神桜に血を吸わせる人身御供――”桜守”。七つの時からその役に就いていた寧衣(ねい)はある日一度だけ職務を忘れてしまい、責める群衆の前で刃を立てられ、腕から血を流すことになる。その夜、暗い目をした幼馴染の佐霧(さぎり)が寝所に訪れ、寧衣を組み
敷いて言った。 「俺と共に、呪われる覚悟はあるか」「どういう、意味」「今宵、お前の花を散らすと言っている」
── そして翌朝、彼は姿を消した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 22:46:13
12353文字
会話率:29%
山中にある小さな集落に住む少女、ハルカとミズキ。彼女らはある夏に平和な日常を過ごしていた。
しかし、日ソ開戦の様子が報道される。二人の日常はどうなってしまうのだろうか。
最終更新:2025-03-23 22:31:01
5728文字
会話率:55%
リーズはバシュラール辺境伯家の長女だ。バシュラール家の女子は、ラオネルの巫女と呼ばれる巫女の加護の力を時が来たら得る家系で、リーズもそれに違わず巫女の力を得るために王城で巫女教育を受けながら生活をしていた。
巫女の加護の力は体が大人の準備
ができた頃に発現する。つまり初潮を迎えた頃だ。そして、その力は結婚して純潔を散らすと力が強まり定着するが、20歳までにそれをしなければ逆に消えてしまう。
そのためリーズも早めに結婚相手を決めておかなければならなかった。いつもリーズに意地悪をしてくる王太子のジェラルドを必死で避け、リーズの願い通りに兄の親友である憧れのエグモントと婚約を結ぶことが出来た。
そんな幸せの絶頂であったのに、婚約からまもなくしてエグモントは事件に巻き込まれて命を落としてしまう。悲しみのどん底の中で、リーズが願ったのはエグモントにまた会うことだった。それが巫女の加護の力を得るタイミングと重なり、リーズは現の死者(うつつのししゃ)と呼ばれる存在になったエグモントと交流することが出来るようになった。
このお話は、そんなリーズの成長譚です。
※子供の頃から成長しながら話が進みます。
※激しい描写はありませんが、それを匂わすような単語はチラホラ出てきます。(R有りはムーンライトノベルズに同時投稿しております)
※ハピエンだと思って書きましたが、読み方によってはハピエンだと思ってもらえない可能性もあります。
※人の生死の概念が若干現代とはズレている部分があるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 22:00:00
226453文字
会話率:48%
様々な死地に趣き、戦場を駆け巡り様々な不幸をまき散らすと恐れられる人物で、みなからは〈死地巡りの鴉〉と呼ばれている男がいた。
実は超人気の配信者〈わふわふワンコ〉を推しまくるリスナーである。ハンドルネームは〈ヤタガラスくん〉で通っている
男だ。
彼はわふわふワンコの笑顔を見るために手に入れた戦果を全て注ぎ込み、生き延び続けていく。そう、わふわふワンコがいる限り彼は戦場を駆け巡り続け、勝ち取っていく。
全ては推しへの捧げ物を手に入れるために。
さあ、怒涛の推し活の始まりだ!
◆◆◆◆◆
この作品は〈カクヨム〉にも掲載しています
※不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 12:01:15
17613文字
会話率:48%
数字がニガテなあまり、途中からものぐさ家事の話になっています。手抜き、サイコー!!
最終更新:2023-08-24 10:39:58
3513文字
会話率:0%
とある東の地に、災厄を齎すとされる『忌み子』なる存在がいた。その稚児が持つ異質の力は、『祈リ』と呼ばれ、人々に悪意を撒き散らすという。
少年であるウェンも、その力を自身から感じ取っていた。
この作品は『カクヨム』『ハーメルン』にも掲載して
います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 18:48:39
78037文字
会話率:32%
【第一部 その剣は誰の為に】
これは、戦も飢えも克服された、穏やかな白き国の物語。
戦う必要のない世界で、なおも戦う理由を求める者たちに唯一残された場所――白騎士の祭典。
誰かを想う献身の情。そんな一つの強い想いを胸に、鍛冶師の青年ア
レンは帝国随一の剣聖ランダルに挑み……
――暗闇で鎚が火花を散らすとき、無骨な鋼は英雄の剣となる。
【第二部 黒き霊が語る真実】
白騎士の祭典から一年後、平和を謳歌する白き国。
誰もが笑顔を浮かべる傍ら、古の森の内奥に人知れず息づく謎の異形【黒】。
救済の意に目覚め始めた剣聖と、献身の情を携えた鍛冶師。
二人の盟友にして英雄は再び誰かの為に剣をとり……
――若者ゆえの葛藤と黒き異形との戦いの果てに、英雄は世界の真実を知る。
【第三部 よみがえる伝説】
魂の暗き夜は明け、白と黒に分かたれた若者たちの路。
彼らを失った民たちは、今こそそれを待ち望む。
その想いを受け、シュタフヴァリアの地に鮮烈なまでの【銀】が目覚めるとき……
――生まれた意味を知った英雄たちの物語は、神話の領域へと回帰する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 15:11:50
768528文字
会話率:32%
和式女子トイレでおしっこを散らすと、
靴やソックスの内側にも飛沫が付く場合が。
最終更新:2020-01-02 22:50:40
491文字
会話率:0%
リコリスは無実の罪でその命を散らした――はずだった。
気が付いたら過去に逆行していたリコリス。過去に来たはずなのにどこか違う世界で、よく知った人たちの性格もちょっと違い戸惑う彼女は何を想い生きていくのか。
「私はたとえあなたと結ばれなくても
――貴女の幸せの為に生きますわ」
これは、過去に戻ったリコリスが、自分が遠い未来でその命を散らすと知っていても同じ道を歩むことを決めた少女の物語です。
****
リハビリがてら書きました。ご都合主義、誤字脱字などあると思いますがどうぞお付き合いいただけますようお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-13 17:00:00
27522文字
会話率:37%
中身というか前書きになっちゃいますが。
短編小説って結構好きです。ジェフリー・ディーヴァの短編小説『クリスマス・プレゼント』とか有川浩『クジラの彼』とか。
短編のぎゅっと必要な部分だけつまってて、設定とかあまり深く説明されてなくて読み手
としていろいろ考えられちゃうところや、電車の移動時間で読めちゃう気軽なところがすごく好きです。
ということで(?)文章力向上というか、1000本ノック的な感じで短編を書ける限り、書いてみたいと思います。
結果としては、チラ裏的短編集になっちゃうとおもうんですけれども(笑)
ただただ、書き散らすとなんとなく似たようなもの、シチュエーションばっかりになっってしまいそうだし、お題目サイト様もつかわさせていただくことにしました。
不完全燃焼中 様配布ありがとうございます。
http://incomplete.hanabie.com/
そして、お題目選びは乱数でw
http://www.benricho.org/random/
お題目を使用させていただいた場合は、お題目の番号を冒頭につけさせていただいています。ない場合は『No.less』を冒頭につけております。
ジャンルは問わず、 思いつくままに、いつかどこかで 私らしい文章っていうのがかけるといいな。って言う気持ちをこめて。
保険のためR15をいれております。残酷描写はあんまりないかなーと思いますがこちらも一応保険で入れてます。 ただし、R色がきつい場合はムーンライトノベル様のほうにアップさせていただこうかな、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-23 01:00:00
24879文字
会話率:29%