小学1年生の柿谷沙奈は、亡くなった祖父の葬儀に出席するという両親に連れられて山間にある本家を訪れた。途中の道すがら、子ぎつねと子だぬきを見かけた。街で育った沙奈は野生動物を珍しく思いながらも、父親の実家である本家を前にその立派さに驚いた。
柿谷家は土地神を祀る神社の神職でもあり、地元住民との間を取り持つ総代でもあった。総代とは土地神の守り人の役目もあり、葬儀は一週間もかけてさまざまな儀式を行うことになっていた。
様式に則った儀式やその準備に7歳の沙奈が手伝えることはなく、年の近い従弟の利都とはなぜだか仲良くなれず離れ屋でひとり暇を持て余していた。
そんなとき、一匹の子ぎつねが姿を現して仲良くなった。言葉も話す子ぎつねアキが案内してくれた林の中に、老松御殿と呼ばれる屋敷があり、そこで老松さまと出会った。
このことは絶対にだれにも話すなというアキとの約束を守る沙奈。
そして夜を通して老松御殿で行われる儀式の間、困っている儀式の客の道先案内人を始めたアキと沙奈、狸族の子、チカの3人。
調子に乗った3人はお困りごと解決処『狐狸ん堂』を結成するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:00:00
18567文字
会話率:52%
子だぬきのたぬちゃんは、秋の実りを収穫し、秋祭に参加します。そこで、キツネさんから想定外のお願いをされます。
最終更新:2024-10-02 09:30:37
2379文字
会話率:35%
子だぬきのたぬちゃんは、あちこち寄り道しながらお散歩します。
今日は、近所にお散歩のつもりが、大冒険になってしまいました。
最終更新:2024-08-13 14:22:29
2827文字
会話率:29%
「王子の婚約者だけど冤罪をかけられました。彼らを嘘つきにしないように冤罪内容を全部ほんとにしてあげようと思います!」https://ncode.syosetu.com/n7992ia/ の、その後の小話。
ステラから王太子妃の座を奪おうと
した令嬢リリアと、ポンコツ王子に掛けられた冤罪を見事に本当のものとし、彼らを返り討ちにしたステラ。
その際、ステラがそれまで被っていた貴族令嬢としての皮が脱げて子だぬきな本性が露わになってしまった。
演技がバレないように他の生徒と距離を置いていたステラだが、もう演技をする必要もないのだから他の生徒と仲良くしたい! と一念発起。
子だぬきな令嬢、ステラが幼馴染達のみならず一般生徒にも可愛がられるようになるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 21:22:04
4874文字
会話率:38%
今日は初物の日。かあちゃんが腕によりをかけて、マツタケづくしの料理をこしらえてくれました。
マツタケ一切れで75日長生きできると知った子だぬきの兄弟、ポッペとコッペ。
ふたりが考えついたあることとは?
最終更新:2020-09-11 00:48:02
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会話率:48%
今夜は十五夜です。「十五夜にお月さまにお供えしたおだんごは、好きなだけだまってもらってもいい」ととうちゃんとかあちゃんに教わった子だぬきの兄弟、ポッペとコッペは、大喜びで人里へ出かけて行きました。
最終更新:2017-10-04 01:58:03
958文字
会話率:46%
医者のたぬきと、助手の子だぬきのものがたりです。
最終更新:2019-10-03 08:34:22
2343文字
会話率:34%
ひとりさびしく暮らしていたおじいさんの家に、ある日一匹の子だぬきが来ます……日本昔話風小説です、気楽に読んでみてください。
最終更新:2007-07-20 09:29:16
1489文字
会話率:18%