ある種の創作論みたいな。
私は文章の書き方の初歩の初歩を、母から教わりました。
最終更新:2023-03-17 21:24:33
933文字
会話率:12%
割れた親しらずの中からLSIが出てきたら、あなたならどう感じるだろう? 医療関係の化学センサーなどを開発しているとストレスが貯まる。性能が不十分だとフィールドで人が死ぬからだ。種類と成分を変えた人工脂質膜をいくつか組み合わせれば、味覚セン
サができあがる。ニセ味センサだ。一週間に一度か二度、暇を見つけては値を読む。測定値はバラバラで、意味をなしているようには、とても見えない。大企業中研勤務の悪党から貰ったソフトでバラバラ・データを解析する。最初は前と変わらぬバラバラ・データがバラバラ・データに変換されたが、モンテカルロでバラしてネットワークに組み込んだところで繰り返し構造が現れた。意味はまだ不明。居酒屋で一次会をしてから、F駅近くのショット・バーに入り、ダイキリを頼んだ。ヘミングウェイが好きだったカクテルだそうだ。ノーマン・ケーガンの小説でそれを知った人間は、考えるまでもなく少数派だろう。カタカタカタと自立振動膜のデータがひとり勝手にプリンタから打ち出されていく。翌日の仕事帰りの通勤時、〈あんたのお気に入りの女が殺されたよ!〉、駅の改札脇にある伝言板に文字が浮かんだ。悪党のことが頭を過ぎる。あわてて向かうと現場はすでに片づけられており、拡散しきった屠殺場の臭いが散らばっているだけだった。タクシーを飛ばしてアパートに帰ると、自動着信でプログラムが添付された悪党からの電子メールが届いていた。悪党のいない夜が明ける。プログラムを解凍し、垂れ流しデータを解析しすると、モノクロのディスプレイに論理的に表示不可能なステレオグラムが現れた。[死ね! おまえは、余計なことに関わろうとしている。手を退かないと、殺す!]背後に気配を感じ、やがて視界に入ってきたのは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 16:55:23
20119文字
会話率:31%
友達付き合いが得意でいつも大勢といる櫻井。
友達付き合いが苦手でいつも一人の狩野。
どうでもいい存在から友達になり親友になる。
その普通の日常を、それぞれの目線で書いてみました。
最終更新:2021-02-05 18:00:00
23684文字
会話率:22%
異世界転移、レベル、チート、スキル、なんだそれは。
彼の名は、海道簿賀土(ボガド)。年齢は37歳。
ファンタジーなんて読んだためしがない男。
愛読書はアガサ・クリスティやヘミングウェイ、レイモンド・チャンドラーという男。
彼の職業はよりに
もよってトラック運転手。眠い目をこすりながら運転していると、いつのまにか異世界に突入していた――。
異世界ファンタジーの知識をまるで持ち合わせないまま、着の身着のままで異世界に落とされてしまったボガドは、10年前に習った空手の技術のみを頼りに、どうにか異世界を乗り切ろうと奮闘する。
剣や魔法が飛び交い、魔物が跋扈する異世界で、果たして彼は徒手空拳の技術のみで生き延びることができるのか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 16:07:47
473749文字
会話率:34%
ヘミングウェイのスペイン三部作に登場するスペイン製の小銃(突撃銃)、イスパノスイザ43小銃。
1940年代半ばから1950年代のスペイン軍を扱った小説、映画では、ほぼ必ずと言っていいほど、登場してくる名銃である。
実際、銃の専門家の間
の評判も悪くない、というよりも、よいものであり、イスラエルがデッドコピーのローマット小銃を量産したことだけでも、その優秀さがうかがわれる銃である。
だが、実際には、スペインで量産こそされたものの、時の独裁者フランコ総統に嫌われ、少数生産で終わったという悲劇の名銃でもある。
そのイスパノスイザ43小銃について、語ってみたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-14 19:41:27
2994文字
会話率:8%
プロと素人の境目って何だろう。本物と俗物はどう違うのだろう。ときに方向性のぶれる人生。でも真面目に生きていれば、意外な着地点が見い出せるかも。
最終更新:2015-02-21 03:00:00
287文字
会話率:0%
とある家庭の他愛のない日曜日。
最終更新:2014-05-19 16:35:16
1170文字
会話率:0%
中学時代に両親の離婚によって心に傷を負った“ぼく”は、映画の世界に魅了されていくうちに徐々に心の傷も癒されていく。そして“ぼく”は、横浜の高校でアメリカンフットボール部に所属すると、そこで一人の友人と出会う。
現在40代後半になり、アメリ
カでドキュメンタリー映画作家となった“ぼく”が、青春時代を共に過ごした友人との思い出と、彼との突然の別れを綴る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-22 11:30:22
80802文字
会話率:23%
食べもをください食べもをください
最終更新:2013-10-23 12:51:49
243文字
会話率:0%
恵子は正則と結婚したかった。ただそれだけ
最終更新:2013-09-28 02:10:45
2348文字
会話率:12%
神になった龍之介は捕らわれた
最終更新:2013-09-27 00:10:47
3446文字
会話率:38%
短編集。ヘミングウェイはかつて、短編よりもずっと短い掌編を“スケッチ”と称したので自分もそれに倣うことにする。
先に書いておくが、本来のハードボイルドとは銃やアスファルト、車がなくても成立する。しかし、ここに掲載されている、および、こ
れから上げられるであろう物語もハードボイルドと称されるものかもしれない。
それらはすべてミッキー・スピレインから始まった亜流であることを述べておく。
亜流のそれは、大藪春彦なども同じような流れにあり、この掌編集も亜流に分類されるものである。
※と、えらそうなことをほざいておりますが、最近はカタユデ以外も書いている発想メモのようなものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-07 21:28:56
16325文字
会話率:23%
誰がために鐘は鳴る。一人の女子高の教師、澤山輝基とその生徒たちの物語。*ヘミングウェイの誰がために鐘は鳴るの内容とは違います。題名だけ借りました。ちなみにMr.Childrenのタガタメを聴きながらイメージをふくらませてます♪
キーワード:
最終更新:2008-07-13 16:24:49
7368文字
会話率:35%
タイトルの通り、ヘミングウェイの名作「老人と海」と同じ設定を持った小説です。社会的に敗北している老人、次々とその身を削り取られていくくま。ただ決定的に違うのは、彼らには自分が示すべき物も、守るものもありません。彼らは去勢され、誰に対しても魅
力を示すことが出来ません。「老人と海」とは逆の話ですがこの話も、「人間には誇りや何か守るべき物が必要なんだ」、ということを教えてくれる話です。とはいっても、まだ一回書き上げただけなので推敲をしなければいけないのですが、もう少し時間が経ってから書き直そうと思っています。この話には何も難しいところが無いのでシャレだと思って読んでくれるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-10-16 02:52:49
2516文字
会話率:7%