〜ヤンデレ×サイコパスが登場する、ラブ・サスペンス〜
「お互いが唯一の存在だったんだ。僕にとっても、君にとってもーー」
入社一年目の糸川 累(いとかわ るい)は、HSPの気質を持つ女の子。その気質故に、他人の仕草や表情から感情を読み
取ってしまい疲弊していた。人一倍他人の感情に敏感な特性は会社内でも同様で、周囲の感情に翻弄され思うようにパフォーマンスを発揮できず、累は浮いた存在になっていた。
血の繋がらない弟との関係の悪化やストーカー被害にもあっていた累は、幼馴染や友達に助けられながらなんとか日々を生きていた。
そんな中で、感情の読めない青年と出会う。青年の名は道言 清人(どうげん きよと)。彼は累のHSPとしての特性を言い当て、またその悩みに関しても見抜いていた。初めて出会う感情の読めない相手かつ、自分のことをこれだけ理解してくれる唯一の存在に、累は心惹かれる。
しかし、そんな累の側で世間を賑わせている猟奇殺人事件「華になった少女達事件」が起きる。事件の度にみる清人の姿。残酷な事件の裏にある動機とは、どのようなものなのか。
累の後見人であり捜査一課の刑事である鬼原 真澄(きはら ますみ)に、人の感情に敏感なその特性を捜査に生かさないかと、捜査協力を要請されるが、今までその体質ゆえに嫌な思いをすることの方が多かった累はその申し出を断っていた。しかし、今回の事件を通して特性を生かしていくことを決心することになる。
ーーただの恋愛では満足できない、そんなあなたに届けたい物語。
※フィクションですので、実際のHSPの特性とは違ってくる表現があるかと思います。
また、ヤンデレが出てきますので苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 08:00:00
100868文字
会話率:33%
杉の木、それは、花粉症を引き起こす一種の花だ。
僕にとっても、誰にとっても、花粉症は悪魔だ。
そして、悪意ある関係は、悪魔の花を咲かせてしまう。
最終更新:2022-04-04 13:40:05
2878文字
会話率:12%
僕は冬賀健(とうがたけし)。思春期に入った頃に母さんをガンで亡くして父子家庭で暮らしている、少しだけ
特殊な境遇の高校生。母さんが亡くなった後は、マンションの隣に住む冬泉家、特に一人娘である幸音(ゆきね)
がそれはもう、世話を焼き過ぎ
る程に焼いてくれて、おかげで随分救われた。
雪音の母親である永久(とわ)さんは昔から体が弱かったけど、最近特に体調を崩しがち……らしい。
でも、雪音に永久さんの事を尋ねても「いつもの入院やよ。タケちゃんの気持ちは嬉しいけど心配し過ぎ」
と強がる。確かに永久さんは体調を崩しがちだけど、今回は明らかに様子が変なのだ。
だから、深い悩みを抱えているはずなのに打ち明けてくれないのがもどかしい。
昔からそういう奴だったけど、人には優しいくせに弱みを見せたがらないんだから。
ただ、その日の放課後、近所のおばさんが「永久さん、心臓移植なんですってね」と
井戸端会議で言っているのを耳にしてしまう。
幸音、なんで言ってくれなかったんだよ。僕にとっても永久さんは他人じゃないのに。
というわけで、幸音と二人で話し合おうとしたのだけど、お互いヒートアップしてしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 00:10:25
8094文字
会話率:51%
これは、何でもできるはずが、何にもできない貴方様に宛てた手紙のようなものです。
読んだ貴方の救いなればと思い書きました。
これのどこが?と言われても仕方ないですが、これは僕なりの思いやりであり、僕にとっても貴方が読んでくれたことが救いみ
たいなものだと思うのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 11:11:57
989文字
会話率:0%
幼なじみが告白を何度もしてくるのだ、可愛すぎるがゆえ可愛いのだ。
彼女になっても尚言ってくれるそれは僕にとっても切なく思えるのだ。
最終更新:2021-12-13 22:31:02
1547文字
会話率:66%
友達の姉のさあやは僕にとっても大切な姉ちゃん。いつも辛い時支えてくれた姉ちゃん。物心ついた時からいつも側で助けあっていた姉ちゃん。
恋愛感情なく、家族だった姉ちゃんがいつしか女になっていく、そんな僕の青春。
最終更新:2021-03-23 16:46:33
5167文字
会話率:17%
僕の部屋に居るお友達、バルーン。
僕の名前は 『フリップ』歳は6歳で、一人っ子の僕は寂しがり屋。
お父さんもお母さんも、僕にとっても優しい。
最終更新:2020-04-18 03:00:00
1900文字
会話率:47%
僕は彼女に出会った。
とてもきれいで強い彼女は世界はおろか自分自身にも諦めかけていた僕にたくさんのものをくれた。それは夢とか情熱とか恋とかそういう聞くだけで美しいと思われるものではないけれど、僕にとってもっと大切な、自分が自分としてこれか
ら生きていくための”なにか”だった。
これは僕が彼女と出会い、彼女のことを少しずつ知っていき、そしてお別れする。そんな一夏の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-30 23:01:49
2549文字
会話率:34%
僕は、ある日恋に落ちた。それは突然の事で、僕にとっても初めてのことだったからそれが“恋”なんだと気づくまでには結構な時間を要しただろう。だけど、僕としては気づけてよかったとは思えなかった。気づきたくなかった。気づいて感じたのは――――――絶
望だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-02 13:29:45
490文字
会話率:0%
2019年7月19日。「太陽がなくなるかもしれない」というニュースが流れ始まった青春最後の夏休み。僕にとっても、人類にとっても最後の夏休み。
最終更新:2018-08-29 17:39:41
940文字
会話率:24%
休み時間。それは学生にとっての至福の時間。
僕にとっても例外ではない。
そんな時間を僕は、同級生の気になるあの子と過ごす。
最終更新:2017-05-13 20:25:00
3980文字
会話率:20%
最初は、何も入っていなかった真っ白な箱から
日付が変わるたびに、一つだけ小さなカケラが現れる。
僕がそのカケラを拾い集めていくが、
彼が年を重ねる毎に、カケラの色が変化していく。
いつしか、そのカケラが彼にとっても僕にとっても
大事なものへ
と変化する。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-10-15 02:34:59
1634文字
会話率:0%
「私が別れようって言ったらどうする?」
憎ったらしいほどに幸せそうな可愛い表情で彼女は僕にそれを聞いた。
その時感じたこの言葉の意味には、実は深い意味はなかったのだろう。
めんどくさいやり取りに感じたそれは、ただ互いの思いやる気持ちを確か
め合うだけのものだ。
かと言って相手にしない理由はなく、それでお互いに好きだって言う気持ちをほんの少しだけ実感できるのは、普段から忙しいと偽る僕にとっても大事なことだったのかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-30 20:30:04
1775文字
会話率:29%