美しい母と共に、住み込みの使用人として生活する、みや。
みやは最近、「母娘共々監禁される」夢をよく見ることに悩んでいた。
みやの母は、新華族で占術を得意とする家門の生まれで、みやの見る夢はこれから起こり得る未来である。
今まで悪い夢を
見たときはそれらを変えてきたが、どうにも監禁される夢だけは消えてくれない。
焦るみやは、長年お世話になった町医者の「斑目家」から母娘で逃げようとするのだが――?
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 19:43:37
8965文字
会話率:43%
九尾の狐に娘が生まれていた。その娘は一人の男と出会い、普通の人間としての暮らしを望んでいたが、生まれながらにして妖怪だという運命に翻弄されていく。
元々の伝記を大きく変えてみました。
小説初心者です。ところどころ話の流れや時代背景がおかしな
部分が多いかもしれません。
文章も稚拙ですが、書く事の楽しさで書いてみました。
ご批判ご指導頂けましたら幸いです。
よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 20:17:51
24425文字
会話率:30%
美麗白狐の死霊軍団 妖幼女と共に大陸を襲うっ!
ヒノモトから転生し、祟り神と化した、美しき白狐の娘“楽市”は、異世界へその邪悪な瘴気をまき散らし、ありとあらゆる物を死に至らしめた。
それだけでは飽き足らず、巨大なスケルトンやゴーストを、
大陸へ大量に放ち異世界を蹂躙する――――
ように見える、狐娘のお話です。
藤見の森を行く。
夏の蒸し暑い夜である。月は見えない。
その中を、二匹の兄妹狐がすたすたと行く。これがただの狐ではない。
人の姿を模した白狐と呼ばれる、妖しの類であった。
「兄さま、早く!」
「わかった わかった」
「兄さま。早くしないと酒が逃げてしまいます!」
「楽市(らくいち)よ、酒が逃げるわけなかろうに」
二人は迷うことなく、馴染みの赤ちょうちんへ入った。
引き戸に触れることなく、するするとすり抜ける。兄妹はそう言う類の者だ。
店内には焼き鳥から滴る脂が炭に落ち、得も言われぬ匂いが立ち込めていた。
しばし飲む。するとほど良く酔った妹が兄に絡んだ。
「むふう、あたしはねえ。藤見のみんながいて、お酒があって、兄さまが居れば、後はなんにもいらないんだよー。ふふふ」
頬と首筋が桜色に染まり、艶っぽく兄を見つめている。
そんな仲睦まじく酒を飲む兄妹に、凶事が襲う。
何者かが二人の憑代である、狐の石像を破壊しようとしているのだ。
破壊されれば、兄妹の存在は消えてしまうだろう。
客も疎らになりちびちびやっていたら、いつの間にか妹が消える。
「楽市?」
そう言って訝しむ兄も、石像を破壊されその存在が消えていく。
破壊の痛みに倒れ伏し、もがき苦しむ兄。
しかし眼だけは虚空を睨み、その瞳に漆黒の憎悪を宿らせる。
「おのれ……誰だ、許さぬぞ……」
兄は石像の頭を砕かれるその瞬間まで、虚空を睨み続けた。
そして、異世界へ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 23:21:50
1444652文字
会話率:20%
私はあやかしの母と人間の父から生まれた妖狐の娘です。きつねのしっぽと耳があります。
両親が亡くなり独りぼっちになったある日、町に降りた私は人間の男の子に「嫁にする」と言われ、一緒に暮らすことになりました。
でも彼は、つやつやでふさふさな私の
しっぽを狙っています……!?
私は食べても美味しくありませんよ!!
これは両親を亡くして独りぼっちになったもふもふヒロインと、実家で虐げられていたあやかし祓い屋の少年が、幸せになっていく物語です。
※設定など緩め。軽い気持ちでお読みください。
あやかし和風ファンタジー。トレンドと毛色は違うかもしれませんが、読んでくれたら嬉しいです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 20:10:34
16842文字
会話率:42%
妖狐が運営する自然保護団体「九重会」で働く人間の青年、奏斗と九尾の狐の娘であるアヤメが動物と人間との問題を解決していくお話です。挿絵あります。
第壱話「キツネ姫とイタチ先生」
新興住宅街になる予定の山が「カマイタチ」による被害で工事が中断
していた。ふたりはそれを解決するため動物たちに「イタチ先生」と呼ばれている銀色のイタチに会うのだが……。
第弐話「キツネ姫とらいの鳥」
海に行きたいというライチョウの願いを叶えるため長野支所の蘇芳(すおう)と舞がやってきた。ライチョウとともに海に行った奏斗たちを待ち受けるモノとは……。
第参話「キツネ姫とムジナの子」
奏斗とアヤメは消えたムジナの行方を探していた。そこにアヤメの乳兄弟である双子、灰(くわい)と潤(うるみ)がアヤメの様子を見にくる。『ムジナ狩り』をするハクビシンたちからムジナの子を守ろうとする奏斗たちだったが……。
第肆㈣話 「キツネ姫と一途なオオカミ」
ある日アヤメたちの元へ7尾の百緑(びゃくりょく)の使いが助けを求めてやってくる。百緑が支所長を務める土佐では密かに生き延びていた狼たちが九重会の狐といがみ合っていた。(灰と潤が中心の話です)
第伍話 「キツネ姫と雪の雄鹿」
オープンしたばかりのスキー場で奏斗たちは野生動物の保護にあたることになった。しかしそこへ現れたのは雪でできた雄鹿と花嫁装束の女の姿だった。
第陸(六)話「キツネ姫と黒いモノたち」
突然訪ねて来た愛美が持ち込んだのは眠ったままの巨大なクジラと八咫烏の群れの問題だった。この問題に橡が絡んでいるとみたアヤメたちは愛美とともに橡のいる鳥取へと向かう。
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☆1話ごと主体となる生き物の話は完結します
☆全8or9話の予定です。
☆2020年4月より執筆方法を変えたので更新頻度が変わります。今後は書きあがり次第更新していこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 19:06:11
366039文字
会話率:56%
この世には、妖怪と呼ばれるモノ達が存在する。いわゆる、物の怪、妖、怪異ともいわれる人に見えざる存在である。
吉祥寺いなりはそんな妖怪の九尾の狐と人間との間に生まれた半妖怪だ。
とはいっても、彼女には人間の血が半分流れているわけで、別に妖
怪としての人生(妖生?)を生きるわけでもなく普通に人間社会に溶け込んで生活し、一般の高校に入学。しかし、平穏な高校生活が送れる思いきや、いなりのクラスには酒呑童子の血を引く大江山愁と烏天狗の松林黒羽と出会い、ひょんなことから日本の妖怪界で巻き起こる波乱に巻き込まれていくことに・・・・・。
クールなようでいて超鈍感な妖狐に、イケメンなのに馬鹿な鬼、ゆるふわ腹黒の烏天狗という超個性的な三組。さらに麒麟を宿す人間の少年・室咲北斗と西からやってきた暴れん坊狸娘・紫藤八重が加わった!
現実世界の裏側で、繰り広げられる妖怪達による妖術バトルアクション開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 19:00:00
182360文字
会話率:36%
人類と獣人の間に、大きい戦争が起きた。
その結果は、人類が勝ち繁栄していく一方、獣人が負け滅びていく。
数百年が経過し、獣人という種族が消されたとされている。
ある夜に、村からちょっと離れた場所で住む、石山大樹という二十歳の青年は、謎の狐の
娘と出会った。
彼女は無口で、野生で、人類の敵であった獣人の一人だ。
これから、彼と彼女の生活はどうなるか、月様しか知らないだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 23:55:11
23134文字
会話率:7%
大晦日と、元旦の間・・・
僕と雪狐の娘が産まれた。
この子が、健康でありますように・・・
皆が、幸せでありますように・・・
最終更新:2019-01-02 00:19:33
504文字
会話率:25%
絢鵺化(あやかし)と言う町の長屋には、おこんと言う名の妖怪狐の娘と、田山良善と言う剣術の腕は天下一品 しかしそれ以外はまるで駄目と言う、お人よしの二人組が暮らしていた。
いつものようにおこんが良善を叩き起こして長屋の掃除を言いつけて外に出る
と、その良善を目当てに現れたと言う男がいると言う話を聞く。
せかされて向かったおこんは、血走った眼光鋭い男と遭遇することになる。
これは、いつもとちょっと違う日を過ごした、妖怪狐と剣術バカの一日の切れっ端である。
なんちゃって時代劇風味の作品です。そして、拙作の一つ「妖怪町のお正月」の関連作品になります。
ーー 以下は無断転載対策文章ですので、お気になさらず。 ーー
作者:ぷちミント
初回投稿日:2018年 08月03日 11時22分
「小説家になろう」にて掲載中。
無断転載を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-03 11:42:29
10302文字
会話率:58%
何処にでも居る社会人の天宮 蓮《あまみや れん》は、後輩を助けるために、死んでしまった。
そして、目覚めたら最弱モンスターのスライムに転生してしまっていた。
鑑定スキルとスライムの能力で生き残れ!!
※作者は未熟者な上に生まれてはじめての
作品です。
温かく見守ってください。
誤字、脱字等ありましたらご連絡下さい。
不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 15:00:00
43027文字
会話率:15%
心優しいけれど少しおマヌケな森のくまさんと、幸せの青い鳥のお話。
狐の娘と狸の翁が出張ります。
これは、森のクマさんの幸せ探しの友情物語。
どうぞお楽しみくださいませ。(感想、評価、お待ちしております。)
最終更新:2013-02-03 15:08:17
4950文字
会話率:58%
戦国時代、あるところに一人の娘がいた。
いたって普通の娘だが、一つだけ人と違うことがあった。
それは、未来を予知できる能力を持っていること。
ある日突然、娘は村を追われる。
特殊な才能を持った娘は、村を出てあてのない旅に出る。
和風ファン
タジー
少女冒険もの折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-10 19:51:12
21184文字
会話率:33%