星降る夜に転生した鈴音(りんね)――今世は鈴(りん)――
彼女の頭上で煌く星――記憶の欠片――が転生した元ペットへと宿り、記憶が蘇る。
前世、鈴音のペットだった黒猫、赤茶の兎、白いオウムはそれぞれ獣人に転生していた。
「鈴音は俺のツガ
イ」今世こそ番いたいと願った者
「ずっと共に在りたい」と執着する者
「今世はオレが守ってやる」と兄として見守ることを決意する者
それぞれの想いを抱いて
だけど、当の本人は……
「君は、”鈴音”?」
「……リンネって、誰ですか?」
前世の記憶持ちなのに、肝心の思い出は一切覚えていなかった。
追っ掛け獣人×ワケあって恋愛に消極的な女の子
時も種族も超えた一途な追っ掛けラブコメディ!
★服装はアジア一帯を混ぜ込んだ感じで、一般的な服装はアオザイ、チャンパオの他、民族衣装など。
★人族の国は洋装(西洋衣装)です。交易しているので日本でいう大正時代のように、和と洋いいとこ取りな食文化が獣人国にも広まりつつあるという独自の文化設定です。
★男女主人公なので、同程度に視点描写があります(他者視点もあり)
「***」は鈴、「◇◇◇」は蓮生、「◆◆◆」は他者視点です。鈴以外が主体のものは、side○○とタイトル脇につきます。
★残酷描写は中盤に少しあるかな?程度。その他設定はゆるめのご都合的な部分も多いかと思います。法律や文化などはあくまでこの世界線での創作物として読んで頂けると幸いです。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 07:07:10
294940文字
会話率:43%
飯山九音には花音という双子の姉がいる。放課後に河川敷でヴァイオリンの練習をするのが日課の花音は、ある日見知らぬキャラクターのアクリルキーホルダーを持ち帰ってきて、そのキャラがいたく気に入った様子だった。通りすがりの男性からもらったというその
アクキーのキャラを調べた結果、無名絵師のオリジナルキャラクターであることが判明した。毎日多くの時間を費やしてイラストを世に送り出し地道にフォロワーを集めてきた九音にとって、その無名絵師の消極的な活動姿勢は苛立ちを覚えるものだった。
秋谷大河には大洋という双子の弟がいる。ある日大洋は通りすがりの少女にアクキーをあげてしまったからもう一つ欲しいと、制作者である大河に言ってきた。その後日、大河は自分のアクキーがSNSでバズっている様子を見つけて困惑することになる。
これは価値観を異にする二人の絵師と、それぞれの双子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 06:10:00
418515文字
会話率:58%
異能が秘匿されている現代日本の「天月区」で、未来を予知する異能《フォーサイト》を持つ高校生、風間颯太。彼は異能を使うことに消極的で、失踪した兄の存在が心に重くのしかかっている。ある日、学園で異能者による暴走事件が発生し、颯太は“未来が視えな
い”異常事態に直面。そこで出会った謎の少女、綾城紫苑は、未来が視えない唯一の存在で、颯太をさらに深い謎へと引き込む。
颯太は紫苑と共に、学園内の異能暴走事件の背後にある謎の組織《アルカ・システム》とその目的を追い始める。次第に、自身の異能が「終焉契約」の後継者として選ばれた重要な力であることを知り、未来を操作できる“観測者”として覚醒していく。
物語は、颯太が世界を救うための選択を迫られる過程を描く。彼が契約を受け入れれば、愛する人々を失うことに。拒絶すれば世界が崩壊する危機に。最終的に颯太は、自らの力で未来を切り拓く決意を固め、命を賭けて世界を守るために立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-13 23:22:26
6840文字
会話率:36%
35歳の陰キャ派遣社員のおっさんが、ある日倉庫の作業中に事故死。気が付くと幽霊になって異世界に。
彼は死んだ人間に憑依することで、その人間の記憶と能力を受け継ぐことが出来た。
ヘタレで地味な男の願望は、ただただ目立たず静かに生きること。
し
かし、男が憑依した死体達の人生は皆、波乱万丈。平凡の要素などかけらもない。
そして、男は嫌々他人の人生の義務を背負わされて生きていくことに。
これは、消極的なダメ人間を自認するおっさんが、病弱な子供になったり、悪役少年になったり、エルフ少女になったりと、次々と別々の人間の人生を生かされて、嫌々奮闘していく、ちょっと切ないヒューマンギャグ冒険ストリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 23:04:08
469961文字
会話率:32%
登山中に迷い家に迷い込んだ主人公カミヒトは、妖怪とんでもない美少女と出会う。この出会いをきっかけに、カミヒトは発光している女神に強制的に神にされ、日本と異世界で信仰を集めるため、神として活動することになる。
妖怪とんでもない美少女を筆
頭に、日本、異世界で眷属を増やしながら、様々な問題を神として解決していく。
日本では心霊現象、怪奇現象、都市伝説に遭遇し、またその原因を自ら作ったり、超常的な存在と時には戦い、時には共闘し、時にはお願いされる。
そして、それぞれの神を奉ずる「御三家」の問題とも複雑に絡んでいく。
もう一つの世界――
五大悪氣と呼ばれるすべての生物の驚異となる厄災にさらされている世界。幾度となく破滅の危機に陥ったが、しかし、この世界には“伝説の何か”と呼ばれる救世の何かが現れる。
千年前の“伝説の何か”である“伝説の聖女”カトリーヌは世界を救うため、カトリーヌ教を作り悪氣を浄化し続けてきた。しかし、いい加減なカトリーヌは問題を先送りにしまくって、どんどん負債が積み上がり、千年経った今、どうにもならない自体になっていた。新しい“伝説の何か”を求め、今代の“伝説の何か”の祭神であるカミヒトを見つけたカトリーヌは面倒事を全部押し付けようとするが……。
今代の“伝説の何か”である“伝説の神社”の祭神として、日本と異世界を愉快で個性的な仲間達とともに駆け巡るギャグ多めのファンタジー。
主人公:野丸嘉彌仁(のまる かみひと) 普通の会社員。20代後半。臆病、消極的、善良な青年。
伝説の聖女:カトリーヌ。ガッツリと登場するのは第二章の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 13:06:51
720968文字
会話率:54%
新年度って目標みたいなこと考えます。今年はどうしようかな。
最終更新:2025-04-02 08:19:29
633文字
会話率:0%
巷で騒がれている存在、怪盗ナイト。神出鬼没で、突如届く予告状通りに必ず宝飾等の貴重品が盗み出されてしまうと噂されている。
一方、サンカリュア王国の第五王女殿下であるローゼは、自身のふくよかな体型によって婚約相手が決まらず、結婚に対して消極的
になっていた。そんな時に招かれた伯爵家の夜会で、令嬢から飲み物をドレスに零されたところを助けてくれた美貌の公爵家三男であるゾイスと交流し、ゾイスに惹かれていく。しかし隣国のアニビア大帝国の第一皇子と第二皇子に出会ったことによって、第二皇子から求婚されてしまう。そこで、婚姻についての話し合いをするために皇后の生誕パーティーに参加することになる。その生誕パーティーには怪盗からの予告状も届き、波乱の予感が。そしてローゼ達はアニビア大帝国に訪れるも、話し合いは行われず、それどころか皇后の生誕パーティーにて、第二皇子の婚約者として紹介されそうになり、ローゼは全てを諦めそうになるが……?
ぽっちゃり姫が怪盗に溺愛されて、幸せになるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 03:30:01
43156文字
会話率:27%
貧乏子爵家の当主キース・レッドフィールド。彼は自身が抱える『とある事情』によって、結婚適齢期であるにも関わらずお一人様を謳歌して...いられる訳もなく、今日も今日とて問題事と問題児しかいない領地の運営に頭を悩ませていた。そんな彼の元に、とあ
る報せが届く。
「は?結婚だと?王都の女と?御免被る!!」
特産品も無い、金も無い、観光スポットもない、娯楽も無い。無い無い尽くしの領地に嫁ぎに来るのは、由緒正しい公爵家のお嬢様。大変面倒臭そうな縁談に消極的なキース君24歳の未来はどうなる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 01:50:38
36855文字
会話率:56%
一八世紀末、日本では浅間山が大噴火をおこし天明の大飢饉が発生する。当時の権力者田沼意次は一〇代将軍家治の急死とともに失脚し、その後松平定信が老中首座に就任する。
遠く離れたフランスでは革命の意気が揚がる。ロシアは積極的に蝦夷地への進出を
進めており、遠くない未来ヨーロッパの船が日本にやってくることが予想された。
時ここに至り、老中松平定信は消極的であるとはいえ、外国への備えを画策する。
大権現家康公の秘中の秘、後に『蘭癖高家』と呼ばれる旗本を登用することを――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 10:15:39
80359文字
会話率:27%
特異体質が故に死にたくても死ぬ事が出来ない主人公
一 恭(はじめ きょう)
それを見兼ねた義理の兄健二郎は恭に二学期を生活する上での使命を下す。
「仲良くできる友達を作って俺の前に連れてこい!」
人付き合いに消極的で健二郎に依存する恭にとっ
て最難関の試練を言い渡され、恭の新学期が始まる。
そしてまだ見ぬ出会いは新しい事件へと繋がっていくのだった。
死にたがり主人公と癖強人物達が繰り広げる青春サスペンス群像劇
期待を裏切る結末達を見届けろ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 16:37:00
10240文字
会話率:51%
とあるモブ転生した女はこのまま原作が始まってしまえば色々と面倒かつ大変な事になると悟ってしまう。
どうしたものかと悩んでいた時に、ふとした事で原作を潰す機会が訪れた――直接手を下す勇気はないために、彼女は消極的な方法を選ぶ事にする。
結果としてそれは上手くいってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 06:00:00
7951文字
会話率:1%
今年の春、19歳の大学1年生である智也は親元を離れ、慣れない東京で一人暮らしを始めた。彼の外見は一言で言って不細工。背が低く、一重で団子鼻。食欲旺盛な小太りで、モテる要素は皆無に等しい。だからあだ名は「ブーちゃん」と呼ばれていた。
智
也のの趣味は裏山でのぼっちキャンプ。高校生活最後のぼっちキャンプで、三体のお地蔵様がいる洞窟を発見した。
智也は、三体のお地蔵様から「不遇な扱いを受けて苦しんでいる者達を救って欲しい」という願いと共に、「言語能力」「鑑定」そして「能力100万倍」という驚異的なエクストラスキルを授かった。
お地蔵様の助言に従い異世界へと旅立った智也は、そこで異様な環境を目の当たりにする。この世界は地球とはあべこべであった。美意識は地球とは正反対。しかも男性は女性よりも背が低く、痩せて弱々しかった。更に性に対しても消極的。それに比べ女性は勇ましく、体格も男性よりも大きく性欲も旺盛であった。
地球では不細工でモテなかった智也は、異世界では超絶美男子として扱われた。そしてその異世界で地球では絶世の美女である女性たちが迫害を受け、劣悪な環境下で奴隷として働かされている光景を目の当たりにする。
彼女達を救うため、智也はお地蔵様から授かった固有スキル「能力100万倍」を駆使して、多くの奴隷達を救い出し、奴隷達が安全に住める地を築いていく。
しかしこのスキルには「性欲が100万倍」に上がってしまうという副作用も隠されていた。
この物語は、お地蔵様から授かった能力を駆使し、あべこべな世界で妨げられている者達を救いだし、様々な奴隷と愛を育みながら、巨大奴隷国家を築く壮大な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:46:56
72881文字
会話率:25%
低音障害型感音難聴は、再発の可能性がある。
完治を目指せる病気だと言われていても、症状が落ち着いて、学校に行けるようになったときに陽咲【ひさき】は感じた。
『再発』って言葉に、怯えるようになった。
今までは気にならなかった大きな音や、学校
中に広がる賑やかな声が、異様な恐怖感を与えてくる。
消極的な生き方をするようになってしまった陽咲は、同い年の音宮坂書架【おとみやさかふみか】と過ごす昼休みの時間に居心地の良さを感じていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 18:20:00
20408文字
会話率:40%
SF風ファンタジー。
青い地球、そこに人々は住めなくなった。
カウントダウンされいてく2週間という時間。
内向的で、消極的な、チアキ・ハセガワ19歳は追い立てられるように消去法の旅に出た。
一生に一度の故郷との別離。
そして新
たに始めた『惑星CA-N』での生活。
たった一度だけ、仕事の一環としてすれ違っただけの名誉公務員のショウ・ヨコヤマからの手紙が届いた。
銀河標準暦127年12月31日 12:00 地球上から人類は消滅。
前年8月12日に施行された『地球並びに地球の全ての動植物の権利に関する条約』通称『地球保全法』により、地球外の移住すべて完了。
これより、地球は<ヘブン>となる。
生きた人間の24時間以上の滞在は禁止され、人類の墓標となった。
まっすぐと歩いていた。
どこまでも続くように錯覚させられる、舗装された道を娘は歩き続けていた。
東へ、東へと。
海のある場所、太陽が昇る場所へ。
迷いもなく、しっかりとした足取りで歩いていく。
やがて、たどりつく。約束の場所に――。
自サイトにも「紅の空」にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 20:00:00
28230文字
会話率:17%
小さな村に住むりゅうきとひな。りゅうきは虚勢をはりがちな少年で、どこか新しい挑戦に対して消極的な一面を持っていた。一方、ひなは他人を尊重し、どんな新しい環境にもすぐに馴染む性格の持ち主で、常に前向きに冒険に取り組んでいた。
ある日、村に奇
妙な銀の足音が響き渡り、二人はその音に引き寄せられる。音の源を探しながら、村を越え、森の中へと進む二人。ひなは自然に勇気を持ち、りゅうきは次第に彼女に影響され、冒険に心を開いていく。ついに彼らは、時間が揺れるような不安定な感覚を感じながら、謎の扉の前にたどり着く。その扉の向こうには、未知の世界が広がっているように感じられた。
ひなは一歩踏み出し、りゅうきもその後に続く。二人は新たな冒険を始め、銀の足音が二人を導く大切な証となり、自分たちの内なる力を発見する旅が始まった。
物語は、りゅうきが怠け癖を乗り越え、ひなと共に成長していく姿を描き、未知の世界での冒険を通じて彼らが新しい自分を見つける過程を描いています。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-10 13:21:21
1019文字
会話率:25%
三賀 千明は引きこもりニート二十歳。極たまに必要に駆られて外出する以外は殆ど全く家から出ず、二十歳にして体力も衰え外出する気力すらなくなっていき余計に家から出なくなるという負のループに陥った女であった。
漠然とした不安を抱え時間を無為に
消費し、毎晩もう二度と目が覚めないようにと願って朝目が覚める度に絶望する。そんな緩やかにどん底へと繋がるような日常を転がり落ちていた彼女はしかし、ある日自宅の階段から足を滑らせ気が付くと見知らぬ場所に立っていた。
混乱する千明を囲むのは現代日本ではなかなか見ない服装の者たち。よく見ると自身の立つ床には魔法陣のようなものがあり、知らぬ間にカルト教団にでも誘拐されたのかと困惑する頭で考える千明だったが____次の瞬間、その部屋の扉が開かれこれまた見慣れない服装をした者たちが部屋になだれ込む。そして彼らは千明の姿を認め顔を歪めると、はきはきとした調子で声を発した。
「法令違反の疑いのため貴様らを拘束する! 『秩序の塔』本部への同行を願おうか!」
どうやら異世界トリップなんてものを果たしてしまったらしい。そう千明が悟る頃、もうひとつの事実に彼女は気が付く。
____この世界の人たちの異世界人を見る目は冷たい。
『■■、■■■■』
これは極めて消極的な一人の人間がひたすらに巻き込まれ、とばっちりをくらい疲弊しながらも人々と心を通わせるハートフルストーリーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 00:00:00
100033文字
会話率:42%
アデルとオデットは落ちぶれ貴族の娘。
さっぱりスッキリな性格の姉アデルが恋に消極的なのは、前世で美形男子に恋をして痛い目にあったから。二度あることは三度ある。恋はビジネスと割り切ってゆきたいところ。
妹オデットは小動物系女子だけれど、アデル
お姉ちゃまが大好きで、男子にはまったく興味なし。
アデルとしては「イケメンの優男は危険。長生きの敵」という過去の経験を活かし、おひとり様人生を歩むか、無難な相手と安定したお付き合いをしての結婚を望みたいところ。
なのにどうして、イケメン先輩と共に森で巨大毒虫相手に戦うはめに!?
そしてお姉ちゃま大好きな妹の恋の行方はいかにーー?
☆いつものようにハッピーエンドはお約束です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 00:50:43
176232文字
会話率:39%
公爵令嬢のエレーナは幼い頃より病弱でよく寝込んでいたため、恋愛には臆病で消極的だった。そんなありのままのエレーナに魅力を感じているというスクム第二王子からの婚約の申し込みがあり、自分が体調不良の時に王子殿下のパートナーとして役割を果たせるよ
うに、エレーナは自分とそっくりの影武者を雇うようになる。王宮で無事、デビュタントを終えたエレーナは庭園に佇む婚約者のスクム王子と自分そっくりの影武者の姿を目撃してしまう。そのおかげで、自分の気持ちに向き合えるようになったエレーナだけれど……。
恋に臆病で鈍感なエレーナとその周りで温かく見守っている人たちのほんわかストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 08:33:07
10531文字
会話率:39%
────これはやがて、恋に繋がる2人の水色の春の物語。「俺の声が遥に聞こえてほしい。なんどでも呼ぶから、どうかその耳に届いてほしい」
小学6年生の天辻拓馬は5度目の転校を経験する。しかし転校初日からクラスメイトと衝突してしまう。そんな問題児
の彼が優等生になれるのは学校の図書室。彼はそこで水色の髪の生徒と出会う。その子に見とれた天辻はすかさず話しかけたが無視をされてしまう。だがその子は無視をしたわけはなかった。天辻拓馬が話しかけたのは月先遥──彼は耳が聞こえない。そのせいか月先は消極的な性格だった。しかしそんな月先を知りたいと思った天辻は『筆談』を通して交流していく。その中で天辻は自分が抱く月先への感情に、疑問をいだくようになる。彼の疑問をよそに2人の仲は友達から親友へと深まっていく。喧嘩っ早い天辻と音が聞こえない月先。2人が過ごしたわずかな時間が後に、現実を超越する奇跡を起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 17:02:52
48131文字
会話率:40%
晴れて高校一年生となった僕、春山勝喜(はるやま かつき)は早くも新生活に悩んでいた。特に社交的でも明るいというわけでもない。
むしろ消極的引っ込み思案な僕は、クラスに上手くなじめない。そうこうしているうちに、部活動を選択し入部届の提出期限が
迫ってきた。
部活が盛んで必ずどこかに所属しなければならない風潮のこの高校で。
スポーツ万能というわけでもなく、かといって芸術的才能も音楽センスにも秀でているわけでもない。
そんな僕が部活選びに苦心していると、アイドル顔負けの美少女に勧誘された。
「ねぇ、『主人公』になってみない?」
「茶道部には入れば、誰でも『主役』になれるよ」
黒く長い髪をなびかせた2年生の茶道部部長、秋芳香奈衣(あきよし かなえ)先輩に優しく声をかけられた。
思えばそれがすべての始まりだった。
そして今日の部活でも……
「春山くん、今まで黙ってたんだけどね。本当は女の子しか茶道部に入れないのよ」
「そんなこと、あるわけないじゃないですか」
「だからね、これからは、バレないように女装してきて」
「……何言ってるんですか? 部長?」
「ここに女子用の制服あるから着てみて」
「嫌ですよ。っていうか、どこから用意したんです? その制服」
黙っていれば美少女の部長。でも、急にからかってきたり、隙あらばくっ付いてきたり、たまに年上っぽく振舞ったり、時折可愛くみせたり。部活のたびに部長にもてあそばれる僕。
部活の先輩後輩であり、友達でもあり、仲間でもあり、姉弟でもあるような。
そんな恋人?ではないような関係……
つかずはなれず、ゆっくりと過ぎていく時間。今日はいったいどんな事件が起きるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 17:34:24
961395文字
会話率:46%
地味で内気で消極的な高校生の春山勝喜(はるやま かつき)は無事に進級して2年生に。
新学期が始まると、クラスには留学生がやって来た。彼女は、はるばるノルウェーからニンジャを探しに留学してきたという、金髪碧眼のグラビアアイドル。諾乳《だくにゅ
う》の威天使《いてんし》と呼ばれるイングリーデゥ・エルスタッドさん。そんな彼女は、どうやらモブキャラの春山くんに興味を持ったようです。
これは『僕は茶道部部長に弄ばれる』の別次元のサイドストーリーとなっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 19:41:52
10496文字
会話率:47%
私には一卵性の双子の姉がいた。
姿かたちは同じだけど、性格は全然違う。わがままで自由奔放な姉。それに対し私は消極的で内気な人間。
勉強もバイトもせず、毎日遊び歩いてる姉。なのに親や教師からは特別扱い。クラスの人気者で異性からも好かれている。
こんな女のどこがいいのだろうか?いつも姉は、いい思いばかりして、私は振り回される損な役回り。
アイツばっか幸せそうにして。
少しばかり早く生まれただけで……
姉というだけで。
エブリスタの、三行だけの小説から長編小説まで100文字(三行程度)~8000文字。『超・妄想コンテスト』第189回テーマ「○○になりたい」参加作品、「たった一秒、一文字、一座席で」を加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 14:05:52
8249文字
会話率:10%