――俺は、親父に呪われている。
王や国などというものは無く、神の町が点在する世界。太陽も無く、人や神の魂であるたくさんの星が昼間の光源である。世界は平坦であり、球体ではない。その果てには遥か高く神々の世界へと続く絶壁があり、海はその遥
か高く降り注ぐ滝から続いている。
世界は別けられているが、神々は人間に優しい。自分達の司る力を石に宿し、人間に分け与えてやった。人間達は神々を称え、神の数だけ神殿を造り、周りに町を造った。
世界の果ての飛翔神の町で平和に暮らしていたはずのフォスターは、父親の霊が宿った帯を額に巻いてから生活が一変した。
寝ている間に憑依され勝手に身体を使われる、死んでしまったためできなかった重大な役目を押し付けられるはめになる、など頭の痛くなることばかりである。
フォスターにはリューナという妹がいる。彼女は全く目が見えない。旅に出ていた父親が戻ってきた時に連れてきたのがリューナだ。リューナをフォスターに預け、父親はそのまま死んだ。
そのリューナが最近狙われはじめた。誘拐未遂が繰り返される。目的ははっきりしているが、誰が首謀者なのかはわからない。目的はおそらくリューナの封じられた力を狙ってのことだろう。
誰かが、静かにリューナを狙っている。
**********************
すみません、クトゥルフ神話とは関係無いです。
昔(2004~2009)同人誌で出していた漫画を小説に書き直したものです。
もう既に無いホームページやガラケの頃にあった「マンガ☆ゲット」(もう無い)
にも掲載していたので、もしかしたら読んだことがある方もいるかもしれません……。
あと「Nolaノベル」様と「B-NOVEL」様(現在招待制のβ版)のところにも掲載しています。
旅に出るのは六章からになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 16:14:08
527455文字
会話率:62%
耳が聴こえない男の子と目が見えない女の子はどうやって思いを伝えあうか
桜並木を音無く歩く。
耳が聴こえない主人公の水瀬歩は夕陽が照らすひとつの高級車に目が留まった。
スモークガラスで中が見えない中、突然、ドアが開く。
不思議な少女を前
にする。
希望や絶望、喜怒哀楽を感じられない瞳に歩は惹かれた。
その虚無に恋をした。
コミュニケーションを取ろうとするが、一向に伝わらない。
彼女は盲目だった。
手話やボディランゲージでしかコミュニケーションを取ることしかできない歩は思いを伝えられず、そのまま少女は去って行ってしまった。
新学期が始まると、転校生としてその少女がやってきた。
再びコミュニケーションを取ろうとするが、かえって警戒され拒絶されてしまう。
絶望の最中ーー少女とコミュニケーションを取る方法を見つける。
コミュニケーションを通してお互いのことを理解し、共感し、ともに挑戦し体験する。
お互いの気持ちが強まる一方で、ある事件が起こる。
聴こえない、見えない。
それでも気持ちを伝えるにはどうすればいいか。
歩は模索し、少女に想いを伝える。
耳が聴こえない主人公と目が見えないヒロインとの人間ドラマを書かせていただきました。
扱う題材が非常にセンシティブで人によっては敬遠するような内容、及び、私に対して不信感を得る方もいらっしゃると思います。
事実、私は耳が聴こえて、目も見えます。実際の方々の気持ちは共感することはできません。
しかし、私も抱えているものがあり、だからこそ、他人に理解してほしい、共感してほしいという気持ちが理解できます。
理解できないこと、共感できないことがあるのは事実です。しかし、重要なのは理解しようとする気持ちだと思っております。
その理解したいという「思い」を伝えるため、「思いを伝える」というテーマで書かせていただきました。
テーマ自体はとてもシンプルなものです。シンプルだからこそ見落としがちなものです。
この作品を通して、私の伝えたい思い、そして甘い青春模様をお楽しみください。
よろしくお願いいたします。
雨月黛狼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 21:00:00
89250文字
会話率:40%
生まれつき目が見えない少年・アドンと、瞳を見た者を石化させてしまう“メデューサ”の少女・ルミア。闇の中に住む少年と、孤独の中に生きる少女。相容れない運命の二人が出会い、互いの存在を知ることで、淡くも儚い青春の光が生まれる。
やがて、アドンに
「手術で視力を取り戻せるかもしれない」という知らせがもたらされる。喜ぶアドンとは裏腹に、ルミアの胸には苦悩が募る。彼の視線が自分の瞳に触れてしまえば、石化という悲劇が起こるからだ。
そんな中、ルミアが選んだのは“自らの瞳の力を失う”という決断――。それは、彼女自身が光を失うことを意味していた。暗い運命の狭間で、二人が見つけ出す未来とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 20:00:00
10923文字
会話率:31%
目が見えない大学生の零花。様々な人と出会う中で自分の気持ちに気づいていって…。
キーワード:
最終更新:2025-01-02 15:57:12
2341文字
会話率:88%
リオネは、高熱を出した日に前世のことを思い出した。
自身が不治の病で満足に学校にも行けず運動もできず、20歳にも満たずに死んだことを。
そして今、前世日本の乙女ゲームの世界に転生したことに気づいた。
しかも、闇落ちしたラスボス令嬢となって
。
「闇落ちなんてしない!私は自由に生きて幸せになる!」
そう誓ったリオネは、前世で自由にできなかった分、魔法も運動も楽しく充実した生活を送る。
闇落ちの要因である義母や義姉を軽くあしらいながら。
ある日、一人の呪われた男性に会う。その人は小さい頃から目が見えないという呪いにかけられていた。
したいことがあるのにできない、という苦しみを前世で味わっているリオネは、何とかしてその子を助けたいと考える。
その男性が攻略キャラのロメオで――自分をいつか討伐するかもしれないキャラだとしても。
「――最初に見る光景は、君の顔だと決めていた」
「え、えっと、ロメオ…?」
(あれ、なんか思っていた感じと違うかも?)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 20:40:37
98539文字
会話率:42%
僕の好きな女の子は、生まれつき目が見えない女の子。
最終更新:2024-12-16 03:00:00
2151文字
会話率:68%
目が見えない女房か? 耳が聞こえない女房か? 口がきけない女房か?
俺の住む町では? 40歳まで独身だと、よその町から
新しく女房になる女性ひとを受け入れる事があった!
俺も、11月30日には40歳になる。
最終更新:2020-11-30 03:00:00
1466文字
会話率:15%
目が見えない君の目にぼくはなる!
ぼくは、盲導犬だ、、、!
初めての訓練で、ぼくはあたふた。
ぼくは、たくさんいる兄弟の中で5番目に産まれてきた男の子だよ。
そこから、一般の家で育ててもらって(パピーウォーカー)と言う人達だよ。
そし
て、立派な盲導犬として訓練されていく。
そんなぼくが、盲導犬の試験に受かったんだよ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-14 03:00:00
1778文字
会話率:23%
引きこもりの男が恋をしたのは、
目が見えない女性だった。
キーワード:
最終更新:2024-12-07 08:54:00
1426文字
会話率:0%
目が見えない私。真っ暗で何もできない病室に一人ぼっち。不安で眠れない時もあった。そんな時に聞こえた貴方の歌。それが私を救ってくれた。
これは不器用な女の子と男の子のお話。
最終更新:2024-11-27 07:00:00
10132文字
会話率:67%
目が見えない僕。周りの人が見る世界は知らないけどまわりの人が見れない世界を持っている。そんな僕のクラスに転校生ライヤがくる。僕の世界はどうなるうのか…
最終更新:2024-08-31 14:52:07
946文字
会話率:10%
ある夏の日の花火大会。目が見えない少女は家の縁側では何を見ていたのだが……
最終更新:2024-08-16 01:08:22
755文字
会話率:25%
元暗殺者の主人公は領主の娘の執事として雇われた。
そんな目が見えないお嬢の代わりに沢山の景色を見せると約束する。
お嬢と執事の関係とは?
何故お嬢は彼を雇ったか、そして激重お嬢の初恋の人は誰なのか?
最終更新:2024-08-10 09:31:04
3157文字
会話率:43%
持病で目が見えない少年。
手術を受けて、目は見える様になったけど目に後遺症が残る
その少年の少し不思議な夢と日常をほんの少しだけ見る小説です
最終更新:2024-06-08 21:48:02
410文字
会話率:82%
月乃下 結夢は"目"が見えない。
そんな彼女は16歳になり"初めての学校生活"が始まる。
ある条件下のもと、入学する事が出来た結夢の日常は暗く危険なもの。
それでも結夢は"夢をみる&
quot;。いつかの未来を見据えて。
これはそんな一人の少女が、地に足をつけ"夢"から逃げ続ける。
そんなガールズラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 00:01:28
26707文字
会話率:39%
『人生の最期を彼と一緒に生きたい。そう願っていたのに彼は私を諦めなかった──』
伯爵家では時折心を読むことができる子供が生まれていた。イリーナはその力を使って家族の役に立ってきたが、愛人の娘だったために冷遇され、家族は自分を道具としか見ず
に愛してくれない。
イリーナは異能の代償で目が見えなくなり、徐々に体も動かなくなっていく。余命は一年だと医者から宣告されてしまう。
そんな時、血も涙もないと評判の冷酷な皇帝ヴィルヘルムと知り合う。兄弟を殺して皇帝になったという経緯と見た目の恐ろしさ(=銀仮面)から周囲に距離を取られていた彼は、目が見えないゆえに偏見なく接してくるイリーナに好感と興味を持つ。
イリーナはそ異能で皇帝の暗殺未遂事件を未然に防ぎ、実家で虐待されていたところを皇帝に助け出されて求婚される。しかし余命のことがあるために一年間という条件で契約結婚をすることになって……。
これは不遇な少女が本当の愛を知り、能力の代償による死の呪いを乗り越えて、幸せになるまでの物語。
※最初は不遇描写がありますが、ハッピーエンドのシンデレラストーリーです。
※更新はゆっくりです。4月半ばくらいに完結目標折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 11:30:00
105362文字
会話率:34%
サト君とリーちゃん。
サト君は目が見えない。リーちゃんは足が不自由。
二人はいつも帰りが一緒。
でもしょっちゅう喧嘩をしてた。
ある日、サト君はあ黒い夜空に光を感じた。
それは見えていたのかいないのか。
心温まるような短編を。
どんな障が
いも、乗り越えて行けるように。
大切なのはその障がいの先に、何を見いだせるかだと、私は信じているから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-10 02:06:46
1701文字
会話率:33%
目が見えない程式琴巴は、言葉を何よりも大切にしていた。
だから、人並み以上に言葉には、敏感だ。彼女にとっての真の魔法は、『言葉』であるのだ。
「言葉は魔力」──彼女はよく口に出して、唱えた。彼女は自らに、言い聞かせたのだ。『そうであるよう
』に暗示を何度も何度も。きつく線を結び。
琴巴は現代屈指の『夜の魔法使い』として、その名を冠した。
───これは、そんな魔法使いの夜物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 21:50:02
5037文字
会話率:27%
私は生まれつき目が見えない盲目だった。この瞳は未だ、光というものを知らないでいる。
最終更新:2023-10-16 18:36:17
539文字
会話率:0%
私は目が見えない。
家にこもって毎日を過ごしている。
優しい婚約者が度々訪ねてきてくれるが、結婚に実感は湧かない。
夜になると、私の部屋を訪ねてきてくれる人がいる。他愛のない言葉を交わすだけの関係だが、心地よい。
この人と、今の関係を続けて
いくことができるのなら、一生独身でいても構わない。
だが、周囲はそれを許さない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 21:36:06
3417文字
会話率:40%
生まれつき目が見えない少女アナシスタ。
捨てられた彼女はある男性に拾われ本当の娘のように育てられる。
そんなある日彼女は運命の出会いを果たす。
それをきっかけに紐解けていく真実。
心に宿す瞳で彼女は何を見るのか。
————————
おお
よそ10話程度で終わらせようと思っています。
まだ最後まで書ききっていないですが、構想だけは練り終わったので、あとはモチベーションを上げて最後まで書ききりたいところです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 18:00:00
10283文字
会話率:27%
野球が上手くないけど、好きな少年の話です。
最終更新:2023-08-16 09:00:00
273文字
会話率:0%
戦国時代の真っただ中、とある村は危機に見舞われていた。
〈からくり〉という機械人形に乗った、侍くずれの〈野盗り(やどり)〉が襲ってきたのである。
少年ワカは〈からくり〉に乗り、〈野盗り〉を追い出すことに成功する。しかし〈野盗り〉は仲間を
引き連れて復讐してやると、声高に叫んだ。
これを重く見た村の衆——誰もが手足や体、心に傷、病を負っている——は、〈野盗り〉に対抗するため、侍を雇おうと考える。しかも、〈からくり〉に乗っている侍をだ。
そこでワカと、幼馴染であるイヅが〈町〉に赴き、侍を雇うための使者となる。
〈町〉にてどのような出会いがあるのか。
果たして〈からくり〉に乗った侍はいるのか。よしんば見つかったとして、村のために戦ってくれるか。
そして、〈野盗り〉に対抗することはできるのか。
生まれつき片目が見えないワカ。
果たして彼は、村を守り切ることができるだろうか——
※これは黒澤明監督作、「七人の侍」(1954年)をベースとした派生作品、平たく言えばパロディです。
また、本作はカクヨムにも投稿してあります。https://kakuyomu.jp/works/16816927862638822229折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 18:00:00
10319文字
会話率:55%