ヴェルシグネルセ王国、公爵令嬢リュスティ・モルゲンレードは『屍操令嬢(しそうれいじょう)』と呼ばれている。“闇属性”の魔力を持つ上に死者を操る彼女は世界の理に反する、と忌み嫌われていた。
だが、そんな彼女を家族以外で理解し心から愛し
てくれるのは婚約者である王太子イスクレム。
しかし亜人種との協定を結ぶ準備で忙しいイスクレムとはすれ違いが続く。おまけに人狼同士の揉め事も勃発しイスクレムはより忙しくなる。
寂しさのあまりリュスティは訪ねてきてくれたイスクレムが急ぎ王宮へ帰らなければばらないと聞いたとたん、贈り物の懐中時計を突き返す、というわがままをぶつけてしまう。
自分が悪いのはわかっているのに素直になれないリュスティ。
兄に諭され、イスクレムに会うために王宮へ行こうとしたその時、イスクレムの双子の弟である第二王子イスカルドの遺体が森の中で見つかった、という信じられない一報が入る。
普段は行かないような場所で見つかったイスカルド。遺体の横にはなぜかリュスティが受け取らなかったはずの懐中時計が落ちていた。
疑われるリュスティ。当然犯人ではないが、犯人ではない、という明確な証拠もない。
そして国王から「三か月の間にイスカルドを殺した犯人を捜せ。できなければ犯人として処刑する」と言われる。
その条件を呑んだリュスティは、護衛を持つため聖堂裏にある罪人墓地に向かう。
そこで人狼と人間の夫婦、元聖女、大商会の娘、医師だという青年の五人を復活させる。ざっと全員の話を聞いたリュスティは夫婦がイスカルド殺害事件の前に起こった人狼事件で処刑された夫婦だと知る。
イスカルドの遺体が見つかったのは人狼事件の現場とほど近い場所。
なにか関係が、と考え込むリュスティの後ろから声をかけてきたのは、亡くなった第二王子イスカルド。聖堂に安置されていたせいでリュスティの魔法を受けてしまったという。
だがイスカルドには自身が死亡した前後の記憶がないらしい。
人狼事件を調べることがイスカルド事件の解決にも繋がるかもしれない。そう考えたリュスティは死者たちを率いて人狼の村に行くことを決める。
そしてリュスティが導き出した事件の真相とは──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:00:00
89320文字
会話率:53%
デルフィーナは間違った淹れ方の紅茶を飲んであまりの苦さに思い出した。
別の人生を生きた経験があることを。
美味しい紅茶を。
飲みたいのは紅茶じゃなくて珈琲であることを。
大航海時代にさしかかっている三つの大陸があるこの世界で、デルフィーナは
絶対に珈琲を飲むと決意する。
大商会を傘下に置く子爵家の令嬢が、ちまちまと食や道具類に変革をもたらしながら、珈琲と出会うまで奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:45:37
428451文字
会話率:24%
侯爵令嬢アマリアは公爵令息サンドロと婚約した。
サンドロは自分好みの女性ではないアマリアを疎み、アマリアを虐げる。
アマリアはサンドロから人前で『装飾品』呼ばわりされたことで、ついにサンドロを捨てる決断をした。
アマリアは格上の
公爵家との婚約を解消した代償として、平民となって商人の道を歩き始める。
そして、かつてアマリアの家に仕えていた老執事の孫で、今は大商会の長となったエデルと知り合う。
少女だったアマリアは、多くの人々に支えられながら、商人として、大人の女性として、成長していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:06:59
15284文字
会話率:10%
ひょんな事から異世界転生した三匹のおっさん達は、チート能力こそ貰えなかったもののそれぞれの環境を活かして成長。15歳の成人日に再会した。
だがこの三人、妙にキャラが濃い。
辺境伯三男坊、ジオグリフ―――SFオタ。
大商会会長の孫娘
マリアーネ―――百合豚(TS済み)。
普通の村の猟師レイター―――ケモナー。
満を持して再会した三人は、無駄に鍛えた魔力とオタク特有のアイディアで奇人?変人?だから何?とばかりに異世界を蹂躙し始める。西にシリアスあらばノリと勢いで破壊し、東に鬱展開あらば「いるさっ。ここに三人な!!」とクラッシュ。
色物三匹がゲラゲラ笑いながら異世界を楽しむ脳みそ空っぽ痛快ファンタジー、ここに開幕。
ネタに走っている転生モノです。後、制作に関して今まで個人的に禁じ手としていた物を解禁しております。以下、その要素。
・パロネタを自重しない(作品名は流石に伏せ字)。
・なるべく1話辺り2000文字前後に抑える。
・難しい設定は考えない(多分)。
・地の文をなるべく増やさない(個人主観)仕様にする。
・プロット無しで書くので作者にも着地点が分からない。
・だから設定矛盾を恐れない。
そんな本作ですが、割り切ってギャグ特化で行きます。鬱っぽい要素が出てきてもクラッシュする前フリの安心設計です。
元はカクヨムコンに投稿していたのでカクヨム様にも同じのがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:00:00
424596文字
会話率:45%
これは「ずっとあなたが好きでした。卒業式の日にお別れですか。」に出てきた、ロージイの話です。
※燃えるような赤毛の美貌の女。ロージイ。
自分の魅力と能力を最大限に生かして生きてきた。
メリイという公爵令嬢から、婚約者のルートと言う青年を寝
取り結婚した。
だが、結婚生活は短く、未亡人となった。
その彼女を雇い入れてくれたのは、大商会「ダイシ商会」のダンと、サリー親子である。
(ずっとあなたが好きでした〜より。)
その後、グランディ王国のモルドール領にルビーの買い付けに行ったが、以前やらかしたせいで追い払われる。(続 グランディ王国物語より)
今回はその帰りから話は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:16:27
32685文字
会話率:45%
※1/31に序盤を改訂しました。詳しい事は活動報告をご覧ください。
少年の名はジェイナス=昴=アーマガルド、十六歳。
ピチピチの転生者にして、隣国とバチバチやりあっている辺境華族の長男坊だ。
このまま剣戟と爆炎だけが友達の灰色の青春
を邁進する事になるかと思っていたら……なんと、敵国の姫が! 宰相の孫娘が! 幼馴染の大商会の娘も! 許嫁としてやってきた!?
どうしてこうなった? 一体何が起こっている? モテ期が来るなら予告ぐらいしておいて欲しい!
しかし、彼女達は何やら訳アリで……。
突然大物許嫁が押し寄せてきた彼の運命や如何に!
剣と魔動と婚活の快刀乱麻ファンタジー、風騎委員は蠢く悪を影で斬る!
突然大物許嫁が押し寄せてきた彼の運命や如何に!
剣と魔動と婚活の快刀乱麻ファンタジー、風騎委員は蠢く悪を影で斬る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 20:11:50
841906文字
会話率:37%
侯爵令嬢クラリスは、婚約者である王太子エドワードに平民の侍女リリアーナとの浮気を理由に婚約破棄され、悪役令嬢として貴族社会から嘲笑される。だが彼女の正体は、隣国と結ぶ巨大商会の実質的支配者。その権力を使い、自分を陥れた者たちへの復讐を開始す
る。共に動いたのは隣国の第一王子ユリウス。冷静な彼に支えられながら、クラリスは国を動かす力と誇りを手に入れた。復讐後、ふたりは政略結婚として婚姻を結ぶが、やがてそれは深い愛へと変わる。結婚式ではかつての裏切り者たちを前に、誇り高く生きる姿を見せつけ、完全勝利。そして王妃となったクラリスは、夫ユリウスとの間に第一子を出産。過去を乗り越えた彼女は今、最愛の家族と共に真の幸せを掴んでいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 08:44:56
5574文字
会話率:35%
一定量の魔素が世界にあふれたとき聖剣が現れる。
そして最強の人間、勇者召喚がおこなわれる。
はずだったのに、せっかちな王様が急かしたせいで
召喚できたのは、仕事に疲れた33歳の美容師、中島陽菜と29歳のサラリーマン小野寺香月の二人だった。
呼んだはいいがこの二人、土地勘も無い異世界で魔王城迄本当に行けるの?
心配になった大臣は道案内の名目で悩みのたねになっている騎士団の二人、継母の伯爵婦人から煙たがられている金髪の美丈夫アルフレッドと力加減を知らない破壊者チャーリーを指名した。
出発の日、勝手についてきたのが騎士団であり大商会のお坊ちゃんブライアンとお供のリン。
それとチャーリーのペット大猫のニケが合流して
6人と一匹が魔王城へむかう。
ノリとツッコミのどたばたコミカルファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 15:00:29
11495文字
会話率:43%
大商会を営む男爵家の娘ミラベルは、自らも絵画部門部長として働いている。今日も商会の抱える画家の絵を売り込むために茶会に参加していた。
最終更新:2025-06-04 16:30:41
9554文字
会話率:32%
大商会の娘デボラは、第一王子の婚約者であった。
真実の愛のせいで、王子は婚約解消を言い出すが…
最終更新:2021-06-24 16:00:00
3161文字
会話率:32%
特待生として名門エグランテア学院に入学したアメリア・ラクロワ。新たな学びを求めていた彼女の前に現れたのは、完璧な王子様のような侯爵家の嫡男ルーカス・グレイフォードと、色気漂う大商会の息子アレクシオ・フォルツィ。二人の個性豊かな少年との出会い
は、彼女の日々を大きく揺さぶっていく。
一見華やかに見える彼らだが、それぞれに秘められた想いや葛藤もあり、アメリアはそんな彼らとの関わりを通じて、自分の進むべき道や本当の気持ちを探し始める。友情と恋心が交錯し、次第に彼女の心に芽生える思いは誰に向かうのか。
そして学院での日々が進む中で、彼女は人生の大きな選択を迫られることに。アメリアは誰を選び、自らの夢と恋愛の狭間でどのような決断を下すのか――彼女がたどり着く答えとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 22:46:32
112499文字
会話率:36%
王子からいわれのない罪で婚約破棄され、国外追放されたけど、令嬢には天才的な商才があったので隣の国で商会を起し発展させ大商会の会長になる。
後に王子の国が大飢饉に襲われ食料を輸入しなくてはならなくなったが、食料の流通を牛耳っているのは令嬢であ
ったため、輸入もできず王子の国は衰退の一途をたどるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 06:00:00
142512文字
会話率:58%
侯爵令嬢リリアーヌ=ラッツィは生まれる前から同じ侯爵家の令息であるマイウェイ=ボンとの婚約が決まっていた。子どもの頃は『ぽっちゃりしてて可愛い』カップルだったはずが、思春期になるとマイウェイは男爵令嬢のキラと浮気をするようになりました。
マ
イウェイより婚約解消を言われたその時、『バード商会』の商会長の息子であるベルタス(平民)がリリアーヌに婚約を申し込んだのです。
ベルタスはその商人ならではの審美眼により気づいていました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 12:26:26
7151文字
会話率:56%
日本に生まれたヒモと異世界に暮らす令嬢の物語。
前触れもなく唐突に異世界へ転移した大学生の霊泉透流(レイゼントール)。なぜかトールだけに見える赤いロープの先には、大商会の令嬢ルチアーナが居て…。
最終更新:2025-01-22 18:00:51
88523文字
会話率:49%
オルクセン王国史 二次創作
キャメロット産業革命初期
星欧中を戦火で揺るがす「デュートネ戦争」の最中、オルクセン王国内のファーレンス商会私設農業試験場「ラピアカプツェ農業技術試験場」では、労働力不足から畑を荒らす鹿の群れに悩まされていた。あ
る朝、空から謎の大鷲族が、巨大なボス鹿を見事に仕留め、村の英雄となる。しかし彼は傷つき倒れ、救助を受ける中で謎めいた言葉を口にする――古典アールブ語。高度な教育を受けた者しか話せないその言語を母語とする彼の正体に、コボルト族の運営長ヴィルヘルムは疑念を抱く。
この謎の出会いが、やがてオルクセン王国のファーレンス商会とキャメロットの大商会との間で交わされる「キャメロット連合王国をひっくり返す」密約のきっかけとなるとは、誰も予想しなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 21:22:51
234744文字
会話率:42%
大商会の娘シェリーは、王国第四王子と婚約をしていた。
しかし王子は貴族令嬢であるゼラに夢中で、冷たくあしらわれる。
婚約者とまともに話をすることすらできない状況に、シェリーは次第に自信を失っていく。
そんな中、シェリーは王子とゼラがすでに
爛れた関係であることを知る。
失意の中、向かったのは旅一座の公演だった。
そこで目にした演劇に心を動かされ、自分もそうなりたいと強く願っていく。
ある日、演劇団の主役である女神役の女性が失踪。
その時、シェリーの胸に火が着いた。
「私……やってみたい」
こうしてシェリーは舞台の主役として、ライネスの前で女神役を演じることになる。
自信を失った少女が自信を取り戻していく逆転劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 21:31:53
9994文字
会話率:35%
大商会の一人娘、リビアは退屈だ。
ある日、メイドから、弟妹の話を聞く。
退屈しのぎに、義妹が欲しいと父にお願いする。
1年限定で義妹をレンタルした。
来たのは10歳の熊のヌイグルミを抱いているメアリーだった。
おねだりをするものだ
と思ったが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 12:31:14
3442文字
会話率:66%
辺境の大商会ハイニー家の両親は体の弱い妹クラーラを溺愛し、姉エステルは放任されてきた。それでも婚約者テオとの未来を支えに努力してきたエステル。しかしクラーラの部屋で仲睦まじく抱き合う二人を見てしまう。両親も、そしてテオの両親も愛し合う二人を
認め、エステルの気持は顧みない。誰も彼もが都合良くエステルを利用するだけ。絶望したエステルは町を彷徨い、とある看板を目にする。
「国軍兵訓練所・志願者受付中」――あの人達のいないところへ行きたい。でも自分一人ではどこにも行けない。国軍なら力ずくでどこかへ連れ去ってくれる。エステルはそう思った。
ゆるふわ美少女妹に婚約者を寝取られた不遇姉が軍に入って商家の経験を生かしてそれなりに認められて出世して新しい恋人もできて人生仕切り直し成功する話。妹と元婚約者と両家の両親は勝手に沈んでいく。ざまぁは薄め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 12:49:22
68441文字
会話率:23%
「婚約は永遠に続く?」の主人公、ハインズ商会の商会長ジーナ(ジョジーナ)の娘、リセルと不思議な能力を持つオルトン皇国の第六皇子のキーナンとの恋物語です。前作を読んでいなくても大丈夫です。後半に少しざまあがあります。全体にほのぼの系です。「婚
約は・・・」がちょっと重かったので、軽めにしたいと思いました。興味がありましたら「婚約は永遠に続く?」も読んでくださると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 07:16:53
20748文字
会話率:53%
今はオルトン皇国の大商会の商会長であるジーナ・ハインズは、元はエルサス王国の伯爵令嬢ジョジーナ・ルドウィンだった。戦争で他国へ避難を強いられ、オルトン皇国で知り合った商人と結婚した。だが、伯爵令嬢時代に婚約者がいた。彼の名はフィリアス。順調
に愛を育んでいたが、レリアと言う義従妹が現れ、その関係にひびが入っていく。婚約解消は恙無く行われたはずだった。それから二十年の月日はそれぞれに辛い経験を重ねていく。フィリアスは幼い頃からジョジーナが好きだった。誤解を解くために戦争が終わっても彼女を捜す努力をしていた。ジョジーナと再会し彼女に結婚を申し込むが......。
重い部分もありますが、コメディの要素もあります。戦争の場面や襲撃される場面などもありますので、苦手な方はお気を付けください。
一応、ハッピーエンドにはなると思います。
全六話です。毎日、誤字を確認しながら投稿する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 07:17:55
26035文字
会話率:30%
大商会の当主、レイリン・フローレスは婚約者との結婚を一ヶ月後に控えていた。
しかし、妹のリリーに婚約者を奪われてしまい、さらにずっと経営してきた商会までも奪われる羽目に。
一ヶ月以内に出て行けと言われ、二つ返事で同意するレイリン。
なぜな
らレイリンは、ずっと当主を辞めたかったのだ。
後腐れなく、屋敷を去るための最後の仕事が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 23:46:08
16952文字
会話率:33%
商人「異世界転生者くん! もっと儲ける方法はないかね?」
異世界転生者「ありますよ」
最終更新:2023-09-06 00:04:06
3552文字
会話率:91%