マリス・レオンハートの住む世界は魔法が存在する。
魔力には色があり、その色の数が多ければ多いほど複数の属性を扱え優秀な魔導師と言われるそんな世界だ。
魔法が使えると言っても大抵のものは一色。割と優秀と呼ばれる者でも二色といったところだ。
皇帝に仕える宮廷魔導師ともなれば三色、四色魔導師と呼ばれ3つ、4つの属性を扱えるエリート中のエリート。
現在世界最強と呼ばれる魔導師クレイ・グレモリーですら五色なのだ。
そんな世界で伝説と呼ばれる存在、魔導師の最高峰七色。
この国の初代国王が七色であったとかなんとか。
しかしそんな中マリスは七色の魔力を持って生まれてしまった。
マリスは極力静かに生きていきたいと常日頃から願っている。
マリスは目立つことが嫌いだ。
その存在が明るみになれば、国を挙げてどころか世界がお祭り騒ぎだ。
今の所知っているのは極一部の関係者のみ。
両親に言われた言葉がある。
目立ちたくなければ必ず隠し通せと。
バレればお前が望む平穏は得られないだろうと。
やってやろうじゃないか、なんとしても隠し通して墓まで持って行ってやる。
七色の魔力を持つ者を人は虹色魔導師と呼ぶ。
これは虹色魔導師マリスの正体隠匿人生ゲームである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 18:00:00
735611文字
会話率:35%
僕はある女の子に恋をしている。その女の子は有名Vtuberのアメリーちゃんだ。
僕はなんとかして、この大好きって気持ちをアメリーちゃんに伝えたい!
常日頃からそう思っていた僕は今日もその思いを抱きながら学校に向かっていた。
なんと今日は転校
生が来るらしい。どんな子なんだろ、、、って、アメリー!!
オタクの廻流とVtuberのアメリーが廻り廻る世界の中で愛を伝え合うそんなお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 17:08:19
19604文字
会話率:53%
mixi・pixivで無駄文ライターを自称している私が、
日頃mixiで公開している日記(無駄文と呼んでいます)を
小説家になろうでも掲載してみようと思い実行に移しました。
これは1日1本を目安に続けていこうと思います。
ご笑納くだされば幸
いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 02:20:00
3382109文字
会話率:2%
常日頃、人々の負の感情によって発生し、生物や物に取りついて悪事を働くデビルエナジー
人類が対処することは不可能ななか、闇の住人であるモンスター達が対処する。
そんななか、とあるモンスターの血を引いた半獣(ハーフ)の北郷一刀は別世界に飛ばされ
ある女の子と遭遇するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 18:36:05
191330文字
会話率:56%
シャオグーは孤児ではあったが、頭が良いおかげで何とかありついた商家の下働きとして日々を過ごしていた。
しかし、突然犬の耳と尻尾が生えてしまい、獣憑きとなってしまう。
この世界には獣憑きという、普通の人間に突然動物の耳と尻尾が生えてくる現象が
起こっていた。そして九尾の狐という獣憑きが帝を惑わし、国を傾けた過去があるため、獣憑きは迫害を受けていたのだ。
シャオグーはすぐさま逃げ出すが、ともに下働きをしていた者に見られており、商家の主に獣憑きになったことが知られてしまう。
若い女性の獣憑きはペットとしても価値があるため、商家の主はシャオグーを売り飛ばす為に、捜索を始める。
しかし、シャオグーは後宮の第二側妃に保護される。第二側妃は獣憑きを保護するために、日頃から市中に情報収集者を送っていたのだ。
そうして、シャオグーは第二側妃の侍女として働くことになる。そこでカイレンというツンツンとした性格の宦官に出会い、後宮内の事件に挑んでいく。
カイレンは事件を解決すると、シャオグーに決まって問いかける。
「ほ、褒美に撫でてやろう」
それに対して、シャオグーは決まってこう答える。
「いえ、褒美になっていないので、遠慮しておきます」
そして、意地悪な笑みを浮かべるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 15:39:37
78852文字
会話率:51%
拙作『こうして痴漢冤罪は作られる』の小説版です。
第6話までは、上記拙作とほぼ同じ内容です。
既読の方は、第7話からお読み頂いても良いかと存じます。
本作では、弁護人を『私選弁護人』に変更しています。*痴漢冤罪を着せる恐ろしい童顔の美魔女*
軽い冗談だった。日頃明るい童顔の美女。だが彼女の胸の奥底には恐ろしい魔女の心が宿っていた。軽い冗談が彼女の心の奥に眠っていたもう一人の人格を呼び覚ます。
貧乳で短躯。少女の頃から大きなコンプレックスを抱いていた身体のことを指摘された女は激しい怒りを胸に、密かに復讐の機会をうかがっていた。
そして2年。ついにその時はやってきた。
登場人物
神野 宏(ジンノ ヒロシ)…………冤罪を着せられたKスポーツジムの会員
野々宮 奈穂(ノノミヤ ナオ)……Kスポーツジムの受付係。自分の身体に大きなコンプレックスを持っている。
大友 裕子(オオトモ ユウコ)……Kスポーツジムのインストラクター。実際には何もできず、多少知的面が疑われる。
藤谷 慶(フジタニ ミチ)…………Kスポーツジムの会員。神野とは入会直後からのトレーニング仲間
仙人(センニン)………………………Kスポーツクラブの会員。神野のマラソン仲間であり、もっとも信頼しあってる腹心の友でもある。
村井 邦彦 (ムライ クニヒコ).....元Kスポーツクラブの会員。神野のマラソン仲間の一人。世情に精通している謎の人物。
山本 弁護士(ヤマモト).................村井 邦彦と親交がある。今回、村井の紹介で神野の弁護をする事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:00:00
48365文字
会話率:62%
この作品は「カクヨム」投稿サイトに掲載済です。
痴漢冤罪を着せる怖ろしい童顔の美魔女
軽い冗談だった。日頃明るい童顔の美女。だが彼女の胸の奥底には恐ろしい魔女の心が宿っていた。軽い冗談が彼女の心の奥に眠っていたもう一人の人格を呼び覚
ます。 貧乳で短躯。少女の頃から大きなコンプレックスを抱いていた身体のことを指摘された女は激しい怒りを胸に、密かに復讐の機会をうかがっていた。
そして2年。ついにその時はやってきた。
登場人物
神野 宏(ジンノ ヒロシ)…………冤罪を着せられたKスポーツジムの会員
野々宮 奈穂(ノノミヤ ナオ)……Kスポーツジムの受付係。自分の身体に大きなコンプレックスを持っている。
大友 裕子(オオトモ ユウコ)……Kスポーツジムのインストラクター。実際には何もできず、多少知的面が疑われる。
藤谷 慶(フジタニ ミチ)…………Kスポーツジムの会員。神野とは入会直後からのトレーニング仲間
仙人(センニン)………………………Kスポーツジムの会員。神野のマラソン仲間であり、もっとも信頼しあってる腹心の友でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 16:00:00
82115文字
会話率:55%
恋愛のみならず、作者が日頃思う事、感じた事を、日記の様に綴っています。
よろしければ、50女の”たわごと”にお付き合い下さい。
最終更新:2024-05-09 21:02:48
30766文字
会話率:6%
錬金術師フラル・プロジオンは、勇者パーティきっての問題児である。
小柄で人懐っこいお調子者。しかして無類の爆弾好き。日頃からトラブルを起こしてやまない彼女は勇者パーティにとって悩みの種であり、彼女が爆破した物の弁償代で勇者パーティは常に
金欠だった。
そんなある日、ついには王城爆破未遂などというトンデモ案件をやらかしてしまったフラルは、彼女の未来を本気で案じたパーティメンバーたちの手によって勇者パーティからとうとう追放されてしまう。
不当でもなんでもなく至って正当な理由で追放されたフラルが苦慮の末にたどりついたのは、かつて購入したは良いものの長い間放置してしまっていたオンボロな錬金工房。
日々を暮らすお金を稼ぐため、そして自分を追放した勇者をぎゃふんと言わせるため!
半ば思いつきと勢いで錬金術店を立ち上げることを決意したフラルの奮闘記が、今始まる……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 20:20:00
140714文字
会話率:35%
俺は湯原宏と言う大学生だ。
麻布十番にある伯父が経営する喫茶|梟《ふくろう》でバイトをしていて、日頃は大学に通い平凡に暮らしていた。
ここまでは、そこら辺にいる普通の大学生と変わりがない。
この喫茶店には名物占い師がいて名をリリィ
と言う。
ある日突然現れ、ここに住み着き、あっという間に人気占い師になってしまった。
リリィが来てから俺の日々は著しく変化し、多忙な上に異常な事態に出くわす様になった。
そんな変わってしまった日常を語ろうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 00:00:00
30126文字
会話率:25%
2040年、近未来の日本は『魔獣』と呼ばれる謎の怪物が各地で跋扈していた。
ストレスをためこんだ人間が、額に水晶を埋め込んだ異形『魔獣』と化し、暴走してはあらゆる災害を引き起こす。
魔獣の大量発生により国は荒れ、混乱に陥っていた。
そこで
政府は『地域守備局』と呼ばれる超法規的組織を設立。魔獣を撃退可能な血を持つ人間を集め、魔獣討伐に乗り出していた――
巴由自はそんな『地域守備局心療課』に配属されたばかりの16歳。
配属と同時に『神器』を持たされ、くる日も戦闘に励んでいた巴。その同期には少々冴えない眼鏡男子・八重瀬真言がいた。
気は優しく聡明ではあったものの、神器である大剣をうまく扱えず、課ではほぼお荷物扱いの八重瀬。
そんな彼を、巴は常日頃から馬鹿にしがちだった。
だが、とある島の魔獣情報が飛び込んできたことで、彼らの運命は大きく動き始める。
奄美諸島近辺に位置するその島の名は『白龍島』。
500年以上も前に強大な魔獣『晶龍』が暴れ、幾多の犠牲を払った末に封印された曰くつきの島。何故か現代まで存在が隠匿されていた島である。
2040年の今になって晶龍が覚醒し、島民から『人柱』を奪い島を実質支配しているとの情報から、巴と八重瀬は島へ乗り込んでいく。
だが二人が島で目にしたものは、朴訥とした島民たちの、昔ながらののどかな生活だった。
現代のストレスとは無縁で、これといった災害もなく、資源豊かな島でのんびりと暮らす人々。そして何故か彼らは、魔獣であるはずの晶龍を心から信奉していた。
そんな彼らに、巴と八重瀬は少しずつ違和感を抱いていく。
調査を進めていくうちに二人は、島の中心部たる「晶龍の祭殿」に、人柱たる少女が捧げられていることを突き止める。
やがてそんな二人を導くかのように姿を現す、銀の龍。
何故か龍に対して異様な反応を見せる八重瀬と、その神器。
そして龍の力と人柱の少女を巡り、激しい戦いの火ぶたが切られ――!?
島民に崇められる龍神の謎とは。
時代に取り残された島の未来は。
血みどろの戦いの果てに、巴と八重瀬は何を見る?
※本作は「カクヨム」にも投稿予定です。
※「こちら地域守備局メンタルケア課~配属されたばかりですが、結構可愛いスーツの眼鏡君が大剣担いで戦ってました~」の前日譚にあたる物語ですが、単体でお読みいただいても全く問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 12:08:34
60890文字
会話率:21%
恵梨(私)と愛梨は、昔から仲良しの幼馴染。
ただしある一点において、しょっちゅう喧嘩をしてしまう。
それは――いわゆる「推しキャラ」の違い。
恵梨は明るく素直で真面目な眼鏡君が好き。
愛梨はどこか影のある屈折したイケメンが好き。
世間的に
人気のあるのは愛梨の推し。
恵梨は常日頃から、それが不満で仕方がない。
恵梨は悩む。
世間の流れに合わせて、自分は推しを変えるべきなのか。
自分を曲げてでも、影も人気もあるイケメンを推すべきなのか。
苦悩の果てに、彼女がたどり着いた答えとは。
これは、いつまでたっても分かり合えなかった二人の少女が、長い時を経て遂に和解するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 22:30:52
12291文字
会話率:18%
腕は立つけど頭は空っぽな勇者、フロトは、なんとなく町を歩いていると、さびれた教会を見つけた。内装は割と綺麗で、出迎えてくれたシスターは美人だった。気を良くしたフロトは、シスターに日頃の悩みを相談することにした。勇者の悩みと言えば、もちろん冒
険のことだ。「あのダンジョンのギミックが難しくてさ~、解けなくてさ~」と気軽に相談してみると、なんとシスターはあっさり答えを出してくれた。それからというもの、勇者フロトはギミックが解けないたびに彼女に相談に訪れることに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 13:34:16
15448文字
会話率:39%
ビーフ・ブルハートは、王都でも指折りの私立探偵。ある日、彼は貴族の令嬢から、町の調査依頼を受けることになる。
ネバーエンド・タウンと呼ばれるその町は、住民全員が何らかのチートを持っている。
チート治癒術師、チート料理人、チートテイ
マーなどなど……。
そんな奇妙な町では、毎日のようにトラブルが発生。
日頃から難事件を渇望しているビーフは、そこで助手のコギー(帽子)に推理のヒントをもらいながら事件の解決を目指す。
また、魔王が宿ると言われる彼の拳 (ディア・ブロー)は、実はチートな住民に負けないほどのぶっ壊れチートで……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 09:37:28
8002文字
会話率:36%
近未来の高専生・高校生と、新スポーツ・精神没入型バーチャルリアリティ「ネオトラバース」を中心とした物語。
仮想世界上での天才プロバーチャルスポーツゲーマー、東雲柳(しののめ やなぎ)という高専生を巡る陰謀に、彼に恋心を抱くスポーツ万能な幼馴
染、桐崎クリスタル(きりさき くりすたる)が挑む。
未来の日本、東京湾に本州と陸続きで新たに建設された、未来ノ島。数々の最新技術に関連した企業、それを支える学生の教育施設、人々の住宅や商業施設が立ち並び、厳重な警備で守られた新たな東京のシンボルだ。
中でも特徴的なのが、未来の技術を支える学生たちを通わせるための学園キャンパスエリア。ここに小学校・中学校・高校・高専・大学・大学院の校舎が建っている。
柳は、昨年度中にプロ試験に合格し、大手企業とスポンサー契約を結んだ、今日本で一番有名な高校生だ。彼は幼少時から親しんできた、「ネオトラバース」のプロ選手として、プロデビューから連戦連勝の戦績を誇っている。幼馴染の桐崎クリスタル(きりさき クリスタル)は、そんな彼のことを好きな幼馴染。度々のアピールと日頃からの好意にも関わらず、一向に自分の気持ちに気づかない柳にヤキモキしている。彼らは青春の甘酸っぱい関係を保ちながら、2年生に進級してからも順風満帆な学生生活を送っていた。ネオトラバースは、精神没入型バーチャルリアリティスポーツで、繭(コクーン)と呼ばれるコックピット型の装置に設置されたシートに座り、シンクロヘルムというヘッドギアを装着することによって、現実世界の肉体ベースのアバターを電脳世界の領域に生成し、フィールド上でゴールであるゲートまで互いに妨害しながら、あるいはそれを避けつつ到達するというものだ。プログラムにより変化するフィールドを駆ける選手たちの攻防は、観客達の五感を刺激する。柳の出場を、クリスは毎回観戦していた。そんな二人のクラスに、転校生がやってくる。チェン・ユエン。彼はアメリカのネオトラバース高校生部門優勝という経歴を持ちながら、進級と共に突然この島にやってきた。彼は柳と旧知の中である清宮流磨(きよみや りゅうま)や柳と交流するが、その本心を肝心なところではぐらかす。しかしあらゆる技術と優れた人格は本物で、警戒していた流磨との距離も次第に縮まっていく。しかし、柳の連勝記録は打ち切られた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 12:27:38
291731文字
会話率:28%
エッセイは日頃ふと思ったことを、気まぐれに書いてます。
キーワード:
最終更新:2024-05-03 18:28:32
950文字
会話率:0%
小説を投稿したばかりなので、エッセイもたまに書きたくなりました。
エッセイは何も考えず、日頃思ってる気持ちを書く日記帳のような感じで描こうと思ってます。
最終更新:2024-04-06 23:08:25
3692文字
会話率:4%
妻マリアの誕生日をすっぽかした夫ヘンリーは、その日の夜遅く、愛人と愛人との間に生まれた息子を連れて帰ってきた。
とうの昔に貴族制度は無くなったのに、いつまでも伯爵令息時代が忘れられず、日頃から自ら経営者として働くマリアを嘲るヘンリー。
住居
を失った愛人とその息子は屋敷で同居を始め、愛人はあたかも妻のように振る舞い、ヘンリーは「これが家庭の温もりだ」などと寝言をいう始末。
世間に醜聞が漏れると、それを知ったヘンリーの母に妻としての力不足を叱責され、マリアは自身の人生を振り返る。これまで夫に尽くし、義実家に尽くした自分の人生はなんだったのか。
夫との関係を見つめ直す彼女に、さらに運命は過酷な試練を突きつけた。
これは一人の女性が、人生の節目に自分の人生を取り戻すお話。
このお話は、現実世界でありがちなエピソードを元に、異世界を舞台に小説化することで、同じ体験をされた方々の感情を成仏させるために書いた供養小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 01:24:21
39855文字
会話率:32%
この世界で魔法を使う場所が一つだけあった。
魔法文化保護島”エンブリオ”、魔法文化を保護するために人の出入りは厳しく制限される。
そんなエンブリオ島に一人の少女が来島した。まるで人形のような少女の名は日々谷ミスト、島の住人は彼女をどう見るだ
ろうか?
不思議で日常な物語をお楽しみください。
※毎月10日頃に一話、更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 22:59:25
540673文字
会話率:24%
これは……おれがこの前、銭湯に行ったときの話だ。
湯船につかり、ふーっと一息をついたおれは、体から日頃の疲れが抜け出て行く感覚に頬を緩め、瞼を閉じ、宇宙のことを考えた。
特別な理由はない。ストレスが消え、心にぽっかりとスペースが空いた
んで、何か壮大なことでも考えたくなったのだ。
しかし、ふと目を開けると、浮かび上がってきたのが陰毛だ。そう、陰毛。それは宇宙の始まり。無から作られる有機物。
いや、違う。陰毛とは思春期を迎えた辺りの男女の股間に生える毛のことを指す。そんなことは知ってるんだ。でもこいつは今突然現れたのではないかと思わせてくる。部屋の中で『え、こんな場所に?』と見つけたとき、そう冷蔵庫の中にあったときなど、なぜだ? と腕を組んで考えたものだ。時空の歪み、ぽっかりあいた穴から現れるスペースエイリアンか……いやいやいや、ない。こいつは人体から生まれ、そして抜け落ちたものだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-30 11:00:00
2044文字
会話率:0%
俺はあの数字が嫌いだ。心底嫌いだ。そう『なな』の数字が。
人は俺の事をツイているやつとか幸運な人間とか言うが、それは違う。断じて違う。
俺はツイていない、いや……多分、運の良さはみんなと同じなんだ。
確かに俺は常日頃はツイている。金は
拾うし、懸賞も当たるし、酔った女に誘われるし
お菓子の当たりクジに、乗り遅れると思った電車が遅れて駅に来たり
卵の黄身が二つ……とまあこの辺でいいか。
だが、やはりそううまい話はない。
俺は普段ツイている代わりに『なな』のつく日には必ず不幸な目に遭っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 17:00:00
1777文字
会話率:10%
コンテスト応募作品、第一部完結作。
魔物が跋扈し、魔法が飛び交い、剣が振るわれる世界『マキュリア』
常に危険と隣合わせの世界でも死が遠く見えるのは『回復魔法』及び『魔法医』の存在があるからだ。
人と魔物は、死を軽んじながら、そうし
て死ななければ治る事を当たり前としながら、緩やかに戦い合っていた。
先代魔王が先代の勇者パーティーに破れ、今代の魔王イヴカが生まれ、数える事イヴカ歴23年目の事。
魔王もまた人と同様に成長し、力をつけはじめ魔物が活発化しはじめた頃、とうとう今代の勇者が選ばれ魔王討伐に旅立ったという噂が全国へ広がる。
――とはいえ、一般の魔法医はそんな事知った事では無かった。
大人になって尚「お菓子屋になりたかった」と嘆く新人魔法女医『トリス・ケウス』は両親の英才教育に抗えないまま望まぬ魔法医になり、新人魔法医として両親が経営する巨大な魔法病院に勤めていた。
趣味の錬金術で日頃の鬱憤を晴らしながら、ようやく仕事にも慣れてきたかという頃、彼女は医院長である父に呼び出されとある患者の担当医になって欲しいと頼まれる。
通されたのは巨大な魔法医院の中でも奥の奥、魔法に関する疾患を抱えている人を"収容している"といっても過言では無い、牢獄のような暗い鉄格子付きの部屋。
そこで見たのは数日前に勇者への不義を理由に勇者パーティを追放されたと聞いた魔法使い『ギスト・ケイオン』の姿だった。
魔法を一切遮断する鉄格子の向こう巻き起こる爆発の中の向こうで、大魔法使いは笑っていた。
「貧乏くじを引かされっちまった」
そんな事を口走るギスト。
――貧乏くじ。
気づけばトリスもまた、隔離病棟の担当医として、診療室とは名ばかりの自室を与えられ、隔離病棟の中から出られない状態にされていた。
鉄格子越しに、大魔法使いと新人魔法医は、溜め息をつく。
その出会いが、勇者も魔王も魔法をも超越した、運命の出会いだったなんて事も、知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 01:59:55
67171文字
会話率:39%
宋周国の後宮で侍女として働く連華(レンカ)。連華はある日病気で倒れてしまう。その同時期に現代の地球の天才料理人が死に、どういう経緯か連華にその料理人の膨大な料理知識と人の食べたいものをサイコメトリーできる能力を受け継いでしまう。
同時期、
宋周国の皇帝、風輝(フキ)が後宮の料理に嫌気がさし、後宮内で身分を問わない料理試験を開催させていた。褒美と地位が確立されたこの試験には3000人という人間が応募し、連華も持てうる料理知識を試したく応募する。
内膳省で試験の手続きを終えた連華。そんな内膳省の前に膨大な人が集まる。人が集まった理由は皇帝、風輝が日頃なにを食べているかを披露するためである。そんな人波に押し倒された連華は内侍省長官兼中宮史書の任(レン)に手を取って助けられ、その瞬間謎の能力が発動し彼の今、最も食べたいものを言い当ててしまう。
そんな連華は成り行きというか強制的に料理を作らさせることになった。そこにあった連華の姿はまさしく一流料理人に相応しい。任はそんな連華の料理に感動し更には政治的利用をも確信し、皇帝の料理のサポートの全面的な手助けをすることになる。
そうここから連華の後宮の食膳妃としての物語が動き始める。果たして連華は料理知識で欲望と魑魅魍魎渦巻く後宮でどれだけのお話や内政や外交を解決できるのか。
中華風後宮料理ファンタジーが今まさに開幕する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:21:25
24262文字
会話率:51%
勇者サイファーはある日仲間に祝福を与えた聖女に恋をした。
それは甘酸っぱい彼の初恋。けれど、それは間違いなく彼の運命を変えた。地獄を歩む道へと。
サイファーは再び彼女とめぐり合うために、長い人生の旅に出ることになる。聖女の謎。国と教会の陰謀
。
初恋を叶えるために人生を懸けることになった勇者と呼ばれた男の話。
*タグ注意(グロ注意)
*日頃女性向けを書いてる作者の男主人公です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 18:06:28
13144文字
会話率:43%
日常とは常日頃過ごす空間です。
そんな空間を私たちは不意に怖いと思ってしまうことがあります。
美しい星空、蔦の這う壁、部屋の扉の隙間。
そんな日常の怖さに少しだけ物語を付けた短編集です。
しばらくは書き溜めた物をゆったりと投稿していきます。
最終更新:2024-04-22 18:50:00
364文字
会話率:6%