魔術大国であるオスマンサスで生まれた主人公・柊颯斗は、物心ついた時から町外れの小さな孤児院にいた。
そんな颯斗に転機が訪れる。五歳の誕生日の前夜。
いつものように一人寂しく窓の外を眺めていた颯斗は、三十代半ばくらいの、眼鏡をかけた男性が歩
いているのを見た。この辺りで知らない人を見ることはめずらしいので、興味をそそられじっと見つめていると、ふいにその人が颯斗の方を向いた。
颯斗は驚いて窓際から逃げ出しそうになったが、
「まあ、待て坊や、少し見ておいで」
その言葉には魔法のような力があり、自然と足を止めてそちらを向くことができた。
その様子ににっこりと笑った彼は、自然な仕草で腕を前に出し、その周辺のあらゆるものを凍らせてみせた。
「これは、《氷》という魔術だ。君は【まだ】魔術は使えないだろう。魔術は限られた人にしか使えない。使えるようになったら、魔術学校においで。待っているよ」
あの人の言葉に励まされて、魔術を使えるようになりたいと、強く願い続けることができたのかもしれない。
その結果、今、僕は…
ずっと、もし魔術が使えるようになったら魔術学校に、今はもう顔も覚えていないあの人を探しに行こうと決めていた。そして、あのときには伝えることのできなかった、感謝を伝えよう。
その後は…
なるべく静かに学校生活を送れたらそれでいいかな。
これは、一人の孤独だった少年の波乱の人生の一幕を描いた物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 19:38:20
2171文字
会話率:14%
心からの願いならばなんでも叶えられるという謎の力を持った化け物と呼ばれ生きる少女はとある施設に収容されている。
それは化け物の脅威を抑えるためではあったが実際は国が管理する極秘の実験施設で少女は長年実験を受け続け苦しみに耐えこう願った、「普
通が欲しい」と、その力は普通ではない、そのせいでこんな人生なんだ、そう思った少女の心からの願い。だけど謎の力はその願いは叶えてはくれなかった、
そんな中、少女の世話役を任されたという少女とは同じくらいの歳の男の子がくる、
少女は彼と話すうち思った、彼は’’救世主’’だと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 13:17:25
32406文字
会話率:52%
【R15予定】高校一年、春。私はある男の子と出逢う。入学式前に見たボールの軌跡を描くような、綺麗なフリーキックに魅了されて、私は彼のサッカーファンになった。名前も分からず寂しげな表情を浮かべる彼とは接していく内に心が惹かれていく。告白するも
彼の一番にはなれなくて…【天然?優等生♀×口下手♂】――相愛なのに焦れったい波乱万丈な恋物語の予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-08 06:00:00
111714文字
会話率:38%
片桐徹は、ある依頼を頼まれた。それは絵の中に入り、その絵に込められた想いを解決してほしいというもの。
その依頼を持ち掛けたとある屋敷の主の報酬は彼の全財産。貧乏大学生の徹はその依頼を受ける。
屋敷の主の依頼を達成するため徹が入り込
んだの絵画世界は、一三世紀ヨーロッパに位置するちいさな村。
あてもなく村を彷徨う徹は様々な人に出会う。それはオネエの医師から一匹の黒猫。様々である。
はたしてこの世界に込められた想いとは一体なにか?
物語の鍵を握るのはひとりの少女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-17 21:00:00
35599文字
会話率:40%
高校3年生の猛は強盗から女性をかばい殺されてしまう。悲しみにくれる母親の元に記憶をなくした少年が現れる。その少年の正体を知ったとき、衝撃の真実が明らかになる。
最終更新:2017-11-16 16:17:14
8228文字
会話率:42%
2ペアの恋愛が物語を作る。
そこで見る切ない恋愛の物語が、今始まった。
百莉菜の生き方が、それはまるで普通のようで、
ロマンチストの部分が見えてきた。
憧れってなんだろう、そんな時に思う小説を描いています。
最終更新:2016-11-08 23:00:33
3014文字
会話率:5%
愛美と勉強会楽しみだなぁー、えへへ。
最終更新:2013-08-26 16:29:40
1423文字
会話率:41%