平安時代末期、武士として多くの命を奪った西行と北住は、戦の記憶に苦しみながらも仏門に入り、高野の山奥で贖罪の日々を送っていた。
入山してから3年。
北住はどうしても悟りに近づけず、ついには自ら命を絶つ。
北住の死を前に、西行は己の祈りが彼を
救えなかったと後悔する。
北住をもう一度、この世に呼び戻したいと切望する西行は、死者をこの世に呼び戻す秘術である「反魂の術」に手を染めてしまう。
術が成立する27日目に、西行が目にしたのは、亡き友の面影を残す異形のモノだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 00:25:04
10579文字
会話率:10%
二次創作というのは、一見簡単そうに見えると思うが、原作を殺さずに、新しい味を加えるというのは、なかなかに大変なことである。何が言いたいのかというと、「仏門にあって肉食をするのは戒に触れるが、それはそれとして、」という部分が、いいできだと思う
のである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 00:00:00
200文字
会話率:0%
引きこもりの高校1年生アキラは、勇気を出して2年ぶりに学校に向かっていたところで異世界に転移してしまう。
そして、魔物を無限に生み出し世界を破滅させようとする魔王を倒すことを命じられる。
やばすぎるヤンキー達と共に……。
麻薬売買で学費を
稼ぐ喧嘩ジャンキー。
幼少期から国家転覆を夢見る思想犯。
怒ると自制が効かなくなるので仏門に下ったスキンヘッドマッチョ。
スナイパーライフルを自作し人を狙撃することが趣味のサイコパス。
――そして、彼らの悪意をなんとか抑え込んでいた比較的常識人のリーダー。
そんな彼らが世界中にバラバラに転移してしまった。
転移者は唯一無二の強力な『スキル』を得ることができる。
魔王退治には必要な力だが、もしその力が無差別に使われてしまったら?
なんだか影が薄い主人公は彼らと共に世界を救うことはできるのか!?
珠玉の異世界大スペクタクル浪漫冒険活劇(になればいいなぁ)ここに 開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 15:16:32
12553文字
会話率:44%
明治になったまもないころ。できたばかりの内務省に秘密裏に妖怪鬼神気障専門の特別案件対策課ができた。仏門界と神道界の異能によるエキスパートの集団である。別称トッケン。
廃仏毀釈のまだ残るような時期。仏門界をなくそうとする一派に虐げられ寺嫌い
になった風来僧侶、壇宮寺永世(だんぐうじえいせい)は、神道の相棒も持たず、ふらりと任務をこなしながら旅をする。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-08 08:54:13
11556文字
会話率:24%
恐ろしい伝説とされた「牛の首」。
関わった者はに死んでしまうという。
牛の首を得た者は、多くの死者が出たことを悔い、これを供養するため仏門に入り、二度と牛の首が世に出ないよに封印した。
「牛の首」が出てくると、沢山の人が死んでしま
うからだ。
現在、伝わるのは「牛の首」という名前と、それが無類の恐ろしい事象である、ということのみである。
家紋 武範さま主催の「牛の首企画」参加作品でした。
やんごとなき事情により、凛古風(リンコフ)全ての存在がネット上から抹消されましたので、リンコフ試作二号機がリメイクしてお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 22:42:28
4320文字
会話率:47%
天下に轟く武術の奥義書『太白精典』。その所持者、鬼一法眼が姿を消した。武術界の頂点に君臨し、天下人平清盛も源頼朝もその存在には一目置かざるを得なかった。齢(よわい)は疾(と)うに百を越えているという。時は承久の乱を経て、数年。幾ら鬼一法眼
といえども生きてはいられないだろう。
では、一体誰が換わってその座に就くのか。天下を跋扈(ばっこ)する猛者(もさ)たちも女子供のように噂する。
天下第一は鬼一法眼の弟子、鞍馬僧の七人の内、誰かなのか。あるいは比叡山『四身式』の鶴丸なのかもしれない。いや、他にも高野山『三武書』の遍照、愛宕三山『周天廻宝』の半眼居士、大峰山『役三行』の宗憲法印、三井寺『福聚輪』の空尊と名だたる英傑がいる。彼らは各山の奥深くで息をひそめ、天下の趨勢(すうせい)をうかがっているという。
ひょっとすると、彼らとは全く別の、武術界に名を列(つら)ねていない誰かなのもしれない。それならば、平安京を騒がす怪盗、黒覆面の男は外せないだろう。急速に名を挙げて来た若者、鍋倉澄も忘れてはならない。比叡山の『征矢(そや)』、『七歩蛇(しちふじゃ)』の異名を持つ二人の怪物を事もなげ倒してしまった。聖堂門の出であるにもかかわらず念仏門の味方をする狂人にして、竜笛(りゅうてき)の名手。
ただ、忘れてはならないことがある。………『太白精典』。鬼一法眼はその奥義を以て天下に名を轟かせた。その『太白精典』を手に持つ者、まだ見ぬ誰かこそが天下第一ではなかろうかと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 09:00:00
310986文字
会話率:37%
江戸時代の絵師、伊藤若冲を妄想して書きました。
最終更新:2016-05-05 09:57:05
200文字
会話率:0%
時は平成の時代。少し言い過ぎではあるが、働く事こそが精神でありお金こそが神様となっている現代。
都会では忘れ去られてしまった「自然」という田舎の美しい風景が残る村。
この村で生まれこの村と共に育った自分。
家がお寺だったという理由で何の疑問
も懐かずに進んだ僧侶という進路。
本山修行を終え住職の資格を得ると暫らくして父と母が亡くなってしまう。
一人でお寺を護っていかなくてはならなくなり多忙な日々を送っていた。
そんなある日の事、お寺の隣に在った鳥居と小さい祠だけが残されている神社で束の間の休息をとっていた。
祠に一礼をし帰ろうとしたその瞬間、祠の扉が開き中から尻尾と耳の付いた少女が出て来た。
信じ難い突然の出来事に翻弄されながらも彼女に事情を聴くと「幻想郷」という場所から来たと言う。
こちら側の世界に行って人々の生活、技術力を調べてくるように仰せ付かったらしい。
更に大昔にいたという「妖怪」がまだ生きているのかという事も……
こちら側に待たせている人物がいたらしいが会えなかったようで、その人物に会いたいとの事。
お金も住む場所も右も左も分からない彼女を一人で行かせるのは危ないと思い少女を家に住まわせる事にした。
色々と聴いていくと「幻想郷」という場所が、あの彼女が出て来た神社と関係があるように思えた。
信じられないが彼女と一つ屋根の下ドタバタしながら生活していく事になるだろう。
とりあえず、「博麗霊夢」という人物と会わなければ。
これからどうしようか私も分からない。
そんな春先の出会いだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-02 09:21:23
7075文字
会話率:41%
けいこ32歳独身
普通の生活を捨て仏門に入ることを選ぶことになったひとりの女性の話
最終更新:2015-06-29 22:42:38
547文字
会話率:12%