『本の虫令嬢』
こんな通り名がつく様になったのは、いつの頃からだろうか?……もう随分前の事で忘れた。
私、マーガレット・ロビーには婚約者が居る。幼い頃に決められた婚約者、彼の名前はフェリックス・ハウエル侯爵令息。彼は私より二つ歳上の十九歳
。いや、もうすぐ二十歳か。まだ新人だが、近衛騎士として王宮で働いている。
私は彼との初めての顔合せの時を思い出していた。あれはもう十年前だ。
『お前がマーガレットか。僕の名はフェリックスだ。僕は侯爵の息子、お前は伯爵の娘だから『フェリックス様』と呼ぶように」
十歳のフェリックス様から高圧的にそう言われた。まだ七つの私はなんだか威張った男の子だな……と思ったが『わかりました。フェリックス様』と素直に返事をした。
そして続けて、
『僕は将来立派な近衛騎士になって、ステファニーを守る。これは約束なんだ。だからお前よりステファニーを優先する事があっても文句を言うな』
挨拶もそこそこに彼の口から飛び出したのはこんな言葉だった。
※中世ヨーロッパ風のお話ですが私の頭の中の異世界のお話です
※史実には則っておりませんのでご了承下さい
※相変わらずのゆるふわ設定です
※こちらの作品は「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 19:48:27
56882文字
会話率:46%
天使と人間からなる聖人族、悪魔と獣人からなる魔獣族。この二つの種族が相手を滅ぼさんと争いを続ける世界「イデアーレ」。その世界に平和をもたらすため、女神の手により一人の少年が送り込まれた。彼の名前は「篝狂守(カガリクルス)」。彼の使命は邪悪
で悍ましく血も涙もない、強大かつ凶悪な存在としてこの世界に君臨すること。そして二つの種族の共通の敵となり、種族間で手を結ばせ、世界平和のための礎になること。そのため女神から与えられた使命という大義名分を得た彼は、欲望の限りを尽くしていく。あくまでも、世界を平和にするために。
しばらくは毎日投稿です。この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 19:07:26
2029333文字
会話率:53%
20××年
現在のかつて1億と言われていた日本の人口は4000万人を切った。もう日本から人がいなくなることは時間の問題だろうと誰もが傍観していたところに一人の救世主が現れた。
彼の名前は加賀優地。日本の人口減少に歯止めをかける「人類双子
化計画」の第一人者だった。日本中のだれもが彼を尊敬し、憧れ、讃えた。
しかし、計画開始から5年後、とあることがきっかけで、「人類双子化計画」の闇と優地がこれまでに行ってきた罪が暴露されてしまう…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 22:31:16
36764文字
会話率:47%
相田由美は元気な高校1年生。気になる彼の名前は幼馴染の内田夕梧。幼い頃に救われた思い出を胸に淡い恋心を抱くが、新しい高校生活ではライバルとも呼べる存在やナルシストなイケメン先輩も現れて波乱万丈!? 登場人物たちの心情が動きまくる、恋愛物語。
誰と誰がくっつくのか、あなたは予想できますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 04:41:31
16175文字
会話率:51%
未来の地球──人類は「Mous」と呼ばれる謎の生物兵器によって滅亡の危機に瀕していた。
「Mous」に対して対抗手段を持たない人類に突如『霊装』と呼ばれる武器の形をとる特異な力を持った少女たちが現れた。そしてそんな少女たちを育成する、Mou
s殲滅特殊学園[神話の庭園]が創設され数十年が経った。
ある日学園に一人の少年が入学した。彼の名前は「神風 隼人」。彼は少女にしか使えないはずの『霊装』を顕現してしまい。学園に入学する事になってしまう。そして彼は一人の少女と出会う。彼女は〈無能〉と呼ばれる存在だった。
学園でたった一人の男。そんな状況で何も無いわけがない!?
そんな彼と少女たちが繰り出す剣と魔法のファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 20:00:00
19979文字
会話率:49%
南海トラフ巨大地震により、日本はNATOと中露双方から復興支援を持ちかけられ、混乱の隙を突いて領土紛争が開幕した。
樺太、北海道がサハリン人民共和国として独立宣言し、ロシア軍が道内を南下。竹島は韓国に引き続き掌握され、尖閣諸島から沖縄へ
中国人民解放軍が侵攻した。米軍は沖縄米軍基地や横田基地、横須賀基地を拠点として反攻作戦を展開。中国人民解放軍は琉球パルチザンを指揮して、沖縄では苛烈な地上戦が展開された。
その結果、三つの勢力に再編される。
一、中国日本管理区域、通称赤日本
一、米軍占領下日本国、通称自由日本
一、京都に逃れた天皇と名士たちによる朝廷
日本の分断統治は未来永劫進むのかと国民が諦めた矢先、東北の米農家の青年が稲作を通じて日本国民のアイデンティティーを取り戻す旅に出る。彼の名前は──田中幸太。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 19:06:17
921文字
会話率:0%
僕には一人の友達がいた。
あいつは成績優秀、運動万能、顔面人間国宝で、女子男子問わず人気が高い。
でも、ちょっとおかしなところがあってね。
あいつはチートなんだ。
ラノベなんかでよく見る能力は大体習得してるし、物質を産み出したり、変身した
り、空間を切り取ったり、時間を巻き戻したり、人に乗り移ることだってできる。本当に、チートを全て兼ね備えた、現実の本物チート野郎だった。
その気になれば世界、いや、宇宙の王になることだってできるろうに、あいつはその力を悪いことには使おうとしない。勿論良いことだけど、良いことに使うかどうかもあいつの完全な気まぐれなんだ。
その割には日常で超がつくほどの力を無駄遣いしまくり、僕やみんなに迷惑をかける。なのに嫌われないのは、果たしてあいつの能力なんだろうか。
彼の名前は季石千糸(きせきちいと)。僕は彼と、チートに染まりまくった日常生活を送ることになる。
*基本的にだらだら更新。
*放置状態。要望があればすぐにでも書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 16:03:35
28822文字
会話率:64%
あの景色を。あの炎を。あの十字架を。
あの情景を。あの傷を。あの鎮魂歌を。
少年を蝕む炎は少年の変化を見届ける。
彼の名前は、
最終更新:2024-11-23 18:10:27
6886文字
会話率:41%
異世界アレバルニア、この世界の住人全てに授けられる特別な才能ーーギフテッド。
作るもの全て美味にしてしまう、料理人最高峰のギフテッド『究極シェフ』を授かったマーヤ・ボナペティは
ある日、何者かによって『味覚障害』の呪いをかけられてしまう
。その呪いによって水以外の一切を口にすることが出来なくなったマーヤは、栄養失調で痩せ細ってしまい明日をも知れない命となる。
ある日、マーヤを救う為にと一人のコックが訪れる。彼はこの世界で数少ない『究極シェフ』のギフテッド持ちであったが、彼の作る料理ですらマーヤを救うことは出来なかった。その時、コックが一冊の不思議な魔術書をマーヤに手渡す。その本に書かれた魔法陣を使って、マーヤはある人物を召喚することに。
彼の名前は諏訪部正太、異世界流通センターと呼ばれる食品卸売業の営業マンだった。異世界を股にかけて商いをしている諏訪部は、こことは違う世界『チキュウ』から召喚されてやって来たと言う。
呪いによりアレバルニア産の食べ物の一切を食べられなくなってしまったマーヤの為に、コックは「チキュウ産の食材とレシピを使って料理したものなら食べられるんじゃないか」と提案。
その狙いは的中し、食事を数年振りに食べることが出来たマーヤ。
「呪いが解けるまで、うちと取引しませんか? こちらはチキュウ産の食材とレシピを提供する。それをあなたが購入し、調理して食べれば健康を取り戻せる。お互いウィンウィンの関係だと思うのですが」
このままでは餓死するのを待つばかりのマーヤに選択の余地などなく、まずは自分が生きて行く為に諏訪部の取引を受けることに。しかし食材を購入するには、金銭が必要となる。お人好しな諏訪部は、またしてもマーヤに提案。
「それなら出世払いということで。まずはあなたが健康になって収入を得るまでの間、それまでの費用はこちらで立て替えておきましょう!(涙目)」
ここからマーヤと諏訪部による、チキュウ産異世界料理店『ボナペティ食堂』が開業される。
*カクヨム様にも同作品を投稿しています*
*不定期更新になりますが、1章完結までは書き切ります*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 11:07:29
126755文字
会話率:32%
私、鈴木春世。小5。
私のクラスには、ちょっとヘンな男の子がいる。
彼の名前は「ロボくん」。
ロボくんは私のとなりの席で、すっごいイケメン。
だけど、いつもボーッとしてる。
でもロボくんには――なんだかとっても不思議な力があるんだ。
私はロボくんと、裏山の守り神・スカイといっしょに、この世界の謎を追いかけていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 10:10:00
78689文字
会話率:39%
昔々、あるところに一人の少年がいました。彼の名前は桃太郎。しかし、彼は、普通の桃太郎ではありませんでした。夜な夜な鏡に向かってポーズを決め、「俺の内に秘めた闇の力が暴走しそうだ……!」と呟く、中二病全開の少年でした。
最終更新:2024-10-14 11:14:49
2188文字
会話率:44%
あらすじ:地球から遠く離れた惑星がある。
地球から遠く離れたある惑星に、人型の動物が住んでいた。
彼らはとてもスポーツが好きだった。
彼の好きなスポーツはバスケットボールで、地球中でバスケットボールを教え始めた、
世界最大のリーグで
あるワイルド・バスケットボールは、世界の主要なバスケットボール大会だった。
世界で最も大きな国、ワイルド・アメリカで、世界で最も偉大な選手がそこでプレーしている。
彼の名前はジェームス、ある日ヤング京は試合を見始めた、彼はジェームスのプレーを見て
彼はバスケットボールに恋をした、それでジェームズは彼を待っていると言った、京はトレーニングを始めた。
京はトレーニングを始めた、最初は下手だったが、かなり上達した。
カンサ・シティ・セインツは、ジェームスと対戦するために、世界最大のリーグ、Bks(ワイルド・バスケットボール)に行くことができた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 10:18:56
55556文字
会話率:0%
勇者一行によって滅ぼされた魔王。
勇者は王女であり聖女である女性と結婚し、王様になった。
他の勇者パーティーのメンバー達もまた、勇者の治める国で要職につき、世界は平和な時代が訪れたのである。
そんな誰もが知る勇者の物語。
御伽噺にはじか
れた一人の女性がいたことを知る者は、ほとんどいない。
月日は流れ、最年少で最高ランク(S級)の冒険者が誕生した。
彼の名前はグレイ。
グレイは幼い頃から実父の話を母親から子守唄代わりに聞かされてきた。
「秘密よ、秘密――――」
母が何度も語る秘密の話。
何故、父の話が秘密なのか。
それは長じるにつれ、グレイは理解していく。
自分の父親が誰なのかを。
秘密にする必要が何なのかを。
グレイは父親に似ていた。
それが全ての答えだった。
魔王は滅びても残党の魔獣達はいる。
主を失ったからか、それとも魔王という楔を失ったからか。
魔獣達は勢力を伸ばし始めた。
繁殖力もあり、倒しても倒しても次々に現れる。
各国は魔獣退治に頭を悩ませた。
魔王ほど強力でなくとも数が多すぎた。そのうえ、魔獣は賢い。群れを形成、奇襲をかけようとするほどになった。
皮肉にも魔王という存在がいたゆえに、魔獣は大人しくしていたともいえた。
世界は再び窮地に立たされていた。
勇者一行は魔王討伐以降、全盛期の力は失われていた。
しかも勇者は数年前から病床に臥している。
今や、魔獣退治の英雄は冒険者だった。
そんな時だ。
勇者の国が極秘でとある人物を探しているという。
噂では「勇者の子供(隠し子)」だという。
勇者の子供の存在は国家機密。だから極秘捜査というのは当然だった。
もともと勇者は平民出身。
魔王を退治する以前に恋人がいても不思議ではない。
何故、今頃になってそんな捜査が行われているのか。
それには理由があった。
魔獣は勇者の国を集中的に襲っているからだ。
勇者の子供に魔獣退治をさせようという魂胆だろう。
極秘捜査も不自然ではなかった。
もっともその極秘捜査はうまくいっていない。
本物が名乗り出ることはない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 08:30:00
11814文字
会話率:34%
入学式当日校門の前で立ち尽くす男の姿があった。
彼の名前は矢野克也。
中学時代レギュラーですらなかった克也は何故かスカウトされ野球推薦で入学する。
新設された野球部は克也を含めたったの二名。
野球推薦の入学早々克也は窮地に立たされる。
まず
は部員集め。
なんとしても九人集めて野球部を始動させるべく奮闘する克也。
波乱に満ちた野球部物語が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 23:18:34
82809文字
会話率:35%
紹介
世の中のすべてに捨てられたと感じる一人の少年がいた。彼の名前はヨウタ。心の奥深くで彼はすでに死者も同然だった。無意味に繰り返される地獄のような日常の中で、彼は生きる理由を見つけることができなかった。希望は消え去り、孤独が唯一の友だった
。
すべてを諦め、死を迎えようとした瞬間、ヨウタの前に奇跡のような存在が現れた。謎の少女との出会いは、暗い彼の人生に光のように染み込んだ。彼女の微笑みは凍りついた彼の心を溶かし、彼女の一言一言が彼に新たな意味を与えた。
ヨウタは「結局、俺は一人だ…」と思っていたが、彼女を通じて新たな希望を見出す。少女は彼の人生に入り込み、すべてを変えてしまった。その出会いは単なる偶然ではなく、彼を再び生かす力となった。
時間と空間を超えた愛の物語が今始まる。果たして彼らは運命を乗り越え、真実の愛を成し遂げることができるのか?物語が今から展開する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 00:00:00
14728文字
会話率:20%
彼の名前はゴリラ、正式名称は、ゴリラ、ゴリラ、ゴリラ。
これは、なぜか日本に住みつき、普通に働くとあるゴリラのお話。
©ほしのしずく, Sizuku hosino, 2024. All Rights Reserved. Reproduct
ion and translation are prohibited.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 21:48:18
144959文字
会話率:39%
彼の名前はジャル。彼は人間ではない。彼がいることができる世界は精神世界だけだ。そして、彼自身も精神としか実体を持つことができない。そんな彼には目的がある。
「数多の精神世界の末路を見送ること」。
彼は唯一の能力を持っている。
「精神世界を渡
る能力」である。この能力を使って、彼は数多の人間の感情、思考に触れ、あやふやな自分自身を形成していく。
彼がすべての精神世界を観測したとき、一体どうなるのか?人の感情を深遠にとらえる不思議なストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 18:34:04
4014文字
会話率:38%
スキル「二刀流」。今だかつて誰も習得したことがないとされる伝説のスキル。その二刀流に強い憧れを持つ少年がいた。彼の名前はレイ。彼は10年以上の歳月を経て、ついに二刀流を習得するのだった。しかし、使用してもうんともすんとも言わず。途方に暮れ
、街をさまよっていた時、いつも見慣れないステータスが追加されていることに気付く。
「【MESU値】、、、なんだこれ?」
そう!この【MESU値】こそが二刀流の神髄だったのだ!【MESU値】が上がる、つまり心がメスになればなるほど二刀流は真価を発揮する。そのためには当然男と恋愛する必要があって、、、。
「二刀流ってそういうことかよおぉぉぉぉ!!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 18:02:32
28614文字
会話率:50%
彼の名前はキクウチ。あたしの名前はキクチ。先生に「キクーチ!」って呼ばれたらどっちのことだかわかんない。ただそれだけのことなのに、そんなきっかけで、あたしは彼のことが気になりはじめて……
最終更新:2024-07-16 17:17:01
4150文字
会話率:47%
高橋サエルとクラスメイト異世界に転生したマスター・オブ・ザ・ユニバース根岸の失敗からそのうちの1人は、宇宙の主である根岸の弟であった佐々木閻魔です。約3万年前の前世では、彼の名前はルシファーでした。二人の戦い宇宙のマスター・根岸と佐々木閻魔
の間が再び始まった。勝利の鍵すべてを自由に解放するためにそれは一体何なのか?なぜ高橋サエルがそれを所持する資格があるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 18:57:38
9832文字
会話率:10%