リュオクス国にて王都立騎士団第二師団長を務めているフィア・リウゼンシュタインは、本日をもって退団し、辺境の遊離騎士団に異動することになっていた。
フィアは、奔放な噂の多い麗しき団長として耳目を集めていたが、真実を煙に巻きながら、その振る舞い
で噂をはねのけてきている。
そして、フィアは自分の出自や秘密から、「王都の人間とは絶対に深い仲にならない」と公言していた。にもかかわらず……。
出立前夜に、片思い相手の第一師団長であり総督の息子、ゼクス・シュレーベンと一夜を共にしてしまう。
宰相娘と婚約関係にあるゼクスとの、たしかな記憶のない一夜に不安を覚えつつも、自国で反乱が起きたとの報告を受け、フィアは帰国を余儀なくされた。
リュオクス国と敵対関係にある自国では、望まない婚姻が待ち受けており、フィアの父である王を倒し王の座を略奪したテオドールとの束縛婚が始まる。
フィアを溺愛し閉じこめるテオドールは、フィアとの子を求め、ひたすらに愛を注ぐが……。
フィアは抑制剤や抑制魔法により、懐妊を断固拒否!
その後、フィアの懐妊が分かるが、テオドールの子ではないのは明らかで……。フィアは子ども逃がすために作戦を開始する。
作戦は一見成功したが、大きな見落としがあった。フィアは子どもを護るために、テオドールと取り引きをする。
テオドールが求めたのは、フィアが国を出てから今までの記憶だった――――。
テオドールに記憶も王位継承権も奪われたフィアは、かつての片思い相手であり、敵国総督となったゼクスにより王都へと避難させられる。
記憶のないフィアは、かつての自分、フィア・リウゼンシュタインの噂や謎に迫る。
継承権を失ったフィアは母国を奪取出来るのか?
そして、恋は実る気配はあるのか?
フィアの正体を知りたい総督ゼクスと、フィアを囲いたい略奪王テオドール。
共に闘う?溺愛される?フィアが本当に望むのは?
母国奪還を目指すフィアの三角育児恋愛関係×女王爆誕ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 19:00:00
171619文字
会話率:38%
敗戦国の姫としてクラウディア王国の捕虜となったレティシア。その身は王太子の騎士に下賜され、妻として嫁ぐことになる。
どちらとも望まぬ結婚だった。愛のない結婚だった。
最終更新:2018-09-04 09:57:11
5296文字
会話率:24%
物心ついた時から塔に幽閉されていた『呪われた姫』
生涯をそこで終えるかと悲嘆に暮れるお姫様は、隣国の王子と結婚する事になりました。塔から出てお城に戻って、優しい王子様と結ばれたお姫様は幸せに暮らしましたとさ。
「いや、私そんなの望んでない
し。ずっと塔で静かに暮らしてたいし、貴族的な駆け引きとか絶対無理なんですが…」
そんな本音が言えない転生済みお姫様と、その周囲の思惑が絡んで一筋縄ではいかない結婚騒動。
異世界転生物ですが、魔法とか魔物とかは出てこない予定です。R15は念のため。R18展開になる場合ぼかして描写します。
更新はなるべく早くします。頑張ります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-22 00:53:07
19429文字
会話率:21%
とある島の、とある国に、たいそう美しい姫君がいた。そしてその姫を嫁にと狙う暴君の手がいよいよという時、姫が下した決断と、姫を愛した民のお話。
( 心 は 、 側 に )
最終更新:2017-04-21 22:10:31
3199文字
会話率:48%
望まない婚姻を拒絶しようとした少女は、呪いの首輪を嵌められ、オーガの森に捨てられてしまいます。そんな少女を拾ったのは、オーガの王、その人でした。
最終更新:2016-11-02 21:50:04
11572文字
会話率:28%
貴族の娘に生まれたからには、望まない婚姻を強いられるのは、覚悟の上だった……けれど、突きつけられた婚約者は、自分の半分にも満たない幼子で――生涯を遂げる者がわたしでないとしても、わたしは全力を賭して、あなたを支えます……年の離れた二人の恋物
語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-20 20:32:17
97018文字
会話率:31%