると、より分かりやすいお話となります。でも雑教気味です。なんちゃってです。
説明くさいところも多いのです。辛い方は端折ってお読みください(..)
世界観は疑似近未来の地球と似た星です。実際の世界やその動向とは全く関係がありません。完全なフィクションです。「カクヨム」にも掲載予定です。
※誤字脱字が非常に多いです。申し訳ないです…。数日にかけて修正します(すみません)
ゆったり気長に更新していきます。緩い設定もありますが、そこも温かい目(&生温かい目)で見守っていただけたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 15:27:56
439540文字
会話率:47%
この世には二つの世界が存在する。
一つは人間たちの住む人間界。
もう一つは、俺たち魔女の住む魔法界。
魔女は宝石から生まれ、髪の色によって白と黒に分けられ、それぞれ白魔女と黒魔女と呼ばれた。
そんな中、白にも黒にも属さない、中途半端な魔
女が現れる。
白と黒が入り混じった髪に、黄色いシトリンの宝石の瞳を持つ存在。
名を、シアと言う。
己の存在理由に対する疑問を片隅に抱きながら、親友・クオと共に穏やかな日々を過ごしていた。しかし、ある人物との出会いによってシアの日常に変化が訪れる。
人間界と魔法界
人間と魔女
謎に包まれた「悪魔」と呼ばれる存在
白魔女と黒魔女
相反する存在が複雑に絡み合い、互いに深く干渉していく。
この先に待つ未来とは。そして──
『俺は、一体何者なんだろう…』
───シアの中に燻った思いの正体とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 13:20:44
4759文字
会話率:39%
水(物質)と油(物質)の話。なぜ書いたのか分からない話。(※重複投稿しています)
最終更新:2020-09-13 18:24:49
1029文字
会話率:20%
アクマとテンシはいつの間にかそこにいた。
アクマは悪魔的ではあれど悪魔ではなく、テンシは天使的ではあれど天使ではない。
二つの存在は一つである。
間違うことは無い。それほど相反する存在がなぜ一つの存在と言い切れるのか…………、そのように考え
て読むことをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 23:29:14
4629文字
会話率:41%
【勇者】と【魔王】
互いに相反する存在として永く敵対を続けてきた者達。
【魔王】が世界を混沌の闇に落とす寸前まで行き、多くの仲間に支えられた【勇者】が輝かしい栄光を掴み世界を救う勧善懲悪を表した逸話は伝えられているだけでも数え切れない。
しかし本当に【魔王】は悪で【勇者】は正義の象徴なのだろうか?
もしも【魔王】が迫害を受けた仲間を守るために未開の地に国を築き上げひっそりと平和に暮らしているところへ、侵略を目的とした国の命を受けた傭兵達が【勇者】として戦いを挑んだことがあったとしたら?
もしも世界を見守っているとされる女神が、自分の命を受け入れない種族を抹殺するために使わした存在が彼らの国を制圧し勝者として【勇者】の名を名乗ったとしたら?
本当に世界に伝わる【勇者】の物語は世界を守るための輝かしい戦いであったのか?
幼少の頃より疑問に思ったこと、やりたいと思ったことを努力と類稀な才能でやりきってきた少年リュート。
彼はふとした疑問から世界に伝わる【勇者】なる存在と【魔王】と呼ばれる侵略者の戦いの記録を調べるようになった。
年月を掛け書物を漁り、世界を旅し、多くの技能を身につけたどり着いたひとつの結論。
【魔王】は世界を滅ぼす者ではなかった
この物語は歴史の闇に葬られた勝者と敗者、そして今を生きる二人の勇者と魔王の本当の姿を伝える新たな英雄の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-17 05:33:31
2178文字
会話率:44%
ある世界に『悪の組織』が誕生した。
ある世界に『正義の味方』が誕生した。
『悪』と『善』、『闇』と『光』。それぞれは相反する存在であり、戦いあうもの。
そんな状況に陥ったかつて普通の世界だった世界、そんな世界で何の因果か『悪の組織』
に所属したとある怪人のちょっとしたお話。
妄想設定作品集のvillainのリメイク品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-27 13:58:02
129801文字
会話率:70%
成績・運動能力・容姿とどれをとっても申し分なく、教室内最高位のヒエラルキーに属する女子高生、綺羅星るりり。そんな彼女に相反する存在、内気で無口でぼっちなクラスメイト、古畑寝屋。学校帰りに寄り道したドーナツ店で偶然に二人は出会う。その時からな
んだか私はおかしい。何故だ。そんな感じで現実世界でスクールラブが舞台の「身分差」百合です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-06 18:25:31
26557文字
会話率:26%
この世の裏側。誰もが一度は考えたことがある存在、或いは誰もが考え馬鹿馬鹿しいと一蹴してきた架空の存在。だが事実は後者であった。世界の裏側(アーク・ワールド)は、確かに存在する。扉を開いた特異点の近里菜唯太と、扉の礎となった瀬ヶ原智璃、そして
扉に突き放された架海エスプレンディ。三者の思惑は一点で交わり、アークを開く鍵となる。救うため。閉ざすため。知るため。頑な心を抱きながらも、心の何処かでそれを疑ってしまう者達が、漆黒の扉を力一杯叩いた。生と死、正義と悪、真と偽。何もかもが対立する、正反対の人間らが織り成す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-10 00:03:59
2387文字
会話率:40%
星を守る者と、星を狩る者。
相反する存在の夢のような出逢い。
キーワード:
最終更新:2015-04-18 08:26:23
919文字
会話率:18%
勇者と魔王……決して切っては切れない運命にある、もはや因果関係とも取れる相反する存在。その二つの間に、関係の無い1つのピースが存在がその世界と噛み合ったとき、世界は大きく動き出す――のかっ!?
最終更新:2014-07-15 18:30:01
37846文字
会話率:40%
勇者と魔王……決して切っては切れない運命にある、もはや因果関係とも取れる相反する存在。その二つの間に、関係の無い1つのピースが存在がその世界と噛み合ったとき、世界は大きく動き出す――のかっ!?
最終更新:2013-03-12 01:42:37
4507文字
会話率:30%
上弦の月。下弦の月。それぞれは相反する存在でありながら、同じ物体である。
そんなある日の日常。
上永悠耶(うえながゆうや)は同じクラスの、宮下奈美(みやしたなみ)に淡い恋心を抱いていた。
しかし、その恋は予想もしない方向へと進んでゆく・・
・!
異世界×ラブコメ
全くわからないシリーズ、誕生しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-12 16:53:45
4611文字
会話率:37%
勇者と魔王。
善と悪。光と闇。互いに相反する存在。
古来より二つは相容れない存在とされ、数々の歴史もそれを証明してきた。
両者の争いは血と血で争うものがほとんどだった。
だが、その不毛な争いは意外な形で終わりを迎える。
魔王による人
間殲滅でもなく、勇者による魔王討伐でもなく、両者の和解という形で……
これが血を流さずに両者の権益を掛けて戦う「安全保障戦争」通称:保戦の始まりである。
これはツンデレ魔王様の元で働く軍団長(種族:スライム)のゆるゆる日常時々戦闘のお話である。
合言葉は…………「勘弁して下さいよ、魔王様!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-29 23:30:44
2664文字
会話率:27%
…コーラルワールド
この世界の言葉で"遥かなる大地"という意味の名を冠するこの世界
混沌の大地とも揶揄されるこの世界で、地球では空想上の物とされる様々な生物が地上を闊歩し
人々は森に住まい、山に住まい、ある時は大小の都
市を作り、それぞれに趣の大きく異なる土地を形成し
剣と銃、機械と魔法、ヒトと亜人
様々な相反する存在が、時には混沌と、またある時は整然と存在し、共生を続けていた
そして、そんな世界のとある時代に、大きな物語は始まりを告げる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-01 13:12:13
5564文字
会話率:21%