初老に差し掛かったオッサンの高梨栄一は、見た事も無い草木が生える森の中をさ迷っていた。到底日本とは思えない場所に困惑しながら、なぜこんな事になったのかと考える。
オッサンは日本の山の中で熊に襲われて死んだはずだが、目が覚めると見知らぬ少年の
身体になっていた。この少年の身体は躍動感に満ちていて、オリンピック級のアスリートさえ遥かに凌ぐ身体能力を有していた。
もう一度人生をやり直せるのかと思ったが、オッサンが居るのは無人の広大な森の中だった。しかも、そこに生息する動物は悪意に満ちていて次々に襲い掛かってくる。しかも、物理法則を無視したような空中移動や遠隔操作で物を操る超能力を繰り出してくる。
なぜそんな事が動物に出来るのか不思議だったが、死にたくない一心でオッサンは戦う。そして、戦っている内に自身も超能力が使える事を発見する。どうやら、ここに生息する動物たちは超能力が当たり前に使えるようで、日常的にそれを使った戦いが繰り広げられる弱肉強食の世界だった。
とんでもない世界に来てしまったと驚くが、それと同時に、自分以外の人間は誰もおらず、人工物さえ見当たらない自然が広がるだけの事実に愕然とする。
異世界に来てしまったのは確かなようだが、この世界に人間が自分だけだとは信じたくないオッサンは、他の人間を求めて森の中をさ迷うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 20:00:00
486941文字
会話率:20%
長年の片想いの相手サリャーナ姫に家庭教師をしている青年ハイロン。
サリャーナ姫の隣国の王子との婚姻が決まったが、彼女が笑顔で幸せに暮らしていてくれたらそれで良いとハイロンは考えていた。
授業について考えていた深夜、突然伝説の神獣が現れ
「お前の想い人は、近いうちに死のうとしているぞ。」と伝えられるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 18:10:00
51216文字
会話率:29%
「悪役令嬢」という言葉は、幾多の歴史を経て、貴族、そして市民の間で、ひろく用いられるようになっていた。
侯爵令嬢エリーゼは、得意の占いで自らが「悪役令嬢」として冷酷王子フィリップに処刑されるという衝撃的な未来を視てしまう。
「そんなの信
じたくない」と強く否定するも、自らの占いの精度が高いことを知っている彼女は不安に苛まれる。
一方、王宮では、王子フィリップもまた、エリーゼが命を落とす悪夢に悩まされていた。
お互いの想いを知らぬまま、それぞれの夜が明け、エリーゼは運命を変える決意を固める。
王宮で開かれる午餐会で、二人は出会うことになるのだが、それが希望となるのか、絶望となるのか、まだ誰も知らない……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 10:00:53
96742文字
会話率:21%
大切な恩人と突然の別れ
信じたくないけれど、これは現実で……。
※お読みいただきありがとうございます。
まだまだ拙い作品ではありますが、心を込めて綴っていますので、よろしくお願いします。
最終更新:2025-03-27 22:41:23
278文字
会話率:0%
「うわさ」であふれる彼の実家へご挨拶に来た私が、そこで遭遇した、信じたくないこと。
最終更新:2024-08-29 23:17:35
3664文字
会話率:24%
生まれて十数年の若い男の精霊、ネイ=ケイオは世界を数百年苦しめている<炎の魔王>ことフィーレの城へ行き、尽力することを条件に魔王軍の幹部として最前線で人間と戦うことを希望する。
かつてケイオの故郷の大森林やその周囲の村を幹部最強の一人邪神ラ
タスに攻撃され、その結果苦しまされたことを知っていたフィーレは、何故敵であるはずの我々と仲間になろうとするのかを問い、裏切るつもりがあるのではないかと他の幹部たちも疑ったが、ケイオは何一つ偽ることなく理由を話す。
ケイオはかつて自分が愛し自分を愛してくれた少女が一人の少年と恋仲になり、信じたくない光景を目の当たりにしたことで、かつてのラタスの襲撃が悪いのではなくこの文明が存在したことだと自己暗示して現在に至ることを話す。
また、ケイオと同じタイミングで魔王城を訪れた天才魔法少女シクラは、とある国の王子との条件を満たしたにも関わらず婚約破棄と国外追放を命じられたことで人間という存在に失望し、人類や人類と共存する者たち、その文明を魔王軍で幹部となって破壊し尽くしたいと話す。
文明の破壊や壊滅が目的ではなく、あくまで文明の侵略が目的であるフィーレは二人を軍に、そして幹部に加えるかを悩んだ挙句、二人だけで一つの国を陥落させてくることを条件に仮で幹部に任命する。
しっかりと国を陥落させつつフィーレとの約束が守れる作戦を考える二人は、魔王城に最寄りであり、人類にとって対魔王戦の砦となる世界最大の国シューラス王国を標的にして乗り込むことに。
作戦の途中、シクラはケイオの過去にとある関わりを持っていたことを告白し…。
魔王軍の幹部一人一人が、悲しい過去を抱えていた。それは、魔王フィーレも同じだった。
“BSS”こと“僕が先に好きだったのに”から始まる、訳あり魔王軍が文明侵略を目指して奮闘する異世界ファンタジー。
カクヨムでも連載中
https://kakuyomu.jp/works/16818093083663310789折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 20:59:36
3046文字
会話率:60%
近未来。2099年クリスマス直前の夜。
軍人アレクシス・パガーニは、司祭ダニエル・ハミルトンをスパイ容疑で追い詰めた。1年前から恋人として関係していた2人だったが、ダニエルが情報目的で仕掛けたハニートラップだったのか。
信じたくないアレクシ
スに、ダニエルは国家を裏切って寝返らないかと持ちかける。
♞本作はBLジャンルです。
♞エブリスタで公開中の小説の改訂版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 00:30:00
132086文字
会話率:30%
君の病室に君は居なかった
君は扉の向こう側にいて
もう一度顔を見た時には
君はわたしを見てくれなかった
目を背けられたわけじゃない
その目が開かなかっただけ
眠りから覚めるかどうかは
本人次第なんだって
それが明日か明後日か
一ヶ月後
か一年後なのか
時が過ぎてくほど
身体のほうが耐えられなくなるから
その時はそういうことなんだって
君のお母さんは淡々と
それを聞いてるわたし自身も
気持ちは揺れることもないまま淡々と
信じられないのではなく
信じたくないのかもしれないし
信じてないのかもしれない
出来ることは今までと同じ
出来ることはただ祈るだけ
届くかどうか分からないことを
願うことには慣れているから
忘れないで
生きていくなら
嬉しくて
笑顔ばかりで
終わりたいんだよ
それも君がいなきゃ折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-10-19 07:00:00
296文字
会話率:0%
ユートはある日聞いてしまった。
隣の家に住む大好きなおばさんの秘密を。
それはユートにとって信じたくない秘密。
秘密を守ると誓うユート。
しかし、さらなる試練が!
最終更新:2023-10-02 06:33:06
3402文字
会話率:28%
エマは牧歌的な地域で育った令嬢だ。
父を亡くし、館は経済的に恵まれない。姉のダイアナは家庭教師の仕事のため家を出ていた。
そんな事情を裕福な幼なじみにからかわれる日々。
「いつも同じドレスね」。「また自分で縫ったのね、偉いわ」。「わたしだ
ったらとても我慢できないわ」————。
決まった嫌味を流すことにも慣れている。
彼女の楽しみは仲良しの姉から届く手紙だ。
平和で静かな彼女はレオと知り合う。近くの邸に滞在する名門の紳士だった。ハンサムで素敵な彼にエマは思わず恋心を抱く。
レオも彼女のことを気に入ったようだった。二人は親しく時間を過ごすようになる。
「邸に招待するよ。ぜひ家族に紹介したい」
熱い言葉をもらう。レオは他の女性には冷たい。優しいのは彼女だけだ。周囲も認め、彼女は彼に深く恋するように。
しかし、思いがけない出来事が知らされる。
「どうして?」
エマには出来事が信じられなかった。信じたくない。
レオの心だけを信じようとするが、事態は変化していって————。
魔法も魔術も出て来ない異世界恋愛物語です。古風な恋愛ものをお好きな方にお読みいただけたら嬉しいです。
ハッピーエンドをお約束しております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
※この作品は短編『憧れと結婚〜田舎令嬢エマの幸福な事情〜』の連載版になります。
短編の続きは2話からとなります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 16:16:10
129323文字
会話率:43%
あたしのバディはことごとく死ぬ。速やかにスムーズに、快活にあっけなく。しかもあたしを守った結果としてのことだ。つらい。つらいけれど、彼らに望まれた以上は生きないと。そう思うあたり、あたしはまだ、前向きなのかもしれない。あたしの相棒になったニ
ンゲンが決まって早逝するなんて信じたくない。それって悪いこと? 否、悪くはないはずだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 07:12:40
2658文字
会話率:26%
魔法が存在する世界で暮らすミリーは前世のような夢を見る。そして目を覚まし、衝撃的な事実を知ってしまう。
この世界は前世でやり込みまくった乙女ゲームで、ミリーはその主人公であるということに――――――
***
タイトルの通りではあるのです
が、百合な展開にはならないのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 12:14:12
14730文字
会話率:32%
大学に通いながらイラストレーターとして活動する東野修二には推しがいた。大人気Vtuver「不知火コハク」、他者を魅了する美声と、何より自分がデザインしたこともあって特別に感じていた。
大好きな推しに会ってみたいと思いつつ、中身を知ってしまう
不安から機会があっても断ってしまっていたのだが……最近気になることがある。
隣に住んでいるお酒大好きな年上お姉さんの声が……そっくりなんだ。
あの美声、聞き間違えるわけがない……でも、天真爛漫な不知火コハクが、飲んだくれて家の前で寝てるようなだらしないお姉さんと同一人物とは思いたくない。
そう、信じたくないんだよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 11:00:00
5733文字
会話率:36%
薄皮クリームパンをこよなく愛し、主食が薄皮クリームパンであるあなたにとっては信じたくない知らせでしょう。
最終更新:2022-12-06 21:17:53
868文字
会話率:0%
呪いを信じたくない男性の話。
ラジオパーソナリティを務めるお笑いタレントのイグサは、スタッフのいたずらで呪いの言葉「そめゑひそぬも」を読まされてしまう。呪いなんてあり得ないと笑い飛ばしていた彼だったが、不幸なことが重なり、次第に不安にな
っていく。見つけた呪いを解く方法は、他人に呪いを押しつけるものだった。
――呪いなんてない。ただ、悪い波が来てるだけ。だけど、いつまで続くんだろう――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 12:00:00
7385文字
会話率:24%
ただ、忘れたくなくて
いつか、声も顔も忘れてしまう
ただ、忘れたくなくて
誰に伝えたいわけじゃない
ただ、忘れたくなくて
もう一生会えなくなる、信じたくない
昨日突然突きつけられた、現実
紙一枚に、お知らせされた
「〇〇さんが早朝、
亡くなられました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 22:28:24
1065文字
会話率:6%
これは実話で現在も続くストーリー
彼氏から旦那へ。そしてゲイ?!!
信じれない、信じたくない
でも現実なんだ。
終わりの見えない毎日をどう過ごすか
最終更新:2022-05-08 01:29:42
1590文字
会話率:0%
千紗と富岡、青山は藤田不在の間に焼肉パーティーを始めた。千紗と藤田の就職を祝ってのものだったため、富岡と青山が肉を焼いてくれることに。一人手持ち無沙汰だった千紗はなぜか藤田から宛てられた手紙を読んで暇をつぶすことに。四人の交際歴を振り返りな
がら、和やかな気持ちで読み進める。しかし、終わりにかけて雰囲気は一変する。千紗は信じたくない事実を、自らの目で確認することになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 02:32:05
25761文字
会話率:42%
ありふれた恋はありふれていなかった。高校卒業後、数年が経ち初恋の彼が亡くなったと知らせが来る。信じられない信じたくない知りたくない。二人の出会いから振り返るストーリー。ありふれた恋は唯一無二の大事な人と始まった。優柔不断な彼女と独りぼっちの
不良彼氏。SNSが普及する前後の時代をまたぐ、もどかしく痛いある恋の話。
榊 帆乃花
佐々木 博文
倉持 卓也
白石 奈々子折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 20:11:37
54779文字
会話率:56%
どうすごしても、「時」は来るもの。
信じたくないと思っても、しばしば信じざるを得ない経験もあります。
最終更新:2021-12-16 19:00:00
3233文字
会話率:0%