僕には一人の友達がいた。
あいつは成績優秀、運動万能、顔面人間国宝で、女子男子問わず人気が高い。
でも、ちょっとおかしなところがあってね。
あいつはチートなんだ。
ラノベなんかでよく見る能力は大体習得してるし、物質を産み出したり、変身した
り、空間を切り取ったり、時間を巻き戻したり、人に乗り移ることだってできる。本当に、チートを全て兼ね備えた、現実の本物チート野郎だった。
その気になれば世界、いや、宇宙の王になることだってできるろうに、あいつはその力を悪いことには使おうとしない。勿論良いことだけど、良いことに使うかどうかもあいつの完全な気まぐれなんだ。
その割には日常で超がつくほどの力を無駄遣いしまくり、僕やみんなに迷惑をかける。なのに嫌われないのは、果たしてあいつの能力なんだろうか。
彼の名前は季石千糸(きせきちいと)。僕は彼と、チートに染まりまくった日常生活を送ることになる。
*基本的にだらだら更新。
*放置状態。要望があればすぐにでも書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 16:03:35
28822文字
会話率:64%
世界の誰もが与り知らぬ所で降って湧いた厄災が徒党を組んで人類に牙を剥いた。
魔物。魔族。獰猛で残忍なそれらは瞬く間に人類の生存圏を侵食し、世界は存亡の機に瀕することとなった。
脆弱な人類に残されたのは滅びの運命だけ。そんな人類を憐れ
んだ女神は救世主を遣わした。
勇者。魔を祓う絶大な力を持ち、幾度でも蘇る不屈の魂を持つ英傑。
彼らの目覚ましい活躍により魔は討たれ、人類は再び安寧と平和を取り戻した。
しかし、魔は完全に滅びることはない。救世の勇者の子孫は今なお人類の平和のためにその力を振るって下さっている。
勇者に感謝を! 女神様に感謝を! 子供なら誰もが聞かされる寝物語だ。
「つまり力があるし何度でも死ねるから魔物と戦ってこいってことだろ? 冗談じゃねぇ。クソみてぇなプロパガンダに付き合ってられっかよ」
あらゆる補助魔法を操る勇者の一人であるガルドは名声も賞賛も欲さない。民草の平和のための礎になるなど真っ平御免だった。
自由。厄介事を勇者に押し付けて民草が享受しているそれを、なぜ勇者である自分が得られないのか。そんな理不尽あってたまるか。
ガルドは頭に響く救援要請を知ったことかと棚に上げ、今日もスリと悪巧みに熱を上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 00:00:00
824521文字
会話率:40%
──勇者の娘は、厄災《いもうと》に恋をした。──
魔王を討った勇者を両母にもつ貴族令嬢『ミオ』は、
樹海奥地の荒廃した神社をさまよう人造メイド『コタ』とであった。
真冬なのにボロボロのワンピを着て、
迷いこんだ私のあとをずっとついてくる
、推しのアイドルと同じ顔の少女。
放っておけない。
こんな場所で、ひとりぼっちで。きっと怖い思いをしてたんだよね?
「だいじょうぶ。お姉ちゃんまだ帰らないから安心して」
「ほんとうに『おねえちゃん』なの?」
人恋しくて、魔術契約をかわし、
何度もリセマラをかけては、好みの性格になるまで、抱擁を繰りかえす。
「おねえちゃん大好き! 愛してるのです! 尊いのです! 妹《およめさん》になってもいい? いいですよね!」
「ああもう! こんなの魔力の無駄遣いよ! 快活で甘えたがりな妹なんて大っっ嫌いなんだから!」
「大丈夫。おねえちゃんは何も心配しなくていいのです! だってコタがおねえちゃんの──」
“恩返し”として互いの身体を入れ替えられ、
引きこもりがちな私の代わりに、公女として表の舞台に立ってしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 19:00:00
3939文字
会話率:0%
人類は魔王軍と血みどろの戦争を続けていた。
魔王が死んでも新しい魔王が生まれ、勇者が死んでも新しい勇者が生まれ、終わることなく、果てしなく永遠に――。
だがある時、魔王は自軍を解体して姿を消した。
玉座に「探さないでください」と書き置きを
残して。
それから2年。
平和になったとある田舎の村に、賢者を名乗る青年が住み着いていた。
村人の手助けをしてお礼に食料を分けてもらい、庭では苺を育ててのんびり暮らす彼の元に、ある日、一人の少女が訪ねてきて……。
「賢者様! お知恵を拝借したいことがあります! ……って、魔王!?」
「勇者だよね!? 君、勇者だよね!? こんな田舎に何しに来たの!?」
すったもんだの末に、元・勇者をかくまうことになった元・魔王だったが……!?
※この作品は「カクヨム」にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 18:00:00
105607文字
会話率:43%
ある日、知恵熱と言う名の高熱を出して倒れ前世の記憶を思い出してしまった公爵令嬢のリリス・アイリーンは、自分の転生先が乙女ゲーム【恋と友情のロマンス学園】の悪役令嬢だとしってしまう。
悪役令嬢に待ってるのはもちろん破滅、「破滅フラグな
んてごめんですわ!」と努力の無駄遣いで破滅フラグを潰します!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-06 17:33:09
11032文字
会話率:52%
優秀な召喚術師を擁する国が常に優位に立つ。
誰もがそう口にする世界に「稀代の召喚術師」と言われてもおかしくない程の魔力を持つミサキという女性がいた。
しかし異世界からの移転者ゆえか、ミサキはうまく魔術を行使することができなかった。ミサキが
召喚できたのは、Sランクである獰猛な魔獣――――の愛らしい子供ばかりだった。
冒険者の夫に先立たれたばかりのミサキには幼い娘がいる。
これでは一家の大黒柱として稼ぐことは到底かなわない。
そんな時、ミサキは閃いた。
――そうだ。動物園、はじめよう。
この物語は、ミサキが潤沢な魔力の無駄遣いをしながら魔獣を大量に召喚し、動物園を運営。地域の人々に笑顔を届けるハートフルストーリーである。
※数話程度で手短に完結します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 10:02:08
12228文字
会話率:38%
高卒23歳。昨年11月、職を失い只今無職。
今手元にある残り僅かな金を生かして一山当ててやる!→結果一文無し。
もういい放浪の旅だ→結論時間と労力の無駄遣い。
・・・何してんだ俺。帰ろ→家周辺が大々的な工事中。
結末。家の中に異世界が。
全くもって中途半端過ぎる。何なら異世界に飛ばせよ。家の中に作んな。
状況。窮地であることは何一つ変わらなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-10 12:00:00
9310文字
会話率:17%
ごく普通の高校生 秋夜は突然チート付きで異世界に飛ばされた!そしてその一時間後……チートスキルによって魔王を倒した。スキルも能力もそのまま日本に帰った秋夜は決意する。「チートで高校生活を楽しもう」と。秋夜は異世界と日本を行き来しながら、チー
トを振るう!異世界転移の主人公に現代で能力の無駄遣いをして欲しくて書きました。異世界転移のテンプレは入れていきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-05 06:05:00
192212文字
会話率:31%
わたしとお兄ちゃんはとっても仲が良い兄妹──えっ兄妹じゃない?お兄ちゃんは魔王?……よくわからない。とにかく一つだけ確実なのは、わたしはお兄ちゃんのことが大好きで(家族だからね!)お兄ちゃんもわたしを嫌っていないということくらいかな……。
最終更新:2010-10-09 16:12:32
1910文字
会話率:41%