「ふぁ~あ……な、なん、なんだ!」
いつものように、部屋でくつろいでいたところ、突然ドタドタドタ! という音がした。隣の部屋かと思い顔を上げたその瞬間、玄関のほうから人が雪崩のように押し寄せてきたので、度肝を抜かれた。
『わ~お、なん
て狭いの!』
『それに物がたくさんある! これってゴミだよね? どうして捨てないんだろう?』
『きっと入れ物に使ったりしているんだよ。彼らは物を大切にする民族だからね』
『おお、彼がこの部屋の住人か!』
『ねえ見て! 歯が黄色いわ! だからイエローモンキーっていうのね!』
『はぁ、この匂い、くせになりそう……』
五人、六人……計七人の外国人が勝手に部屋に上がり、指をさして笑い、何かを話している。おれは学がないので、連中の言葉はまったくわからない。だが、好き放題物色されてはたまったものではない。おれは追い出そうと、一番近くにいた男の腕を掴んだ。
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最終更新:2024-09-10 11:00:00
2839文字
会話率:84%
先日私が書き記した物語が、少々不躾で御座いました。その謝罪に、いいえ、其れを抜きにしても訪れたかったとある御社。
周りは余りにも前衛的に、この御社も再建され、何もかもが真新しく変化していきます。
「なんだよ。寂しいのかぁ? 俺は結構好きな
んだが。新旧何方も味がある」
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
物を大切にすると言うこと。
物語を大切にすると言うこと。
新旧を愛でると言うこと。
これら全て同じこと。
幻想奇譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 13:24:11
1313文字
会話率:38%
公爵令嬢のレノールは婚約者に言い寄るエマに憎悪を募らせ、彼女を排除するための計画を練っていた。
毒を盛るか、崖から突き落とすか。様々な計略をくわだて、完全なる悪役令嬢となりつつあった彼女の元へ、一人の少年が現れる。
それは愛犬であるシークが
”ひとがえり”によって人間の姿になったモフモフ犬耳美少年であった。
彼の登場でレノールの日常は大きく変貌。誰にも見つからないようにシークをかくまいながら楽しい日々を過ごす。
そんなことをしているうちに、エマのことなどすっかりどうでもよくなってしまった。というか、そっちまで頭が回らなくなっていた。
そして、いよいよ迎えた婚約破棄のイベント当日。
婚約者から婚約破棄を言い渡されたレノールの元にモフモフ美少年のシークが現れる。
彼の登場に戸惑う貴族たち。
そこへ……新たな獣人が姿を現した。
エマが飼っていた猫も”ひとがえり”によって人間化していたのだ。
なんとエマが奪おうとしていたレノールの婚約者は、猫が傍にいるとくしゃみと涙が止まらなくなる体質だった。
猫が苦手だと分かった途端、飼い猫を突き飛ばして「お前はもういらない」と宣うエマ。
レノールは感情を爆発させて、動物を大切にしない不届き者に正義の拳をお見舞いする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-24 23:26:21
9844文字
会話率:29%
ヒナギクは身の回りの物を大切にしながら穏やかに暮らしていた。彼女に名づけられ命を持った猫のぬいぐるみ“ソラ”は、のんびりするのが好きだった。
最終更新:2023-04-12 14:55:16
8013文字
会話率:40%
口よりも手の速い暴力的な女の子と、ちょっぴりスケベな男の子が結婚する2475日前のお話。
最終更新:2022-11-10 23:55:40
1180文字
会話率:62%
学生の頃から付き合っている彼に社会人なってから疑問を感じるこのはちゃん。モヤモヤしている最中に彼が浮気をしたようで。悩んでる時に憧れの小説家と話す機会があって、人生のアドバイスを受けます。新しい生き方に飛び込むか、今手にしている物を大切にす
るか悩む20代前半の女の子の話です。サイドストーリーとして新婚のせいちゃんとなっちゃんが出てきます。
2019.12.27 魔法のiランド初出
2020.4.23 小説家になろう投稿
「わたしなんかにも生きる意味なんてあるんでしょうか?」
「きっと地球上の大部分の人は自分で自分のことを〝わたしなんか″と思って生きている。僕も20代はもっと迷っていたし、みんなきっとそう。でも自分なりにがんばって踏みとどまれば、踏みとどまろうとする人にはきっと、ちょっと違う30代が来ると思いますよ。人生はそういうところから少しずつ最終的に流れ着く先が違ってくるものなんです。」
…本文より抜粋 by火野蒼生(そうせい) 36歳折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 11:00:00
59429文字
会話率:64%
喫茶店、Cafe Shelly。
ここで出される魔法のコーヒー、シェリー・ブレンド。
このコーヒーを飲んだ人は、今自分が欲しいと思っているものの味がする。
このコーヒーを飲むことにより、人生の転機が訪れる人がたくさんいる。
今日のお客様は
フリーのグラフィックデザイナーの島渕。
今まで使っていたパソコンが調子悪くなり、友達のパソコンレスキューの木下に連絡を取ると、そこで派遣されたのが宗田という女の子であった。
宗田はパソコンに語りかけるようにして修理をすると、今まで以上の働きを見せるパソコン。
その秘密を宗田に聞いたところ、かつて「物は生きている」ということを高校の先生から聞いたとのこと。
その高校の先生こそがカフェ・シェリーのマスターであった。
そこでカフェ・シェリーに足を運ぶ島渕だが、ここで本当に物を大切にすることの意味を知る。
その結果、島渕の仕事は、そしてプライベートの生活はどのように変わっていくのか?
この作品はAmeba Blog(https://ameblo.jp/cafe-shelly/)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 15:50:42
15435文字
会話率:63%
少年セシルは、貴族や平民からも酷い仕打ちを受ける貧乏羊飼い。
しかしセシルは、動物を大切にしてコツコツと放牧のスキルを磨き続けると、美少女ダークエルフやクソヤバい魔獣の群れまで「放牧」出来るようになってしまう。
「貴様、魔獣軍団で戦
争する気か!?」
「いえ、魔物を放牧してるだけです」
「暗殺者集団を引き連れて何をする気だ!?」
「いえ、少しヤバい人達を放牧しているんです」
これは迫害された亜人や魔物を引き連れて、最強の魔獣使いと呼ばれた男の、成り上がり放牧物語。時の皇帝すら跪かせた羊飼いの人生大逆転劇が今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-06 13:15:17
36583文字
会話率:46%
今回は、私とネコバーは、倉庫の整理をしていた。
しかし、物を大切にする精神、習慣が、ネコバーの中で強いため捨てるという行動ができないのである。
この話には、オチは全くなく、日常で思ったことを書きました。
最終更新:2019-07-25 22:26:07
262文字
会話率:13%
幼い頃、遊んでいた山の中で、山の神様といわれている天狗が怪我しているのを助けた澪。それから10年経ち、都心へと暮らし始めた今でも、彼女はそのお伽話のような思い出を忘れられずにいた。彼が残した、美しい貰い物を大切にしながら…
本意ではない都心
での暮らし。お盆休みとなり、彼女は故郷の山に囲まれた村に久しぶりに帰ってくる…
※今回は気まぐれでなく、書きたくて書いた短編ですが、クオリティは相変わらずです。話的には気に入ってるので、優しい気持ちで読んで頂けると有り難いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 11:18:52
4167文字
会話率:28%
男は大切な物を大切にする。
大切な物が心配な男は、どんどん大切にする。
いつしか彼の周りには大切な物以外いなくなってしまった。
大切な物は、本当に一番の宝物だったのだろうか。
最終更新:2018-11-12 08:09:27
614文字
会話率:0%
物を大切にすることは大事だと思いました。
最終更新:2018-02-10 00:21:15
1397文字
会話率:29%
平凡なOL風間花梨が『金糸雀』という、特別な能力を有した人物と出会い、その人物を大切にする上流階級の人間とのやりとりの中で、記憶の奥底に封じ込めていたトラウマと、大切な記憶を取り戻し、そして自身の特殊な生まれの経緯…自身も金糸雀の血を引くこ
とを知り、そしてその事を受け入れつつも、長きに渡って封じていた思いを貫き通す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-07 18:17:14
56473文字
会話率:39%
使い終わった修正テープをじっくりと見て、
思い付いたこと、やってみたこと、
詩にしてみました。
本来捨てられるだけの
空になった修正テープに
何を思うのか
楽しんで頂けましたら幸いです。
最終更新:2017-08-19 13:51:47
509文字
会話率:0%
昔々あるところに穂太郎という音が住んでおった。穂太郎は誠実な男で物を大切にし、欠かさず働き…まあ、とにかく真面目で良い男だった。
そんな穂太郎は冬のある日に鬼に出会ってしまう。酒盛り勝負に負ければ食べ物をすべて持っていくという鬼に穂太郎は困
り果て…
◆◇◆◇◆◇
息抜きに日本昔なんとか見たいな感じで書いて見ました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 15:06:08
3786文字
会話率:45%
“十六歳の贈り物を大切にしなさい”
「その言葉」は私の人生を変えるものでした──
気の強い女子高生×彼女を守る青年コンビが悪霊払い!学園ファンタジー
キーワード:
最終更新:2015-12-03 14:48:12
474文字
会話率:70%
ジャンヌダルクの自転車が栗か何かに接触して悲しい事になったという感じの話。
最終更新:2013-11-25 21:37:25
926文字
会話率:0%
小さいころから画家の父親に連れられて世界中を巡っていた風波漱介。
十七歳の五月。漱介は両親から「そろそろ落ち着こう」と言われ故郷である日本に戻って来た。トラックに揺られながら、行く先は現代と自然が調和された町、諷詠町。そこで漱介を待って
いたのは、「物」宿りし神々たちのと邂逅だった。
物を大切にする心が紡ぐ、現代学園ファンタジーの開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-06 22:15:33
18776文字
会話率:50%
実話を元にしたお話。物は使い捨て、そんな時代に生まれた若い二人が、車を通して物を大切にする大事さその意味と愛着への喜びを体験し、車側から見た二人との絆を、絵本の様な可愛らしいタッチで描いてみました。
最終更新:2009-05-04 02:11:22
2338文字
会話率:18%
ある男の、物を大切に扱わないがために招いた悲劇の話…。あなたも物を粗末にし、欲に囚われ過ぎるといつか残酷な目に遭いますよ…
最終更新:2006-12-15 15:56:40
1612文字
会話率:23%