-----戦争は外交手段の一つである。-----
これはプロイセン王国の軍人カール・フォン・クラウゼヴィッツが、その著書『戦争論』の中で述べた有名な言葉だ。
彼の分析からおよそ200年後の西暦2022年、世界は戦争の時代を迎えようとして
いる。
旧ソビエト連邦で発火した戦いはヨーロッパを、そしてヨーロッパを超えて世界に飛び火するのか?
未来は全く予断を許さない。
この物語はアメリカ人の高校生、ウィリアム・アシュレーの目を通して、世界の未来と人類の希望を考察する試みである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 00:36:33
11181文字
会話率:75%
かつて、クラウゼヴィッツは、「戦争を他の手段をもってする政治の継続である」と述べたという。
人間が技術的進歩と物質的繁栄を遂げ、宇宙空間に進出してもなお、それは変わらない真理であったようだ。
当初、厳しい宇宙空間では人々は互いの生存のために
協力しなければならなかった。
人類は社会を作り、互いに助け合っていた。
だが、人間の技術的発展によって、そのような時代は打ち破られていく。
政治体制の違い、経済問題の対立などの複合的な理由から、アテナイ共和国は、アイギス帝国に宣戦布告した。
戦争は開始されたが、包囲戦と陣取りゲームを繰り返すだけで、互いに、緩やかに消耗していくのみだった。
なぜなら、人類にとって過酷な宇宙空間にあっては、大きな損害を出すことは、双方にとって好ましいことではなかったからだ。
しかし、その膠着状態を打ち破られていく。
主人公レイは、アテナイ・アイギス戦争をその身で味わうことになる。
注意書き
王立宇宙軍と帝国軍は同一のものです。
帝国は自国の軍を王立宇宙軍と呼んでいます。
共和国は王立宇宙軍を帝国軍と呼んでいます。
もっぱら文中では、アイギス帝国は単に帝国と呼ばれ、アテナイ共和国は、共和国と呼ばれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 23:00:00
44017文字
会話率:33%
クラウゼヴィッツ王国のセルランス公爵家には、紛れもない神童が存在していた。
名はヴィクター・セルランス。異常な魔術の才から千年に一度の逸材と将来を期待されていた。
しかしある日、彼はとある事情によりその身に宿す魔力回路の99%を損失してしま
った。
魔力の大半を失ってしまった彼は公爵家を勘当され、その姿を消した。
彼が表舞台から去ってから5年後、クラウゼヴィッツ王国では命成魔術で作られた獣による被害が増大していた。
特務騎士団に所属するアリサはある日、命成魔術から一般人を助けるために魔力をほぼ使い切り追い詰められてしまう。
そんなアリサのことを助けたのは、先刻助けた矮小な魔力しか持たない一般人だった。
命成魔術を拳の一撃で吹き飛ばした彼は、月明かりの中自信満々に自己紹介する。
「我の名はヴィクター。ヴィクター・ライラック。しがない平民である!!」
5年前勘当された元神童が再び表舞台へと上がり、ありとあらゆる魔術を打ち砕いていく!
※成り上がり、主人公最強です。
※1話 大体1000~3000文字くらいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 20:09:48
28162文字
会話率:43%
時は暴走族全盛期の80年代。
オレ、花田雄司(はなだゆうじ)率いる〝魔蛇足袋(マタタビ)〟は、ノリでワルをやってるシャバ僧どもの集まりだった。
ある夜、オレたちはガチ寄りのワルが率いる強豪チーム〝如虎邪羅死(ネコジャラシ)〟の襲撃に遭い、
ダチの勇武(いさむ)が鉄パイプでブン殴られて意識不明に。
翌朝、勇武はどうにか意識を取り戻すが、目覚めた途端に妙なことを言い出しやがった。
「我が名はジーク・フォン・クラウゼヴィッツ。こことは異なるもう一つの世界で、魔王を倒す使命を帯びた勇者だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 22:41:50
5483文字
会話率:38%
魔物の帝国インダリアは、長らく人類との争いを続けていた。そんな中、今亡き先代魔王に代わって新魔王に就任した一人娘のエレナードは、退屈な日々を送っていた。
戦争って言っても、どこで何が起きているの?
箱入り娘のエレナードは、部下達の気遣
いにより外界の情報を殆ど知らされず、人類との戦争は遠い地の出来事でしかなかった。
そんなある日、魔術師のエニセイがエレナードに一冊の書物を差し出す。
「これは異世界より転移させた書物を解読したものです」
そう告げたエニセイが取り出したのは、地球(アース)と呼ばれる異世界の軍人クラウゼヴィッツが記した『戦争論』と表される書物だった。
暇を持て余すエレナードは、『戦争論』を始めとした様々な書物を読みふけり、戦争のなんたるかを理解する。同時に、魔王軍が窮地に陥っていることを始めて理解した。
地球(アース)で培われた軍事知識を得て天才軍師となった魔王エレナードは、いかなる軍略を用いて人類に対抗するのか? いかにして魔物達の生存圏を確保するのか?
戦争と平和の本質をコミカルに描いた本格軍略作品がここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 20:22:31
204790文字
会話率:26%
ごく普通の高校生ユーヤは異世界の魔法陣によって勇者として呼び出される。そこは魔法とスキルが当たり前に使われているファンタジー世界だった。しかし、レアスキルが確約されているはずの異世界勇者でありながら、ユーヤのスキルはなんと『ハズレ』。おま
けに呼び出されたその王国は大陸の中でも最小最弱の国。周りは俊敏性に優れた獣人や、飛行能力のある竜人達の国に囲まれており、さらに国内は飢え死に出まくり大飢饉のまっただ中。内政しようにも資源も金も無い。……コレもう詰んじゃってるよね? レベル1、装備無し、魔法無し、チート無し、スキル無し、運動神経は自慢じゃ無いがゼロ。
そんな状況から、召喚されて12時間後にドラゴンに勝利し、やがて大陸全土に覇を唱えるユーヤには七つのちょっとした秘訣があった。
(ラノベ3巻分 あっさり完結しちゃうB級作品です(;´Д`)
(2019/9/1 日間完結済ランキングBEST300に53位でランクインしました。ブクマや評価を入れて下さった方、ありがとうございます!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-31 19:00:00
420377文字
会話率:52%
東京都外れにある名私立校 精霊学院高校で大量変死事件が発生した。
生徒60人の犠牲者が出たところで警視庁は、校内あるいは街にテロリストが潜伏している可能性とみて、一体を封鎖。
精霊学院高校にSAT一個班を派遣するが・・・。
最終更新:2012-04-01 19:22:27
4553文字
会話率:44%