主人公は乙女ゲームの悪役貴族の妹に転生した。しかし記憶を取り戻した時には物語は進んでおり、一家は離散して住む場所も金もなくて大ピンチ――と思われたがゲームの知識を生かして本編には関わらない隠し部屋やアイテムを生かしながら、なんだかんだ快適な
学生生活を送る。そんな彼女に惹かれて多くの人が集まり、慕うが主人公はあくまでマイペースで自由なふるまいをするのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 23:12:23
10055文字
会話率:41%
俺はとあるサイトでWEB小説を書いている。
ある日いつものように執筆活動に勤しんでいたら、運営からのメッセージが来ていた。これはもしかして書籍化依頼なのではないかと、期待に胸を膨らませメッセージを開くと――
自作品中で物語序盤に主人公にボコ
ボコにされる負け犬貴族敗北者キャラ、クルトに転生したのである。
ハァ……ハァ……敗北者……?
取り消そうにも実際その通りだよ、今の言葉!!
しかし、そんなキャラであっても、自分の書いている作品の世界に転生し、その作品の中のキャラに転生したということには変わりはないだろう。
こうして、原作者による原作知識チートが今ここに――
特に始まらないんだな、これが。
なんでだよ。なんで転生したのにチートできないんだよ。フィクションは小説の中だけにしとけよ!!
ってこの世界現実だけど小説の中だったわ。フィクションじゃないのかよ、騙された!
こんな世界を作った奴を詐欺罪と器物損壊罪で訴えます。理由は勿論お分かりですね。俺を異世界転生でチートできると勘違いさせ、俺の心を壊したからです!!
でもそういう世界にしたのも俺だし、クルトを負け犬設定にしたのも俺だった……。
これは、自分の作った設定に苛まれ、文句を言い続ける主人公ではないクルトが、なんとか頑張って負け犬貴族敗北者ルートを回避しようと苦心する物語です。
1から100まで自分のせいですけどね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-17 17:00:00
117149文字
会話率:34%
英雄願望を持つ転生者、イルム。
彼はプレイ済みのゲーム世界に主人公として転生した事でゲームの主人公を超える英雄を目指すが、それはことごとく失敗する。
前世知識は穴だらけで中途半端、何度も挫折を味わう。回避したはずの悲劇に自分が追い込まれ、家
族や友人たちとも離れて生きていく事に。
主人公の座を奪われ、その座を取り戻そうとするイルム。
英雄願望を捨てきれなかった彼は必死にあがき、それでも英雄の踏み台にしか成れなかった。
華々しい戦果を上げる事もできず。功績は横取りされ人のものに。
歴史の脚光が彼を照らす事は無い。
最期には味方だった者にも見捨てられ英雄に成れなかったイルムだが、それでも彼は満足して逝く。
多くの者に裏切られた最期だろうと、それでも残った仲間もいたのだから。
※主人公は転生者ですが、チート能力はありません。原作知識チートぐらいです。
※作中では多くの人が死にます。脈絡無く登場人物が死ぬ事もあります。
※ゲーム的な表記はありません。
※デッドエンドでございます。やり遂げた男の最期がハッピーエンドと言えるかどうかは判断が分かれるかな、と思いますが。
※主人公は章の途中で一〇を手に入れ、章が終わる時までに七か八は落とすような展開がメインです。
※章の最後、エピローグ後にサブキャラ視点がはいります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-08 00:07:41
216332文字
会話率:18%
大学一年生の志麻咲信吾はある日突然、中学生時代に投稿して未完のままだったWeb小説の世界へと召喚されてしまう。
何故かオンラインのままのパソコンと、原作知識だけを頼りに、信吾は“主人公”達を導いていく。
やがて信吾は、自身も知らない後
付け設定だらけの世界を冒険していくうちに、秘められた力と己の役目に気付く。
「俺は……もう二度と、エタらない!」
創作活動に携わる全ての人にエールを送る(?)ちょっぴり黒歴史発掘冒険記、開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 03:39:35
582243文字
会話率:32%