「野々野 足軽」(ののの あしがる)は超能力者である。それは別にそういう家系とか、ある日悪の組織に捕まって人体実験をされたとか、天候の悪い日、雷に打たれた――とかでもない。
ただある日、なんとなく今日は学校にいきたくないなぁ……飛んでい
けたらなぁ……とか思ったら、なぜか天井にぶつかった。どうやら野々野足軽は人類で初めて……と思われる自立飛行を達成したようだ。
それから彼は混乱した。当然だろう。いきなり飛んだんだ。けど漫画やアニメが好きだった彼はとりあえずどういう力が使えるかを検証してみた。するとまあ……色々と出来る。でも最初は微々たるものだ。飛べるけど、ゆっくりで上に上がるだけで疲れる。炎は火花しかでなかった。電気は静電気でピリッとね。風はそよ風。
テッシュ一枚なら、なんとかちょっと先から手元まで持ってこれた。それだけだ。けどワクワクした。彼は超能力の修行に明け暮れた。それから一年後……彼は人生を謳歌してたんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 00:02:23
847104文字
会話率:36%
2020年、夏。東京オリンピックで競技に復活した野球。本国開催もあり国民の期待と声援を追い風に戦ってきた日本チームは順調に勝ち進み、決勝の舞台に駒を進めた。
決勝戦の相手は、クーバー共和国。アマチュア野球界では名の知れた強豪国で、破壊力
抜群の強力打線を軸に勝ち上がってきたチームだ。
試合は日本が1点リードのまま、9回裏の守りを迎える。マウンド上にはクローザーの小宮。しかし、金メダルが目前に迫ったプレッシャーからか、小宮の投球はピリッとしない。
その様子を、ブルペンに備え付けられたテレビから見つめる中継ぎ投手の藤原とブルペン捕手の相田。自分達の出番は無くなったと思いながら見つめていると、予想外の事態に直面する――!
※この作品は『35歳のピンチ・クローザー(https://ncode.syosetu.com/n4121kg/)』の補完的ストーリーです。こちらの作品をお読み頂けるとより楽しめると思いますので、もしよろしければどうぞ。
<『KAC2024 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~』参加作品>
第1回お題:書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』
〇この作品は『カクヨム』に2024年3月1日に投稿された作品を移植したものになります。
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16818093072865476070
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:00:00
4929文字
会話率:16%
私が前世の記憶を思い出した時、目の前にいる婚約者の腕にはべったりと浮気相手が張り付いていた。甘い恋に溺れる二人に胸焼けがする。私は甘いものがあまり好きではなかったのだ。
ピリッと辛いご令嬢と、そんな彼女にパクッと捕まっちゃうヒーロー
の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 17:10:11
4711文字
会話率:44%
800文字で完結するショートショート
8/30 noteより再掲
カクヨムにて掲載
最終更新:2023-10-30 06:00:00
800文字
会話率:32%
「あっ」
「……やっ、ちょっともおおおおおぉぉぉぉぉいたぁぁぁぁぁぁーい!
やだもおおぉぉぉぉ! あーん! ほんといたい! やだやだぁもぉぉー!」
嫌い、私はこの人が。
『嫌い』その言葉が身を乗り出すように
真っ先に頭に浮かぶほど、
芽衣は目の前の女、万里子を嫌っていた。
何かと仕草が大げさな会社の先輩。
書類を渡す際、静電気がピリッとなっただけで大げさに床に倒れ込み
オフィス中の注目を集めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 16:00:00
3438文字
会話率:16%
一味が聞いた市み産のピリッと効いた一味。
魂からの言葉を綴っております。
共感していただけたら幸いです。
キーワード:
最終更新:2022-08-10 22:46:47
219文字
会話率:100%
子育てが一息つき、パパママさんとの食事会を開いたときの会話で……記憶があいまいに?
最終更新:2021-12-05 04:19:15
619文字
会話率:47%
それなりの頻度で見かける「悪意がないのは分かるけどちょっとモヤッとしたりピリッとしたりする感想」について自分の考えを述べました。
最終更新:2021-10-14 12:00:00
2661文字
会話率:11%
自分勝手で素直になれない凡人魔導師と無表情で素直な天才魔導師は師弟の関係。相手を気遣ったり、時々喧嘩したり、それでも一緒にゆるりとしたり。
そんな彼と彼女のゆるっと、そしてたまにピリッとした師弟生活、覗いて見ませんか?
※この作品は小説
サイトハーメルンにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-18 10:03:38
8334文字
会話率:61%
世界に恐怖と混乱をもたらしていた、恐るべき魔王グレイゴーアは倒された。
勝利したのは七人の騎士。
だが、グレイゴーアは死の直前、騎士たちに恐るべき呪いをかけた。
それは、人々が彼らの名を忘れ、彼らもまた人の姿を失う忌まわしき呪い。
そして
、騎士たちのリーダーである最強の騎士は、異形の姿へと変わった。
そう、もふもふでふわっふわな、真っ白いウサギの姿に。
聖剣が変じたニンジン、キャロンダイトを背負い、ウサギになった騎士、ピョンスロットの冒険が始まる。
旅のお供は、国を魔女だった継母に奪われ、命を狙われるお姫様。
だけど、見た目も性格もゆるふわ。
そんな一羽と一人の二人三脚、メルヘン・ファンタジー。
見た目はウサギだが、中身はピリッとかっこいいのだ。
※ウサギとお姫様、二人の一人称を入れ替えながら描写します。
※ウサギになると脳内も割とウサギになるため、言葉にひらがなが多くなります。
第二章からは、リスの騎士ボーリスと、魔の森を巡る冒険。
魔の森はいけにえを要求する、恐ろしい魔女が住む森。
普通の武器が通用しない、恐ろしい魔女の手下に、周囲の国々は手出しできないでいた。
そこへいけにえとして連れてこられたふたご、ヘーゼルとグレーテ。
二人がボーリスと出会ったことから、物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-11 10:59:22
185057文字
会話率:41%
小説なんて書くのは簡単。日本語を知っていれば、小説なんてすぐに書けます。それなりの技術と道具があれば漫画だって描けます。肝心なのは、お話を考えること。決まりを考えて空想を膨らませること。 そこにちょっとだけスパイスを。 とてもと
ても奥深い科学の真髄を搾り出したその上澄みのちょっとピリッとするところをふりかけちゃいましょう。読者の方を、あっ、なるほど、と唸らせたら勝ち。アハ体験は何より勝るエンターテインメントです。本書は、そのほんのちょっとのピリッとしたところだけをカタログとしてみなさんにお届けするものです。 ※一部(どころか結構な部分)が「月立淳水の小説談議」からの抜粋、転載です※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 23:58:59
74084文字
会話率:4%
わたしが見てきたもの、聞いてきたもの。すべてノンヒィクションです。
これは、わたしの幽霊日記。あなたにはこの声、聴こえていますか?この姿、見えていますか?
最終更新:2012-01-08 15:21:26
8837文字
会話率:31%