ローザは婚約者アレクに好きな人が出来たと貴族学院に入学してから暫くして気がついた。彼の視線の先にはいつも第ニ王子殿下の婚約者であるエリザベート様がいたからだ。
毎週一度会うお茶会での会話は気のないものに変わり、学院で会っても態度がそっけなく
なっていった。周りのローザを見る目が婚約者に愛されない令嬢だと蔑みに変わる頃ローザは別れを決意する。あれ程長い間育んできたと思った絆は脆いものだった。もう終わりだと悟ったローザは父親に婚約破棄を願った。
二人は幼馴染で相性も良く趣味の本の話で穏やかに過ごしていたので、お互いの親が良かれと思い決めた婚約だったが、破局はあっけないものだった。
婚約破棄を告げられたアレクは自分のやってしまった罪に気がついたが、今更償う術も持たなかった。一時の熱で一人の女性の人生に傷を残した。
あれほど可愛いと思っていたローザの冷たい眼差しが心に突き刺さったが、それ以上のことをして傷つけてしまったのだ。自分の失態を宰相である父に報告したアレクは沙汰を待つことにした。
無事婚約破棄を勝ち取ったローザは傷心を癒すために伯母一家の住む隣国へ留学をすることにしたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 09:39:21
11658文字
会話率:53%
人は忘れる生き物だ。どうしてこのように恵まれて、少なくとも飢えることなく生きることができているのか、誰もが忘れてしまった近現代。
主人公、有里瑠美(ありさとるみ)の生活する真楼市では人知れず、怪物が生まれ暗躍し、自己崩壊していた。
そんな事
は露知らず、今日もまた伯母に行ってきますと挨拶をつげ瑠美は家を出て、今日もまた親友と快く語らう。
始まった新年度、二年生という新環境に適応しはじめた五月の中頃の一番楽しい時期。
当然のごとく瑠美もまた青春を謳歌する一人であり、当然年齢相応の恋する少女。だった。
というのも理由は単純、忘れ物を取りに行った教室で、親友と想い人がいちゃついていたからだ。鳴る水音、悍ましいほどに甘い匂い。その上、アルミホイルまで外してしまった。相互理解のハウリングが2人を硬く結び止め、アルケーがその意識を統合し始める。カバンが落ちた。一人となりかけている二人が気付く。世界を広げようと迫る。既にその姿は異形へと変わっていた!
そしてひょんなことから魔法少女へ転身することに同意した瑠美は、相棒の杖さんと共に都市に巣食う闇の怪人達バッタバッタと薙ぎ倒す!
ここに、お転婆にしてお電波。異端にして堂々の、最強無敵の魔法少女が堂々推誕!!
それは舞い降りる一条の光、天の色の衣を纏う。見るからにな魔法少女。そして、杖が告げるは日常の終わり。これは緩やかに異常なこの世界を正すべく始まった、別れと出会いの物語である。多分。
――彼女は忘れない。魔法少女だけは忘れない。
といった感じで適当にやっていくなんとなし魔法少女です。あらすじに沿えるのかどうかもわからない恐ろしさ。
テーマは「王道魔法少女もの」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 18:00:00
22671文字
会話率:35%
目が覚めると、ロマンス小説の悪女・ソフィアに転生してしまっていた。
彼女は原作小説でヒロインを虐め、婚約者から捨てられる、テンプレ悪役令嬢。
支配しようとしてくる伯母から逃げ、邸宅幽閉エンドを逃れるためにヴィンセントとの円満離縁を目指すソ
フィア。
しかし、原作では紳士だった婚約者・ヴィンセントの様子がどうもおかしい。
「僕のことが好きだって嘘つくところは可愛いかな」
「はっ、ソフィアはバカで可愛いね」
――この人、こんなに腹黒い性格だったっけ!?
完璧で原作小説とは違い腹黒な一面を持つ、甘く余裕たっぷりなヴィンセントに気が付くといつも翻弄されっぱなし……。
悪役令嬢として断罪されるはずの私に、あなたはどうしてそんなに執着するんですか……?!
な、ラブコメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 07:05:57
12128文字
会話率:29%
目が覚めると、ロマンス小説の悪女・ソフィアに転生してしまっていた。
彼女は原作小説で“ぶりっ子ヒロイン”に婚約者の座を奪われてしまう、哀れな踏み台悪役令嬢だ。
ひっそりと生きてきた私に恋のために苦難に立ち向かっていくのなんて無理。誰かを守
るためにとか、助けるためにとか、そんな綺麗ごとなんて言っていられない!
支配しようとしてくる伯母から逃げ、邸宅幽閉エンドを逃れるためにヴィンセントとの円満離縁を目指すソフィア。
しかし、原作では紳士だった婚約者・ヴィンセントの様子がどうもおかしい。
「僕のことが好きだって嘘つくところは可愛いかな」
「はっ、ソフィアはバカで可愛いね」
――なにこの人、こんなに腹黒い性格だったっけ!?
完璧で原作小説とは違い腹黒な一面を持つ、甘く余裕たっぷりなヴィンセントに気が付くといつも翻弄されっぱなし……。
――悪役令嬢として断罪されるはずの私に、あなたはどうしてそんなに執着するんですか!?
な、ラブコメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 01:23:49
9075文字
会話率:24%
野焼き。それは自然との共存。里山暮らしの知恵。
よって、放火と一緒にしないでください!
そもそも何だって引き籠り娘がお城なんかに呼び出されるの!?
父親たるクソオヤジ及びその姉たる伯母とは、互いに敵認定。
けれどその他の家族や親類とは仲良し
です。主人公が一方的に心配かけて迷惑かけているだけです。
主人公はちょっと捻くれ者ですが、根っこはよゐこです。たぶん。きっとね。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-05 01:23:20
10347文字
会話率:60%
一通の手紙から始まる、溺愛シンデレラストーリー!
魔を祓う力を持つ者が権力と地位を得る時代。
ボロ家の養女、フェリシアは伯母に虐げられながらも下級料理番としてお屋敷で働き、貧乏な地獄の日々を送っていた。
そんなある日、フェリシアの家に一
通の婚約の手紙が届く。
お相手は現皇帝に仕え、軍の中で絶対的権力を持つ軍師長、エルバート・ブラン。
フェリシアは逆らえず、エルバートの花嫁になることを受け入れ、ブラン家に嫁ぐことに。
そんな彼女を待っていたのは、絶世の冷酷な美青年で――!?
異世界で地獄の日々を送ってきた貧乏無能少女の運命が変わり始める。
ブックマーク、感想、いいね等で応援していただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 19:11:11
70329文字
会話率:33%
【悪役令嬢の怠惰な溜め息】番外編。
本編主人公の伯母である、王妃マグダレーナの若かりし頃から、本編終了後までの一代記。
超特大の貧乏くじを引いた、もとい引かされたマグダレーナ。有能で正統派貴族であるがゆえに、派閥争いから一線を画して学園生活
を送る彼女には、周囲からあるとんでもない密命を受けていた。
それでも彼女は迷いも後悔もせず、前を見据えて進んでいく。その顛末と、後の夫となるエルネストとの出会いと交流を書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 21:47:52
81837文字
会話率:66%
結月は妹と両親の四人家族。
妹の花音は明るく可愛らしく皆から好かれる存在で、結月はそんな妹に嫉妬心を燃やしつつ羨ましいと感じていた。
ある日、家族で伯母が営む歴史ある神社へ訪れる。
森林の散歩の途中、白狐に導かれると気づかぬ内に結月は
妖と人間が共に共存するかくりよ世界へと迷い込んでしまう…
そこで不思議な白髪の青年や様々な妖、人々と出会い事件に巻き込まれながらも過去を知り想いが変わっていく。
結月にはかくりよ世界で出会う青年とある女性との意外な繋がりがあるようで…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 15:01:42
44926文字
会話率:57%
13歳のたつきは母亡き後、伯母の美よしを尋ねて江戸へ行く。
美よしは遊郭「水浪屋」の女将。たつきは水浪屋で若い衆として働くことになった。
水浪屋では、たつきと歳が近い若い衆の伊織、番頭新造のおたね、御職の三千歳と出会い、たつきは人の様々な境
遇に触れていく。
水浪屋の奥には「暁の間」と呼ばれる客間があり、そこは長い間開かずの間であった。決して入ってはいけないといわれていたにも関わらず、ある日たつきはそこに入ってしまう。
そして何年もの間、遊郭に隠されていた秘密に触れてしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 23:28:09
13430文字
会話率:45%
「人のことをとやかく言う前に、自分の愚かさと不誠実さについて思うところはないのか。程度が知れるな。不愉快だ。早々に立ち去れ」。六年前、理不尽な理由から婚約破棄を突きつけられていたレナを助けてくれたのは、当時冷徹公爵と呼ばれていたシャルロア国
の第二王子クラウス・アデルバード公爵だった。
それから六年。生涯独身を決めていた二十二歳になったレナは、伯母から現実を突きつけられる。レナがいつまでも伯爵家に居座っていては十歳年下の弟アレックスの迷惑になるというのだ。しかし結婚するという選択肢が頭にないレナは、ならば職を得るべきだと、趣味だった絵を仕事にしようと美術館のコンテストに応募する。
大賞は逃したが佳作入選として美術館に展示されていた絵を年の離れた弟リシャールと見に来ていたクラウスは、リシャールがレナの絵に興味を持ったことに気づき、彼女を城に招く。六年前に助けてもらったときから憧れの人だったクラウスに呼び出されて緊張するレナに、クラウスはリシャールの絵の教師としてレナを雇いたいと言い出した。
城で働くことになったレナは、憧れがいつの間にか恋心に変化していることを自覚してドキドキするも、クラウスにはクラウスの思惑があり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 21:20:00
83143文字
会話率:44%
騎美都桃(きびつもも)は十六歳の誕生日に、大伯母からお伽界(おとぎかい)へ行って鬼退治をするように言われる。
いきなりそんな鬼退治なんていう格闘系のアトラクションに出ろと言われても……と思った桃であった。
が、それはアトラクションなどではな
く、本当に鬼を退治に行けということだとわかり、驚愕する桃。
お伽界では同級生の月竹華耶、伏見孤々乃、河内和叶の三人と出会い、輿に乗って旅をする。
こうして、親友たちと楽しく賑やかに旅をする桃であったが、その先には様々な使命が待ち受けているようだ。
そして、少女たちの最初の使命は土蜘蛛退治であった。
※ カクヨムで投稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 18:00:00
73360文字
会話率:46%
とある理由で傷心中の男爵令嬢シャーロットは、引きずり出された伯母の夜会でステューダー伯爵こと、ヴィクター・ワーガスと出会う。眉目秀麗で名門当主の彼に、シャーロットの目は釘付けとなった。
――正しくは、彼が持つ、『シャーロットが亡き恋人に
贈ったはずの懐中時計』に。
◇
ある貴公子の死の真相を追うために、世間を欺き婚約したシャーロットとヴィクター。噛み合わないふたりが抱える、秘密と醜聞と、ままならなかった恋の傷。……ただ感傷に浸るには、彼らはちょっと喧嘩が多くて、騒がしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 22:11:13
265068文字
会話率:40%
僕が尊敬していた、頭のいい伯母さんはもうこの世にはいない。……いや、いるのかもしれないけど、決して僕の目に映ることはない。ここにいるのは、猫を前にして感情をだだ漏れにする人の形をしたナニカだ。
これは僕と猫と伯母さんのお話。
※見切り発
車、着地点不明ですが、更新早めの予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:16:15
21271文字
会話率:29%
遠い銀河までわずか数日で移動可能となった魔力推進型超高速銀河鉄道 MGT77、通称ガルディアが開通する日。17歳のルルトアは伯母たちと一緒に、その銀河鉄道に乗って初めて宇宙の旅に出た。そこで運命の人に出会うとも知らずに。
最終更新:2025-01-25 20:00:00
77958文字
会話率:51%
ご都合主義。ゆるふわ設定。
脇役に拙作【転生をお願いされてお見合いババァを命じられました〜え、めんどくさい〜】の主役であるシスティアーナ(ターナ)が出てきます。
【あらすじ】
幼馴染の婚約者から婚約破棄を申し出られたキアラ。彼女は予感が
あったので素直に受け入れたが、父の姉である伯母から婚約破棄は恥だと叱られる母を見て、次の相手を探すことを決意する。
王城に勤務しているから給金はそれなりにもらっているし、元々結婚願望は強くないキアラ。
そもそもの話。
寿命が三百歳前後なので、皆が結婚に対してのんびりと考えている。
キアラが元婚約者と婚約していたのは父親同士が友人で、何となくで結ばれた婚約だっただけ。伯母は物言いがキツイがキアラを心配していることは分かっていた。
ただ分かっていることと、気持ちは別であり。
キアラは母が伯母に叱られているのを見て申し訳ない気持ちに陥り、婚約者を見つけて心配する母と伯母に安心してもらおう、と考えていた。
そこで侍女仲間から聞いた婚活とやらをしてみることに決めたのである。
とある公爵令嬢が考えた結婚相手を探す活動。略して婚活と言うらしいものに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 18:00:00
81156文字
会話率:37%
【コミカライズ予定】
義両親である伯母夫婦から使用人扱いで虐げられている、名ばかり男爵令嬢のローラ。
偶然、ダンフォード侯爵の縁者を助けた縁で住み込みメイドとして侯爵家に採用され、意に染まない結婚と義両親から逃れることに成功する。
人嫌いの
若き侯爵シリル、つかみ所のない執事フレディ、そしてローラのたった三人(+たまに動物)で広い屋敷に暮らすのは、なかなか悪くないけれど――ローラは知らなかった。シリルが魔女に呪われていただなんて。
呪いをかけられたヒーローと虐げられヒロインが出会って、ごはんを食べたり恋をしたり、呪いを解いたりするお話です(残酷描写タグは念のため)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 21:00:00
100056文字
会話率:39%
愛ちゃんは伯母さんから貰った御年玉に、血が染みているのを見つけた。
警察に連行される伯母さんの帰りを、愛ちゃんは待つと心で呟く。
キーワード:
最終更新:2024-12-31 05:27:48
1181文字
会話率:4%
彼奴は昔から人に選ばせる、または自分が我慢する癖がある。
幼少期、彼奴の伯母さんから貰ったお菓子もそうだった。
俺に対して『どっちが良い?』なんて聞いてくる。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
喚くばかりが良い女じゃない。
の二人です。
さて、今回はどうなるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 18:03:11
918文字
会話率:30%
古希を超えた伯母。
元妻の義父の妹、伯母である。
現在、生き残っている元妻の唯一の親族。歳上血筋。
最終更新:2024-11-22 11:59:17
1260文字
会話率:0%
ちょっと未来かもしれない日本。
仕事で上京した水谷津都は、普通の出会いをして普通の生活を送る。
しかし、その日々には伯母である佐竹涼子の存在が影を落としていた。
最終更新:2024-11-03 23:11:56
143140文字
会話率:37%
王太子殿下との婚約を解消して隣国の王妃である伯母の元で暮らすイリスは、伯母の依頼で、主に恋愛相談を扱うサロンを主催している。
そこに持ち込まれる依頼内容は、一癖あるものが多く、その解決に取り組みつつ過去の傷を癒していくのだった。
少しだけ
お色気要素と暴力行為が混じるのでR15にしています。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 20:00:00
162202文字
会話率:36%