事故で同時に死んだ高校生二人。一人は異世界で蘇り、一人は消えるはずだった。だが…。
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「お前には、私に譲歩を強いた罰を与える。その者は一生、お前の足枷となる。お前は生涯、その者
を守り抜かなければならない。決してお前はその者から離れることはできないだろう。」
この日、俺はあいつの呪いになった。
あいつは俺を「生かした罪」を一生背負って生きると決めた。
全身を泥まみれにし、両手をまめだらけにして、働き、働き、そして魔物と戦う日々。
そんなあいつに、俺はどう報いればいいのだろう。
あいつほど、頭もよくない。あいつほど、スポーツも出来ない。
性格だって、あいつみたいに良いわけでもない。
しかも、蘇生の際に性別まですり替えられた。もう隣で戦う事さえも出来ない。
でも俺だって、何かできる。あいつのために、何かは出来るはずなんだ――。
優希、将聖、十七歳。
転生し、たどり着いたのは、最大の魔界域フィナン・ジディと隣り合わせの寒冷地、メドーシェン。
見ず知らずの苛酷な土地で、二人の新たな生活が、始まる。
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TS要素あります。苦手な方はご注意ください。
初投稿、遅筆のため、月1回の投稿を目標としています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 00:00:00
512810文字
会話率:36%
騎兵が草原を駆け抜け、砲弾が大地を震わし、艦隊が大波を砕く――。
戦記に彩りを添えるは、女性士官・奥方様・美少女……女性陣は、ものぐさな知将が気になる様子。
「あと5分……いや、4分30秒でいい……寝かせて……くれ」
「少佐、作戦行動中で
す。仕事してください」
イタタタ……中尉、耳を引っ張るのは勘弁してくれ。
400年の長きにわたった帝国による五大陸七大海の統治――それが揺らぎはじめている。
広大な草原に育まれた騎馬民族国家
四方海に囲まれ船と暮らしてきた海軍国家
風雪に鍛えられた精強な将兵有する寒冷地国家
各地で国々が威信をかけ、立ち上がる。
それらを迎え撃つのは、このぐーたらな知将が所属する帝国軍。
彼は、戦術面から謀略面まで、斜陽の母国軍に変化をもたらす。
国家の存亡を賭けて、知将が黙考し、勇将が咆哮する。
次の一手をめぐる、智将どうしの盤上の応酬。
名将の采配は、芸術的ともいえる大軍の進退を生み出す。
「今朝も朝食前に軍議ですか」
「ああ、老人たちは朝早くて困る」
彼はあくびを噛みころしながらこたえた。
国と民を富ませる内政
国家の命運を背負った外交
国と国の誇りがぶつかり合う軍事
権謀術数渦巻く調略
蒸気機関技術が全盛を迎えようとしているリアルな世界とともにご体感ください。
少女から青年、婦人そして老将まで、数多の人物が織りなすドラマがそこにはある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 14:04:44
565226文字
会話率:18%
少し早めの初雪が降った11月の終わり。カーパス・ストレプトは耳のないウサギ獣人に出会った。獣人は奴隷として金持ちに飼われている可能性が高いセレステ。歩く火薬庫に関わってしまった、と後悔するカーパスの前に、再び獣人の女の子は姿を現した。予想
通り、金持ちの元から逃げ出してきた彼女は路頭に迷い、そして倒れた。
金持ちに少女を引き渡すか、リスクとともに保護するか。カーパスに引っ付いた爆弾はなかなか取れそうにないようだ。
しかし問題の規模は金持ちなんて相手にならないほど大きくなり――
寒冷地で繰り広げられる魔法と剣のバトル。そして恋愛ストーリー。
冬を目の前にした町で、カーパスは爆弾を無事解除できるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 23:06:29
44223文字
会話率:42%
自分しかいない北の寒冷地で、魔王に勧誘された話。
最終更新:2022-12-09 19:00:00
2438文字
会話率:8%
西暦1918年、人類が争い合う中で一つの隕石が地球に飛来した。直径1メートルにも満たないそれはユーラシア大陸北部の無人地域に落ちて、小さなクレーターを作った。
けれども、戦争中の人類にとって無人地域に落ちた小さな石ころの存在など気に留め
られるはずもなく、その時はただの小さな隕石の一つとして処理された。
しかし、それから十年後。戦火も収まり、人類が戦争による荒廃から立ち直り始めた頃、寒冷地に立ち込める霧の中からそれは現れた。
『ミスティック』
霧に扮したその化け物を人はそう呼んだ。
ミスティックには従来の兵器が通用せず、体の部位を破損しても霧のように散って再集合した。
対抗手段を持たない人類は瞬く間に生存権を奪われていった。
だが、このままでは滅びを待つことになるかと思われた人類のに一つの希望が差し込んだ。
『魔法』
まさしくそれはそう呼ぶにふさわしい力だった。
人の想いを源に生み出される不思議な力は、ミスティックの再生を許さず、彼らにとどめを刺すことを可能にした。
魔法を操る者『魔法使い』の活躍により、人類は生存権の六割を奪われたところでミスティックの侵攻を食い止めた。
それから、研究、訓練、そして想いを積み重ねた人類はついにミスティックへの反攻の意志を抱いた。
ミスティックの発生から百年後の西暦2028年。
人類によるレコンキスタが今始まる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 11:00:00
53490文字
会話率:57%
※こちらの文章は超実用用的なサバイバル術と、それに準じた知識を収録した創作資料です。
私たちの祖先はみな自然の中をサバイバル術で生き抜いてきました。それなのに子孫の私たちは文明や科学に頼りきりで、そうした厳しい自然の中で生き残る術を忘れて
います。
この文章に書きあらわされた知識は、サバイバル小説への参考にとどまらず、「実践」においても役立つこと間違いなしです。
(カクヨムにも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 16:47:37
24738文字
会話率:27%
冬、降雪、寒冷地域などの特定の環境下において能力が向上する職業。
建築物を通り抜ける、相手の欲望を読み取る、善悪を判別するなどその能力は多岐にわたる。
飛行能力を持つ獣を従え浮遊する運搬道具に乗って空を移動する。
良き者には褒美を、悪しき者
には罰を与える。
・・・
そう!サンタクロースである!
バイトと勉強、加えてゲームに明け暮れる大学生、倉須慎太はバイトを終え、一人、家路に着いていた。
ふと上を見上げると、雪の降る中何かが空を飛んでいる。
余所見をしていた慎太は雪道に足を滑らせ、後頭部を地面に強打してしまう。
頭を打ち気絶してしまった慎太が目を覚ますと目に飛び込んできたのは・・・白!
1m先すら見えない吹雪、木も石もない一面の雪原、辺りに人工物が見当たらず途方に暮れる慎太はあることに気づく。「冷たくはあるけど寒さは感じない?」
サンタクロース(という名のなにか)になった主人公の旅の記録。
サンタクロースの力の使い方を模索しながら、元の世界に帰る方法を探すべく、慎太は異世界を渡り歩く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 09:50:10
1101文字
会話率:22%
異世界転生した先は、寒冷地の小さな王国。
そんな王国の末端王族という、権力も権威もあまりない存在。
それでもチート能力は得たけども、それも不老という長く生きるという能力だけ。
特別な知識や技術があるわけでもなく、ただ長く生きられるだ
け。
そんな人間が、近隣にある大国の圧力などを受けてどうやって生きていけというのか。
というような話のつもり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 21:00:00
13238文字
会話率:3%
一年中雪の振る寒冷地帯の警備団長は、ある日怪我をした雪猫というモンスターと出会った。
幸せを運ぶという言い伝えのある雪猫、手当をして懐かれてからというもの、団長は妙に幸運が続き…。
最終更新:2021-03-04 12:55:25
3326文字
会話率:33%
寒冷地に生息するリス科やクマ科の動物のように、冬眠と活動期を交互に繰り返す。
そんな人生を長らく送っていると、どこまでが現実であってどこからが夢やバーチャルな世界での出来事だったのか、その境界線を見失い判別がつかなくなってしまう事がある
。
人並みには身長のある俺を、上から見下ろす威圧感たっぷりな巨大な体躯。
禍々しい気配と、狂気に侵されたかのような鋭い眼光。
凶暴な牙がのぞく大きな口からは、溢れ出る涎。
ここは、あの日から、そんな魔物たちが実在する世界へと変貌した。
愛用の大剣を振り抜いて両断し、圧倒的な威力の魔法を放って蹂躙する。
それが、俺のこの世界における魔物たちへの対処法だ。
ただし。
世界は大きく変化したが、人類という種が特別な進化を得て強者となった訳ではない。
ただ単に、俺が非常識な特技と特典を保有する一般的な人の範疇から外れた存在であるが故の対処法、なのだ。
しかも。
俺が、このような色々な意味での希少種へと成り果ててしまったのは、単なる偶然の産物だった。
あの日、大騒乱の渦中で、不運にもある厄災の被害者となったが為に気紛れな女神に選ばれる幸運と強運に恵まれた、運命の悪戯によるものなのだ。
一九九九年には恐怖の大魔王が降臨して世界が一旦は滅ぶが、二00一年には宇宙の旅が解禁され、そこから始まる二十一世紀には人類が繁栄を極める薔薇色の未来が開けている。そういった様々な空想や絵空事がまことしやかに語られていた古き良き時代は、ある意味で人類にとって最も幸せな年代だったのではないだろうか、と沁み沁み思うことがある。
二十二世紀という言い方が忘れ去られて久しい現代は、世界の前提条件や様々な常識が弱肉強食なファンタジーの世界に一歩近付く傍ら、人類社会の裏側では二十一世紀型の行き過ぎた資本主義経済がもたらす超格差社会が確立され、平凡な一般人にとっては肩身が狭く平穏に暮らすことさえ困難な世の中となっているのだから...。
そんな理不尽な世界で、俺は、平穏に暮らしたいと心の底から願いながらも、今日も我が身に染み付いた不幸体質が招くトラブルに翻弄される日々を過ごすのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-29 12:00:00
31799文字
会話率:33%
御神渡り
おみわたり
冬季の寒冷地で,湖面に一部盛り上がった氷堤が見られる現象。湖面が結氷したのち,
さらに厳しい寒さが続き,快晴で放射冷却の大きいとき,氷の上面に収縮亀裂が生じると,
亀裂に水が入り薄い氷ができる。日中,気温が上がり氷は膨
張し,
両側から圧力がかかることで薄い氷が割れてせり上がって氷堤が生じる現象である。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 13:45:44
9231文字
会話率:37%
寒冷地の我が家は今が、苺のシーズン、家庭菜園からの完熟苺、かたち様々かわゆしイチゴ、ジャムを作りましょう。
最終更新:2019-06-06 14:39:11
628文字
会話率:0%
肉食獣の驚異と草食獣との生存競争に敗れ、遠い祖先は寒冷地へ逃げ延びた。厳しい自然環境の中で何とか命を繋ぐ。その地で頭を働かせ、知恵を使うことによって知能を高めた一族は、機械文明を獲得する。強力な飛び道具を造り、大きな動力を操ることにより攻
勢に転じた……
2019.06Up
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 10:59:46
24243文字
会話率:38%
ファンタジーな世界で遊ぶゲームがやりたいです。リアルなやつ。…いや、実際にはここまでリアルじゃなくて良いですが。
キーワード:
最終更新:2018-11-18 09:39:57
534文字
会話率:20%
シャワーの水が凍ったそうです。寒冷地にはよくある…かも?
最終更新:2018-02-08 20:52:43
314文字
会話率:0%
正式タイトルは『お風呂に入ったら霜焼けが切り落としたいくらい痒い件』
最終更新:2015-03-16 02:28:50
2395文字
会話率:0%