令和2年、2020年。
突然、全世界で空間がゆがみ違う世界と接続される現象が起きた。その空間にはいたのは、モンスターとしか言いようがない奇妙な生物。
その奇妙な異世界との接点は塔のように、あるいは地下迷宮のように地球に定着し、だれが言
い出したともわからないままダンジョンと呼ばれるようになった。
そしてそれとともに、ダンジョンの中で魔法のような力を行使し戦う者、魔討士が生まれた。
ダンジョン発生から3年が過ぎた2023年。
片岡水輝。高校二年生にして、風を操る刀を持つ乙類7位の魔討士。
彼は今日も街角に現れるダンジョン(通称、野良ダンジョン)に挑む。
都内だけでも奥多摩、八王子、新宿。ダンジョンがあることが日常風景になった東京。
金のため、名誉のため、信念のため、自分の欲望のため、様々な理由で魔討士となりダンジョンに挑むと魔討士たちの戦いと日常の物語。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 17:20:00
678100文字
会話率:33%
仕事に疲れ、彼女に去られた僕、風戸澄人。
そんな僕が新宿で会った少年が奨めてくれた転職先は探索者だった?
少年の話が終わったそのとき、僕がいたのは無人になった東京。そして、その東京には魔獣と、異世界からきた探索者が闊歩していた。
現代の物を動かすことができるスキル・管理者を使い、異世界からやってきた探索者たちとともに、変わってしまった東京で、僕の冒険が始まる。
主人公は強いけど無双するほどではない、スキルは便利だけどチートではない、そのくらいのバランスで書きたいと思います。
異世界の価値観とぶつかったり、違いに戸惑ったり。廃墟の東京で不慣れな戦闘や修羅場で苦労したりしながら成長していく、そんな話にしていこうと思います。
感想等お待ちしております。
主要キャラの挿絵あります。
★
1章は無人の東京に放り出されて探索者になるまで。
2章は東京での活動領域を広げるための東京を舞台にした冒険。
3章は異世界が東京の物の影響を受けて変化するのを、異世界と東京を行き来しつつ協力したりようなちょっと日常パート。
4章は、六本木を舞台にして、消息を絶った異世界人捜索。
5章は、異世界での貴族との戦い。
6章は、池袋を舞台にしたヴァンパイアとの戦い
7章は近日中に描き始めます。
校正も併行してやってます。
◆
講談社・レジェンドノベルス様から10/5の創刊に併せて書籍化しました。
現時点で2巻まで発売中です。今後ともよろしくお願いいたします。
読んでくれた人、感想をくれた人、誤植を指摘してくれた人、ウェブの挿絵を描いてくれたお二人
編集各位、イラストレーターさん、この作品に関わってくれたすべての人に感謝します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 17:14:42
894991文字
会話率:36%
召喚魔法を極め世界最強と呼ばれる魔法使い。奈落の門から現れた魔竜を打ち倒した彼はより強い敵を求めて未来に時間転移をした。
500年先で彼を待っていたのは、精霊魔法により大きく進歩した世界、召喚魔法が失われた世界。
そして、精霊の力で
動く機動兵器と再び開いた奈落の門だった。
より強い敵を求めて時間転移した500年前の最強召喚魔術師の時代を超えた戦い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-12 21:12:16
10843文字
会話率:28%
ゲームクリエイタの『俺』は、ファミレスでカレーを食っていたらタンクローリー事故に巻き込まれた。
目が覚めたら暗闇の中。同じく巻き込まれたらしい若者たちとそこを脱出してみれば、出会ったのは言葉の通じない外人さん。
しかも彼ら、魔法なんてものを
使ってみせる。どうやら異世界転移というヤツらしい。
だけど、この世界のことを知るほどに、この『異世界』への疑問は募る。
そして、思いがけず手に入れた『ヒント』は、俺を東を目指す旅へと掻き立てる。
その先で、元の世界へ帰る方法を、この世界の真実を、『俺』は見つけることができるのだろうか……?
――という感じの作品です。
過去作との関連性から、先入観を持たない人にも読んでもらいたく思い、カクヨムにて公開していた作品ですが、無事に完結してしばらく経ったので、こちらにも投稿いたします。
過去作との関連といっても、世界観に共通性があるだけで、本作単体で読んで頂いても不都合はないはずですので、私の作品を初めて目に留めていただいた方も、お気軽にご覧頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 18:48:32
234629文字
会話率:25%
『負霧』
それは、じめじめと湿っぽい黒い霧のようなもので、心の内の黒い感情や想い…ストレスなど、目に見えない不快なものが、心や体内に溜まりすぎると黒い霧状となり、それらが体の外に溢れ出て見えるもの。
今年から高校生になる藤堂永久は、そ
の『負霧』が見えたり、人々の心の声が聞こえる『力』のある不思議な女子高生で。
だが、その力は不十分で、永久は日々修行をしながら、永久の祖母が話していた『悠久欠片(ユウキュウノカタワレ)』と呼ばれる、もうひとりの力を持つもの─永久の片割れを探す。
そんなある日、同級生の浅桜絆という男子に出会い、絆の書いた詩に触れた瞬間────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 11:52:52
13191文字
会話率:51%
皆さん、呪文詠唱は好きですか?
私は大好きです。
呪文詠唱はゲームや漫画、小説などの創作ファンタジーでは馴染み深いものです。
数多くの作品に登場しているだけありその種類は様々ですが、そのどれもが所謂『中二的』でかっこいいのが特徴と言えるで
しょう。
さて、この呪文詠唱ですが、よりかっこよく見せる(聞かせる)にはそれなりに工夫が必要になります。
難しい漢字や言葉を使ったり、数字や外国語を取り入れたり、響きの良い言葉を選んだり……
皆さま色々試行錯誤をした上で、呪文詠唱は作られるワケですが、正直こればかりはセンスとしか言いようのない部分もあります。
理由は、言葉の取捨選択やタイミングなどによって、捉えられる印象が大きく変わってしまうからです。
また、音声にする場合の響きも重要になってきます(読み手の実力によって印象も変わってきますが)。
このエッセイでは、そんな呪文詠唱の中でも個人的にセンスが良いと感じるものを紹介していきたいと思います。
※というか、個人的に気に入っている呪文詠唱と言い換えてもいいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 23:01:02
23627文字
会話率:12%
中条聖夜は、魔法とは無縁の一般家庭で生まれた。しかし、ある日原因不明の病で倒れた彼は、その身体に膨大な魔力を宿していることが判明し、両親に捨てられてしまう。そこに現れた1人の女性はこう言った。「私の弟子になりなさい」と。それが、彼の人生の
転機。自らを救ってくれた女性を師として仰ぎ、魔法使いとして生きる道を選んだ中条聖夜。呪文詠唱ができないというハンデを抱えながらも、魔法使いとして生きる道を選んだ彼は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 19:46:03
2654264文字
会話率:39%
あっ!私、異世界転生者だわ。
うん。なんかラノベでこう云う展開見たことある!
自称のほほんと異世界転生生活を送っていたルーナは、無自覚に幼馴染兼専属従者のギルバートと魔法チートを極めていた。
え?全属性適応って皆じゃないの?
呪文詠唱何
それ?思い浮かべたらできたよ?
魔力枯渇ってお腹減るだけだよね??
「ギルっ!いっくよー!!」
「お嬢っ!!またやらかしましたねっ!自重して下さいっ!」
「大丈夫だよ!!ゴリ押しでなんとかなるよ!!」
のほほんと過ごせれていたのもつかの間、残っているものは只、建国以来存続しているという古い血筋だけの貧乏伯爵家の長女としての責務を果たす時が来たルーナ。
しかし、こんな貧乏伯爵家とわざわざ婚約したいという物好きもいないと気付いたルーナは持ち前の魔力を武器に王立学園で好成績を修めれば玉の輿も狙えるかも?!と考え、ギルバート曰く脳筋思考を封印し真逆の大人しめ令嬢として過ごすことを決めた。
不肖、ルーナ・ヘルゲンまだ小さい弟2人(天使)を養うために全力で猫被って逆玉狙いますっ!!
あれ?!王太子殿下?!私はそこそこの玉の輿を狙っているだけであって、王妃は無理なんですよ?!
「ルーナさん?ゴリ押しで何とかなるんですよね?私も、貴方との結婚をゴリ押しで進めさせていただきますね?」
※他サイトにも掲載しております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 19:42:49
21628文字
会話率:29%
「聖女ジェシーヌ! 貴様との婚約を破棄することを宣言する!」それがミーシス国公爵子息、ラクーヌ・リーブの言葉だった。ジェシーヌ・エフィアは、五歳で聖女の認定を受けた。だが、義母を呪術で殺害したと断罪された。ラクーヌはジェシーヌの婚約者であっ
たのだが、父の再婚相手の連れ子に、いつの間にか奪われていた。婚約破棄は、実際はどうでもよかったのだが、ラクーヌは追い打ちをかける。
「偽りの聖女よ。我が国を謀った罪、軽くはない。ミーシス国、議会筆頭公爵家は、貴様に即刻、国外追放を命じる!」
こうして、その日の夕刻、ミーシス国首都の第三外壁西側に、ジェシーヌは放りだされた。右足腱を切られ、咽喉を薬で焼かれ、両手は魔力封じの縄で縛られ、左目を深く切られていた。
破邪の呪文詠唱も、神への祈願奏上も叶わない。
――なんで、なんで私がこんな目に……
この物語は、すべてを奪われた少女が、聖獣と、騎士に助けられ、国に長く沈んでいた呪いをすべて解いていくお話である。
最初はダークですが、徐々に明るくなります。ハッピーエンドですのでご安心ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 21:54:46
9478文字
会話率:16%
大学入学共通テスト初日の朝、すっ転んで目覚めると、そこはどこかの土の道の上だった。
とても親切なお姉さんに助けられ、知らない世界で生きていくことにした、リケジョ志望詠唱士の修行生活やいかに。
最終更新:2022-04-02 23:32:16
67264文字
会話率:56%
使ったことはないけれど、気になる言い回しってありますよね?
多分使う機会はないであろう、ある言い回しのお話。
最終更新:2022-03-05 16:37:22
2694文字
会話率:7%
私、小学3年生の高村まんご。
おばあちゃんが、先週川でマンゴスチンを拾って来たの。でもね、そのマンゴスチンは、普通の果物じゃなくて、魔法少女に変身するための『果物型変身装置(フルーツデバイス)』だったんだ。
私はこのデバイスの力で
、魔法少女『フルプリマンゴスチン』に変身できるようになっちゃったの。
そして、なんと、巨大な虫みたいな化け物と戦う羽目に。
もちろん、私は魔法少女だからね、魔法で戦うんだよ。長〜い呪文詠唱もしないといけないけど。
大丈夫。 私は国語は得意なんだ。
そして、友達のドリアちゃんと同人活動をすることになったんだ。
『フルキン』として活動していくからねっ! 魔法少女同人作家の活躍を読みに来てねっ! よろしくねっ!
合言葉は、『マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!』だよ!
【ダンジョンには第2章の『A's』から潜ります。『A's』から読み始めても理解できるように導入を用意しております。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 07:00:00
322548文字
会話率:29%
魔法を使いたいか?
詠唱したい者よ、今こそここに集え!!
訳:魔法を使いたいですか?呪文詠唱集を見てみたい方は、どうぞ、ご覧ください。
最終更新:2021-07-27 20:28:14
213文字
会話率:0%
【PV30000感謝です!】
ある日、突然異世界に転移した蓮斗。そこで知識を有する剣、インテリジェンスソードのクリスと出逢う。蓮斗とクリスは、スキルの絆に依って命を共有する事になる。蓮斗が死ねばクリスも死ぬ、その逆も然り。蓮斗は以前の世界
に戻る方法を探す事を決める。また、クリスは失われた記憶を求めて模索する。
そんな中、蓮斗は歪みについて知る。歪みの出現と同時に他にも転移者が出現する事も知り、それが戻る為のキーになると考えて行動する。クリスは前世の記憶の一部を取り戻し、一時的に前世の姿に戻る力を得る。蓮斗が男だと思っていたインテリジェンスソードは、可愛らしい女の子だった。
クリスに思いを寄せる蓮斗、それを気に掛けるクリス。蓮斗と相棒のクリス、二人に迫るのは、強敵か、協力者か、はたまた恋敵か? 二人(?)が織りなす冒険譚。蓮斗とクリスはこの世界に何を見出だすのか?
※カクヨム様でも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-25 16:11:04
254053文字
会話率:60%
「まじかる☆みらくる☆めるくるりん♪」
変身の呪文の発声練習が日課の男子高校生、万生橋幸一郎は、クラスメイトで『水の魔法少女』である白雪優兎のパートナーマスコットの《亀》だ。
万生橋はある日、ちいさなおっさんに、願いを叶える代わりに魔
法少女のマスコットとして活動し、負の感情の塊である『ミタマ』を退治して欲しいと頼まれる。『ミタマ』退治にはノルマがあり、それをクリアしないと報酬は発生せず、万生橋と白雪は一生、魔法少女とマスコットとして生きていかねばならないという。
にも関わらず。ノルマは想定外にキツいし、変身コスチュームは(大変ありがたいことに)超キワドくて恥ずかしい!!
もう深夜枠確定! それでいて他の魔法少女は、何故かまったく協力的でないし!!
パートナーである白雪は、『自分だけ恥ずかしいのはイヤ』とかいう意味の分からないダダで万生橋を引っ張り回す!
「パートナーは、もっと優しい子がよかった……」
サヨナラ、俺のハッピーマスコットライフ。
これは、思春期真っ盛りの高校生のふたりが、『パートナーマスコットシステム』によって契約し、年甲斐もなく魔法少女とマスコットとして活動をするラブコメである。
果たして万生橋はマスコットとして、男子高校生として、ハッピーエンドを迎えることができるのか――?
※とある文庫新人賞の一次通過作品の供養、改稿版になります。
是非お楽しみいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-18 22:00:00
106777文字
会話率:51%
異世界転生の際に、このスキルを要求したはいいけど……
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「GALLERIA」「Novelism」に同じモノを投稿しています。
最終更新:2020-12-05 23:02:35
1152文字
会話率:30%
<3行であらすじ>
・ラッパーに憧れていた平凡なおじさんが異世界転生する
・その世界の魔法戦闘は、現代のラップバトルと酷似している
・主人公のラップが知らずに伝説級の呪文詠唱となり無双していく
<長めにあらすじ>
学生時代のミュージシャ
ンの夢を諦め、平凡な会社員人生を送るアラフォー主人公・後藤啓治。
ある時ラップバトルに憧れ、自分もステージに立とうと密かに特訓を重ねるが、ようやく迎えたデビュー戦のイベントで、落雷事故に巻き込まれ死んでしまい、異世界へ転生する。
そこで初めて見た魔法戦闘は、まるでラップバトルのようだった!
即興で組み立てた呪文を、相手に浴びせるように詠唱する。
それを対戦者同士が拍子に合わせて交互に詠唱する戦闘方式。
魔法の威力が呪文と詠唱次第で大きく変わる、まさにラップバトル。
魔法をラップと誤解した主人公は、宮廷音楽家のオーディションと間違えて、宮廷魔法師の登用試験に参加してしまう。
主人公が瞬時に呪文(リリック)を組み立て詠唱(ラップ)すると、どれも伝説級の魔法になってしまい、凄まじい勢いで魔法師試験を勝ち上がっていく。
武力0の元おじさん主人公が、ラップだけで魔法戦を勝ちあがるシリアスギャグ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 13:09:19
178054文字
会話率:30%
魔王対勇者!
勇者は最後のとっておき、最強の魔法の詠唱を始める!
最終更新:2019-08-25 11:43:02
253文字
会話率:67%
ヴァルテンブルク家は、その昔すごい魔物を倒したすごい英雄の末裔……と言われているが、今はど田舎で小さな領地を経営している貧乏領主だ。
ある日、そこに神託を受けたという戦神の司祭が訪ねてきて……。
「」→通常のセリフ
【】→呪文詠唱
そんな
くくりでお送りしています。
以前投稿して半端になっていた同名の作品を直してあげています。旧作は現在凍結しておりますが、そのうち削除します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 11:03:08
89844文字
会話率:40%
エルフの「シルク」の呪文詠唱によりクルーに異変が…!!!
最終更新:2018-04-19 22:59:20
800文字
会話率:52%
ある時目覚めると既視感のある草原にいた私。とりあえず愛しい妹たちを呼ぼうとしたらメニューが開けないという絶望。
とりあえず妹たちを見つけて全てはそれからだ! 転生、転移、閉じ込められ、どうでもいいのよそんなことは。
これは仮想世界の妹たちに
シスコン拗らせた私が、なんやかんやで面倒ごとに巻き込まれたりしながらも、邪魔する敵をぶっころがしてなんとか姉妹水入らずのいちゃラブ生活を模索したい、そんな物語。
なおお姉ちゃん(私)の頭はそんなに良くない模様。
(旧題)片翼天使なお姉ちゃんは半吸血鬼な妹たちと幸せに暮らすため、邪魔ものをやっつけることを決意しました。(5/10改
※拙作『閃律のスペクトラム ―仲好し姉妹はイチャイチャと“現在”を謳歌中―』の大幅全面改稿品となります。
キャラクターや設定等はそのままにストーリーライン等を調整、カットしたり足したりその他、そのまま改稿とはいかなくなったため新たに投稿し直しました。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 19:42:31
108352文字
会話率:32%
中学生の【ボク】は眼帯と包帯を着用したいつものスタイルでくつろいでいた。
そこへ生意気な【妹】がやってきて、いつものように【ボク】のことを中二病だなんだのと悪口を叩く。
しかし、その日はいつもと違うことが一つあった。
それは、十五
歳で中二病を卒業することを決めていた【ボク】の十五回目の誕生日であるということだ。
そして卒業にあたり一切の悔いを残さないよう、十五歳になる寸前にある儀式を執り行うことにした【ボク】は、【妹】が外出している隙に自室で魔法陣を描き、声高らかに呪文詠唱を行うのだった。
――これは【ボク】が幻想と決別し、中二病卒業を目指そうとしたとある一日の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-03 20:03:28
16232文字
会話率:24%